道場興行情報

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２日 ９日 １６日 ２３日 ３０日


１１月２日（日）
○青柳つかさ
オリビア		 ２０分一本勝負
１０分５３秒、踵落とし		 風祭元気×
西園寺京
　開始前に西園寺がマイクを持ってなにやらアピールをはじめようとするところ、青柳とオリビアは一気に襲いかかって不意をつく。殴るオリビア、蹴る青柳の暴行を止められない西園寺と風祭。勢いに押された形で一方的な試合となってしまった。
　倒れて動けなくなった風祭を場外へ蹴り落としたオリビアは、西園寺の髪をつかんで凄む。
オリビア　「最初偉そうになにか言おうとしとったみたいやけどな、お前らに発言権はないで。まあうちらが勝って今日はご機嫌ちゃんや、ありがたくもパシリにしたるわ」
西園寺京　「だれがやるか」
　断る西園寺の顔面に拳を叩き込むオリビア。
オリビア　「うちが不機嫌ちゃんになる前に素直にゆうこと聞けや。そうやな、次の刹那の試合が終わるまでに焼きそばパン買ってこいや。ほらいけ！」
　悔しそうな様子を見せながら、風祭に肩を貸して退場する西園寺。オリビアと青柳はリング上でＢコネの悪口をひとしきり叫んでから引き上げていった。

コメント：
オリビア　「とにかくアイツラムかつくねん。それでもうちらの下働きやるんやったら許してやろうっちゅう優しい優しい心遣いやないか」
青柳つかさ「おら、おまえら見てただろうが！あいつは顔じゃないんだよ！2000年早いんだよあたしらにたてつこうなんざ！あたしらが道場のイチバンだこら！」
×清水楓
スペル・メイガス		 ２０分一本勝負
１５分２６秒、ダイビングヘッドバット		 長宗我部美幸
ＭＡＲＩＮＡ○
　第１試合とはうってかわって和やかに始まる。４選手がそれぞれ自分の得意なムーブを盛んに繰り出してアピールしていく。清水がアストロシザースで長宗我部を丸め込もうとするが、長宗我部はそれをひっくり返して逆に清水をフォール。慌てて起きあがった清水にＭＡＲＩＮＡのずつきすぺしゃるが決まり、清水ダウン。とどめのダイビングヘッドバットで試合が決まった。

コメント：
長宗我部美幸　「前方回転エビ固め…くるくるくるくる…うふふふ…」
ＭＡＲＩＮＡ　「えへん、まりなのいしあたまはがんがーんなのです！」

清水楓　「無念。頭突きを食らった箇所、骨が歪んでしまったかのように痛いでござる」
スペル・メイガス「う〜ん、一発で流れをもってっちゃいますからね・・・そろそろあの頭にも対策を考えないと」
×柊美鈴 ２０分一本勝負
８分２２秒、エルボーキャノン		 キャノンボール焔○
　意地と気合いを乗せた肘鉄砲がぶつかり合う硬いファイト。柊、フライングメイヤーから焔の脳天にエルボースタンプを連続で落としていく。仰向けに倒れた焔を見た柊、コーナーに上がって下克上エルボーのサイン。横に流れるようなきれいなフォームで落とされる肘、しかし焔はこれを転がって回避、自爆を誘う。ここから一気に攻め込んだ焔、エルボーで柊に勝利した。

コメント：
キャノンボール焔「残念ながら、まだ私が格下ですから『下克上』エルボーは効きませんよっ！・・・って冗談は置いといて（笑）。勝てたのは嬉しいですっ！ 次も勝てるかって言われると判らないですけど。だからこそ、今日勝てたのが嬉しいですっ！」


柊美鈴　「やられちゃいましたね。悔しいけど、でもこれで負けたらしょうがないって思えます」
○刹那 ２０分一本勝負
１０分１８秒、クリムゾンクラッチ		 マンティス笹倉×
　パワー全開で笹倉に突進する刹那。ラリアットから起きあがってもふらふらしている笹倉へ、勢いよく低空から組み付くと、そのまま笹倉を叩き付ける。スピアーと言うには余りにも迫力のある、まるで車にひかれたかのような迫力がある突進。さらに仰向けに倒れてグロッキー状態の笹倉の足を腕でインディアンデスロック風にロックして仰向けにひっくり返す。刹那、がっちり笹倉を固めてギブアップを奪った。
　オリビアと青柳がリングインして刹那をたたえる。そしてオリビアは西園寺の姿を探す。西園寺、少し遅れて嫌々な表情ながら手に焼きそばパンを持ってくる。それを受け取ったオリビアだが。
オリビア　「なんや、気の利かんやっちゃな。パンいうたら飲み物一緒に買ってくるんが正しいパシリやろ！　役立たずやな、ホンマに」
刹那　「飲み物なしでパンだけ食べろって言うのはちょっとねえ。試合の後は喉が渇いてるんだから、食べにくいのよ。なんなら自分でやってみる？」
　そして刹那と青柳が西園寺を左右からホールド。
西園寺京　「ちょっと、何をむぐぐぐぐぐっ！」
　西園寺の口にオリビアが焼きそばパンをねじ込んだ。苦しそうに顔を振る西園寺だが、刹那に押さえつけられると顔も背けることが出来ない。この暴虐にはさすがにやられているのがルーダの西園寺とはいえブーイングが飛ぶ。
オリビア　「なにがびゅーちーこねくしょんや！小汚い顔しおってからに！　どアホが！　あーすっきりしたわ。これでとってもご機嫌ちゃんや！」
　大量のブーイングを聞きつつ、オリビア達は引き上げていった。

コメント：
オリビア　「悪い奴をうちらが成敗してやったのになんでブーイングされなあかんねん。アイツらの悪さにムカついとる連中の代わりやないかい」
青柳つかさ「ったく、西園寺はホント役にたたねぇ…プロレスの才能がないからせめてパシリに使ってやってもその基本すら判ってないんだからね。結局あいつは目上の人間がいないと何も出来ないんだって。これからも、びっしびしやってやるからまあ見ててみな」

マンティス笹倉「むむぅ〜っ、今日は闘牛ン相手ばしちょったごつキッツい試合やったっすねぇ〜。ばってん、そん後があきまへん。世間様は、あげなのを『同じ穴のムジナ』っち言いますわなぁ〜」


西園寺京　「Ｂコネとかそういうのはもう関係ない。うちらはうちら自身のプライドのためにアイツらぶっつぶしてやる！　あとな、Ｂコネったってもう上の連中はこっちのことなんてどうでもいいんじゃないのかって思うのよ？　上に呼ばれることもない、こっちに援護があることも無し、結局華山だけいればよかったってことかい！　もうええわ、Ｂコネ抜けたる！」
風祭元気　「私もそれでいいよ。あたしは西園寺のパートナーであってＢコネに入ったつもりは最初っからなかったし」
香取梢
○鬼姫結梨花		 ２０分一本勝負
１３分５９秒、リングアウト		 羽鳥真澄
津上美紗×
　羽鳥の打撃に押し込まれていた鬼姫だが、香取が飛びつきＤＤＴを決めて鬼姫を救出。さらに香取のボディスラムから鬼姫のフラッシングエルボーが羽鳥に決まる。場外へ逃げる羽鳥。鬼姫は出てきた津上にエルボースマッシュを決めると羽鳥を追って出た。そこに、津上の三角跳びプランチャ・スイシーダが決まる。
　香取が羽鳥にＤＤＴを決め、津上を鉄柱に叩き付けると、梢スタナーを津上に決めていく。鬼姫と羽鳥はダウン状態で香取と津上の一騎打ち。試合権利者が鬼姫と津上であることに気付いた香取、場外カウントが数えられる中鬼姫をリングに戻して津上に高角度のＤＤＴを一撃。これで津上リングに戻ることが出来ずリングアウト決着。

コメント：
鬼姫結梨花　「まあ３カウント取れなかったのは残念だけど、これはこれでチームワークの勝利でしょう。ありがとうね梢〜」
香取梢「このところ津上さんにはやられっぱなしでしたからね。今度はきっちりと勝って見せます！！」


羽鳥真澄　「スリーカウント取れないからってリングアウトねらいか！！　そんなに津上さんが怖いのか！！　舐めやがって！　殴り倒してやるからな、覚えてろ！！」
津上美紗　「いたた。フロアにＤＤＴは痛い‥‥。場外カウント、ちゃんと確認してなかったわたしのミスっすから。ちゃんと落ち付いて試合しないとダメっすね。次がんばります！」


１１月９日（日）
×清水楓 １５分一本勝負
５分５０秒、バックハンドブロー		 羽鳥真澄○
　清水の動きをボディブローで止めた羽鳥がバックハンドブローでKO勝ち。

コメント：
羽鳥真澄　　「ＮＦＴの決勝進出者ですけど、見てのとおり実力はかわらない！　どうだＺＯＯＭ！！」
○鬼姫結梨花 １５分一本勝負
３分２２秒、腕ひしぎ逆十字固め		 白鳥由帆×
　１７８pの白鳥と、１７１pの鬼姫。二軍の長身レスラー同士が激突。開始直後のロープワークで鬼姫が、グラウンドで白鳥が優勢の展開。五分の勝負となる、と思われた瞬間鬼姫が珍しく一本背負いを放つと、そのまま腕ひしぎ逆十字。柔道殺法で白鳥から勝利を奪った。

コメント：
鬼姫結梨花　「アマレスvs柔道ってイメージで、短期決戦を狙って見ましたっ！重い相手でもきれいに崩せば簡単に投げられるんだよ。ルチャも格闘スタイルもこなせる、ドスカラスジュニアみたいなレスラーを目指してみようなんて事をちょっと思ったわけです。とりあえず乱暴者軍団を退治したいんで、ウェルターシングル挑戦者は８月に負けてる青柳指名します。逃げるなよ！」
○スペル・メイガス
香取梢		 ２０分一本勝負
１１分２９秒、メイガススペシャル		 風祭元気×
西園寺京
　Ｂコネからの独立を宣言した西園寺と風祭。試合前に西園寺は「うちらのこと漢字を取って西風って呼ぶ連中がいるみたいだね。だけどそれじゃ野暮ったいから、これよりうちら二人はタッグチーム『ウエストウインド』を名乗る！　オリビア組もロー娘。も、うちらの餌になって貰うからな！」とアピール。
　序盤風祭のサーフボードを利用した反則攻撃中心にして優勢のウエストウインド。しかしＮＦＴを経験して一回り大きくなったメイガス、香取の援護を受けて盛り返す。西園寺にメイガスボンバーを叩き込んでフォール。これは返されたものの風祭をメイガススペシャルで沈め、ルーダの出鼻をくじいて見せた。

コメント：
スペル・メイガス「ウエストウインド？名前変わっただけでやってること一緒じゃないですか。そんなんだから上にかまってもらえなかったりパシリにされたりするんですよっ！」
香取梢「『ウエストウインド』って十分野暮ったいと思う……。せめてゼピュロスとかにすればいいのに」
スペル・メイガス「梢ちゃん……大真面目にボケないでよ（汗）」


西園寺京　「いきなり躓いたか…。おぼえとれあのマスク娘！」
○長宗我部美幸
ＭＡＲＩＮＡ		 ２０分一本勝負
１０分５４秒、猫だましスクールボーイ		 青柳つかさ×
オリビア
　前の週は西園寺と風祭をいじめたオリビア組。長宗我部とＭＡＲＩＮＡで暴虐を止めることができるのか。握手を求める長宗我部とＭＡＲＩＮＡに奇襲をかけたオリビア組。しかしオリビアのフックをしゃがんで避けたＭＡＲＩＮＡは伸び上がりながらオリビアのアゴに頭突き。溜まらず場外へ逃げるオリビアに、ＭＡＲＩＮＡのトペ・スイシーダが追撃される。
　ＭＡＲＩＮＡの頭突きが冴える展開だが、青柳は上段蹴りでＭＡＲＩＮＡを撃退する。場外に逃げたＭＡＲＩＮＡを追いかけようとロープに近づく青柳。ところがＭＡＲＩＮＡ、その青柳に猫だまし。思わずひるんだ青柳を長宗我部がスクールボーイで丸め込み、３カウント。呆然とする青柳をよそに、はしゃぐＭＡＲＩＮＡとめずらしく心持ち嬉しそうな表情をする長宗我部。そして長宗我部はマイクを持つ。
長宗我部美幸　「乱暴はいけません。こうやって平和的に試合を終わらせるのがいいのです。平和主義が勝ったのです。これは運命です。人は運命には逆らえませんから。それから、私達がウェルター級タッグに挑戦するのもきっと運命です。アンバランスさんはこれを受け入れるしかないと思います。頑張って下さい、ＭＡＲＩＮＡさん」
ＭＡＲＩＮＡ　「ま、まりなだけですか！？」
長宗我部美幸　「私は頑張らなくても、運命の導く通りに動けばいいですから」
ＭＡＲＩＮＡ　「あうう、まりなはうんめいのみちびきはみえないのです」
長宗我部美幸　「見えるようになると幸せになりますよ。ところで「しあわせ」って、「死と隣り合わせ」を短くしたような音ですね」
ＭＡＲＩＮＡ　「それは全然幸せではないのです…」


コメント：
オリビア　「あんな連中にやられるなんて、まったく今日は不機嫌ちゃんや！しかしまあやりにくいやっちゃな。どうも間合いゆうか、勢いつけよう思ったところで肩すかし食らうんや。アゴも痛いし…。不貞寝したる！」

青柳つかさ「相変わらずわけわかんね…んで何？あの『姉の七光り娘』が、さっきあたしをウェルター級の挑戦者に指名したって聞いたんだけど？あっそ、ほんとなんだ。さて、どうしようかね、ベルトなんか別に興味無くなったし。ウェルターのベルトなんか有っても何が出来るっつー訳でも無し、ねえ」
○柊美鈴 ２０分一本勝負
１３分１２秒、下克上エルボー		 刹那×
　刹那はパワー全開で柊に襲いかかる。ラリアット、スタンピートで柊をしたたかにマットに叩き付けていく。しかし柊は組み合ったところから肘でアッパーカット。さらに強烈なランニングエルボーで刹那をなぎ倒す柊。肘鉄砲のフルコースで柊が勝利。


１１月１６日（日）
×白鳥由帆 ２０分一本勝負
１２分２２秒、ハイパーサイクロン		 羽鳥真澄○
　白鳥の足をローキックで腫れ上がらせる羽鳥。動きが鈍って羽鳥を捕まえきれず防戦に回ってしまう白鳥。それでもバックハンドブローの直撃を受けても耐えた白鳥、フロントスープレックスで羽鳥をマットに叩き付けると胴絞めスリーパーに。しかしロープが近く羽鳥はブレイクに成功。本格的に動きが止まった白鳥に羽鳥の飛び回し蹴り、ハイパーサイクロンが決まって勝負あり。

コメント：
白鳥由帆　「うー、左足が真っ赤だよー。腫れ上がっちゃって、太さが変わっちゃったらどうしよー」

羽鳥真澄　「どうだ！　このままオリビア、青柳もＫＯしてやる！！」
○清水楓 ２０分一本勝負
１０分１３秒、Xファクター		 長宗我部美幸×
　ロープワークから清水が飛びつこうとすると、長宗我部が手を前に突きだして清水の動きを止める。いぶかしがる清水を突然丸め込んだ長宗我部。慌てて肩を上げた清水、危ういところで３カウントを取られそうになる。しかし清水は以降惑わされることなくフェイスクラッシャーやコンプリートショットで長宗我部の顔面を攻撃。Ｘファクターでとどめを刺した。
ＭＡＲＩＮＡ
○柊美鈴		 ２０分一本勝負
１４分４８秒、ローリングエルボー		 風祭元気
西園寺京×
　風祭のサーフボード攻撃で柊をふらつかせるウエストウインド。さらにＭＡＲＩＮＡを捕まえると柊に逆肩車させるようにセットし、そのまま手を離す。なんと柊がＭＡＲＩＮＡにパワーボムを仕掛けたような結果に。セルフサービスという連携である。
　ＭＡＲＩＮＡがダウンしたが、逆に柊に火がついた。風祭に組み付いて連続で肘を叩き込むと、ランニングエルボーでダウンさせる。西園寺はランニングエルボーをサーフボードで防いだが、そこに背後からＭＡＲＩＮＡがじぶんぎょらいで突進。サーフボードを手放した西園寺に柊のローリングエルボーが直撃。柊、二軍リンピアのリーダーとしての面目躍如。

コメント：
柊美鈴　「まったく、変な連携の頭だけは回るんだから…。でもそう簡単に負けるもんですか！」
ＭＡＲＩＮＡ　「なんとか、あしをひっぱらずにすんでよかったのです。でもあのせるふさーびすはもうかんべんなのです」

風祭元気　「まったく熱血しちゃってもう、バカじゃないの」
西園寺京　「肘打ちしか能のない、うだつの上がらない人にやられたのはちょっとムカつくわ。でも肘しかないんだし、あれを警戒しておけば問題ないみたいだから次は楽勝ね」
×スペル・メイガス
香取梢
鬼姫結梨花		 ２０分一本勝負
９分３６秒、キングコングラリアット		 青柳つかさ
刹那○
オリビア
　ロー娘。とオリビア組の激突は開始直後から混戦。香取がスタナーでオリビアを、刹那がクリムゾンスタンピートで香取を、メイガスがメイガスボンバーで刹那を、青柳がフライングニールキックでメイガスを、鬼姫が飛び膝蹴りで青柳をと次々に技が飛び出す。
　メイガスと刹那がボンバーとラリアットを打ち込み合う。一度膝を突いた刹那だが、とどめとメイガスが突っ込んできたところをカウンターでキングコングラリアット。メイガスがマットに突き刺さる。青柳とオリビアがカットを防ぎ、試合が決まった。
鬼姫結梨花　「この乱暴者！　青柳！　タイトルマッチでがしゅの敵討ちだからな！　覚えてろ！」

コメント：
オリビア　「なにが返り討ちや。つかさちゃんが勝つに決まっとるわ。アホか。あんなガキがいつまでもベルト持っとるんがおかしいねん。まあ今日の所はメイガスのアホを仕留めた事やし、これくらいで勘弁したるわ」
青柳つかさ「タイトルマッチ？何を先走ってるんだろねえあの青二才は。まだ受けるとも何とも言って無いじゃない。そう言う気なら受けなくても良いんだけどね、こっちは。別にたいしたベルトってわけでもなし」

スペル・メイガス「普通は結梨花ちゃん狙ってきそうなものですけど、こっち狙ってくるとはビビってますよね。今日はボクが足引っ張っちゃいましたけど、タイトル戦ではリーダーが勝つに決まってますっ！」
香取梢「タッグ戦では相手の弱点を突くのが常道ですけど、がしゅちゃんが弱点だと思ってる時点でこちらを甘く見すぎですね。そんなことじゃもう二度と勝てないと思うので、覚悟を決めておいたほうがいいと思います、あの人たちは」
鬼姫結梨花　「もうあの連中は何様だっての！　このJF王者にしてウェルター王者の結梨花様が、あいつらの勢いをばばーんと止めてやるんだからね！」


１１月２３日（日）
○オリビア １５分一本勝負
５分５２秒、マッハパンチ２		 羽鳥真澄×
　ゴング直後から激しい殴り合い、蹴り合い。スピードでまさる羽鳥がオリビアからダウンを奪うと、コーナーに上ってアピールを行う。さらにそこからダイビングセントーンで落ちていく羽鳥。カウントが入るところ、オリビアは羽鳥の顔面をかきむしってフォールをはずす。さらにツバで目つぶしを行ったオリビア、視界を奪われた羽鳥へパンチの連打。強烈なアッパーカットでとどめを刺した。
オリビア　「うんうん、ええパンチ持っとるやないか！　うちはとってもご機嫌ちゃんや！　どうや、うちらと組まんか？　お前なら資格ありやで！　どつきあいもええけどな、どつきあいにすらならんアホどもを叩きのめすもええ気持ちやからな。ええ返事期待しとるで」

コメント：
羽鳥真澄　「くそっ！　いいのもらった！！　でも、この程度で潰したと思ったら大間違いだ！！」
清水楓
○香取梢		 ２０分一本勝負
９分９秒、ディープ・インパクト		 風祭元気
西園寺京×
　香取にダブルトゥキックを放って動きを止めたウエストウインド、清水を捕らえて香取にセットし、セルフサービスを決める。しかし香取の身長では落差が少なく、清水すぐに起きあがる。清水がコルバタで風祭を放り捨て、香取が西園寺へスタナー。さらに香取はコーナーからディープインパクトを決めてウエストウインドを撃退。

コメント：
清水楓　「コンビネーションプレイでは後れを取ったが、この清水楓あの程度のパワーボム効きはしない」
香取梢「なんか、勝ったのにあまり嬉しくないんですけど……じゃ無くてっ、と、とにかく連携では相手に負けてたっぽいので、固定タッグだけじゃなく、『ロー娘。』の中では誰と誰が組んでもいつも最高のチームワークが発揮できるように頑張りたいですね。あ、あはははは……」
×スペル・メイガス ２０分一本勝負
１０分９秒、スターダストプレス		 津上美紗○
　メイガスのローリングジャーマンが放たれるが、津上は空中でとんぼを切って着地、ロープリバウンドで勢いをつけてフライングレッグボンバーを決める。捕まえきれずペースをつかめないメイガス。津上はスイート・チン・ミュージックからスターダストプレスで華麗に試合を決めた。

コメント：
津上美紗　「メイガスさんとは初シングルッスね。わたしより重いのに、すっごく飛べるからすごいッスよね。でも飛べる人との試合だと、空で負けたくないっスから！」

スペル・メイガス「悔しい・・・悔しいんですけどやっぱりすごいですよ津上さんはっ！速いし高いし・・・宇宙人ですかあの人はっ！」
×白鳥由帆
鬼姫結梨花		 ２０分一本勝負
１１分５０秒、クリムゾンクラッチ		 青柳つかさ
刹那○
　長身の白鳥と鬼姫がタッグで登場。二軍ヘビー級の勢揃いと合って、にらみ合いだけでも迫力のある様子。各選手が得意のムーブを出す中、刹那のクリムゾンスタンピートが大爆発。鬼姫、白鳥を次々とマットに叩き付けて足を踏みならす。勢いに乗った刹那は白鳥の足を変形のアンクルロックに固めてギブアップを奪った。

鬼姫結梨花　「今日はお互い勝敗に関係なかったけど、だからこそますますやる気出したぞわたしは！　絶対にベルトを掛けて勝負だ！」
青柳つかさ「まあ、そこまで言うんなら受けて上げても良いわよ。どうせあたしが勝つんだから。それだけじゃつまんないから、もしあたしが負けたら、大事なもの一つあんたにやるよ。何かって？そんなのここで言ったら面白くないだろ、当日を楽しみにしてな。ま、あたしには勝てないだろうから結局は謎のままで終わる落ちだけどね」

コメント：
青柳つかさ「何賭けるのかって？内緒内緒。まあ、現時点であたしの命の次に大事な物って言うのは予告しといて上げるわ。結局はあたしが負けるわけがないから最後まで内緒ってことになるだろうけどね。だって、サユリや刹那にすら内緒なんだから」

鬼姫結梨花　「ふん、認めたって事はみんなの前で恥をかく心構えが出来たって事でしょ。今日はタッグで負けたけど、だからってタイトル戦にはまったく！これっぽっちも！影響はないっ！　のです」
王者組
キャノンボール焔
○マンティス笹倉		 ＷＷＰＬウェルター級タッグタイトルマッチ３０分一本勝負
２０分３８秒、首固め
※初代王者が４度目の防衛に成功		 挑戦者組
長宗我部美幸×
ＭＡＲＩＮＡ
　笹倉が受け焔が攻める形をしっかりと保つ王者、アンバランス。挑戦者組のペースを乱す動きに攪乱される部分も見られるが、笹倉は長宗我部へ猫だましからのモンゴリアンチョップを見せるなど余裕のある試合運び。
　挑戦者組も、笹倉をコーナーに押し込むと長宗我部が背中合わせにＭＡＲＩＮＡを担ぎ、そのまま突進する「ハンマーヘッドトレイン」や、ＭＡＲＩＮＡをシーソーホイップで倒れている焔へ叩き付ける等の合体攻撃で見せ場を作る。
　のらりくらりと攻め手をかわす挑戦者組にとどめの刺せないアンバランス。２０分を超える試合となる。こちらが元祖とばかりにＭＡＲＩＮＡの猫だましから長宗我部が笹倉をスモールパッケージホールドで丸め込む。ところが笹倉逆に長宗我部の上になってフォール。これが３カウントとなってしまい、勝った笹倉も狐につままれたような表情となった。


コメント：
キャノンボール焔「う〜ん、勝てたけど攻め切れなかったなぁ〜！ＭＡＲＩＮＡさんは判るんですが『教祖様』でしたっけ？！ 妙に攻撃の芯をずらされた感じで、攻め切れなかったです。（苦笑）」
マンティス笹倉「ふぅ〜む。長期戦っち予想は当たったごたぁで。ま、互いに色々仕掛けば出せたけん良かけんど、最後ンとはねぇ。無意識に極まっちょったってのは、我ながら珍しか事ですわ」


１１月３０日（日）
×清水楓 １５分一本勝負
７分５１秒、エルボーキャノン		 キャノンボール焔○
　清水の顔面破壊攻撃に耐えた焔のエルボー弾がクリーンヒット。一度はフォールを返した清水だが、速攻でエルボーキャノンを叩き込んだ焔が強引に抑え込んで勝利した。

コメント：
キャノンボール焔「清水さんの詰めが甘かったですねっ！ あの位で決められるほどヤワじゃ無いですから。一撃で効かないなら、何度でも撃ち込む！ これが勝負の決め手ですよっ！」
○黄香坂春美 １５分一本勝負
７分３３秒、グラニ		 マンティス笹倉×
　アンバランスにはめっぽう強い黄香坂。笹倉の器用な動きに苦しめられる場面はあったが、最後は三点極、グラニでギブアップを奪った。

コメント：
マンティス笹倉「・・・ふぅっ。技ン切れ味は追いついて来ちゃあ居るとでっけどねぇ〜、まぁだ追い抜くにゃあ至っちょらん様で。ま、手応えば掴めた事やし。次はもそっと粘ってみまひょ！」
ＭＡＲＩＮＡ
○長宗我部美幸		 ２０分一本勝負
１０分３２秒、横入り式エビ固め		 羽鳥真澄×
津上美紗
　津上がコーナーに上がったところ、長宗我部がロープを揺らして津上飛べず。そこにＭＡＲＩＮＡが追いすがって雪崩式チンクラッシャーで津上のアゴを砕く。場外へ逃げる津上に変わって羽鳥がリングイン。ＭＡＲＩＮＡも長宗我部と変わる。羽鳥が津上の様子を見るためロープ際に近寄ったとき、ＭＡＲＩＮＡが場外から羽鳥へ猫だまし。のけぞる羽鳥を長宗我部が丸め込んで３カウントを奪ってしまった。

コメント：
羽鳥真澄　「のらりくらりと逃げやがって！　くそっ！！　ＫＯで借りは返す！！」

津上美紗　「うみゅう‥‥。なんか全部、組みたてられちゃったから‥‥。こういうプロレスもあるんスね。勉強になりました！」
○スペル・メイガス
香取梢		 ２０分一本勝負
８分１秒、ロコモーションジャーマン		 刹那×
オリビア
　ロー娘。を入場途中に襲うオリビア組。しかし清水が駆けつけてオリビアへ場外フェイスクラッシャーを決める。奇襲作戦はきかない、という態度でロー娘。が場外で優勢に。そのままリング上でもパワー負けをチームワークでカバーしたロー娘。が勝利。

コメント：
スペル・メイガス「ナイス楓ちゃんっ！１＋１が３にも４にもなる、これが『ロー娘。』のチームワークだっ！」
香取梢「がしゅちゃん、実際３人だったんだけど・・・」
白鳥由帆
○柊美鈴		 ２０分一本勝負
１４分１３秒、下克上エルボー		 風祭元気×
西園寺京
　コンビネーションはよいウエストウインド。白鳥に柊をパワーボムで叩き付けるように謀ったセルフサービスが見事に決まり、優勢に。しかしこれで逆に奮起した柊は肘鉄砲をいつも以上に連発。下克上エルボーで風祭を葬った。
王者
×鬼姫結梨花		 ＷＷＰＬウェルター級シングルタイトルマッチ３０分一本勝負
１０分２４秒、無双乱舞
※第１０代王者が初防衛に失敗。青柳つかさが第１１代王者に		 挑戦者
青柳つかさ○
　鬼姫がエルボー中心に使って青柳の動きを止めにかかる。しかしロープの反動で帰ってきた鬼姫へ、青柳の踵落とし。カウンターで勢いをそがれた鬼姫は一気に苦しくなる展開。
　組み合って足に関節技を決めようとする鬼姫だが、青柳早いエスケープでこれも回避。さらにエプロンから刹那が鬼姫へ椅子攻撃を加え、青柳が無双乱舞で試合を決めた。

　リング上で勝ち名乗りを受けベルトを受け取った青柳がマイクを要求。
青柳つかさ「言ったろーが！楽勝だって！」
　場内からは猛烈にブーイングが飛ぶ。
青柳つかさ　「まあ、そんなことはどうでもいいんだけど、このベルトどうしようか？こんながらくたいらねーし」
オリビア「こんなんどうや？ごにょごにょ」
青柳つかさ　「ふーん、それ良いかもね、じゃあそれで決定」
刹那　「面白いんじゃない？」
　青柳が再びマイクを掴むと、たまたまリングサイドに座っていた中スポの吉川カメラマンをリング上に引っ張り上げると、強引に記者の腰にベルトを巻き付ける。あまりの展開に呆然とする会場内に再び青柳がしゃべりはじめる。
青柳「おいこら！王者権限で次期王者指名だ！第１２代王者は中国スポーツの吉川だよ！祝福してやれ！女子のベルトを男子が巻く快挙だ！」
　吉川は抵抗しようにも、ロープにくくりつけられてしまった為身動きできず。結局オリビア組の為すがまま。その後、３人はさんざんロー娘。を罵倒しながら悠々と引き上げていった。

コメント：
青柳つかさ「言ったろ？楽勝だって。ん？刹那の椅子？あんなもんおまけというかとどめというか、それ以前に決まってたとこへダメ押ししただけだろ。どうってこと内よ。ベルト？そんなもん吉川に聞け吉川に、あたしゃ知らないよ。大対あんなもんリング上でも言ったけどがらくたじゃねーか、持ってりゃ上で試合できるわけでも無し。そんな意味のないもんをベルトベルトって崇め奉って何が面白いんだっつーの」