試合結果8月
8月4日(日) 香川県高松市総合体育館
第1試合15分1本勝負
△久保渚
(15分00秒、時間切れ引き分け)
△雅
第2試合QOJ2002予選リーグBブロック公式戦20分1本勝負
○望月登子(勝ち点2)
(11分11秒、KO:烈火太陽脚)
×永田佐和子(勝ち点0)
アメリカから帰国した永田、久々の登場でいきなりQOJ公式戦、しかも相手は望月となかなか厳しいかと思われたが、いきなりスクールボーイでの奇襲を見せる。
続けてバックドロップを連発倒れたところにヘッドロックと、望月顔負けのハイスパートな展開へ持ち込む。
しかし望月もフライングニールキックを叩き込むと、お返しとばかり強烈な三角跳び延髄斬り。これを気合いで返した永田だが、望月の新技、スワンダイブしての上段回し蹴りでKO。
試合後望月が珍しく手をさしのべ、健闘をたたえた。
望月登子「遊んでたわけじゃないのがよく分かったよ。うん、面白かった」
第3試合30分1本勝負
カーシャ・イワーノヴナ&○セラフィム・レイ&NANA
(7分05秒、反則)
華山麗子&×MACHIKO&氷縞和泉
一軍に上がった華山麗子が気迫を全面に出したファイトでチームPiaキャロを攻め込む。
NANAがフォローに入ろうとするがこれは氷縞に止められ、華山がMACHIKOと共にラフ、凶器攻撃を多用して3人とも流血させることに成功。
あまりに目に余るということでレフェリーが試合を止めたが、それでも騒ぎは収まらず乱闘が続いた。
華山麗子「お〜っほっほっほ!あの程度で反則?そんなお嬢様プロレスの何が楽しいとおっしゃるのかしら?所詮はアイドルレスラー、たいしたことありませんでしたわね!」
カーシャ・イワーノヴナ「うわぁ、すごい出血…」
セラフィム・レイ「あ〜あ、せっかくのコスチュームが血だらけだよぉ…」
NANA「むうっ、久しぶりの凶器攻撃のオンパレードだったのだ」
第4試合30分1本勝負
ブラック・ブリザード&○ブリザードYuki
(15分58秒、片エビ固め:鳳仙花)
高岡ユーリ&×木佐深月
「クライシス」がWWPLマットに見参。セコンドには九条蒔絵の姿が見える。
元々総合格闘技を主としていた高岡がダブルブリザードと五分にグランドで渡り合うと、木佐がYukiをキックでひるませスクラップバスターでマットに叩きつける。
ダブルブリザードは上手さを見せるが、クライシスが気合い、試合への集中力で五分の展開。
高岡の雪崩式水車落としがブラックに決まると、これがあわや3カウント。
最後は地力に勝るYukiが鳳仙花で木佐を倒したが、クライシスのインパクトが勝った試合となった。
試合が終わると、インフェルナルREIKOとディアナ・アームストロングが姿を現し、エプロンに上がる。
インフェルナルREIKO「ん〜、あたし感動しちゃったわよ、高岡、木佐。ご褒美として未定になってたあたしたちのタッグベルトに挑戦させてあげる!」
と、爆弾発言。もちろんこれに反駁するダブルブリザード。
ブリザードYuki「勝ったのは私達です!それをさしおいてクライシスが挑戦だなんて、おかしいじゃないですか!」
インフェルナルREIKO「うるさいわね〜。あんた達は面白そうじゃないの。王者のいうことが聞けないならあたし達が持ってる限り絶対に挑戦させてあげないわよ」
ディアナ・アームストロング「そうね、ベルトを持ってるのはワタシ達。好きにさせてもらって何が悪いのよ」
ここでREIKOとの試合を控えている渡辺が登場。
渡辺智美「ダブルブリザードやあたしをよけて勝てそうな相手を指名するなんて、金森麗子も堕ちたものね!」
インフェルナルREIKO「はあ?何言ってるの?あんた挑戦したいならもうちょっと誠意を見せなさいよ。・・・靴でもなめる?」
渡辺智美「弱い犬ほどそういうことさせたがるのよね。ちょうど次があたし達の試合だから、実力で黙らせてやるわ」
インフェルナルREIKO「いいわよ。再入場もバカらしいわね。ゴングならして!試合開始よ!」
第5試合QOJ2002予選リーグAブロック公式戦20分1本勝負
○インフェルナルREIKO(勝ち点2)
(13分29秒、片エビ固め:延髄斬り)
×渡辺智美(勝ち点0))
先ほどの試合の後のやりとりからなし崩し的に始まった第5試合。
ゴング前にREIKOのキックが渡辺を襲う。しかしすぐに立ち直った渡辺、一進一退の攻防を繰り広げる。
だが、ダメージの大きな技を受けていったのは渡辺。延髄斬りやマシンガンミドルキックのダメージが響く渡辺に、ムーンサルトプレスでフィニッシュを狙うREIKO。
これは返した渡辺だったが、続く延髄斬りで3カウント。
インフェルナルREIKO「実力でもあたしが上なのが身にしみて分かったでしょ。さあ、全部勝つわよ!
第6試合30分1本勝負
サイフィス真美&×豊多摩奈美
(14分44秒、片エビ固め:シャイニングマフィア)
○井上美香&ディアナ・アームストロング
豊多摩、真美の入場途中で仕掛ける井上とディアナ。
ディアナが真美に山積みの椅子へパワーボムを仕掛けてKOしてしまい、その後リング上で豊多摩がなぶられることになる。
二人同時になぎ倒すドロップキックなども見せる豊多摩だが、井上のヤクザキックからディアナのムーンサルトプレス、さらに合体パワーボムと息もつかせぬ連続攻撃。
7分を過ぎてようやく復帰した真美だったが切れが悪く、ディアナに百舌落としを決め損ねてマットに叩きつけられる。ハイキックを命中させて何とかしのいだ真美だが、その後再び豊多摩が捕まる。
そして最後は乱戦の中、膝をついた豊多摩に井上のシャイニングマフィア一閃。これで試合が決まってしまった。
タッグではパートナーは取られても自分は負けなかった豊多摩だったが、この日その神話すら崩壊。真美と豊多摩はリング上でアピールをするレギオンに顔を向けることなく退場していった。
8月10日(土) 鳥取県白兎海岸特設会場
日差しの強い海岸に設置されたリング上で行われたこの日、水着姿の観客が多く見られた。
第1試合20分1本勝負
○華山麗子&MACHIKO
(14分06秒、片エビ固め:デスティニーハンマー)
雅&×久保渚
MACHIKO「あんなザコ
華山麗子「お〜っほっほっほ!わたくしの実力がよくおわかりになったでしょう?あのような者達など、一人でぽいですわ!」
MACHIKO「人がしゃべってる途中に割り込まないで!まあ、実際華山の動きは良いわよ。前座からメインまで、レギオン天下が続くから覚悟してなさい正規軍」
第2試合QOJ2002予選リーグBブロック公式戦20分1本勝負
○NANA(勝ち点4)
(8分45秒、飛びつき式腕ひしぎ)
×永田佐和子(勝ち点0)
序盤からNANAの変幻自在の腕ひしぎが永田を襲う。
あっという間に極められてロープエスケープを余儀なくされる永田、なんとか意地を見せてバックドロップを連発。嵩にかかって攻め立てようとする。
しかし、NANAが一枚上手。得意の飛びつき腕ひしぎを極められた永田、耐えきれずタップ。
NANA「佐和子ちゃんも強くなったのだ。今度またシングルで試合してあげるのだ」
第3試合20分1本勝負
×カーシャ・イワーノヴナ&セラフィム・レイ
(10分27秒、スクラップバスターホールド)
高岡ユーリ&○木佐深月
高岡は元々レギオンのメンバーであり、またクライシスはWWPLに於いてまずダブルブリザードを狙っていくと宣言。さらにREIKOの突然のタイトルマッチ挑戦者発言によりクライシスの存在は正規軍としても負けられないタッグチームとなった。
しかし、チームPiaキャロットとして登場したカーシャとレイ、クライシスの二人の猛攻に得意な間合いを取れず押し込まれる。
クライシスは打撃や関節技でレイの足を集中狙いして動きを止めると、カーシャを交互に攻める。そして木佐のスクラップバスターがクリーンヒット。カーシャからピンを取った。
カーシャ・イワーノヴナ「正規軍としては、負けたくない相手だったんですけどねぇ …」
セラフィム・レイ「おりょっ、チームPIAキャロって正規軍になるの〜?」
カーシャ・イワーノヴナ「さ、さぁ…」
セラフィム・レイ「たしかに、負けたのはくやしいけど、お客さんの視線はあたした ちにくぎ付けだったよね〜」
カーシャ・イワーノヴナ「そ、そうでしたね…」
第4試合QOJ2002予選リーグBブロック公式戦20分1本勝負
×望月登子(勝ち点2)
(15分54秒、体固め:ムーンサルトプレス)
○ディアナ・アームストロング(勝ち点4)
序盤から大技を惜しみなく繰り出す派手な展開。
望月の烈火太陽脚、ディアナがテキサスドライバーが5分までに放たれる展開。
徐々にペースを握ったディアナがダブルブレイクでフォールするが、望月これを返して怒濤の反撃。
ハイキックや跳び蹴り、さらには九龍城落地と叩き込んで一気に追いつめる。だが、このスパートで3カウントを奪えなかったことが致命的。
ダメージが大きく動きの鈍くなった両者だが、ディアナの渾身のムーンサルトが決まって薄氷を踏むような勝利。
ディアナ・アームストロング「さすがにトーコとシングルはとっても大変。でも、もちろんやるからには勝つわ」
望月登子 「くそっ、あと一歩だったのに!・・・なんとか残り勝って、ディアナが落ちるのを期待するしかないな」
第5試合30分1本勝負
○渡辺智美
(12分29秒、エビ固め:ヘルスマッシャー)
×ブラック・ブリザード
Yukiに連勝して勢いに乗っているか、ブラックは積極的な掌打攻勢に出る。
しかし、渡辺がロープワークからラリアットでブラックの動きを止めるとねちねちとした密着戦へ。かと思うとドロップキック連発からダンシングフランケンシュタイナーなどの派手な大技を繰り出し、ブラックのペースを攪乱。
それでもブラックが腕を攻め、渡辺のパワーを削り取りながら勝機を狙う。
そして渡辺の攻撃がやんだところに掌打。まともに顔面に食らった渡辺の顔色が変わる。痛む腕をラリアットで叩きつけると恐怖の技ヘル・スマッシャーでマットに突き刺し、3カウント。
すぐに起きあがらないブラック、担架で運ばれていった。
渡辺智美「ふっふ〜んだ、まだまだあたしに勝とうなんて、甘口カレーより甘いわよ。・・・この例えはどうなのかしら。まあともかく、色気が足りないの一言ね。なんて優しいコメントですますわけないでしょ!顔をさんざん殴ってくれたお返しよ!あっちの世界でしばらく反省してなさい!」
第6試合30分1本勝負
サイフィス真美&○豊多摩奈美
(16分49秒、体固め:J.O.クインビーボム)
井上美香&×氷縞和泉
連日タッグ戦で、豊多摩にはストレスのたまる組み合わせが続く。
しかし、正規軍が軍団として機能するためにはチーム戦が必要不可欠。苦手だからと回避は出来ない。
サイフィス真美としても、自分が付いていながら敗北したというのは屈辱モノ。レギオンヘビータッグ撃破のため、開始早々からめまぐるしいルチャの動きで井上を翻弄する。
豊多摩もまず司令塔の井上を狙う。強烈なミサイルキックではじき飛ばし、場外へ落ちたところにコーナー最上段から「よっしゃいくぞー!」のかけ声から高いプランチャ。空中殺法で会場を味方につける。
交互に激しく大きな動きを見せる真美と豊多摩に、さすがのレギオンセコンド陣もなかなか介入出来ず
氷縞もその勢いで飲み込み、「敢えて蹴らせてそれを耐え」、結局最後は氷縞から3カウント。意地を見せた。
第7試合QOJ2002予選リーグAブロック公式戦20分1本勝負
×インフェルナルREIKO(勝ち点4)
(11分41秒、片エビ固め:二段蹴り)
○ブリザードYuki(勝ち点2)
試合前、Yukiが「この試合私が勝ったら、無差別タッグ挑戦者はダブルブリザードにして下さい」とマイクで訴えると、REIKOは「考えておいてあげる」と返答。
それがあってか、序盤からYukiの投げ技が面白いように決まっていく。慌てたREIKOが間合いをとってミサイルキックを放つが、Yukiは倒れずに踏ん張ると体制の崩れたREIKOにスリーパー。
試合の流れが完全にYukiに支配されてしまい、、REIKOの反撃が単発止まり。高角度脇固めや地獄絞めは何とか脱出したREIKOだったが、なんとYukiの左ミドルキックから飛び上がりつつ右足でアゴを蹴り上げるように続く二段蹴りでダウンさせられてフォール。これが3カウントはいってしまった。
勝ったYukiは全身で喜びを爆発させ、REIKOは呆然と起きあがる。
Yukiはリングから降りたREIKOに対して「これで、私達に挑戦させてもらえますね?」と問いかける。ところがREIKO、「考えたんだけど、やっぱり嫌。だいたい、ダブルブリザードに負けたわけじゃないもんね」と言い捨てるとさっさと引き上げてしまった。しかし、REIKOはYukiに連敗。これは挑戦させるべきと思われるのだが――。
ブリザードYuki 「私の完勝ですよね。REIKOがタッグベルトへの挑戦を受けないなら、逃げたことにしかなりません。それでもよければ、クライシス相手に遊んでいて下さい」
井上美香「痛い星を落としたな」
インフェルナルREIKO「あたしの全勝優勝がこんなところで簡単に阻止されるなんて・・・。許さない。こうなったらダブルブリザードはぜ〜ったいに挑戦させてあげないんだから!」
8月15日(木) 兵庫県神戸サンボーホール
第1試合15分1本勝負
○カーシャ・イワーノヴナ
(6分20秒、オーロラエクスキューション)
×雅
第2試合15分1本勝負
×セラフィム・レイ
(6分46秒、片エビ固め:渚シャトル)
○久保渚
第3試合20分1本勝負
リタ・モレナ&○望月登子
(10分30秒、片エビ固め:九龍城落地)
×高岡ユーリ&木佐深月
リタと高岡が腕の取り合いから基本のグラウンドで攻防をしているところに、望月が高岡へ蹴りを入れて乱戦に。木佐と望月が蹴り合うが、蹴りのスピードでは木佐が上回るも望月の強烈な顔面蹴りで後方へはじき飛ばされる木佐。場外へ落ちた木佐へさらにリタが場外ダイブで追い打ちをかける。
乱闘風になったところで以外にもクライシスが盛り返す。高岡が望月を椅子の殴り合いをしているところに木佐が後ろから望月へ蹴りを入れ、高岡の椅子の直撃を食らって望月流血。
試合終了後姿を現した渡辺。
渡辺智美「こんな弱い二人を本当にタッグ挑戦者にするの?どう見たって実力不足じゃない、ねえREIKOさん?あたしと真美さんのタッグがそんなに怖い?」
とアピールすると、REIKOも出てきてマイクを握る。
インフェルナルREIKO「分かったわよ。今日の試合アンタ達があたしからとったら考えてあげてもいいわ」
渡辺智美 「その言葉、忘れないでよ」
第4試合30分1本勝負
ブラック・ブリザード&○ブリザードYuki
(16分00秒、高角度脇固め)
×MACHIKO&井上美香
レギオンが石黒、リタ、REIKOも加勢するため混戦となる。
しかし渡辺と真美が手助けにはいると、なんとかリング上は2対2に。
ブラックの好アシストでMACHIKOとグラウンド戦に持ち込んだYukiが執拗な腕狙いから高角度に極めて勝利。
第5試合QOJ2002予選リーグBブロック公式戦20分1本勝負
×ディアナ・アームストロング(勝ち点4)
(13分38秒、ノーブルスカーレット)
○永田佐和子(勝ち点2)
序盤からディアナのペース。カウンターキックやステップキックなど、組み合わずに小突くような攻撃をかける。
永田も何とか食らいついてバックドロップを仕掛けるが、単発止まりで流れを変えられない。
しかし、ディアナのデスバレーボムを耐えたあたりで猛反撃。
まずは足を極めて動きを止め、バックドロップホールドでカウント2.5。すかさずノーブルスカーレットで捕らえると、ディアナ逃げ切れずギブアップ。
REIKO―Yuki戦に続き、波乱が起こったQOJ予選。WWPL勢の試合はこのまま荒れるのだろうか。
第6試合20分1本勝負
○豊多摩奈美
(19分31秒、日本海式竜巻原爆固め)
×NANA
しがらみのないシングルと合ってか、豊多摩の動きがいい。
NANAも久々公開となるレインボードラゴンを見せるなどの素晴らしい動きを見せるも、豊多摩には届かず。
NANA「奈名も本気だったけど、本気の奈美さんはやっぱり強かったのだ」
第7試合30分1本勝負
渡辺智美&○サイフィス真美
(10分29秒、片エビ固め:エーテルちゃぶ台返し)
×インフェルナルREIKO&氷縞和泉
机の破片を持って入場してきたREIKO、これで渡辺と真美をめった打ち。
しかし再度破片を使おうとしたとき、真美のディスカッターで破片ごと蹴飛ばされる。その時に顔面に破片が当たったらしく呻くREIKO。
そこから一気にスパートをかけたナベマミ、渡辺が氷縞をコブラホールドで捕まえる間に真美の回転蹴りがREIKOを襲い、3カウント。
ハイタッチを交わした渡辺と真美、マイクでタッグ戦の挑戦アピール。しかし。
インフェルナルREIKO 「考えてあげたんだけどー。いきなり前の王者に挑戦権あげるってのは違うと思うのよねー。ちょっと期間をおいた方が面白いと思うから、やっぱり次はクライシスにするわ」
渡辺智美「ちょっと、話が違うじゃない!」
インフェルナルREIKO「考えてあげたじゃない。結果として「またの機会をお待ちします」って事になっただけ。それじゃ、あたしたちの防衛を期待しててね」
8月20日(火) 佐賀県佐賀スポーツセンター
第1試合15分1本勝負
×カーシャ・イワーノヴナ
(10分45秒、鬼殺し)
○ブラック・ブリザード
第2試合20分1本勝負
○石黒翔子&望月登子
(9分21秒、回転エビ固め)
×雅&久保渚
第3試合20分1本勝負
華山麗子&○MACHIKO
(8分03秒、ダブルリスト・アームサルトホールド)
×高岡ユーリ&木佐深月
第4試合QOJ2002予選リーグAブロック公式戦20分1本勝負
○ブリザードYuki(勝ち点:)
(12分20秒、足極め脇固め)
×渡辺智美(勝ち点:)
いきなり出会い頭に大外刈りの連発を仕掛けるYuki。
渡辺これで頭に血が上ったか、ラリアットからいきなりのヘブン・スマッシャーを見せる。
この二人の戦いとしては意外なことに、Yukiの柔道投げと渡辺のパワー殺法のぶつかり合いとなり、ほとんどグラウンド戦がない。
ほぼ互角だった組み付いての勝負に、アドバンテージを奪ったのは渡辺。とどめとばかりにサキュバスドライバーの体勢に入る。
しかしYukiがここで満を持して切り返しての腕殺し発動。慌てて距離を取ろうとする渡辺だったが、足を極められて動きを封じられての脇固めによって無念のギブアップ。
第5試合QOJ2002予選リーグBブロック公式戦20分1本勝負
×NANA(勝ち点:4)
(12分21秒、テキサスドライバー)
○ディアナ・アームストロング(勝ち点:6)
ゴング前の奇襲でペースをもぎ取ったディアナ、反則負けすれすれのラフ殺法で仕掛ける。
NANAも要所で関節技を繰り出して耐えていくが、流れを掴むには至らない。
NANAは何度も飛びつくが、ロープに逃げられたり、リタの乱入によるカットを受けてしまったりと勝利に結びつかない。
NANAの再度の飛びつき腕ひしぎを、ディアナこらえるとそのままテキサスドライバーでマットに串刺し。
意表をつかれた一撃に、NANA沈む。
NANA「むうっ、負けちゃいけない相手に負けちゃったのだ。この1敗は痛いの だ」
第6試合永田佐和子帰国記念「闘う翼・次代のヒロインシングルファイト」7番勝負第1戦30分1本勝負
×永田佐和子
(5分45秒、片エビ固め:エクスカリバー)
○インフェルナルREIKO
アメリカ遠征の成果を見ようと組まれた永田のシングル7戦。そのトップバッターがなんといきなりインフェルナルREIKOとあって、やや緊張気味。
REIKOは永田にほとんど付き合わず、姑息な技でペースを乱して延髄斬り、マシンガンキックとたたみかけてエクスカリバーで強引に勝利。
REIKOは「相手になんないわよ」と一言言い残してリングを降りた。
第7試合45分1本勝負
×セラフィム・レイ&サイフィス真美&豊多摩奈美
(11分53秒、エビ固め:ナイアガラドライバー)
リタ・モレナ&○井上美香&氷縞和泉
8月25日(日) 京都府京都市体育館
第1試合20分1本勝負
×ルシフェル華山&リタ・モレナ
(11分42秒、連結式風車固め)
カーシャ・イワーノヴナ&○セラフィム・レイ
入場時ににどよめきが起こった。
「光あるところに闇がある。天使が居るところ闇の天使が舞い降りる。ルシフェル華山入場!」というリングアナウンスに続き姿を現した華山麗子、いやルシフェル華山は、黒いガウンに大きな漆黒の翼を付けて入場、それはまさしくセラフィム・レイの黒バージョンと呼べる姿。
リング中央でマイクを握ると、「純白の天使、闇に染めて差し上げます」と、レイを指さしながら静かな声で宣戦布告。
これに刺激されたレイ、華山に積極的に向かっていく。華山はサミングからバックドロップ、倒れたところに膝を落とすというスムーズな連係攻撃を見せてレイを幻惑。
頭に血が上るレイを、カーシャが上手く抑えて華山をサブミッションにとらえたことで、レイが冷静になる時間ができた。
再び華山とレイの対決になったところで、ロコモーションダブルアームで3カウント、まずは撃退して見せた。
敗れた華山だったが、「今日は小手調べ。まだ、始まったばかりです」と、飄々とした態度で引き上げた。
カーシャ・イワーノヴナ「なんとか勝てましたね」
セラフィム・レイ「いやいや〜、ありがと〜。カーシャちゃんのおかげだよ、うん」
第2試合20分1本勝負
×ブラック・ブリザード&ブリザードYuki
(12分44秒、バックドロップホールド)
久保渚&○永田佐和子
久々に組んだ永田と久保だったが、なんとチームワークが永田の好アシストもあって良くなっている印象さえ受ける。
レスリング重視の展開を、ダブルブリザードが打撃で活路を見いだそうとするが、なんと久保のダブルラリアットで2人ともはじき飛ばされる。
さらに、永田がホールドしたところに久保の渚シャトルがブラックに決まり、その勢いを利用しての永田のバックドロップホールドでなんと3カウント、ダブルブリザード撃破という金星を挙げた。
久保渚「悔しいけど、佐和子のやつ強くなってやがる。俺も負けてられないぜ」
第3試合QOJ2002予選リーグBブロック公式戦20分1本勝負
○NANA(勝ち点:6)
(9分34秒、ビクトル式膝十字)
×望月登子(勝ち点:6)
望月の動きがあまり良くなく、小競り合いから膝十字を極められてロープエスケープ。
その後も、NANAの積極的なサブミッションに対し軽い反撃のみに終わる望月、ほとんど見せ場を作る事が出来ず膝十字でギブアップ。
望月、この試合に勝っていれば31日の星取次第で決勝進出の望みも残っていたのだが、これで予選敗退が決定した。
NANA「もっちーさんには悪いけど、奈名も負けるわけにはいかないのだ」
第4試合30分1本勝負
渡辺智美&サイフィス真美&○豊多摩奈美
(14分47秒、ムーンサルトプレス)
×MACHIKO&井上美香&氷縞和泉
好調の井上がレギオンを引っ張って有利に進めるが、渡辺と真美が上手く分断してMACHIKOと豊多摩の一対一の状況を作る。
シングル戦の状況になれば強い豊多摩、MACHIKOからピンフォール勝ち。
第5試合WWPL無差別級タッグタイトルマッチ30分1本勝負
王者組
○ディアナ・アームストロング&インフェルナルREIKO
(28分44秒、ロックオンムーンサルトプレス)
挑戦者組
高岡ユーリ&×木佐深月
☆第2代王者が初防衛に成功
完全になめてかかる王者組、ディアナのカウンターキックやREIKOのステップキックなど、顔面を嫌がらせのように露骨に狙っていく。
しかし、序盤に軽くあしらった事がクライシスに火を付けた。木佐の連続ローキックから高岡の膝固めでREIKOの足を止めると、自軍コーナーに押し込めて2人がかりのストンピング。救出に入ったディアナに高岡がカニばさみをかけて転倒させると、木佐の蹴りがディアナの側頭部をとらえる。
さらに木佐のスクラップバスター、高岡の雪崩式水車落としが決まったところでようやく反撃に出る王者組。
クライシスを場外に落とすと、ディアナのエルボー・スイシーダとREIKOのプランチャ・スイシーダを次々と決め、さらに場外を引き回しながら椅子でめった打ち。
20分を過ぎて、脚狙いが効いたのかREIKOがコーナーで動きを止めてディアナが孤軍奮闘。この隙を逃さずクライシスが猛反撃。木佐の蹴り連打から高岡が胴絞めスリーパーでギブアップを迫る。ロープエスケープしたディアナに、木佐が宝刀・MFBを繰り出しフォール。
しかしREIKO、カウント2.9でカットにはいると高岡に延髄斬り、さらに木佐にエクスカリバーを放つと木佐の顔面を踏みつける。そこになんとか起きあがったディアナがムーンサルトで降ってくる。
ロックオンムーンサルトプレスで王者組、何とか残り時間1分強で勝利して防衛に成功。
4名ともほとんど動く事が出来ず、それぞれセコンドの肩を借りて引き上げる事になった。
インフェルナルREIKO「油断しすぎたかな。ディアナは完全にダウンしちゃってるし・・・。まあ、挑戦者に選んだあたしの目は確かだったって事だけど。後は、あたしたち2人がそれぞれQOJ予選を突破するだけ・・・」
高岡ユーリ 「くそっ!後一歩だったのに!でも、届かないところじゃない。自信にはなったさ」
木佐深月「まだまだ詰めが甘いってことよね。またとない機会だったのに、取り逃が しただなんて……。この借りはタッグ公式戦で返させてもらうわね。楽しみにしてる といいわ」
8月31日(土) 山口県海峡メッセ下関
第1試合20分1本勝負
○カーシャ・イワーノヴナ&セラフィム・レイ
(9分44秒、腕ひしぎ逆十字固め)
ルシフェル華山&×MACHIKO
第2試合15分1本勝負
○高岡ユーリ
(7分31秒、レッグロックアキレス腱固め)
×雅
第3試合15分1本勝負
○木佐深月
(9分03秒、片エビ固め:ハイキック)
×久保渚
第4試合永田佐和子帰国記念「闘う翼・次代のヒロインシングルファイト」7番勝負第2戦30分1本勝負
×永田佐和子
(12分54秒、片エビ固め:アカシックバスター)
○サイフィス真美
真美が先輩らしく永田の攻めを受けながら反撃する、模範的な挑戦試合の形となった。
永田、気合いの叫びと共に連続でバックドロップをかけて成長したところを見せていく。
10分過ぎて真美のラッシュが開始され、百舌落とし、バニティリッパーを耐えた永田だったが、必殺のアカシックバスターを受けて試合終了。
真美は永田の健闘を称えて手を挙げさせてアピールをしていた。
第5試合30分1本勝負
○豊多摩奈美
(4分21秒、日本海式竜巻固め)
×渡辺智美
第6試合IWWFアジアヘビーシングルタイトルマッチ60分1本勝負
○氷縞和泉
(16分54秒、片エビ固め:デス・サイズbP)
×井上美香
☆初代王者が初防衛に成功
両者の入場後、井上が「氷縞…レギオンのメンバーとして、何をすればいいか、分かるよな?」と、意味深な言葉を投げかける。この一言に会場がざわつく中、試合が開始される。
序盤から井上のペースで試合が運び、7分過ぎに垂直落下のブレンバスターが氷縞に決まる。
氷縞、これをカウント2で返すと井上に蹴りの連打。
これに怒った井上、ナイアガラドライバーで勝利を狙うも決定打にならず。
最後は氷縞が垂直落下式ブレンバスターからデス・サイズbPで防衛に成功した。
コーナーにもたれかかって井上が「何のつもりだ!」となじると、氷縞は「公然と八百長をやらせるつもりだったようですが、そのような選択肢など私にはありません。私は、WARSの死神、氷縞和泉ですから。このベルト争奪トーナメント出場のためにレギオンを利用させて貰っただけです」と、井上に決別宣言を叩き付ける。
氷縞和泉「騙される方が悪い。それだけです」
井上美香「くそ・・・あたしとした事が、一杯食わされた!ほえ面かかせてやるぞ、氷縞!」