試合結果6月

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6月5日(水) 鳥取県鳥取市内パチンコ店駐車場

やや天候に不安がある中行われた6月最初の試合。
今月は高村あかね、ブラック・ブリザードらに加えて善女の島津右京、岡嶋千尋が参戦。
レギオン対正規軍ではタイトルマッチが数多く組まれ、最初の山場を迎える月となる。


第1試合15分1本勝負
×
(12分04秒、エビ固め:クリムゾントルネード)
刹那

雅のスピードに攻め込まれながらも、なんとかカウンターのフロントスープレックスからギロチンドロップで流れをつかむ刹那。
直前に受けた刹那の垂直落下DDTで動きの鈍った雅が斬月を放つも、刹那はこれをガード、組み付いて大技クリムゾントルネードで大きな星を挙げた。

雅 「あれで勝ったとか思うなよ。もう一度やって、本当はどっちが強いのか、教えてやる!」



第2試合15分1本勝負
×島津右京
(12分01秒、体固め:渚バスター)
久保渚

善女の「F1ドライバーとの兼業レスラー」島津右京をはじめに迎え撃つのは01年組きってのパワーファイター、久保。
両者ともパワーのあるテクニシャンというスタイルがスイングし、めまぐるしい展開となる。
久保の渚シャトルを島津が脇固めで切り返し決まったかと思われたが、久保なんとかロープに逃げる。
ならばとF1ドライバー(ジャンピングパイルドライバー)の体勢に入る島津だが、久保これをショルダースルーで切り返し、膝を一発叩き込んでから渚バスターを放つ。
この強力な背骨折りに島津耐えきれず、3カウントを聞いた。
久保、この勝利に高々と腕を突き上げた。

久保渚 「ふっ!全然たいしたことないじゃねえか。期待して損しちまったよ」



第3試合15分1本勝負
岡嶋千尋
(7分20秒、千尋ロックU)
×カーシャ・イワーノヴナ

こちらも01年組、カーシャが善女の岡嶋千尋を迎え撃つ。
先ほどとは違って激しくはないがスピーディーなサブミッション戦が繰り広げられる。
カーシャは空中殺法で活路を見いだしたいところだが、岡嶋のねちこい攻めにペースがつかめない。
そして千尋ロックUにとらえられると、耐えきれずギブアップ。



第4試合15分1本勝負
ブラック・ブリザード
(6分51秒、鬼殺し)
×高村あかね

KIZUNA同士の対決となった。
始まった瞬間いきなりジャンピングハイキックを見せる高村だが、これを読んでいたかブラック・ブリザードしっかりガードしてすかさず足を極める。
この試合、ブラック・ブリザードの先読みが冴えて高村の技を極め技で切り返していく。
高村、ブラック・ブリザードを強引に持ち上げるがこれも上手く切ったブラック・ブリザード、鬼殺し(骨法式脇固め)で勝利。



第5試合WWPLジュニアヘビー級タイトルマッチ30分1本勝負
王者:○NANA
(10分21秒、フェイント式腕ひしぎ)
挑戦者:×望月登子
※第3代王者が3度目の防衛に成功

現在絶好調のNANA、望月の果敢なキック殺法を切り返し、お盆を使うなどで封じていく。
組み付けば関節技、離れたらお盆攻撃が飛んでくるNANAに、自分の試合をさせてもらえない望月。
それでも強引な蹴りで倒すと、肘を落とすなどして反撃。
NANA、望月を脇固めにとらえると見せかけ、望月が前転して脇固めを回避しようとしたところを腕ひしぎにとらえて勝利。

NANA「もっちーにベルト渡すと真美さんたちに怒られそーだったから、とりあえずまじめにがんばってみたのだ。レギオンの妨害もなかったし、ちゃんと防衛できてよかったのだ〜。次はだれがくるのかなぁ〜」



第6試合30分1本勝負
セラフィム・レイ渡辺智美&×サイフィス真美
(14分58秒、ロメロスペシャル)
MACHIKO&○リタ・モレナ影山真琴

影山真琴を助っ人に、正規軍とレギオンの6人タッグマッチ。
影山の上手いアシストで初めてのタッグながら優勢に試合を運ぶ。
MACHIKOがレイと渡辺を手錠でつなぎ動きを封じている間にリタと影山がダブルブレンバスター、そしてリタのロメロスペシャルと真美を攻めて勝利した。



第7試合30分1本勝負
芹沢すずな松井香織
(18分49秒、ドラゴン・ラナ)
×ディアナ・アームストロングインフェルナルREIKO

まだまだ連携が完全ではないのか、それともダブルドラゴンと比べてしまうからそう見えるのか。
分断策にはまったディアナとREIKO、一対一を二組、という状況に持ち込んでも勢いをつけることが出来ない。
ディアナ、芹沢をアトランティックタイフーンボムの体勢に持ち込むもフランケンシュタイナーで切り替えされ、そこに松井のランニング掌底。
松井はそのままREIKOを場外にたたき落として動きを止めると、芹沢がリング上で大技・ドラゴン・ラナでディアナを仕留めた。

松井香織 「ん〜、まだまだ。60点」
芹沢すずな「でも、楽しかったわよ〜。もっと連携が上手くなれば侮れないわね〜」



第8試合30分1本勝負
ブリザードYuki&豊多摩奈美 vs 井上美香&「X」

久しぶりに謎の助っ人、Xを用意してきた井上。
そのXとして発表されていた選手、それは昨年8月に退団し、現在WARS☆Rに所属している氷縞和泉であった。
それまで日海、WWPLのトップレスラーであった氷縞がなんとレギオンに味方するとあって、会場がどよめく。
リング上に立つと、マイクを握る氷縞。
「団体を背負う、などという立場で私が本気を出せていたとでも思うのですか?私は、『死神』。奈美、君の首をいただく」

氷縞、井上をエプロンに下がらせると、豊多摩に対して手招きをする。
しかし、豊多摩が動く前に氷縞に向かっていったのはYuki。大腰でグラウンドに持ち込むと、腕を狙う。
氷縞はYukiの顔面に拳を叩き込んでふりほどくと、体を起こしたYukiに蹴りを放ち、井上とチェンジ。
顔面を押さえるYukiをキャメルクラッチにとらえて豊多摩を挑発する井上。豊多摩の視線は氷縞に注がれ、動く気配を見せない。
豊多摩は氷縞との戦いの場面はほとんどなく、井上と多少絡んだ程度。
ほとんどYukiがやられるシーンばかりになってしまった。


×ブリザードYuki豊多摩奈美
(17分00秒、踏みつけフォール:デス・サイズbP)
井上美香&○氷縞和泉


井上美香「怖じ気づいたか?可愛い後輩がなぶられてるって言うのに助けにも来ないで、言い身分だなエースってのは。やっぱりレギオンが仕切ってあげないとダメそうだ」


ブリザードYuki「豊多摩さん・・・すみません、不甲斐なくて」
豊多摩奈美「ううん、私も悪かったわ。美香が、氷縞さんがそういうつもりなら・・・私もそれに応えるだけね」

6月9日(日) 岡山県津山市総合体育館

第1試合15分1本勝負

(7分47秒、片エビ固め:斬月)
×刹那

ドロップキックやローリングソバットなどで間合いを詰めさせない雅。
刹那もフライングショルダーで雅を場外まではじき飛ばすところを見せるが、スピード勝負では雅に分があった。
刹那に背後を取られるも回転エビ固めで切り返して難を逃れると、手刀を叩き込んで雅が勝利。



第2試合30分1本勝負
望月登子高村あかね
(11分24秒、体固め:九龍城落地)
久保渚&×カーシャ・イワーノヴナ

若手二人がエクストリーム・ストームに挑戦する第2試合。
望月も高村も、最初にグラウンドに付き合ったことで思わぬ苦戦を強いられたが、場外戦に持ち込んでからは余裕の見える表情で激しい攻撃を加えていった。
久保は高村のダイビングセントーンに潰されて動きが止まり、フロントスープレックスを何とか決めてカーシャとチェンジ。
カーシャもサンダードラゴンドライバーを高村に決めるが、これで3カウントを奪えず苦しくなる。
結果、望月が雪崩式オーロラスペシャルでカーシャを仕留めた。

カーシャ・イワーノヴナ「今日はエクストリーム・ストームに胸を借りるつもりで挑んだんですが… やっぱりまだまだですね。でも、いつかは勝てるようになりたいです」



第3試合30分1本勝負
岡嶋千尋&×島津右京
(14分31秒、片エビ固め:ブリザード・ダイバー)
ブラック・ブリザード&○ブリザードYuki

勢いをつけていきたい岡嶋、島津だが、好調のブラック・ブリザードがYukiを好アシスト。
岡嶋のSTF、島津の腕ひしぎなど関節技にとらえられるシーンの多かったYukiだが、ブラック・ブリザードのアシストを受けて耐えきり、一本背負いや大外刈りで反撃。
島津がF1ドライバーからYukiを押さえ込むがこれもブラック・ブリザードがカット。ここに岡嶋もリングインして乱戦になる。
ブラック・ブリザードが岡嶋を掌打で場外に落とすと、Wブリザードが島津を両サイドから持ち上げて叩きつけるダブル大外刈り、ブリザード・ダイバーを決める。
試合権利のあったYukiがフォールしてダブルブリザードの勝利。



第4試合30分1本勝負
×セラフィム・レイ渡辺智美豊多摩奈美
(15分24秒、テキサス・クローバー・ホールド)
ディアナ・アームストロング氷縞和泉インフェルナルREIKO

レギオンはほとんど豊多摩を出させないように組み立てる。
特にディアナとREIKOがほとんど二人同時にリング上にいることが多く、レイや渡辺を2対1で攻め込んでいく。
レイはエンジェルスタンプを打つような場面をもらえず、渡辺は新技らしきジャンピングサイドバスターのような技を出すのが精一杯。
氷縞が顔面蹴りで渡辺をダウンさせるとREIKOがエプロンづたいに豊多摩を捕獲、場外に落とす。
氷縞が睨みを効かす中でディアナ、カウンターキックでレイの動きを止めてテキサスクローバー・ホールドに固め、ギブアップを奪った。

インフェルナルREIKO 「チーム戦ってのは、こうやるのよ。正規軍は総大将があれじゃあ大変よね」

渡辺智美 「せっかく新技使ったのに、霞んじゃったわよ。技名はヘブン・スマッシャーっていうんだけど・・・使いどころ間違えたわ(苦笑)」



第5試合インディー6人タッグタイトルマッチ60分1本勝負
王者組:○サイフィス真美NANA松井香織
(12分45秒、片エビ固め:シャイニング・ウイザード)
挑戦者組:×MACHIKOリタ・モレナ井上美香
※初代王者組が2回目の防衛に成功後、返上

ファーストコンタクトではMACHIKOの凶器攻撃をNANAがお盆攻撃で、リタのルチャ殺法は真美がそれを上回るスピードで、井上のラフ殺法を松井がパワーでそれぞれ優位に立つという、王者組の優勢でスタート。
レギオンは立花、石黒とセコンドを動員して数で分断、一時優位に立つ。
だがそれでも地力もコンビネーションも勝る王者組、すぐに盛り返すことに成功。
真美を主体の組み立てによってNANAと松井がセコンドらを蹴散らし、防衛成功。

防衛はしたものの、松井が「ダブルドラゴンとしてフリーでやっている身、このチームではタイトルホルダーとしての行動も取れない。悪いけど返上させて欲しい」と言いだし、二人は承諾。2回の防衛をもってこのベルトは返上となった。

WWPLの太田垣社長は「共同コミッショナーであるDIAさんと相談の上、王者決定戦を行おうと思います」とコメントした。

NANA「(ベルト返上について)香織先輩がそう言うのなら、仕方ないのだ…む うっ、次は誰と組んでみようかなぁ…」

6月15日(土) 香川県高松市民文化センター

第1試合15分1本勝負
久保渚
(6分37秒、エビ固め:タワーハッカーボム)
×刹那

フライングショルダーで先手を取った刹那、ギロチンドロップやブレンバスターとたたみかける。
しかし、逆エビを狙ったところで久保に体を入れ替えられると逆にフェイスロックで押さえ込まれる。ここから簡単にペースを久保に譲ってしまった刹那。
渚シャトルが決まって動きの止まった刹那を、久保がタワーハッカーボムで仕留めた。



第2試合15分1本勝負
×カーシャ・イワーノヴナ
(11分24秒、片エビ固め:空牙斬)


空中戦に関節技を織り交ぜるカーシャ、雅の腕を狙ってせめていく。雅はしかしそのせめられた腕で手刀を放つという意地を見せる戦い方。
この気迫に飲まれたか、雅の錐揉みドロップキックではじき飛ばされたカーシャが間合いを取っていく。
雅、カーシャの積極性が無くなったのを感じ取り一気にスパート。飛燕撃、そして跳び蹴りから三角跳びで舞い上がり脳天に手刀を落とす空牙斬と攻め立てて押さえ込み勝利。




第3試合15分1本勝負
坂倉宏子
(5分14秒、ジャックナイフ固め:スパルタカスボム)
×望月登子

開始いきなりハイキックを出した望月に坂倉も大車輪キックで反撃、激しい開幕となる。
望月が投げ捨てパワーボムを出せば坂倉もハイパーニー空牙と全く息をつかせぬ攻防。
受け身の弱い望月に対して坂倉はドラゴンスープレックスを叩き込んで動きを止め、得意のスパルタカスボムでフィニッシュ。

望月登子は後頭部を冷やしながらもコメントを残した。
「時間は短かったけど、濃かっただろ?これがあたしのやり方なんだけど・・・自分の土俵で負けるとは思わなかったね」



第4試合20分1本勝負
×岡嶋千尋島津右京
(14分11秒体固め:ムーンサルトプレス)
リタ・モレナMACHIKO

派手な展開というのはなく、地味な攻防の多かった試合になった。
しかしそれぞれの持ち味は発揮される。
全体的にサブミッションやストレッチが多い中MACHIKOが二人を同時にDDTでマットに突き刺したあたりでレギオン側がスパート。
リタのムーンサルトが決まってレギオンの勝利。



第5試合20分1本勝負
NANA
(8分02秒、飛びつき式腕ひしぎ)
×高村あかね

高村の勢いを場外に降りたりお盆パスで気を反らせたりとトリッキーな動きで試合を構築するNANA。
高村が焦れて組みつきに来たところを冷静にこの日初めての飛びつき腕ひしぎで返したNANA、そのまま締め上げてギブアップを奪った。

NANA「むふふ、サイキョー・ウェイトレスの称号は伊達じゃないのだ♪」



第6試合30分1本勝負
ブラック・ブリザード&×ブリザードYuki
(11分51秒、体固め:バルキリースプラッシュ)
井上美香&○ヘル・ブリザード

ダブルブリザードの対戦相手に現れたヘル・ブリザード。
積極的に前に出て行くヘル・ブリザード、そして井上はすぐにカットに入り、また二人がかりで攻める。
場外乱闘に持ち込まれたダブルブリザード、キャリアの差か圧倒されてしまう。
そしてYukiが井上の場外パワーボムを受け、リング上に逃げたところをヘル・ブリザードのハイキック、そしてバルキリースプラッシュとたたみ込まれ3カウント。
井上はマイクを握り「ちやほやされるとこういう目に遭うんだ。弱いんだからこれからはひっそりと目立たずおとなしくしておくんだな」と言葉を投げつけて退場した。



第7試合30分1本勝負
×セラフィム・レイ豊多摩奈美
(5分18秒、原爆固め)
立花美里氷縞和泉

どうしてもこの対抗タッグ戦で調子の出ない豊多摩。
出会い頭に氷縞のデス・サイズbPを受け、もフォールを取られることはなかったがダメージが大きい。
レイが踏みとどまろうとしたものの美里のジャーマンであっさりピン。
ここで井上が出てきてマイクを握る。
「よかったなあ、タッグが弱いって事をアピールしたおかげで、可愛い後輩を見捨ててもお前は同情されるんだよ、エース殿。だけど、いつまでお前の求心力が持つ?負けるお前なんか、エースである意味がない、だいたい勝つことでしか表現出来ないお前が悪い。これでWWPLはレギオンのものになることが明らかになったな」
これだけ言われても豊多摩は睨むだけで言葉を返すことをしなかった。

氷縞和泉「期待はずれでしたね。残念です。彼女の背にWWPLは大きすぎるとしたら・・・背負うべき人は、誰になるのでしょうか」
井上美香「あたし、だろ?」
氷縞和泉「・・・もう少し、様子を見たいですね」



第8試合WWPL無差別級タッグタイトルマッチ時間無制限1本勝負
王者組:×渡辺智美サイフィス真美
(12分48秒、体固め:ロックオンムーンサルトプレス)
挑戦者組:○ディアナ・アームストロングインフェルナルREIKO
※初代王者が5度目の防衛に失敗。ディアナ&REIKO組が第2代王者に

入場して両者がにらみ合う。渡辺が「どうせセコンド介入で汚い勝利を狙っているんでしょ?」と言うと、REIKOが「いいの?負けたときにセコンドが介入したからだって言い訳が出来なくなるのに。あんた達なんて二人で十分よ。みんな、下がって」とレギオンのメンバー達に控え室に行くよう指示。
全員が下がったのを見届けると、ディアナがエプロンに下がる。それに呼応して渡辺が真美をコーナーに下がらせ、一触即発の状況でゴングを待った。
REIKO、ディアナは早いタッチワークで王者組を攪乱。狙いを絞れない王者組は徐々に歯車も合わなくなる。
渡辺がディアナを羽交い締めにし、そこに真美のディスカッターが放たれるもディアナがよけて渡辺に直撃。その隙に渡辺にディアナのデスバレーボム、真美にREIKOの延髄斬りが決まる。
REIKOは真美を場外にたたき出すと、渡辺へエクスカリバー。そして倒れた渡辺の顔を踏みつけて固定するとコーナー上のディアナに声をかける。試合権利を持つディアナが「ロックオン!」と声を上げてムーンサルトプレスで降ってくる。
この連携に耐えきれなかった渡辺、3カウントを聞いた。

防衛運の強さを見せつけていたマミナベ組だったが、ここでついに陥落。
WWPL無差別タイトルの片方が、レギオンに渡った瞬間だった。

インフェルナルREIKO「見た?これがあたしの実力よ」
ディアナ・アームストロング「レイコとワタシ、ね」
インフェルナルREIKO「そうね。ディアナはタッグ上手だから安心出来たもの。聞こえてくるでしょう、政権交代の足音が」
そこにやってくる井上。
井上美香「よくやったな。あいつらこれ以上ない実力での敗北だからな。文句も言えまい」
インフェルナルREIKO「ねえリーダー、何かボーナスは出ないの?」
井上美香「シングルも取ったら考えておくよ。頼んだぜ」
インフェルナルREIKO「任せて」


6月20日(木) 山口県海峡メッセ下関

第1試合15分1本勝負
アレジャンドラ三田
(8分58秒、片エビ固め:トルナド・デ・アカプルコ)
×刹那

山陰道場の三田が登場。
ルチャ風ムーブで刹那を翻弄し、組み付かせない。
ヘッドシザースホイップから得意のトルナド・デ・アカプルコを決めた三田が勝利。



第2試合30分1本勝負
カーシャ・イワーノヴナ&○リタ・モレナ
(10分24秒、カベルナリア)
石黒翔子&×立花美里

カーシャが立花の膝を攻めて動きを止めると、リタと交互に空中殺法で攻勢をかける。
立花のジャーマンがカーシャに決まるも自らバランスを崩してしまい3カウントは入らず。
最後はリタのカベルナリアに美里がギブアップ。

カーシャ・イワーノヴナ「モレナさんのリードのおかげですね。タッグマッチにすごく慣れてるって 感じがして、とてもいい勉強になりました」



第3試合WWPLウェルター級タイトルマッチ30分1本勝負
王者:○
(11分36秒、疾風車)
挑戦者:×久保渚
※第3代王者が初防衛に成功

開始早々雅が錐もみドロップキックを連発で久保にはなっていく。
雅は久保が場外に逃れたところにスライディングキックで追い打ちするなど、積極性をみせていく。
久保の渚シャトルを脇固めで切り返し、そこからメディオ・カングレホに移行するなど珍しくメキシカンストレッチもみせる雅。
再度の渚シャトルを疾風車で丸め込んで雅が防衛に成功した。



第4試合15分1本勝負
MACHIKO
(8分40秒、ダブルリスト・アームサルトホールド)
×セラフィム・レイ

MACHIKOの凶器攻撃に流血に追い込まれたレイ。会場からは大ブーイングが飛ぶ。
レイは応援の声に元気付けられてロザリオ、デジャヴなどルチャ系の動きを多用して反撃。
しかし、MACHIKOに鉄扇で殴られたところでダブルリスト・アームサルトを受けそのままフォール、3カウントが入った。



第5試合30分1本勝負
ディアナ・アームストロングインフェルナルREIKO
(12分48秒、片エビ固め:テキサスドライバー)
×島津右京岡嶋千尋

WWPL無差別級タッグ王者となったディアナ&REIKO、その勢いのままに攻め立てる。
ディアナが島津、岡嶋のサブミッションに捕まる場面があったが、REIKOのカットが間に合って事なきを得る。
そして4人が入り乱れる乱闘の中、ディアナのテキサスドライバーが島津に叩き込まれ、試合が決まった。



第6試合20分1本勝負
×影山真琴
(12分00秒、NANA☆キャプチャー)
NANA

正規軍不利の情勢の中、NANAが本気を見せ始めた。
影山の蹴りに追い込まれる中、なんとか蹴り足を捕まえるとグラウンド戦に。
影山の手足を魔法のように極めて動きを止めるNANA。
足攻めにあって飛び技のキレを欠いた影山、流れを引き寄せることが出来ずNANA☆キャプチャーにとらえられ、ギブアップ。

NANA「今日はちょっと本気出してみたのだ。奈美さんががんばってくれると、奈 名も楽ができるんだけどね〜」



第7試合30分1本勝負
ブリザードYuki&○豊多摩奈美
(12分45秒、日本海式竜巻原爆固め)
×井上美香氷縞和泉

先日の井上のマイクアピールを引きずっているのか、豊多摩の動きに精彩がない。
しかし、Yukiが中盤捕まったところで頑張りをみせる。井上のナイアガラドライバーに耐えてスリーパーを極めたり、氷縞の蹴りをガードしてすかさず蓮華でマットに叩き付けるなど奮闘。
この頑張りを見てなんとか自分を取り戻した豊多摩、井上にスープレックスを次々と決め、最後は宝刀・J.O.サイクロンでフィニッシュ。

試合終了後、珍しくYukiがマイクを握る。
「WWPLの、私達のエースは何と言われようと豊多摩さんです」と言うと、会場から歓声が飛ぶ。
続けて「私は豊多摩さんについていきますから。ですから、後ろのことは気にせず、全力で防衛戦に臨んでください。お願いします」と言うと、豊多摩に頭を下げる。豊多摩はYukiの肩に手を置くとマイクを持った。
「美香、それからREIKO。私は確かに今は勝つことでしかエースと呼ばれないのかもしれない。でも、だからこそ、無差別のベルトをエースとしてあなた達に渡しはしない」
そう言ってYukiと共にリングを後にした。

6月25日(火) 長崎県佐世保スワンスポーツ


第1試合15分1本勝負
久保渚
(6分55秒、逆エビ固め)
×刹那

基本技の応酬から、執拗に逆エビで腰を狙われる刹那。
渚バスターには耐えきったが、続く逆エビでギブアップ。



第2試合15分1本勝負
MACHIKO
(8分40秒、片エビ固め:フロントクロス・アームサルトホールド)
×

ウェルターチャンプもMACHIKOのテクニックに翻弄されてしまう。
小麦粉で目つぶしをしての反り投げで固め、MACHIKOの勝利。



第3試合30分1本勝負
カーシャ・イワーノヴナ&○セラフィム・レイNANA
(15分10秒、マシュマロ・ヘッジホッグ)
坂倉宏子&×望月登子高村あかね

Piaキャロのコスチュームに身をつつんだ正規軍チーム。激しく攻め立てる相手にも明るい雰囲気を崩さず反撃。
レイが珍しくストレッチ技を多く使って望月、高村を締め上げていく。
NANA、カーシャがそれぞれ高村、坂倉に同時に飛びつき腕ひしぎを決める間にレイが新技・マシュマロ・ヘッジホッグで望月からギブアップを奪った。


NANA(トロピカル)「(カメラマンの前で)記念撮影なのだ〜ぶいっ」
セラフィム・レイ(フローラルミント)「いえ〜い」
カーシャ・イワーノヴナ(パロパロ)「…すみません、なんだか足引っ張ったみたいで」
NANA「気にすることないのだ〜」
セラフィム・レイ「そうだよね〜。楽しかったし、勝てたしで文句なし!」
NANA「よ〜し、この三人でインディー6人タッグに挑戦するのだぁ〜」
セラフィム・レイ「おお〜っ!」
カーシャ・イワーノヴナ「おお〜って、ええ〜っ!」



第4試合20分1本勝負
×渡辺智美
(9分51秒、エビ固め:アトランティックタイフーンボム)
ディアナ・アームストロング

正規軍とレギオンとしての真剣勝負。
いきなりディアナがフランケンシュタイナーを渡辺に決めると、渡辺もキャノンボールバスター、サキュバスドライバー(バイアグラドライバー)を叩き込むなど激しい展開。
勢いで勝るディアナ、渡辺のスクリュードライバー狙いをスタナー気味に切り返すとアトランティックタイフーンボムで10分を前に勝負を決めた。



第5試合30分1本勝負
ブラック・ブリザード&×ブリザードYuki
(17分35秒、片エビ固め:ビクトリアドライバー)
リタ・モレナ&○井上美香

レギオンはさらに勢いをつけんと、ラフ殺法全開でダブルブリザードを攻め立てる。
ブラック・ブリザードが必殺・裏閂式鷹羽絞めでリタをとらえるもセコンド石黒がスタンガンを押し当てカット。
Yukiにダブルブレンバスターから井上のビクトリアドライバー(バーニングハンマー)が決まって3カウント。



第6試合20分1本勝負
×氷縞和泉
(16分02秒、デルフィン・クラッチ)
サイフィス真美

メインの前にレギオンの流れを断ち切りたい真美。
しかし序盤の蹴撃対決では防御に勝る氷縞の前に有効打を浴びせることが出来ず、早速とデス・サイズNo.1を喰らってしまう。
さらにニークラッシャー、膝固めと膝を狙われて得意の機動力も発揮できなくなっていく真美。
それでもメキシコ仕込みのストレッチ中心に流れを変えると、痛む足をこらえて百舌落としからデルフィン・クラッチに固め3カウント。
逆転勝利で豊多摩にバトンを繋いだ。



第7試合NWWAアジアヘビー級タッグタイトルマッチ
王者組:芹沢すずな&○松井香織
(13分18秒、体固め:垂直落下式ブラックドラゴンドライバー)
挑戦者組:島津右京&×岡嶋千尋
※初代王者組が初防衛に成功

これがキャリアの差か、島津、岡嶋のサブミッションが次々に決まるも芹沢も松井も耐え、蹴りで反撃していく。
松井がポイズンブレスで岡嶋の動きを止め、大技の直下式BDDで初防衛に成功した。



第8試合WWPL無差別級シングルタイトルマッチ
王者:○豊多摩奈美
(16分44秒、ビクトリースタードロップ)
挑戦者:×インフェルナルREIKO

ゴング前に豊多摩の顔面へ蹴りを入れるREIKO。髪を掴んで起きあがらせると、いきなりのエクスカリバーで豊多摩をマットに突き刺す。
さらに蹴りを連打で叩き込み、崩れ落ちる豊多摩をフォール、これがカウント2.8ときわどいところになり、場内騒然。
続いて裏アキレス腱固め、ローキックと足狙いのREIKO、容赦なく攻撃。
徐々に落ち着きを取り戻した豊多摩もバックドロップ、ジャーマンスープレックスと反撃をしていく。
それでも流れはREIKOのもの、コーナーに串刺しにした豊多摩にドロップキックを放つとグロッキーの豊多摩を最上段に据え、ヴィーナス、アイコノクラズムと得意の連携。
豊多摩の体を横たえ、とどめのフェニックススプラッシュのためにコーナーに上るREIKO。しかし、ここで起きあがった豊多摩が背後から襲いかかると、雪崩式後方回転エビ固め、ビクトリースタードロップでREIKOをマットに押しつける。
REIKOはギリギリで肩を上げたかに見えたが、しっかりとマットが3回叩かれ、試合終了のゴングが鳴った。
豊多摩、意地の防衛。
 ベルトを腰に巻いた豊多摩がマイクを握る。
「REIKO、それに美香。このベルトはあなた達には渡さない。私がエースである証だから。誰でも連れてくればいい、誰が挑戦してきても守ってみせる」
 それに対してレギオンを引き連れて姿を現した井上もマイクを要求。
「はいはい、相変わらずシングルだけは強いな。でもな、前も言ったけどそれだけでエースなんて認めないんだよ。そのベルトを奪って、お前のプライドを引き裂いてやる。楽しみにしておけ!」
 と、最後はマイクを叩き付けてレギオンのメンバーが正規軍に襲いかかり、しばらくの乱闘の後引き上げていった。