第6回


badman「さて、団体編続き」
MACHIKO「ふーん」
badman「やる気無いのか?」
MACHIKO「うん」
badman「……まあいい、一人で進めるか。今日のお題はPWPの歩みについてだ」
MACHIKO「えっと、大まかな事は年表にあるけど」
badman「WWPL参加メンバーの名前しかないだろ。それ以外の設定も考えてみようかなと」
MACHIKO「なるほど」
badman「設立メンバーは6人。うち二人は、新女でデビューしたものの、3年と持たずにやめた選手って事になっている」
MACHIKO「プロレスが忘れられなかったって感じかな?」
badman「そのとおり。名前は赤堀ゆう子とアーミー盛田。瀬戸内出身、県は未定。その二人が空手やレスリングの道場から4人スカウトしてきて、何とか旗揚げしたわけだが…」
MACHIKO「まともなプロレスも見せられない状態だったわけね」
badman「しかし!そこに救世主が現れた!というと大げさだが…スポーツ万能、ソフトボールやバレーボール等の球技、柔道や剣道などの武道といろいろ経験してきた逸材、松井香織が入団する。ちなみに、旗揚げ後始めて入団したのが松井ほか3名」
MACHIKO「ふむふむ」
badman「松井は熱心に基礎体力作りから取り組み、レスリングやサンボなどの道場にも積極的に出向くなど努力した。そしてデビュー3ヶ月で赤堀、アーミーを除く先輩を撃破してしまった」
MACHIKO「すごーい」
badman「この生きのいい新人松井のおかげで徐々に人気も増えていくわけだ」
MACHIKO「そして、あの1戦ね」
badman「1991年6月、異種格闘技戦が行われた。松井対芹沢すずな。テコンドー暦10年、空手暦5年の彼女に、松井はなすすべも無く蹴りたおされてしまう」
MACHIKO「一方的だったの?」
badman「序盤はね。徐々にケンカマッチぽくなるんだが…この中で二人は…」
MACHIKO「愛が芽生えて…」
badman「違う!」
MACHIKO「じゃあ、熱き友情が?」
badman「少年マンガっぽいノリだが、そっち。お互い認め合うわけだ」
MACHIKO「その2ヶ月後に芹沢さんがプロレスラーとしてデビューするのね」
badman「そのとおり。翌年二人はタッグチーム『ダブルドラゴン』を結成。この二人が人気を集めPWPは軌道にのり、選手も増えていくのだ」
MACHIKO「軍団とかはあったの?」
badman「軍団抗争とかじゃなく、たんにヒールタイプとベビーフェイス系、あとはダブルドラゴン一派。表にまとめると」

ベビーフェイス ダブルドラゴン派 ヒール
赤堀ゆう子(一応エース)
武藤和美(1期生)
吉川菜穂子(松井の同期)
ダイナマ伊藤
海原マリン
ケルビム伊藤
松井香織
芹沢すずな
サイフィス真美
NANA
楠梢
アーミー盛田
柴田ルリ(松井の同期)
石黒翔子
MACHIKO


MACHIKO「なんか少なくない?」
badman「名前も決まってない連中が多くてな」
MACHIKO「私がデビューしたとき、赤堀さんとか盛田さんは引退してたし」
badman「うむ。ちなみに、ダブルドラゴンは最強だったがエースにはならなかった。武藤、吉川、ダイナマなんかが一応エースだったんだ」
MACHIKO「でも…強さはそうでもないでしょ」
badman「ダブルドラゴンが強すぎたんだ。同期連中がやめると他の連中がついていけなくなった。そのせいで徐々にPWPの人気も落ちていく」
MACHIKO「二人を本気にさせられる相手がいなくなったのね。人気が出たころにインディーの割には『熱い戦い』を見せてたから、それが無くなると企画マッチとかのノウハウに劣るPWPは立てなおしが効かなくなったのね」
badman「ちなみに、PWP時代の各選手の最高評価値は…以下の表」

選手名 評価値
松井香織
芹沢すずな
赤堀ゆう子
アーミー盛田
武藤和美
吉川菜穂子
ダイナマ伊藤
柴田ルリ
石黒翔子
1080
1060
820
800
790
780
750
710
700


MACHIKO「インディーにしてはけっこうな陣営じゃない」
badman「各選手の全盛期は違うから、そうでもない。特に倒産したときなんか、ダブルドラゴンのすぐ下がダイナマ伊藤だぞ」
MACHIKO「そ、そういえばそうだった…」
badman「ちなみに、今は」

選手名 評価値(2001年5月データ)
芹沢すずな
松井香織
ダイナマ伊藤
石黒翔子
NANA
ケルビム伊藤
海原マリン
サイフィス真美
MACHIKO
楠梢
水瀬沙夜
華山麗子
柊美鈴
1000
950
900
830
800
780
750
730
710
680
650
620
560


badman「大雑把にこんな感じ」
MACHIKO「真美さんはキャリアの割には低いかな?」
badman「しかし、これから伸びるだけの素質がある。逆に伊藤姉妹、石黒、海原あたりはこれが限界に近い」
MACHIKO「確かにあの4人は登場してからたいして伸びてないもんね」
badman「この辺りが限度だろう、という数値に設定したからな。ケルビムが思ったよりは伸びたか。水瀬は体重点のおかげと、初期設定が高かったせいでキャリアの割には高いな。華山はタイトルを3回得ていたから強くなった」
MACHIKO「ま、ダブルドラゴンや石黒さんなんかはそろそろ引退でしょうから、私がそのあとをしっかりと守らないとね」
松井香織「ほほう」
石黒翔子「言うじゃない」
芹沢すずな「ちょっと来てくれるかしら?」
MACHIKO「ひええええええ〜」
badman「……桑原桑原……アシスタントも消えたし、この辺にしとくか…」