道場興行情報

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1日 8日 15日 22日 29日


2月1日(日)
×九頭竜紅葉 九頭竜紅葉デビュー戦15分一本勝負
5分49秒、ジャンピングサイドバスター
西園寺京
 第1試合はルーキーのデビュー戦。九頭竜は開始直後に腕の取り合いを制して西園寺の体をジャベで極める。しかしロープワークでの動きでもたつきを見せてしまい西園寺に簡単にペースを取り返される九頭竜。
 バッドガール、スイングネックブリーカードロップと首攻めを見せた西園寺が首から落とすジャンピングサイドバスターの後抑え込んで試合を決めた。九頭竜はグラウンドに見るべき所がある様子を見せたところでの敗北。今後に期待である。
沢田ちひろ
長宗我部美幸
三嶋リナデビュー戦15分一本勝負
8分18秒、パラダイスロック
三嶋リナ×
風祭元気
 第2試合も新人のデビュー戦となった。こちらはタッグマッチで、新人三嶋リナは風祭と組んでの登場となった。三嶋はチアガール風のコスチュームを身に纏って登場。コーナーから飛び込むリングインを見せるなど、静かな様子だった第1試合の九頭竜と比べてアピールが大きい。
 先発を買って出た三嶋は沢田とまずは手合わせ。沢田もデビューしたばかりの新人。ボディスラムとドロップキックの打ち合いという新人らしい展開。デビュー戦の硬さを見せないで手数を多く繰り出す三嶋だが、沢田はしっかりと受けきってボディスラムで反撃。三嶋の隙をついて長宗我部とチェンジ。
 長宗我部のペースにうまく試合を運べない三嶋は風祭と交代。すると長宗我部は沢田との早いタッチワークで風祭を攪乱。また、三嶋に対しても沢田のみかん攻撃が炸裂?する。なんとか持ち直した風祭は場外に沢田を落としてトペ・トビウオで追撃。リング上は長宗我部と三嶋に。
 三嶋はトラースキックを長宗我部に決めて動きを止めてから組み付く。ところが簡単にひっくり返されてしまった三嶋はそのままあっという間にパラダイスロックに固められる。場外では沢田が風祭に抱きついてカットを妨害。助けの来ない三嶋、ギブアップ。

コメント:
三嶋リナ 「悔しいなあ。勝つつもりだったんだけど」

沢田ちひろ 「ふあ!派手な入場ですねぇ。思わず感心しちゃいましたぁ。     ちひろも負けずにみかん投げ炸裂ですぅ!どう?おいしかったぁ? 体格では負けるけど、基本なら負けないよぉ。もういっぺん勝負ですぅ。」
(いつかは自分のホールドで勝ちを決めたいちひろだった)
×MARINA 15分一本勝負
10分28秒、ハイパーサイクロン
羽鳥真澄○
 チンクラッシャー、じぶんぎょらいなどの頭突き攻撃に苦しむ羽鳥。しかしグローブをはめていることが幸いし、頭で迎撃されても尚パンチを連続で叩き込むことによってMARINAをひるませる。
 ローキックでMARINAの足を止めていった羽鳥はさらにミドル、ハイとキックを連発。ハイキックはロープブレイクで決めきれなかったが、必殺の跳び回し蹴りハイパーサイクロンでMARINAを沈めた。

コメント:
羽鳥真澄 「よしっ! 去年の借り返すまでは立ち止まってらんないですからね。津上さんが参戦してくるまでに、こっちはあっためときますって!」
香取梢 15分一本勝負
6分27秒、ディープ・インパクト
清水楓×
 ローリング娘。の同門対決。ベーシックなロープワーク合戦から入る静かな展開。手数が多いのは清水。しかし香取もしっかりと受け身を取って反撃していく。
 清水は飛びついてティヘラを仕掛けようとするが飛びついたときに飛びすぎて香取の頭をハサミ損ねる。そこで「小さくてミスしたでござる」と笑いを取る。しかしこれが香取に火をつけた。連続DDTから小魔神スイング、そしてとどめのディープ・インパクトと猛攻を受けてしまいジ・エンド。

コメント:
香取梢「ノーコメントですっっ! 知らないんだから!!」


清水楓 「口が滑った…でござる」
×オリビア 20分一本勝負
7分20秒、鬼百合固め
鬼姫結梨花
 ゴングと同時に鬼姫に殴りかかるオリビア。鬼姫は一度場外に待避してから立て直す。リングに戻った鬼姫はオリビアをコーナーに叩き付けるとスペースローリングエルボーからフェイスクラッシャーへ繋ぎ、更にフラッシングエルボーで追撃。流れるような動きでペースを取り戻す。
 オリビアはマッハパンチで強引に鬼姫を殴りつけるが、鬼姫は低空のタックルからグラウンドに持ち込む。グラウンドが苦手のオリビアはスリーパーで体力を奪われる。そして鬼姫がリング中央で鬼百合固めを決め、ギブアップを奪った。

コメント:
鬼姫結梨花 「ふははは!どうだ!これが鬼姫様の実力だ!暴れん坊バニーなんかに負けてたまるか〜っ!ロー娘。の力を思い知ったか」
刹那
青柳つかさ
20分一本勝負
13分58秒、フライングニールキック
スペル・メイガス
柊美鈴×
 この日もオリビア組(仮)の暴走ファイトは止まらない。柊、メイガスとも分断された後に二人がかりでの攻撃に晒されてしまう。メイガスがメイガスボンバーで青柳をはじき飛ばした直後も刹那がクリムゾンスタンピートで突進しメイガスは半失神状態。
 ロンリーバトルとなった柊、青柳の蹴りと刹那のパワー殺法に翻弄されてしまう。ローリングエルボーを刹那にはなったのが最後の反撃。青柳のフライングニールキックに崩れ落ち、3カウントを聞いた。

コメント:
青柳つかさ「覆面脳天気娘もエルボーバカ一代も100万年早いんだよ!相手になるかオラ!エー!」

柊美鈴 「この辺が潮時なのかも知れません…。長くやってるのにオリビア組(仮)にいいようにやられて、下の子を引っ張ることも上に上がることも出来ないし…。大きな怪我がない今がやめ時かなって思います。…もう少し、考えてみます」
スペル・メイガス「みっともない姿を見せちゃいました・・・柊さん、ごめんなさい」


2月8日(日)
×九頭竜紅葉 15分一本勝負
7分40秒、Xファクター
清水楓
 ファーストコンタクトからロープに振ろうとした清水の腕を後ろにねじり上げた九頭竜、そのままマットに押しつけると体勢を入れ替えながら横入り式のSTFを仕掛ける。これはすぐに振りほどいた清水だが、九頭竜は次に足を取って4の字ロメロ、フレチータ1号で清水を捕らえる。開始からいきなり早い動きでのジャベを見せた九頭竜。しかし清水はすぐにドロップキックやティヘラなどヒットアンドアウェイで九頭竜を翻弄。自分の展開に持ち込んだ清水はコンプリートショット、Xファクターと顔面砕きを連発して九頭竜を沈めた。

コメント:
清水楓 「捕まったときは蜘蛛の巣にかかった蝶のように苦しかったでござる。しかし一度距離を取ってしまえば楽でござった」

九頭竜紅葉 「あれがこうなって、あのときにこうなればきれいに決まったのに…。あんなに動かれたら捕まえきれないよ…」
沢田ちひろ
長宗我部美幸
20分一本勝負
12分00秒、クロスアームバー
三嶋リナ×
西園寺京
 長宗我部と西園寺、同期がそれぞれルーキーと組んでタッグマッチで対決。西園寺は沢田をキャメルクラッチで捕まえると、三嶋を呼び込んで顔面に低空でドロップキックを放たせる。さらに二人がかりでブレンバスターを放つなど、連携を鍛えるようにリード。長宗我部は沢田の危機を時々助けに入るが、基本的に見ているだけの時間帯が続く。
 三嶋、サルモネラを沢田に決めてフォールにはいる。しかしカウントを取ろうとしたレフリー石黒の前に長宗我部が正座で座り込んでなにやら話しかけてしまう。思わずカウントを止めてしまうレフリー。完全に3つ入っていたタイミングなのに沢田はこの隙にフォールを返し、場外へ逃げてしまう。これには三嶋と西園寺が抗議、しかし認められない。西園寺がレフリーに追い立てられてコーナーに戻る隙に長宗我部が三嶋をクロスアームバーで捕まえてしまう。レフリーが気付いたときには完全に入りきっており、三嶋ギブアップ。


コメント:
沢田ちひろ 「(みかんを首に当てて冷やしながら)・・・うきゅう・・・。今日は完全にフォールされちゃってた試合でしたぁ。 悔しいですぅ・・・。先輩の機転で逃れたけれどぉ・・。実力差なのですかぁ? もっと練習してガンバりますぅ。」

三嶋リナ 「ううう、卑怯もの〜」
西園寺京 「ルーダ経験者のうちより長宗我部の方がよっぽど汚いっての…」
×白鳥由帆
柊美鈴
20分一本勝負
10分45秒、まりなすたなー
羽鳥真澄
MARINA
 羽鳥が突っ込んで白鳥にパンチを放とうとするが、白鳥は長い腕で羽鳥の頭を抑える。すると羽鳥のパンチが空を切った。怒りに赤く染まった表情のまま羽鳥はさらに拳を繰り出すが、白鳥には届かない。一度距離を取った羽鳥、跳び膝蹴りで屈辱をはらそうとするも、今度はブレイジングチョップに迎撃されてしまう。しかしすぐに起きあがった羽鳥、今度は姿勢を低くして懐に潜り込むとボディに連続パンチ。さらに白鳥の体が折れ曲がったところにアッパーカットと見事なコンビネーションで一矢報いる。
 羽鳥は柊と、パンチvsエルボーのゴツゴツした戦いも展開。これはほぼ互角勝負も、最後に蹴り技を放った羽鳥が優勢に。しかし羽鳥がとどめを狙って放ったバックハンドブローを柊なんとかガード。素早く飛びついて回転十字固めでフォールを狙う柊。これは簡単にクリアする羽鳥。
 白鳥、MARINAの脳天にブレイジングチョップ。しかしこれは自爆であった。MARINAにもダメージは入ったが、それ以上に自分が痛がる白鳥。MARINA、じぶんぎょらい白鳥の腹部に直撃させると白鳥の頭を掴んで自分の頭の上へ。軽くジャンプした後しりもち式にチンクラッシャー、まりなすたなーを見事に決める大きな落差に白鳥ダウン。3カウントが入った。

コメント:
柊美鈴 「今月いっぱいでリングを降りようと思います。プロレスは大好きですけど、現役として出来ることはもうないです。自分なりにできることをやってきましたから。最後の相手は、キャノンボール焔選手を指名しようと思います。来週から来てもらえますので、そのときに正式にお話をするつもりです」

羽鳥真澄 「デカイ相手もやり方次第で倒せるからね。は? 柊さんが引退? あ、そう。ここでのカベって意味では、狙ってたんだけど。自分で決めたことなら周囲が言うことなにもないでしょ。シングルってのはやりたいと思うけどね」
刹那
×青柳つかさ
オリビア
20分一本勝負
15分34秒、反則
スペル・メイガス
香取梢
鬼姫結梨花
 ロー娘。の入場途中にいきなり襲いかかるオリビア組(仮)。場外で香取に刹那がボディスラムを放ち、青柳が鬼姫を鉄柱に叩き付け、オリビアがメイガスを殴り倒す。イニシアティブを取ったオリビア組(仮)は香取を集中攻撃。流血で動きの鈍い鬼姫は助けに入ろうとするがオリビアに殴りつけられて場外転落。刹那はクリムゾンスタンピートで香取をマットに叩き付けてフォール。メイガスがカットにはいり事なきを得るが、すぐにオリビアがコーナー最上段からエルボースタンプで降りかかってメイガスを攻撃。さらに香取を場外に放り捨てた刹那と共に、メイガスをサンドイッチラリアット。傍若無人の振る舞いである。
 香取を攻め続けるオリビア組(仮)だが、鬼姫がなんと椅子を持ち出して青柳を背後から襲う。香取を助け出して交代した鬼姫、さらに椅子で殴りつけてレフリーに注意される。ところが、鬼姫が捨てた椅子を拾い上げた青柳が鬼姫をめった打ち。さらに刹那と青柳も乱入し、メイガスと香取をリングに上げさせない。レフリーの注意を聞かないオリビア組(仮)に反則負けの裁定が下された。

コメント:
鬼姫結梨花 「くやしい…くやしいよ!いつまでもこんなプロレス続けててただですむと思うな!こうなったら何でもやってやる!どんな手を使ってでも勢いを止めてやるからな!ってことで梢!青柳のウェルターベルトに挑戦して!あのベルトを取り戻すんだ〜っ!」
スペル・メイガス「・・・あんなのはプロレスじゃないっ!見てろ、絶対思い知らせてやるっ!い〜っだ!!」
香取梢「わたし、不良の喧嘩がしたくてプロレスラーになったわけじゃないのに……」

青柳つかさ「まともにやっても中途半端。椅子使っても中途半端。あたしらに対して椅子使おうなんて300年早いってーのさ」
オリビア 「弱いモンは何やったって弱いんや。反則負けなんか負けのうちに入らへんしな。ま、流血もさせたったし、今日はこの辺で勘弁しといたる」


2月15日(日)
 試合が始まる前に姿を現した青柳がマイクアピール。
青柳つかさ「なんか先週、結梨花のあほうが梢がウェルターに挑戦するとか言ってたみたいだけど、次は王者権限で長宗我部で決定済み!お呼びじゃないからひっこんどれ!」
 と、ロー娘。を相手にしていないかのような発言。オリビア組(仮)とロー娘。が一触即発のムードになる。しかし、そこにあらわれた長宗我部が深々と頭を下げる。
長宗我部美幸 「ふつつか者ですが、よろしくお願いします」
 なんともいえない空気になり、両軍にらみ合いながらも乱闘になることは避けられた。
×白鳥由帆 支倉千代デビュー戦15分一本勝負
6分58秒、のど輪落とし
支倉千代
 高校新相撲横綱支倉千代、レスラーデビュー第一戦は、WWPLで最長身の白鳥。最重量となる支倉との重量級対決である。支倉の胸元にチョップを叩き付ける白鳥。支倉は張り手で反撃。互角の両者、ロープに跳んで勢いをつけると正面からぶつかり合う。はじき飛ばされたのは先輩の白鳥。支倉は逆エビ固めを仕掛けようとするが、これは白鳥が素早くポジションを入れ替えていく。グラウンドのポジショニング技術では白鳥がはるかに上だが、支倉の重量、柔軟性に極めきれない。
 一度し切り直したところから支倉が対角線に押し込みながら張り手を連発。ふらつく白鳥の首元を掴んだ支倉は、強烈なのど輪落とし。四股のような踏みつけフォールで白鳥から白星を奪ってしまった。

コメント:
支倉千代「初日白星発進なんて幸先がいいです。道場って、相撲で言うといわば幕下ですよね。精進して幕内(一軍)、さらには上位三役みたいなのになれたらいいなと思ってます。これからも「ちよちゃん」に暖かい声援をお願いします」
×三嶋リナ
香取梢
20分一本勝負
12分26秒、Xファクター
九頭竜紅葉
清水楓
 香取と清水がルーキーを引き連れての対戦。まずは香取が九頭竜と腕の取り合いから九頭竜の仕掛けたジャベを抜け出し、DDTを決めて先制。三嶋と九頭竜の新人対決は、三嶋がトラースキックからサルモネラと三嶋ペース。
 一方清水は顔面破壊技やティヘーラを駆使して場を盛り上げる。12分頃、三嶋は清水のスーパーデジャヴの受け身を失敗したか、首筋を押さえて動きが止まってしまう。九頭竜に香取を牽制させた清水、三嶋にXファクターでとどめを刺した。

コメント:
清水楓 「修行が足りないでござるよ」

香取梢「三嶋さんに悪いことをしてしまいました。ふがいない先輩でごめんなさい」
三嶋リナ 「く、首が…」
キャノンボール焔
×マンティス笹倉
<アンバランス>
20分一本勝負
10分34秒、反則
沢田ちひろ
長宗我部美幸
試合前、柊が引退試合に指名したことを聞いた焔は「えっ、柊さん引退っ? それで指名が私?!・・・受けますっ! そんな重要な試合に指名して頂いた以上、全力全開で挑ませて貰いますっ!!」とコメントを残した。そのために勢いをつけようと、序盤から積極的に攻め込む。強烈なエルボー一撃で沢田をダウンさせ、フォールに入る焔。しかし、長宗我部がレフリー石黒の手をつかんでカウントを止めさせてしまう。調子を外された焔は沢田のローリングエルボーのおかえしをもらってしまう。
 笹倉がマイペースで試合の流れを持ち直していくが、攻めの勢いが少ない分、沢田もブレンバスターや股裂き式逆エビ固めなどで笹倉に対抗。決めきれないが元気の良さを見せていく。沢田が笹倉のスリーパーに捕らえられたときに長宗我部がカットへ。そして飛び込もうとする焔にレフリーの注意を向けさせる。すかさず用意していた椅子を笹倉に渡すと、悲鳴を上げて倒れ込む。レフリー、これを笹倉が椅子で殴打したとして反則裁定を取ってしまった。

コメント:
長宗我部美幸 「沢田さんはよく頑張りました。すごくやりやすいです」
沢田ちひろ 「ふいい・・・。長宗我部さんと組むと負けませんねぇ。 ほんとに良いんでしょうかぁ・・?実力以上の結果がなんだか怖いですぅ。タッグの専門家はやっぱりすごいですねぇ。いつかフォールとか取りたいですぅ。にこ」


キャノンボール焔「問題無しっ!今日は小細工に勝ちを譲ったけど来週のタイトルマッチ、それと再来週の・・・引退・・・試合には小細工が入る余地は無いですからっ!!」
マンティス笹倉「・・・ったぁ〜く。あげな手に引っ掛かるっちゃ我ながらヤキが回ったモンで(苦笑)。まっ、沢田はんの手の内ば見せて貰うとに、ちぃと時間ば掛け過ぎましたわ」
羽鳥真澄
△津上美紗
20分一本勝負
12分28秒、両者リングアウト
風祭元気
西園寺京
 西園寺と風祭は、パートナーが戦っているところを常に場外からアシストをしてKIZUNA組をいらつかせる。コーナーに控えていた羽鳥がとうとう我慢が出来なくなり、場外から津上の足を引っ張った風祭に襲いかかる。津上、西園寺もこれを見て場外に降りて乱戦に。場外戦ではウエストウインドに分があった。風祭はサーフボードを羽鳥に投げつけ、羽鳥が受け取ったところにドロップキック。そしてWWは二人がかりで津上を攻め立てる。場外カウントが数えられて両者リングアウトを確認したウエストウインド、「こっちの計画通りだったな!」と台詞を残して引き上げていった。

コメント:
コメント:
羽鳥真澄 「くそっ! あたしがあそこでやられてなけりゃ‥‥。津上さん、すみませんでした! 忘れるなよ、西風!! 必ずぶっとばしてやるからな!!」
津上美紗 「わたしがタッグ下手だから‥‥。2対1でもがんばれるくらいわたし強くならなきゃいけないのに‥‥」
刹那
×青柳つかさ
オリビア
20分一本勝負
14分48秒、下克上エルボー
スペル・メイガス
鬼姫結梨花

柊美鈴
 引退を決めて吹っ切ったか、柊が最後の燃焼とばかりに鋭い動きを見せていく。これにはさすがのオリビア組(仮)も勢いに押されてしまう。そこで、3人がかりで柊を襲うオリビア組(仮)だが、これは鬼姫が椅子を持ち出して背後からオリビア組(仮)を襲い返し、柊を救出。メイガスも首魁・オリビアにメイガスボンバーを叩き込んで大きくアピール。
 最後は刹那のクリムゾンスタンピートが青柳に誤爆してしまい、青柳ダウン。そこを柊が下克上エルボーでとどめを刺し、勝利をもぎ取った。
 試合が終わると、オリビアがマイクで柊を腐す。
オリビア 「今のはなあ、柊が凄いんや無いで。刹那の突進が強すぎたんや。そうやなかったらあんなへぼエルボーでつかさちゃんが沈むかいな。ま、もうじきおらんようになるやつなんかに勝とうが負けようがうちらはどうでもええねん。せやから今日はこれくらいで勘弁しといたる!」
青柳つかさ「まあそう言うこと。辞める奴に負けたって痛くも何ともないからなあ。別にどうって事無い。まあそれはそれとして、刹那!あんた今日の晩飯と明日の朝飯抜き!」


コメント:
スペル・メイガス「オリビアさんも青柳さんも、『ロー娘。』を舐めるとこうなるってことを憶えておいて欲しいもんですね。それはそうと・・・今日は柊さん見てて火がつきました。引退だなんてまだ信じられないですけど・・・安心してあとを任せてもらえるように頑張るだけですっ!」

青柳つかさ「まあはっきり言って今日の試合はどうでも良かったし。それよりは20日。上でぬくぬくしてる連中をぽてくりこかして来るつもりだからまあ楽しみに見とけ」


2月22日(日)
沢田ちひろ
九頭竜紅葉
白鳥由帆
20分一本勝負
10分00秒、フットスタンプ
支倉千代
風祭元気
西園寺京
×
 沢田と九頭竜、支倉の相手をお互いに譲り合ってしまう。支倉は二人に近づくと、二人まとめてロープに振って返ってきたところにぶちかまし。叩き付けられてうめく沢田と九頭竜は場外に転がり出て、白鳥に任せてしまう。白鳥は前回の雪辱とばかりに支倉をサイドスープレックスで投げきり、アマレスで培ったブリッジの強さを見せる。
 白鳥が支倉を抑えても、ウエストウインドの連携がある。しかし沢田はセルフサービス、横須賀ニーなどの合体技を受けながらも、みかんを風祭の顔面に命中させて流れを断ち切るという粘りを見せる。さらに九頭竜がフレチータ1号で西園寺のスタミナを奪い取る。沢田と九頭竜が拙いながらもウエストウインドに対抗していき、最後は沢田がブレンバスター、セントーン、フットスタンプと西園寺を攻め込んで3カウントを奪い取った。


コメント:
沢田ちひろ 「うわあ・・。こんな大きな子があたしの後輩ですかぁ・・?いやですぅ・・。シングル戦はごめんですぅ。・・とかいってたら・・ハンディキャップマッチで負けたりしてぇ・・。それもいやだしぃ。ちよちゃん・・?ちよ様じゃないですかぁ?でもぉ!!とにかくぅ!!初フォール取り!やったあぁぁぁぁ!うっれしいぃ!しかも・・先輩からぁ!うれしいですぅ!きゃは!」
(フィニッシュがとれてうれしさを隠せないちひろだった。)



西園寺京 「うちらに負ける要素があったかあ…?」
風祭元気 「ビギナーズラックよ、ビギナーズラック…」
支倉千代「う〜ん、タッグマッチ…団体戦とかとも違うし…難しいです」
×香取梢
鬼姫結梨花
20分一本勝負
16分7秒、フライングハンマーヘッド
MARINA
長宗我部美幸
 開始5分ごろ、MARINAの猫だましから長宗我部のスクールボーイで鬼姫があわや3カウントを取られそうになる。これで焦る鬼姫を、長宗我部はロープパラダイスでロープに結びつけてしまう。香取は梢スタナーで長宗我部を追い払うと、鬼姫の手足をほどき救出成功。さらにMARINAへDDTを連発して硬い頭をマットに突き刺していく。
 調子が出てきて、攻勢にまわるロー娘。は長宗我部に香取のディープ・インパクトを決めてフォール。三つ入ったと思われたが、長宗我部はレフリーの腕をつかんでカウントを妨害。抗議する香取に、レフリー石黒も長宗我部を正座させて説教モード。ところが、香取の背後からMARINAがじぶんぎょらいで突っ込む。不意を打たれて倒れ込む香取に、MARINAはコーナートップからダイビングヘッドバット改めフライングハンマーヘッドで降りかかる。フォールに入るMARINAを見て、長宗我部はレフリーにそちらを見るよう促す。この見事な連携でMARINAが3カウントを奪ってしまった。


コメント:
鬼姫結梨花 「毎度毎度姑息な手を使うなあ。まったく、あれを許していいんだろーか」
香取梢「ショックです。長宗我部さんがああなのはもうどうしようもないですけど、MARINAさんまで悪の道に引き込まれてしまうなんて……」
羽鳥真澄
柊美鈴
×津上美紗
20分一本勝負
13分20秒、クリムゾンスティンガー
刹那
青柳つかさ
オリビア
 羽鳥はパンチとキックのコンビネーションでオリビアをコーナーに追いつめる。ところが、すかさず刹那と青柳が羽鳥の背後から襲いかかり3人で羽鳥を踏みつけていくオリビア組(仮)。これには柊と津上が救出に入り、乱闘状態になる。柊のローリングエルボーが青柳に決まり、羽鳥もオリビアをジャンピングニーで場外に叩き落としていく。そしてリング上に刹那と津上が残る。
 津上はフライング・レッグボンバーやミサイルキックなど刹那に捕まらないよう戦っていく。キングコングラリアットも身をかがめて回避すると、背後からドロップキック。そしてミーシャブーメランで追撃と、追いつめていく。しかし、人工衛星ヘッドシザースを狙って飛びついたところを風車式に持ち上げられてしまう津上。そのまま刹那はナイアガラドライバー風に叩き付け、フォール。慌ててカットに入ろうとした羽鳥と柊を、オリビアと青柳が場外から椅子で殴りつけて妨害。カウンターの一撃に、津上返せず。
 勝ったオリビア組(仮)は青コーナーの3人をリング上から蹴散らす。そしてオリビアがマイクアピール。
オリビア 「どうや! うちらが勝ってみんなご機嫌ちゃんやろ!」
 当然場内からはブーイング。
オリビア 「どいつもこいつもたいしたことあらへん!まあ、うちらは一軍相手でも一歩も引かへんかったからなあ!当然の結果や!そろそろタッグもいったろうか!この次の勝った方!うちと刹那のタッグが挑戦したるから、ビビらんのやったら受けてみい!怖いいうて断るんならそれでもかまへんけどな。今日の所はこれで勘弁しといたるわ!」
青柳つかさ「タッグベルト、ここにいるオリビアと刹那がきっちり強奪してみせるからアホどもよう見とけ!どっちでもええぞ!」


コメント:
青柳つかさ「タッグに関してはオリビアと刹那に任せた。あたしはよう判らん」


羽鳥真澄 「あのバカども!! 舐めやがって!! ウェルタータッグへの挑戦だ? ふざけるな!! あたしと津上さんでやってやるよ!! それならあいつらも文句はないだろ! おい、挑戦者決定戦やらせろ!! あたしがトコトンど突いて、津上さんの命知らずの飛び技で、あいつらの息の根止めてやる!」
津上美紗 「柊さんとの最後の試合だったのに、わたしが足引っ張っちゃって‥‥。このまんまじゃ終われないっスから、絶対に。真澄ちゃんの言うとおリ、わたしたちにだって挑戦権はあると思うし。エクストリームスタイルだって引けは取らないっスよ。なんたって、高村さん直伝っスから、わたしは! WWPLでラダーの解禁も‥‥、ヴォルカニック・ボム(ラダー上からのスワントーンボム)だってあるっスから。必ずやっつけるっスから!!」
王者組
キャノンボール焔
○マンティス笹倉
<アンバランス>
WWPLウェルター級タッグタイトルマッチ30分一本勝負
18分9秒、スリーパーホールド
※18分9秒、初代王者が5度目の防衛に成功
挑戦者組
清水楓
スペル・メイガス
×
<ZOOM>
 ウェルタータッグに二度目の挑戦となるZOOM。今度こそベルトを勝ち取ると気合い十分の入場を見せる。しかし気合いなら焔も負けず、開始前からリング上で熱い火花を散らす。
 清水と焔のロープワーク合戦でスタート。側転やバク転などで焔の間合いをはずす清水はハンドスプリングリバウンドから後方回転して足から焔に飛びつくと、そのままコルバタに繋ぐ。かつて雅が使っていた後方回転のコルバタ、「闇燕」にハンドスプリングリバウンドを加えた形である。焔の使う、ハンドスプリングリバウンドからの後方回転エルボードロップ「スーパースターエルボー」を意識した形か。焔もこれを受けると再びロープワーク合戦へ。今度は焔がショルダータックルで清水をはじき飛ばす。さらにエルボーバットで追撃していく焔。
 場外へ退避した清水に変わってメイガスがリングイン。焔にアームホイップを仕掛けてからすぐにカバージョへ。体重差があるためにスタミナを奪われていく焔。メイガスは自らカバージョをはずすと、焔をコーナーにスルー。そして串刺しメイガスボンバーで焔からダウンを奪う。そして焔が立ち上がるタイミングに合わせてミラクルくるくるキックを決め、フォール。これは笹倉がカット。
 焔がやや攻め込まれる展開ながら、笹倉のフォローで持ち直すアンバランス。焔は渾身のバーティカルエルボーで清水に大ダメージを与え、リング上は笹倉とメイガスの一騎打ちに。メイガスがローリングクレイドルホールド、笹倉はスモールパッケージホールドと丸め込みをお互い返し、メイガスボンバーも笹倉の蟷螂拳式蹴りもお互い耐えきる。17分ごろ、バックの取り合いからメイガスがジャーマンスープレックスを狙う。一度持ち上げられかけた笹倉だが、なんとか堪えると背後を取り返し、すかさずスリーパーホールド。焔が清水のカットを防ぎ、助けの来ないメイガスはとうとうギブアップ。アンバランスが5度目の防衛を果たした。


コメント:
キャノンボール焔「ぃよしっ!かなりキツいのも貰いましたけど、それでも必殺の一撃を繰り出せる以上は、私達が最後まで立っててみせますよっ!シングルでも、タッグでも!!」
マンティス笹倉「いやぁ〜。がしゅはんがちぃと消耗した後やから何とか粘り勝ちば貰うたですなぁ〜。ま、そいがタッグのよかとこでっけど。正直シングルじゃ辛かですけん、アレに対抗すっとは」
キャノンボール焔「あ、それと。さっきタッグベルト挑戦って話が出たみたいですが。受けます!そして・・・勝ってみせますっ!」
マンティス笹倉「・・・闘牛相手は面倒じゃけど、ねぇ」

スペル・メイガス「今回こそはって思ってたんですけど、楓ちゃんには悪いことをしました・・・。負けたボクが言うのも何ですけど、(次期挑戦者の)オリビア組の相手は譲りますから、きっちり勝って下さいねっ。それから焔さんっ!・・・来週はいい試合、期待してますんで。ありがとうございましたっ!」


2月29日(日)
沢田ちひろ
MARINA

白鳥由帆
20分一本勝負
10分35秒、リングアウト
三嶋リナ
風祭元気
西園寺京
 沢田は数ヶ月とはいえ先輩らしく三嶋とのドロップキック合戦を制し、フルネルソンに捕らえる。MARINA、白鳥もそれぞれ自分の動きを発揮して風祭、西園寺相手に優勢な試合運び。しかしウエストウインドは試合場を場外に移して乱戦に持ち込む。結局リングアウトまで赤コーナー組をリングに戻さず、相打ちで終わった。

コメント:
西園寺京 「ま、こんなもんでしょ。予定通り予定通り」
清水楓
スペル・メイガス
20分一本勝負
9分12秒、Xファクター
九頭竜紅葉×
津上美紗
 津上とメイガスのぶつかり合いが会場を沸かせる。津上の早い動きで手数を出し、それを翻弄されつつもメイガスがカウンターで一撃を津上に加えていく展開。しかし試合の決着は清水と九頭竜。九頭竜が清水をバターロールに捕らえるも、これをメイガスのカットで助かった清水は、人工衛星ヘッドシザースなどのティヘラで攻め、とどめにXファクターでピンフォール。

コメント:
スペル・メイガス「いや〜、やっぱり津上さんは速いですねっ。ただまあ、向こうはパートナーがくずりん(九頭竜のことらしい)でしたから。ベルトは逃しましたけど、タッグじゃあそう簡単にやられるわけにはいきませんよっ。じゃ、久しぶりに・・・Z・O・O・M、ZOOMっ!」
鬼姫結梨花 20分一本勝負
9分58秒、鬼風車
香取梢×
 同期でロー娘。の仲間対決。グラウンドやロープワークを巡る戦いではほぼ互角。しかし体重差が大きく、鬼姫のカチ上げエルボースマッシュに押されていく香取。DDTや梢スタナーで優勢な場面も作り出す香取だが、結局体重差を跳ね返せず強引な鬼風車に沈んだ。

コメント:
香取梢「結局体格差で押し切られたのが悔しいです。でもこのままじゃ済ませません、結梨花も、オリビア組もきっとまとめてわたしが止めて見せます!!」
×刹那
オリビア
20分一本勝負
13分43秒、スモールパッケージホールド
羽鳥真澄
マンティス笹倉○
 羽鳥のスピーディな打撃と笹倉の切り返し・受け流しの緩急がはまり、オリビア組(仮)相手に優勢な展開。それでも刹那がキングコングラリアットで羽鳥を一回転させるなど、そのパワーは見せつける。だが、笹倉にクリムゾンスタンピートを放とうと突進した刹那は、その勢いのまま丸め込まれてしまい3カウントを聞いてしまった。

コメント:
マンティス笹倉「ん〜、力押しだけで何とかなる思うとる様じゃあ先が見えちょりますなぁ〜。まっ、羽鳥はんの動きば違う視点から見るこつも出来たし。前哨戦としちゃ、まずは上々っちゅ〜事で」
×柊美鈴 柊美鈴引退試合時間無制限一本勝負
15分50秒、エルボーキャノン
キャノンボール焔○
キャノンボール焔は、リングに上がると「今日の試合は・・・攻撃を避けはしません。避けさせもしませんっ!!」とアピール。その言葉通り、お互い歯を食いしばりつつ肘をぶつけ合い、受け止めていく。柊のランニングエルボーを受けた焔、勢いを殺しきれず場外へ転落。そこに柊が代名詞エルボー・スイシーダを放つ。避けられることの多いこの技だが、焔は真っ正面から受け止める。流石にダウンを喫する焔だが、柊がリングにもどす。場外決着は望まない。
 焔も柊も、お互いに技を受けきっていくため動きが鈍くなっていく。だが、それでもエルボーにこだわる二人、エルボーバットの相打ちに。肘を押さえて動きが止まったのは柊。焔はここぞとばかりにバーティカルエルボーで柊の顎を打ち抜く。それでも倒れない柊に、焔のエルボーキャノンが炸裂。崩れ落ちた柊を抑え込んだ焔、3カウントを奪った。
 しばらく仰向けに倒れ込んでいた柊だが、上半身だけ起こすと焔に握手を求める。焔がその手を握り返すと会場からは暖かい拍手が起こった。と、そこに石黒が姿を現す。
石黒翔子 「柊、5年間お疲れさま。プロレスラーはこれで終わりだけど、プロレスはまだ好き?」
 頷く柊。
石黒翔子 「来月から、道場興行がWNPっていう新組織になるのは知ってるね。だけど立ち上げたばっかりで、人手が足りないんだ。スタッフとして、力を貸してくれるかな?」
柊美鈴 「は…はい!よろしくおねがいします!」

コメント:
キャノンボール焔「やった・・・勝てた、んだぁ。でも、それより嬉しいのは。互いに全力でやり合えた事ですっ!!」
王者
青柳つかさ
WWPLウェルター級シングル防衛戦30分一本勝負
18分12秒、無双乱舞
※第11代王者が2回目の防衛に成功
挑戦者
長宗我部美幸×
 シングルではいつものような攪乱戦法が使いにくい長宗我部。青柳の空手殺法の前に防戦一方。そこでサブミッション中心に切り替えて青柳の動きを止めていく。青柳は組み付かれると関節を極められるが打撃中心に攻撃を加えて押していき、メキシカンストレッチも強引にふりほどく。そして無双乱舞を叩き込んで長宗我部をKOした。

コメント:
青柳つかさ「バカやろう、楽勝だ!おまえの目は節穴かっての。次も勝てる相手でも指名するか。沢田とか支倉とか三嶋辺りがおもしれーかもな。まあ考えとくわ」