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試合結果10月

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10月5日(土) 兵庫県姫路みなとドーム

 試合開始前に井上がレギオンを引き連れて登場、マイクを持つ。
井上美香「オイ正規軍!『X』ってのはこっちの専売特許だろ!」
 この第一声に客席からは笑いの声。
井上美香「まあ、誰を連れてきたのかは知らないけどよ、あたしらに対抗出来る奴なんてのが転がってるわけ無し、それにこっちは真女でトップ張ってた小縞聡美が来てくれたんだ!可哀想な正規軍だこと。なあ、聡美」
小縞聡美「そうね。私がレギオンに来たからには、WWPLの勢力図が変わる日も遠くないわよ」
 と、豊多摩の入場曲がかかり正規軍も姿を現す。
豊多摩奈美「言うだけはタダよね。でも、私がいる限り、無理な相談」
 自信たっぷりの豊多摩に、会場は拍手の音。
豊多摩奈美「メインでまた会いましょう、美香」
 悠然と立ち去る豊多摩以下正規軍。それを見送ったレギオンもすぐに姿を消した。



第1試合20分1本勝負
水瀬沙夜&×望月登子<エクストリームストーム>
(6分20秒、地獄絞め)
ブラック・ブリザード&○ブリザードYuki<ダブルブリザード>



第2試合20分1本勝負
リタ・モレナ&○立花美里インフェルナルREIKO
(14分53秒、だるま式ジャーマン)
セラフィム・レイ&×永田佐和子NANA



第3試合20分1本勝負
×サイフィス真美
(12分33秒、パワーボム)
影山真琴

早い蹴り合いを制した真美だったが、影山の意外な力押しに面食らってペースを崩す。
影山、そのままの勢いで攻勢をかけ、パワーボムで真美を沈めた。



第4試合WWPLウェルター級タイトルマッチ30分1本勝負
王者
×ルシフェル華山
(14分25秒、オーロラエクスキューション)
挑戦者
カーシャ・イワーノヴナ
※王者が初防衛に失敗。カーシャ・イワーノヴナが第5代王者に

カーシャの跳躍力を奪おうと、徹底的に膝を狙っていく華山。
ニークラッシャー、膝へのニードロップと徹底的に膝狙い。
カーシャ、腕ひしぎを極めても足で華山の動きを押さえきれずに逃げられる展開となり、苦しくなる。
バックドロップを何とか返したカーシャだが足下が定まらず。華山はカーシャをコーナーへ叩きつけ、串刺しのニーアタックを敢行。
これをカーシャ、前転からカニバサミで華山を捕らえSTF、さらにひっくり返して裏STFへ。完全に絡め取られてしまった華山、試合を優勢に運んでいたものの、無念のタップ。

カーシャ・イワーノヴナ「(膝をさすりながら)ふぅ…だいぶ効きました。試合内容にしても、タイトル戦という意味でも、僅かなチャンスをモノに出来て嬉しいです。エサだろうがなんだろうが、もらえるものはもらっておきますよ」


ルシフェル華山「足下を掬われてしまいましたね。セラフィム・レイを倒すための餌にするつもりが…。まあ良いでしょう、次のチャンスを探すだけ…」



第5試合30分1本勝負
ディアナ・アームストロング&○小縞聡美
(16分41秒、聡美キャノンボム)
×坂倉宏子荒谷久美{KIZUNA}

小縞聡美、前NWWAアジアヘビー級シングル王者の貫禄十分の堂々たる試合展開。
ディアナの好フォローを受けながらKIZUNA組を圧倒。
荒谷が場外でディアナに動きを封じられている間に、小縞の聡美キャノンボム(高角度トルネードボム)が坂倉にヒット。レギオンが難なく勝利してしまった。



第6試合30分1本勝負
「X」&豊多摩奈美  VS  MACHIKO&井上美香

 MACHIKO、井上が入場し、豊多摩も一人で入場してくる。そしてリングアナのコール。
「正規軍の新戦力、メキシコより来たる美しきマスクウーマン。ビューティマスカラス、ラブリーベル入場!」
 コールが終わると入場口付近で滝のような金色の花火。花火が収まるとそこには金色のマントをまとい、フードを目深にかぶったラブリーベルの姿。手足が長く、均整の取れた体つきの選手だ。
 ラブリーベル、リングに駆け上がるとフードをあげてマイクを受け取る。
ラブリーベル「日本の皆さん、はじめまして。メキシコMWAの美しきエース、ラブリーベルよ。以後お見知り置きを」
 ベルは深々と観客席に向かって優雅に礼をする。
ラブリーベル「手を貸してくれと頼まれこのWWPLのリングに登場する事になったのだけど、さっそくいいカード組まれているみたいじゃない?ふふ、本日は挨拶代わりにわたしの実力をご覧頂くわ」
 そして優雅な仕草でマントを脱ぐと、豊多摩に先発のアピールするベル。
「さあて、レギオンのお手並み拝見と参りましょうか」

試合開始のゴングが鳴る。
ルチャのステップから早いロープワークに移るベル、MACHIKOアームホイップでカウンターを狙うが、投げられたベルはすぐに起きあがってロープに飛ぶと、反動を利用してスピードのあるドロップキックをMACHIKOに返し、両手を広げてアピール。170を越える体での華麗な動きに会場から感嘆の声が飛ぶ。
組み付いてきたMACHIKOの足を払って転倒させ、メディオ・カングレホ(体を反らせるタイプのメキシカンストレッチ)に捕らえるベル。
MACHIKOと交代した井上と真っ向から力比べ。身長の分かぶせるようにして井上を押していくベルだが、ここは井上が前蹴りからヘッドロックと、上手さを見せる。
豊多摩もスープレックスを次々と放つなど、負けじと奮起する。一方連携で上回るレギオン、MACHIKOの凶器攻撃でベルを追いつめていくなど、一進一退。
熱戦は、入り乱れての乱戦時にベルのチョークスラムを受けたMACHIKOに、試合権利を持つ豊多摩がムーンサルトプレスで押しつぶして3カウント。
終了のゴングが鳴ると、リング上で豊多摩とベルががっちりと握手。
豊多摩とベルが拍手を受ける中、悔しそうに引き上げていくレギオンは対照的な雰囲気であった。


豊多摩奈美(17分25秒、ムーンサルトプレス)MACHIKO×


ラブリーベル「ふふふ、まぁ結果については予定通りかしら。メキシコと同じくらい骨がありそうな人たちが多そうで嬉しいわ。ところであちらさんは軍団って言ってる割にはチームワークあまりよろしくないんじゃりません?どっちかといえばシングル向きな気がしましたけど、ねぇ。それとも、群れないとなんにも出来ない人たちなのかしら?」

10月9日(水) 佐賀県佐賀スポーツセンター

第1試合15分1本勝負
セラフィム・レイ
(2分19秒、ウルトラ・ウラカン・ラナ)
×カーシャ・イワーノヴナ

ドロップキックを受けてエプロンに転がって待避したレイ、起きあがるなりロープに飛び乗ってからカーシャに飛びつくと、そのまま高速のウラカン・ラナ・インベルティダで丸め込んで3カウントを決めてしまった。



第2試合20分1本勝負
ブラック・ブリザードブリザードYuki
(10分29秒、鬼殺し)
高岡ユーリ&×木佐深月

先月のタッグ戦で優勝したクライシスだったが、ダブルブリザードはクライシスとは引き分け。
先月の決着を付けると意気込みの入っていたダブルブリザードが個人技でクライシスを圧倒。
ブラック・ブリザードの骨法式脇固め、鬼殺しで木佐を仕留めた。

ブリザードYuki 「先月は先月、公式戦で優勝したことは認めます。しかし、それが続かない限り、本物にはなれません。私達は、まだ負けてない」

木佐深月「今日はやられたわね。でももとより簡単に勝てる相手だとは思ってないし、そうでなきゃ面白くもない。でもね……勝つから強いのではなく、負けても決して諦めないから強いのよ。次にあたる時は、最後に勝つのはわたしたちだということを教えてあげるわ」




第3試合A☆Fニューフェイストーナメント二回戦第3試合【17】
津上美紗
(7分12秒、スクールボ~イ)
×マスクド・ターキー

ターキー、変に貫禄を身にまとってリングに立つ。
まさに挑戦者、といった風情で躍動する津上には、ターキーへの恐れも侮りもなく、ただプロレスを楽しんでいる風。
せっかく自主的に決まったターキーストライクも、MARINAのハンマーヘッドを受けたことのある津上だから?返されてしまう。
戸惑うターキーに、ロープワークからターキーの上を飛び越えた津上がスクールボーイで丸め込んで3カウント。



第4試合A☆F新人王戦Aブロック第14試合【22】
久保渚(6点)
(6分11秒、逆エビ固め)
×(3点)

これまで勝ちを意識しての硬い表情が多かった久保が、やや吹っ切った様子で入場。命はもちろん表情が読めない。
ラリアットを脇固めで、ブレンバスターも背後に降りて逆さ押さえ込み、といつものように切り返しを上手く使った命。しかし久保はほとんど余裕を持ってカウント2までで返す。
そして命のスモールパッケージ狙いを、命を持ち上げて跳ね返した久保、足を掴んでそのまま強烈な逆エビで勝利。



第5試合A☆F新人王戦Bブロック第14試合【22】
神西志乃(12点)
(8分22秒、片エビ固め:サンダーマウンテンストーム)
×浜口風子(3点)

団体としてはホームでもレスラーとしてマスコミに取り上げられることがなかった神西より、JFタッグも取ったことのある浜口の方が人気が上。
声援を受けて得意のエルボーを放っていく浜口、動きで神西を押し込む。
浜口はダイビングエルボーで勝負を決めに掛かるが、神西これをギリギリで回避すると浜口を引き起こして強烈なSTO。さらに背中合わせに浜口の両手首を掴むと、アウトサイダーズエッジのように前方へ放り投げて押さえ込み、浜口を下した。



第6試合30分1本勝負
×坂倉宏子荒谷久美
(9分02秒、片エビ固め:烈火太陽脚)
水瀬沙夜&○望月登子



第7試合30分1本勝負
ラブリーベル&×永田佐和子サイフィス真美
(10分43秒、パワースラム)
MACHIKOリタ・モレナ&○小縞聡美

先に入場した正規軍。
ベルが真美、永田を脇に追いやってリング上をまるでステージに見立てモデルのようにポーズを取る。長身で均整の取れた体格が見事に映え、会場を盛り上げる。
と、長い入場に怒ったレギオンがコールを待たずにリングに雪崩れ込み試合開始。
真美とベル、ルチャ式のツープラトンストレッチを決めて以外といいチームワーク。そこにベテランルチャ戦士リタが絡む目に楽しい試合展開。
ここで動き的に孤立してしまったのが永田。それまではあまり動かなかった小縞だったが、全員が入り乱れての場外戦から永田をリングに引き上げると、豪快なパワースラムでピン。真女でトップの一角を張っていた強さを見せつけた。

 試合後リング上でマイクを持ったベルが、引き返そうとするMACHIKOに声をかける。動きの一つ一つが優雅な雰囲気を醸し出している。
ラブリーベル「ちょっとそこの。MACHIKOって言ったかしら?あなた、ブラッディマジシャンって名乗ってるらしいわね。私は、マジシャンって大っ嫌いなのよ。マジシャンなんて所詮詐欺師。つまり、あなたも所詮は詐欺師ってことね」
 これを聞いて引き返してきたMACHIKO、リング下からにらみ返す。
MACHIKO「誰に向かって口をきいてるのよ、新入りが」
 これを聞いたベル、鼻で笑うとさらに言いつのる。
ラブリーベル「この世界は実力勝負でしょ?こういうことにキャリアを持ち出すなんて、タネと仕掛けがなくちゃ何もできない詐欺師らしい言い分だわ」
 少しの沈黙の後、MACHIKOが口を開く。
MACHIKO「ふん、そこまで言うなら、サシでやってあげる。自分の体で詐欺かどうかを確かめ
ればいいわ」
 一触即発の雰囲気の中、しかしここはお互い手を出さずに引き上げていった。



第8試合30分1本勝負
NANA豊多摩奈美
(12分21秒、飛びつき式腕ひしぎ)
×ディアナ・アームストロングインフェルナルREIKO

この日のNANAは本気モード。
レインボードラゴンや龍巻など、伏龍モードでファニーウイングスを攻め立てる。
REIKOとディアナが対角線のコーナーでそれぞれ投げキッスからの雪崩式フランケンシュタイナーなど見せペースを握ろうとするが、豊多摩のミサイルキック一発で流れが変わる。
NANAの正調飛びつき腕ひしぎが決まって正規軍が勝利。

10月15日(火) 高知県高知県民体育館


第1試合15分一本勝負
×風祭元気
(6分27秒、シューティングスタープレス)
津上美紗

高知での試合、津上の相手に抜擢されたのは南海道場の風祭元気。
津上がまずKIZUNA選手としては珍しい派手な入場を見せる。そして風祭がサーファーをイメージしたコスチュームでサーフボードを担いでの入場。
両者デビューは似た時期だが、津上の身軽さに翻弄される風祭。新人離れした津上の動きについて行けていない。
風祭、ロープワークの掛け合いから津上をかにばさみで何とか転倒させると、リバースインディアンデスロックに捕らえると、津上をサーフボードにみたてて波乗り風のパフォーマンス。さらにそのまま上半身をサーフボードストレッチ風に固める得意技、サーフボード・デスロックを披露した。
風祭の見せ場は結局ここまで。津上の人工衛星ヘッドシザース、フェイスクラッシャー、そしてとどめにシューティングスタープレスと、身軽な連続攻撃が試合を決めた。



第2試合20分一本勝負
×ブラック・ブリザード坂倉宏子荒谷久美
(14分14秒、片エビ固め:蓮華)
セラフィム・レイ&○ブリザードYukiNANA



第3試合20分一本勝負
ラブリーベル
(8分31秒、ラブリーロック)
×MACHIKO

派手な演出で入場すると優雅な仕草でマイクを握るラブリーベル。「所詮マジシャンなどは詐欺師」などと、MACHIKOを挑発する。MACHIKOはこれに対して、「マジックもプロレスもファンタジーを売ってるのよ」と、煙に巻く。
開始直後いきなりMACHIKOはどこからともなく取り出したトランプ(ジョーカーのカードだった)をベルに投げつけてひるませると、ヘッドロックに捕らえて額にボールペンを突き刺す。
ベルを場外に連れ出したMACHIKO、鉄柱や椅子を使ってベルを流血に追い込む。ベルをリング上に戻したMACHIKO、髪をつかんで引き起こす。その瞬間ベルのハイキックがMACHIKOを捕らえる。
さらにベルは距離を取って美しいフライングニールキックを放ち、MACHIKOをカバー。これはMACHIKOカウント2で返す。
と、その瞬間ベルは流れるような動作でMACHIKOに必殺のメキシカンストレッチ、ラブリーロックを仕掛ける。MACHIKO、たまらずギブアップ。



第4試合20分一本勝負
カーシャ・イワーノヴナ&○豊多摩奈美
(12分39秒、日本海式原爆固め)
ルシフェル華山&×小縞聡美



第5試合永田佐和子帰国記念「闘う翼・次代のヒロインシングルファイト」7番勝負第5戦30分一本勝負
×永田佐和子
(6分51秒、片エビ固め:垂直落下式ブレンバスター)
井上美香

「小娘が、ちょっとは成長したのか見てやるよ!」と入場したときにアピールした井上、レフェリーチェックを受けている最中の永田に襲いかかる。
ほとんど永田の攻めを受けることなく殴る蹴るのラフ攻撃でつぶしていく井上に、場内から大ブーイング。
そしてすぐに永田への声援に変わる。これに奮起した永田、ハンマーラリアットで井上をはじき飛ばして意地を見せる。
さらにノーブルスカーレットを狙う永田だったが、すぐに起きあがった井上が垂直落下のブレンバスターで永田をマットに突き刺し、そのまま3カウント。井上は引き上げるときに永田を「あれでも成長したのか」などと言いつつも、「ちょっとはヒヤッとしたけどな」とのコメントも残した。



第6試合WWPL無差別級タッグタイトルマッチ30分一本勝負
王者組
ディアナ・アームストロングインフェルナルREIKO
(16分00秒、フランケンシュタイナー)
挑戦者
×渡辺智美サイフィス真美
※王者組が二回目の防衛に成功

先代王者マミナベがが傍若無人のファニーウイングスに挑む。
結成時より明らかに動きのよくなった王者組。個人ではともにQOJに出場したこのタッグ、個々の力も十分。マミナベはチームワークで差を出せないとあって苦しい展開。
ファニーウイングス、二人そろって対角線コーナーでの投げキッス雪崩式フランケンシュタイナーでマミナベにダメージを与えると、REIKOが真美を場外に連れ出す。
そして場内でディアナが渡辺にテキサスドライバー。フォールするディアナだが、渡辺カウント2.8で返し起きあがってラリアットからサキュバスドライバーの体制へ。だが堪えたディアナ、毒霧からフランケンシュタイナーで3カウント。
ファニーウイングス、前王者を撃退したことでさらに傍若無人に拍車がかかるのか?

10月20日(日) 京都府KBSホール



第1試合15分一本勝負
×望月登子
(5分00秒、片エビ固め:ハイキック)
サイフィス真美



第2試合15分一本勝負
小縞聡美
(8分23秒、パワースラム)
×水瀬沙夜



第3試合15分一本勝負
NANA
(8分02秒、レインボードラゴン)
×ブラック・ブリザード



第4試合永田佐和子帰国記念「闘う翼・次代のヒロインシングルファイト」7番勝負第6戦30分一本勝負
×永田佐和子
(16分48秒、フランケンシュタイナー)
ディアナ・アームストロング

第6戦の相手はQOJの活躍で名をあげたディアナ。
ナチュラルパワーでは勝てないと、アマレス仕込みの片足タックルからグラウンドに持ち込んでディアナの体力消耗を狙う永田。作戦がツボにはまり優勢に試合を運ぶ永田。
押されていたディアナ、コーナーの金具をむき出しにしたところへ永田の頭をたたきつけるラフ攻撃。さらに場外へ連れ出して鉄柱に打ち付け、椅子で殴るなどして流血させると一人リングへ。場外カウントが数えられる。
永田はこれを何とか18でリングに復帰するも、動きが鈍い。一方ディアナもコーナーにもたれて回復を図っている状態。先に動いたのはディアナ。エルボーからデスバレーボムへつなぎ、フォール。これを返されるとテキサスドライバーへ。これを永田は冷静に丸め込んで切り返す。カウントは2.8。
永田は不意をつかれて呆然としたディアナを持ち上げてマジカルボムを狙う。しかしディアナ、これをフランケンシュタイナーで永田をマットに串刺し。そのまま3カウントを奪った。
永田、後一歩のところツメを誤って惜しい星を落としたが、成長はしっかりと見せた。



第5試合30分一本勝負
坂倉宏子&×荒谷久美
(7分44秒、体固め:ムーンサルトセントーン)
井上美香&○インフェルナルREIKO



第6試合30分一本勝負
ラブリーベルセラフィム・レイ&○豊多摩奈美
(17分59秒、逆エビ固め)
ルシフェル華山&×MACHIKO影山真琴

「マトリックス」を彷彿とさせるような黒ずくめで登場したnWo総帥影山真琴。そのコスチュームにしっかりとnWoのロゴ入りである。
影山はいきなり豊多摩に襲いかかり場外へ連れ出すと、華山がレイに、MACHIKOがベルにそれぞれ攻撃を仕掛けていく。
華山はレイをコーナーに押し込んでストンピングの嵐。しかしMACHIKOがベルの浴びせ蹴りを受けて場外に待避してしまい、華山もベルの加勢によってレイから引きはがされる。
場外では影山が豊多摩を何度も引きずり落として動きを封じるが、さすがにリング上に介入するほどの余裕は与えられない。しかも、リングそばに寄ったときにレイがリング上からバミューダ・トライアングル(三角跳びケブラーダ)で影山の上に降っていく。
この隙にリングに戻った豊多摩、リング上では圧倒的な力を見せて華山にJ.O.スープレックス、そしてMACHIKOを強烈に逆エビで反らせて強引なギブアップを奪った。


影山真琴 「今日はレギオンの二人に頑張ってもらいたかったからね。うん。勝敗は関係ないよ。まあ、5日だっけ? ラブリーベルってガキがレギオンのことガチャガチャ言ってたみたいだけどな。レギオンは不滅だよ。ほんの一面見てからほざいてるようじゃまだまだだな。まあ正規軍のぬるま湯じゃそう言う風に見えないだろうよ。だけどね、あたしはトコトン、レギオンと付き合うよ。今日のルシフェルやMACHIKOと一緒にやって楽しめたしね。しかし、まあ、あたしが言うことじゃないよな~。井上さんやREIKOさんはあれくらいの発言くらいで動じてないし。あたしはこれ聞いてカチンときちゃってさ~(笑)あたしの仲間を侮辱されたら誰であろうとも許せないしよ。まあ、またレギオン友軍でWWPL来ちゃうから。来るなと言われてもね(笑)レギオンのためならなんだってするからよ。豊多摩! ま、ちったぁ覚悟しとけ!」


引き上げる途中で影山選手のインタビュー内容を聞かされたラブリーベルはそれに対してのコメント。
ラブリーベル「え、私のことを……!?ふーん……、で、影山って誰?あー、そういえば対戦相手にいましたわね。影が薄いもんだからわからなかったわ(微笑)。ぬるま湯っておっしゃられてるようですけど、よっぽどご自分たちの方がぬるま湯だって気付きませんかしら?仮にも『援軍』としてやってこられた方が、負けて『楽しかった』じゃお話になりませんわよ。まずは結果を出さないといけないんじゃありませんこと?私はそう思いますけどねぇ~。ま、負け犬が何か言ってるって聞き流しておきましょうか、ふふふ。」



第7試合IWWFアジアヘビー級シングルタイトルマッチ時間無制限一本勝負
王者
氷縞和泉
(12分34秒、片エビ固め:デス・サイズNo.1)
挑戦者
×ブリザードYuki
※初代王者が二度目の防衛に成功


挑戦者としてYukiが入場しようとしたとき、かかった曲は「新世界より 第4楽章」。一部のファンにざわめきが走る。そして姿を現したのはブリザードYukiではなく、素顔の川部雪江。
リングインした川部は「デビューしたときから、あなたとタイトルをかけて試合するのが目標の一つでした。今の私の全てをぶつけます」とアピール。
気合いの入ったエルボーをぶつける川部。だが、氷縞は動じず「もう一度かかってこい」という仕草。今度はロープに跳んで勢いをつけてのエルボーを放つ。よろめいたが倒れない氷縞、お返しにローキック。大きな音が会場に響き、川部は膝をつく。
氷縞はさらにその側頭部へ蹴りを放ち、川部をはじき飛ばす。さらに仰向けに倒れている川部にギロチンドロップ。容赦なく責め立てる氷縞。
さらに川部の髪をつかんで引き起こすが、ここで川部の反撃。切れのある一本背負いで氷縞を投げると、そのまま離さずに4連発。そして袈裟固めでホールド。
氷縞がこれをはずしたところ素早く背後に回って胴絞めスリーパーと、手を休めず攻め立てていく。
言葉通りもてる技術をフルに使って攻め込んでいく川部、しかし氷縞を仕留めるには至らない。氷縞はナックルで川部を殴りつけ、ひるんだところに必殺のデス・サイズNo.1(首刈り式ハイキック)をたたき込むとそのまま固めて3カウント。

氷縞和泉 「悪くはないですけれどね」

川部雪江 「悔しいです。・・・もう、試合をすることが目標ではないですね。次は、勝ちます。マスクを脱いだことですか?初心に返るという意味も込めて、今日は、どうしても素顔で挑みたかったんです。今後Yukiとしてどうするか、まだはっきりとは考えていませんが、しばらくは両立するつもりです」

10月25日(金) 岡山県山陽ハイツ体育館


第1試合15分一本勝負
カーシャ・イワーノヴナ
(7分39秒、片エビ固め:サンダードラゴンドライバー)
×津上美紗

その細かく身軽な動きはなんとカーシャすら上回ってしまう津上。リングを縦横無尽に動き回りドロップキックを連発。さらにファンタジア(不知火)まで仕掛けてカーシャをダウンさせてしまう。
早くもコーナー最上段に上った津上は、ファイヤーバードスプラッシュを仕掛ける。が、これはカーシャ転がって回避すると自爆してうずくまる津上をすぐさま膝十字に捕らえる。
逃げようとする津上だが、カーシャは体制を入れ替えると裏膝十字の形に移行してリング中央へ引きずっていく。徹底して足にダメージを与えていくカーシャ。
津上はなんとかロープに逃げたものの、足を引きずってしまう。そこにとどめとカーシャのサンダードラゴンドライバーが炸裂、試合が決まった。
リング上で勝ち名乗りを上げるカーシャ。と、そのときなんと東京女子のストーム水戸が姿を現してマイクを握ると、一気にまくし立てる。
ストーム水戸「WWPLファンの皆さん。お久しぶりのストーム水戸です。今日このリングに上がったのは、そこにいるカーシャに用事があったから。………カーシャ!あんたの持ってるWWPLウェルター!あたしに挑戦させろって!あんたとは1勝1敗でまだケリも付いてないんだから、ちょうどいいだろ!あたしの挑戦を受ける気有るのか無いのか!返答は!」
しばらく考えていた様子のカーシャ。そして、ゆっくりと頷いた。
カーシャ・イワーノヴナ「…そういえば、一勝一敗だったんですね(笑)。挑戦者も未定でしたし、売られたケンカなら買わないとかわいそうですし…ね」
これで、次のウェルター級の挑戦者がストーム水戸に決定。水戸はベルトの実績を作ることができるのか。



第2試合20分一本勝負
水瀬沙夜&○望月登子
(体固め:九龍城落地)
セラフィム・レイ&×ブラック・ブリザード



第3試合20分一本勝負
坂倉宏子&○荒谷久美
(低空ムーンサルトプレス)
×MACHIKO井上美香



第4試合永田佐和子帰国記念「闘う翼・次代のヒロインシングルファイト」7番勝負第7戦30分一本勝負
×永田佐和子
(28分46秒、体固め:蓮華)
川部雪江

7番勝負、最後の相手はブリザードYuki、いや、川部雪江。2000年組の代表格の選手に挑む。
開始直後に組み合うと、永田が素早くサイドに回って川部の足を刈る。川部は倒れ込みながらも永田を引き込むと、袈裟固めで押さえ込む。永田、素早く首を抜くと川部の腕を脇固めで極める。
序盤から長い時間スピーディーなグラウンドが展開される試合、両者ほとんど動きが止まらない。
長期戦は両者の意地がぶつかる投げ合戦を経て20分過ぎ、永田がハンマーラリアット3連発を叩き込み、押さえ込む。カウントが3入ったかと思われた瞬間、しかし川部の足はロープに。
川部は体を起こす力は残ってなかった様子だけに、永田はこの勝機を逃したことで動きが止まる。
川部、反応が遅れた永田にアッパー掌低を叩き込みながら大外刈りで永田の後頭部をマットに強打させる。そのまま倒れ込むように押さえ込むと、カウントは3。
永田は結局7戦全敗となってしまったが、メインイベンター達との好勝負も見せ、成長をアピールすることはできた。



第5試合30分一本勝負
影山真琴インフェルナルREIKO小縞聡美
(15分38秒、飛びつき式腕ひしぎ)
ラブリーベル&×サイフィス真美NANA


ラブリーベル「ふふふ。これでやっと面白くなってきたってところよね。メキシコからきて何となく肩透かし、って気もしてたんだけど少しはこれで楽しめるわ。やっぱりこうでなくっちゃ……」(謎の笑みを残しそのまま控え室へ消える)



第6試合45分一本勝負
豊多摩奈美
(11分02秒、J.O.サイクロン)
×ディアナ・アームストロング

10月27日(日) 愛知県名古屋市総合体育館


第1試合20分一本勝負
×カーシャ・イワーノヴナサイフィス真美
(7分58秒、シャイニングマフィア)
ルシフェル華山&○井上美香


第2試合20分一本勝負
ブラック・ブリザード&○ブリザードYuki
(13分42秒、体固め:鳳仙花)
×高岡ユーリ木佐深月


第3試合15分一本勝負
望月登子
(6分51秒、KO:烈火太陽脚)
×MACHIKO


第4試合20分一本勝負
セラフィム・レイ&○永田佐和子
(9分33秒、バックドロップホールド)
坂倉宏子&×水瀬沙夜


第5試合15分一本勝負
星野真琴
(10分29秒、シュープリーム・サンダーボム)
×ラブリーベル


星野真琴 「何? レギオンと影山さんをバカにするヤツがいるって言うから、わざわざDIA休んでこっちに遊びに来たんだけど。見ての通り、影山さんが出るまでもないってこと。まぁ、来月からの海外JC遠征前の肩慣らしくらいにはなったかな」


ラブリーベル「ふう、やられてしまいましたわね……。来日してシングルでは初黒星ってことになるのかしら。ま、この結果だけで私の事をわかったように思って頂いては底が知れるってもの。私を甘く見るのでしたら後悔させて差し上げますわ(妖笑)」
 星野真琴選手のインタビューの事を聞かされて
ラブリーベル「「バカにしてた」って発想がお粗末ですわね。事実を述べられてそんな風にしか取れないから「底が見える」と申し上げてるのですわよ。まいいですわ……いずれ、目にものみせてあげる…」




第6試合20分一本勝負
小縞聡美
(14分40秒、聡美キャノンボム)
×氷縞和泉


第7試合WWPL無差別級シングルタイトルマッチ時間無制限一本勝負
王者
豊多摩奈美
(15分38秒、片エビ固め:J.O.クインビーボム)
挑戦者
×荒谷久美
※初代王者が6度目の防衛に成功