試合結果8月

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8月9日 徳島県池田町総合体育館 南海
第1試合15分1本勝負
×カルラ石神井
(8分11秒、片エビ固め:エルボースマッシュ)
柊美鈴
柊美鈴がエルボーの連弾からフォールして試合終了。

第2試合新人王決定リーグAブロック公式戦20分1本勝負
×須崎遥子(勝ち点0)
(12分12秒、体固め:通天閣落とし)
さゆりん(勝ち点2)
なんと、バニーガールの衣装に身をつつんで入場してきたさゆりん。かつてのバニーボンバーを彷彿とさせるが、キックレガース、オープンフィンガーグローブも装着するという、何とも物々しいバニーガール姿である。
アイアンクローやヘッドロックなどで体力を削る事を狙う須崎遥子に苦しんださゆりんだがパンチの連撃からラフ殺法で形勢を逆転。
最後はダイビングエルボードロップで試合を決めた。


第3試合
新人王決定リーグBブロック公式戦20分1本勝負
×カーシャ・イワーノヴナ(勝ち点0)
(9分11秒、脇固め)
○一碧なつみ(善女)(勝ち点2)
基本技の応酬から、関節技中心の展開になる。
レスリングとはひと味違うサンボの技術にとまどった一碧なつみだが、一瞬の隙を捉えた脇固めで勝利。


第4試合30分1本勝負
×ダイナマ伊藤
(15分19秒、フィッシュストレッチスリーパー)
海原マリン
終始攻め込まれていた海原マリン、スプラッシュマウンテンをかわしてフィッシュストレッチスリーパーにとらえギブアップを奪った。


第5試合西日本スカイスター公式戦30分1本勝負
望月登子(1勝)
(10分10秒、片エビ固め:三角跳び回し蹴り)
×マスクド・ジェラシーBLACK・RX(1敗)
望月登子が早いペースで攻撃を仕掛けるとRXはこれを流しきれない。
蹴りを連続でたたき込んだ望月登子が半KO気味に勝利。

望月登子「あいつのねちっこいところがでる前に一気に決めようと思ったんだけど、作戦通りだったね。似たタイプのリタにも同じ作戦でいくよ(ニヤリ)」

第6試合西日本スカイスター公式戦30分1本勝負
○リタ・モレナ(1勝)
(13分41秒、ローリングクラッチホールド)
×ケルビム伊藤(1敗)
掌打やドロップキックなどで序盤から攻め込むケルビム伊藤。
しかし、リタ・モレナはこのペースに乱されることなく冷静に対処。
リタ・マジックにはまったケルビム伊藤、あっという間の切り返し技に3カウントを奪われた。


8月10日 高知県須崎市グリーンピア土佐横浪 南海
第1試合15分1本勝負
×里見恵理(信戦組)&カルラ石神井
(8分31秒、リングアウト)
一碧なつみ(善女)&○柊美鈴
一般戦ではなるべく新人王戦で別ブロックになった選手同士を当てるということのようだ。
里見恵理、一碧なつみの先発で始まった。
やや気合いの入りすぎた感じの里見恵理、一碧なつみの関節技に苦しむ。
カルラ石神井がフォローに入るも、最終的に柊美鈴のエルボー・スイシーダを直撃させられてしまいジ・エンド。


第2試合新人王決定リーグAブロック公式戦20分1本勝負
(勝ち点2)
(8分19秒、片エビ固め:斬月)
×さゆりん(勝ち点2)
薄絹を頭からかぶり、自分の入場テーマ曲の横笛パートを自分で吹きながら入場してきた雅。真紅の紅を引いた唇が艶めかしく見える。
一方のさゆりんも前日と同じ戦闘バニーガール姿。
序盤からさゆりんのパンチと雅の手刀が乱れ飛ぶなか、連続で側頭部に手刀をヒットさせた雅が片エビで押さえ込んで勝利。


第3試合新人王決定リーグBブロック公式戦20分1本勝負
カーシャ・イワーノヴナ(勝ち点2)
(5分56秒、裏アキレス腱固め)
×霞月いおり(DIA−JAPAN)(勝ち点0)
DIAのマットで既に先輩レスラーを破るなど勢いがすばらしい霞月いおり。
他団体であるこのWWPLマットにあがっても、表情を変えることなくリングイン。
キック中心の霞月いおりをなかなか捕まえられないカーシャ・イワーノヴナ。
ドロップキックでなんとか反撃を見せるが着地したところにストンピングを受けるカーシャ・イワーノヴナ。
起きあがったところにハイキックを放った霞月いおり。カーシャ・イワーノヴナはそれをキャッチして裏アキレス腱固めでタップを奪いなんとかの逆転勝利をさめた。


第4試合30分1本勝負
×海原マリンダイナマ伊藤
(10分36秒、ダブルリストアームサルト)
マスクド・ジェラシー2号マスクド・ジェラシー1号
1号とダイナマ伊藤がパワー対決を繰り広げる間に、2号が海原マリンを凶器攻撃で血まみれにする。
ところが、これを助けに入ったのは忍者マスターズの殺。
それに対して1号がマイクロ握る。
「殺よ、我々に無視され、しかし、海原マリンは我らにかまってもらっている。それがうらやましいのか?」
「うらやましい?馬鹿いうな」
「いや、それはおまえが自分の心に気づいていないだけ!」
「…」
「では、実力もないのに人気だけあるそいつをみてどう思う!怒りはないのか?」
「それは…腹は立つけど」
「それは嫉妬だ!(断言)」
「は?」
「さあ、嫉妬の炎を燃やすのだ!そして、このZOマスクをかぶるのだ!」
「ZO?んなマイナーなのかぶれるかい!」
「(聞いていない)これぞ運命!さあ、その心の奥底に眠る嫉妬の炎を解放せよ!」
そして近づくスーパーパイレーツと1号。混乱した状態で逃げ出す殺。
結局混乱の中2号が海原マリンをフォールして試合は終わった。

海原マリン「まさかあんなことになるなんて…」

1号「やつはきっと仲間になる!なあ、2号!」
2号「もちろん、引っぱり込みますよ、先輩!」

第5試合西日本スカイスター公式戦30分1本勝負
マスクド・ジェラシーBLACK・RX(1勝1敗)
(16分03秒、踏みつけフォール:スパイダージャーマン)
×リタ・モレナ(1勝1敗)
RXの必殺?、リボルケインによって戦闘力を奪われたリタ・モレナ。
スパイダージャーマンからフォールされたが、返せなかった。


第6試合西日本スカイスター公式戦30分1本勝負
サイフィス真美(1勝)
(18分42秒、片エビ固め:ディスカッター)
×ケルビム伊藤(2敗)
調子よく押していたのはケルビム伊藤。コーナートップからのミサイルキックやニードロップも決め、好調。
それでもサイフィス真美は錐もみドロップキックやヒップアタックで反撃。
ケルビムクラッチで押さえ込まれたときも何とか肩を上げたサイフィス真美、ウインドミルアッパーを狙ったケルビム伊藤にディスカッター(レッグラリアット)をヒットさせて押さえ込み、3カウント。
ケルビム伊藤、攻め込みながらも逆転というパターンで連敗。

サイフィス真美 「白星発進で幸先良くっていきたいですね。最近、詩織(ケルビム伊藤)、スランプなんかな? 負けが込んできてるからちょっと心配だよねぇ……あまり他人を気にしちゃいけないんだけどね」


8月11日 高知県安芸市スーパー駐車場 南海
第1試合15分1本勝負
カルラ石神井
(7分35秒、サイクリング・ヤッホー)
×一碧なつみ
序盤スタイルがかみ合わずぎくしゃくとした試合展開になるが、キャリアで勝るカルラ石神井が何とかペースを握る。
グラウンドの攻防で善戦した一碧なつみだったが、カルラ石神井のメキシカンストレッチにギブアップ。


第2試合日本海ウェルター級タイトルマッチ30分1本勝負
王者
×ブリザードYuki
(10分23秒、スクールボーイ)
挑戦者
柊美鈴
※王者が2度目の防衛に失敗。挑戦者が第7代日本海ウェルター級王座に
柊美鈴のエルボー、ブリザードYukiのローキックや掌打の撃ち合いから始まった。
ブリザードYukiが一本背負いからグラウンドに移り裸絞めやアキレス腱固めを仕掛けるが、柊美鈴は持ち前の根性で耐えきると、ランニングエルボーを連発。
そして、ふらつくブリザードYukiがなんとか顔面への前蹴りをカウンターで狙うところをかわしてスクールボーイで丸め込み、3カウントを奪った。
思わぬ敗戦に肩を落とすブリザードYuki。柊美鈴はうれしい初タイトルとあって、大はしゃぎしていた。

柊美鈴「Yukiに勝てて、すっごくうれしい。根性だけは負けないつもりで、全力でぶつかっていったから」

ブリザードYuki「勝っても返上する予定のベルトだったのですが、だから気が抜けてしまったのだとしたらプロレスラー失格ですよね…。気持ちを入れ替えて、これからもっと努力していきます…」


第3試合新人王決定リーグAブロック公式戦20分1本勝負
×里見恵理(信戦組)(勝ち点0)
(8分17秒、エビ固め:疾風車)
(勝ち点4)
さすがは信戦組の出身と思わせる切れの良い打撃で押す里見恵理。しかし、はりきりすぎというか、調子に乗って大振りになってしまったところをすかさずかわした雅が朧月(延髄への手刀)で反撃し、動きを止める。
かなりラブレターショットを警戒していた雅は深追いをせず錐もみドロップキックなど距離をとって戦う。
それでも里見恵理はもみ合ったときにチキンウイングアームロックを極めるなど、かなりよく動いた。
しかし、最後は高速ローリングクラッチホールドで雅が勝利。


第4試合新人王決定リーグBブロック公式戦20分1本勝負
×カーシャ・イワーノヴナ(勝ち点2)
(6分47秒、体固め:渚シャトル)
久保渚(勝ち点2)
体格で劣るなら手数で勝負とばかりに序盤からドロップキックを連発するカーシャ・イワーノヴナ。
さすがにこれに押される久保渚だが、なんと強引に足をつかんで放り投げてそのままグラウンドへ。
パワーに勝る久保渚が上から押さえ込むが、カーシャ・イワーノヴナもうまく下から肘や膝への関節技を狙う。
五分の勝負は、しかし久保渚の強力なカチ上げラリアット一撃で決まった。

久保渚「ちょっと警戒してた相手だから、勝てて良かったぜ。これでこっちのブロックには敵はいねえだろ」

第5試合30分1本勝負
×海原マリン
(14分33秒、フランケンシュタイナー)
ディアナ・アームストロング
フィッシャーマンズバスターの撃ち合いを制したディアナがフランケンシュタイナーで3カウントを奪った。


第6試合西日本スカイスター公式戦30分1本勝負
渡辺智美(1勝)
(12分01秒、スクリュードライバー)
×リタ・モレナ(1勝2敗)
渡辺智美のコブラツイストやリバース・バイパーホールドといった絞め技、リタ・モレナのカベルナリアやロメロ・スペシャルなどのメキシカンストレッチの対決は試合巧者のリタ・モレナが制し、試合の主導権を握る。
さらに空中殺法も織り交ぜるリタ・モレナだが渡辺智美はラリアット、パワーボムでリタ・モレナの動きを止める。
そしてスクリュードライバーでリタ・モレナの脳天をマットにたたきつけ、ピンフォール。
日本海ジュニア王者の意地もあり、強敵を下した渡辺智美。一方、リタ・モレナは痛い2敗目。


第7試合西日本スカイスター公式戦30分1本勝負
望月登子(2勝)
(8分05秒、体固め:九龍城落地)
×ケルビム伊藤(3敗)
蹴りで動きを止めて裏投げなどでたたきつける望月登子がわりとあっさり九龍城落地で試合を決めた。


8月13日 山口県海峡メッセ下関 PWP
第1試合トルネードタッグマッチ20分1本勝負
一碧なつみ(善女)&○カーシャ・イワーノヴナ
(11分36秒、片エビ固め:スイングDDT)
&×永田佐和子
オープニングマッチは新人たちの混成タッグマッチ。
全員同時に試合権利を持つトルネードタッグマッチ方式で行われた。
息が合っていたというか、同じことを考えてしまって同じ相手を狙ってしまう雅と永田佐和子のタッグ。
一方、チームワークはともかくお互いのことを気にとめながらフォローを入れあう一碧なつみ、カーシャ・イワーノヴナ組。
一碧なつみが雅をアームロックにとらえギブアップを迫る間に、カーシャ・イワーノヴナが永田佐和子にスイングDDTを放って勝負を決めた。


第2試合新人王決定リーグAブロック公式戦20分1本勝負
×里見恵理(信戦組)(勝ち点0)
(10分56秒、体固め:ダイビングボディプレス)
さゆりん(勝ち点4)
積極的に殴りかかるさゆりんだが、里見恵理はこれをさばいて掌打をたたき込む。
思わぬ痛撃にひるむさゆりん、前蹴りで距離をとる。里見恵理はすかさずドロップキックで追撃し、いい動きを見せていく。
しかし、さゆりんはうさ耳を投げつけると裏拳、エルボースマッシュ・後ろ回し蹴りの「ツッコミ三連撃」で吹き飛ばす。
最後はボディスラムからのダイビングボディプレスで3カウント。

さゆりん「勝てば官軍、卑怯もくそもあらへんわ」


第3試合新人王決定リーグBブロック公式戦20分1本勝負
×久保渚(勝ち点2)
(13分53秒、KO:ハイキック)
○霞月いおり(DIA)(勝ち点2)
霞月いおりのキックを食らって耐えてから捕まえて投げるという作戦にでた久保渚。
しかし、ローキックで動きを止められたところにハイキックを食らいだし、その連打を耐えきれずにダウン。
一度は立ち上がったものの、再び側頭部に回し蹴りを受け、今度こそKO。


第4試合30分1本勝負
芹沢すずな&○松井香織
(15分47秒、片エビ固め:天殺黒龍掌)
MJ2号&×MJ1号
やはり強いダブルドラゴン。セコンド総出のSitto団を軽く蹴散らして勝利。


第5試合西日本スカイスター公式戦30分1本勝負
×マスクド・ジェラシーBLACK・RX(1勝2敗)
(12分16秒、片エビ固め:アカシックバスター)
サイフィス真美(2勝)
両者の身の軽さを生かした空中戦が展開される。
RXのライダーキックやサイフィス真美のフライングニールキック、場外へでてはRXが三角跳びミサイルキックを見せるとサイフィス真美は宇宙人トペ・コンヒーロと派手な展開。
スピードに勝るサイフィス真美がRXのスタンガン攻撃をかいくぐりラ・ブファドーラからスカイツイスター式セントーンでフィニッシュ。

サイフィス真美「危なかった〜っ。スタンガンはやっぱ危険すぎるよ〜っ。何はともあれ、今月の難敵ひとり撃破っと」



第6試合ベストタッグ・オブ・JOタイトルマッチ45分1本勝負
王者組
渡辺智美&ディアナ・アームストロング
(15分28秒、ヘルスマッシャー)
挑戦者組
楠梢&×NANA
序盤からダブルドロップキック、合体ブレンバスターなどの連係攻撃で王者組を押し込む挑戦者。
得意の関節技も駆使してテクニックで優勢に立つ。
しかし、パワーで勝る王者組のサンドイッチラリアットや渡辺智美のパワーボム、ディアナ・アームストロングのジャイアントスイングなどが決まり、流れが変わる。
そして、ディアナ・アームストロングがNANA背後からショートレンジのラリアットで体勢を崩しそれを捕まえた渡辺智美がヘルスマッシャー!
これを食らってはNANAも立てない。カットに入ろうとする楠梢をディアナ・アームストロングがしっかりと捕まえて勝負あり。


8月14日 岡山県津山市鶴山競技場 PWP
第1試合15分1本勝負
さゆりん&×久保渚
(10分40秒、ノーブルスカーレット)
カーシャ・イワーノヴナ&○永田佐和子
さゆりんの喧嘩殺法に悩まされたカーシャ・イワーノヴナだが、目が慣れたところでサンボ流サブミッションを展開。
永田佐和子にもグラウンドに引きずり込まれて完全にペースを失うさゆりん。
久保渚がパワーにまかせて小柄な相手二人を押すも、孤軍奮闘で結局永田佐和子のナガタロックにタップ。


第2試合新人王決定リーグAブロック公式戦20分1本勝負
須崎遥子(勝ち点2)
(11分23秒、アイアンクロー)
×(勝ち点4)
はじめからやや飲まれていたところのある雅。にこにこと近づく須崎遥子に、思わず後じさってしまう。
距離が詰まれば怪力を誇る須崎遥子が圧倒的に有利。ボディスラムですら新人クラスには必殺技になってしまう。
なんとか丸め込み技で勝機をはかる雅だが顔面を捕まれ、締め付けられてギブアップ。


第3試合新人王決定リーグBブロック公式戦20分1本勝負
×一碧なつみ(善女)(勝ち点2)
(4分32秒、KO:霞三連)
○霞月いおり(DIA)(勝ち点4)
果敢に距離を詰めてレスリングを展開しようとする一碧なつみだが、これを無表情で蹴り倒す霞月いおり。
霞月いおりが一碧なつみの足を狙ったタックルを前蹴りで動きを止めたところにコンビネーションキックをたたき込み、KO勝ちを納めた。


第4試合20分1本勝負
×楠梢
(10分19秒、レインボードラゴン)
NANA
相変わらず回る技を次々に繰り出す楠梢。
このところ受け身がうまくなっているNANAはこれをあえて受けた上で得意の変則関節技を仕掛ける好勝負。
そして、ドラゴンスープレックスとフロントドラゴンスープレックスを交互に放つレインボードラゴン(最後はドラゴン)でピンフォール。


第5試合20分1本勝負
×サイフィス真美
(16分21秒、ダブルリスト・アームサルト)
MACHIKO
好調を維持するサイフィス真美だが、MACHIKOはその勢いをいなし、得意の凶器マジックで痛めつける。
それでもスピードを生かして攻め込むサイフィス真美。MACHIKOは何度も場外へ逃げに走る。
サイフィス真美、ディスティニーハンマーが決まったときは勝利を確信したようだったが不運にもニアロープ!
裏拳からダブルリスト・アームサルトでMACHIKOが逆転勝利。

サイフィス真美「あ〜〜っもうっ! またまっちゃん(MACHIKO)にしてやられた〜」



第6試合30分1本勝負
芹沢すずな松井香織
(10分33秒、片エビ固め:ダブル旋風脚)
スーパーパイレーツ&×マスクド・ジェラシー1号
この日もダブルドラゴンが見えるとあって客席は大盛り上がり。
期待通りSitto団を一蹴、歓声に応えていた。


第7試合西日本スカイスター公式戦30分1本勝負
×望月登子(2勝1敗)
(15分50秒、ロメロスペシャル)
○リタ・モレナ(2勝2敗)
ベテランのうまさ、懐の広さを存分に発揮したリタ・モレナ。
望月登子のハイスパートレスリングすらもしっかりと吸収し、そして反撃。
決め技にもろいところのある望月登子をメキシカンストレッチ中心にせめて最後は得意のロメロスペシャルでギブアップを奪った。


第8試合西日本スカイスター公式戦30分1本勝負
×渡辺智美(1勝1敗)
(12分53秒、スパイダーネスト)
マスクド・ジェラシーBLACK・RX(2勝2敗)
ねちこいレスリングで渡辺智美のペースを乱すRX。
思うように試合を組み立てられない渡辺智美が強引にパワーで押そうとしたところ、一気に加速してミサイルキックやニールキックなどの空中殺法も織り交ぜるRX。
蜘蛛の巣にとらえられた渡辺智美、無念のギブアップ。


8月16日 香川県丸亀総合スポーツセンター PWP
第1試合15分1本勝負
×黄香坂春美カーシャ・イワーノヴナ
(12分56秒、片エビ固め:マジカルボム)
&○永田佐和子
カーシャ・イワーノヴナと雅のスピード勝負、黄香坂春美と永田佐和子の組合を中心として進んだ試合。
部屋が同室ということもあってか、意外に息の合う雅と永田佐和子がチームワークで上をいく。
雅がカーシャ・イワーノヴナを場外に引きずり落とす間に永田佐和子が黄香坂春美を投げ捨てパワーボムからピンフォール。


第2試合新人王決定リーグAブロック公式戦20分1本勝負
須崎遥子(勝ち点4)
(8分52秒、アイアンクロー)
×里見恵理(信戦組)(勝ち点0)
打撃では押していた里見恵理だが、ブレンバスターで投げようとしたところを逆にブレンバスターを受けて腰にダメージを負う。
動きが鈍ったところを鉄の爪に捕まり、ギブアップ。


第3試合新人王決定リーグBブロック公式戦20分1本勝負
久保渚(勝ち点4)
(7分40秒、体固め:渚バスター)
×一碧なつみ(善女)(勝ち点2)
体格差をうまく生かした久保渚が丁寧な一碧なつみのテクニックを粉砕。
バックブリーカーで勝負を決めた。


第4試合30分1本勝負
楠梢NANA
(12分48秒、四の字固め)
マスクド・ジェラシー2号&×スーパーパイレーツ
ショルダータックルから体をひねってのエルボー、そしてその勢いのままタイガースピンの要領で足を取るという新連携を見せた楠梢。
足を狙った攻撃を続けたドラゴネット、最後は楠梢のドラゴンスクリューから四の字固めという得意パターンでギブアップを奪った。


第5試合30分1本勝負
芹沢すずな
(6分11秒、KO:旋風脚)
×望月登子
激しい蹴り合い。望月登子のロープやコーナーポストを使ったアクロバッティブな蹴りを、しかし芹沢すずなはテコンドー式の空中キックで迎撃していく。
ハイキックで完全に動きが止まったところに、追い打ちの旋風脚で完全KO!

芹沢すずな「ちょっとやりすぎましたか?」


第6試合30分1本勝負
松井香織
(26分45秒、体固め:ブラックドラゴンドライバー)
×マスクド・ジェラシー1号
体重の割には以外に身軽な1号のフライング嫉妬チョップやダイビング嫉妬プレスなどにペースを握られた松井香織。
しかし、相手をよく見てのグラウンドで徐々に体力を奪っていき、勢いを止める。
20分を過ぎてスパートにでた松井香織。風車式ストマッククラッシュやチョークスラムを耐えきる1号のタフさはさすがだが、とうとうブラックドラゴンドライバーの前に沈んだ。

1号「見事だ…といいたいところだが、松井の背後に気になる感情が見え隠れしておったようだな。2号!やつの身辺を調査、内容を400字詰め原稿用紙2枚にまとめて提出せよ!」
2号「2枚でいいんですか?」
1号「2万枚にしてほしいか?」
2号「いえ、頑張って2枚にまとめま〜す」


第7試合西日本スカイスター公式戦
マスクド・ジェラシーBLACK・RX(3勝2敗)
(15分17秒、ジャーマンスープレックスホールド)
×ケルビム伊藤(4敗)
RXのインサイドワークに翻弄されたケルビム伊藤。ジャーマンの前に連敗を更新。


西日本スカイスター公式戦
○リタ・モレナ(3勝2敗)
(16分29秒、ムーンサルトプレス)
×サイフィス真美(2勝1敗)
序盤、ルチャ・リブレ的なロープワークや間合いの取り方で試合が進む。
これをサイフィス真美が芹沢仕込みのキックでペースを乱そうとするも、曲者リタ・モレナはこれを難なく受け流し逆にメキシカンストレッチにとらえてしまう。
距離をとろうとするサイフィス真美だが、これもリタ・モレナがうまく間合いを利用、先に空中弾を決めていく。
ベテランの味を発揮したリタ・モレナが何とか2敗でとどまった。
今後の展開次第では先月のように決勝トーナメントの可能性もあるだけに、今後が注目。

サイフィス真美「う〜ん、くやしいなぁ。キャリアの差を何とかしないと勝ちにくい相手なだけに……今度こそ」


8月17日 愛媛県テクスポート今治 PWP
第1試合15分1本勝負
○霞月いおり(DIA)
(9分20秒、体固め:延髄斬り)
×
場外に逃げたりエプロンから挑発するなど、何とか霞月いおりのペースを乱そうとする雅。
しかし、ポーカーフェイスを崩すことはできず。


第2試合15分1本勝負
○一碧なつみ(善女)
(6分53秒、リストロック)
×須崎遥子
須崎遥子のパワーに苦戦した一碧なつみだが、アイアンクローを狙われたところをリストロックにとらえて逆転勝利。


第3試合新人王決定リーグAブロック公式戦20分1本勝負
永田佐和子(勝ち点2)
(12分22秒、フェイスロック)
×さゆりん(勝ち点4)
Aブロックの本命、永田佐和子がいよいよ登場。
序盤は自ら寝技を挑んださゆりん、意外と好勝負を見せるがやはり永田佐和子が一枚上手。
やはり打撃技に頼ることになったさゆりんだが、地力の差は逆転できなかった。


第4試合新人王決定リーグBブロック公式戦20分1本勝負
×カーシャ・イワーノヴナ(勝ち点2)
(11分06秒、片エビ固め:肩車)
黄香坂春美(勝ち点2)
関節をうまく狙ってくるカーシャ・イワーノヴナに対し、全身を使ってうまくロープに逃げる黄香坂春美。
カーシャ・イワーノヴナが間合いをとろうとしたところにつっこんで柔道仕込みの投げ技でダメージを与えていく。
コーナーに押し込んでから肩車で試合を決めた。

黄香坂春美「混戦だけに、カーシャに勝てたのは大きいです」


第5試合30分1本勝負
楠梢NANA&○松井香織
(10分09秒、片エビ固め:天殺黒龍掌)
マスクド・ジェラシー2号スーパーパイレーツ&×マスクド・ジェラシー1号
ゴングの前にマイクを握った1号、「松井よ、おまえの後ろに炎が見えるぞ」と語りかける。
松井は「馬鹿いってるんじゃないわよ!」と叫びつつ、ランニング掌底を1号に!
混戦の中、試合はドラゴネットの勝利に終わったが1号はしつこく「親友には彼氏がいるのに、おまえは独り身。寂しかろう?」と、婉曲的にSitto団入りさせようとしている様子。
まさか、松井香織までSitto団に入ってしまうのか!


第6試合30分1本勝負
芹沢すずな
(20分47秒、ブレイジングトルネード)
×ディアナ・アームストロング
好調のディアナ・アームストロングだが、先月の借りを返そうとこちらも気合い十分のレッドドラゴン、芹沢すずな。
ディアナ・アームストロングがデスバレーボム、J.O.スープレックスと大技を出せば芹沢すずなもレッドドラゴンドライバー、ディスティニーハンマーと首に攻撃を集中。
ディアナ・アームストロングのテキサスドライバーねらいをスモールパッケージホールドで回避した芹沢すずな、ボディスラムからスワンダイブ式シューティングスタープレスで勝利。


第7試合西日本スカイスター公式戦
渡辺智美(2勝1敗)
(25分32秒、ムーンサルトプレス)
×サイフィス真美(2勝2敗)
ノンストップハイスパートバトル!
本来ハイスパートはPWPのサイフィス真美の得意分野。しかし、渡辺智美もこれに呼応。
ストレッチ合戦すらもほとんど膠着することなく次々と技の応酬となる。
サイフィス真美はディスカッターの連打からディスティニーハンマーでとどめを刺そうとするが、渡辺智美は場外に逃げる。ならばと追い打ちで宇宙人トペ・コンヒーロ!
さらにリングに戻って攻撃を続けようとしたところ、背後からラリアットを受けて動きが止まったところにスクリュードライバー。カウントは2!
スタミナで勝っていた渡辺智美、キャノンボールバスターからムーンサルトプレスで3カウント。

渡辺智美「いや〜、いい試合だったわ。おまけに勝ったし、いうことなし!」

サイフィス真美「長期戦の分が悪いのがわかってるんだけどなぁ……もう2敗、後が無いなぁ」


8月18日 鳥取県三朝町スポーツセンター 日海
第1試合15分1本勝負
劉蘭花
(片エビ固め:グリフォンネイル)
×久保渚
いつものごとく幻惑空中殺法を見せる劉蘭花だが、久保渚は強力なラリアット一撃で動きを止めると、力任せに絞めつける。
しかし、一度場外に逃げて間合いをとった劉蘭花、スワンダイブ式ダブルヒールキックで逆転勝利。


第2試合15分1本勝負
カーシャ・イワーノヴナ
(6分35秒、膝十字)
×セラフィム・レイ
相変わらず元気いっぱいのはつらつファイトを見せるセラフィム・レイ。
同じく身の軽いカーシャ・イワーノヴナと楽しい試合を繰り広げる。
しかし、膝十字にとらえられたセラフィム・レイ、あっさりギブアップ。相変わらずの関節技への弱さを露呈した。


第3試合新人王決定リーグAブロック公式戦20分1本勝負
永田佐和子(勝ち点4)
(12分00秒、バックドロップホールド)
×須崎遥子(勝ち点4)
須崎遥子のボディスラムで悶絶した永田佐和子。そのままネックハンギングツリーで持ち上げる。
終わるかと思われたが、会場から起こった「佐和ちゃんコール」に力をもらった永田佐和子。
バックドロップホールドで何とか勝利。


第4試合新人王決定リーグBブロック公式戦20分1本勝負
×黄香坂春美(勝ち点2)
(6分48秒、体固め:かかと落とし)
○霞月いおり(DIA)(勝ち点6)
序盤こそ黄香坂春美の組み付いての腰投げなどに苦戦した霞月いおりだったが、膝蹴りで引きはがすと逆襲。
かかとを叩き付けて霞月いおりの勝利。


第5試合20分1本勝負
ブリザードYuki水瀬沙夜
(20分45秒、岩根絞り)
望月登子&×ザ・ニンジャ
序盤から激しい攻撃をする忍者マスターズ。日海若手コンビは、これを無理に反撃しようとせず耐えていく。
そして、攻め疲れたところにまずは水瀬沙夜の延髄斬りがザ・ニンジャに!続いてブリザードYukiの蓮華(掌底アッパー付きの大外刈り)が望月登子に決まる。
そこから形勢が逆転。水瀬沙夜の轟雷(連続旋回からの垂直落下ブレンバスター)で望月登子を戦闘不能にし、替わったブリザードYukiが変形蜘蛛絡みでザ・ニンジャからギブアップを奪った。


第6試合30分1本勝負
ディアナ・アームストロング
(23分18秒、ムーンサルトフォール)
×
放り捨てのフランケンシュタイナーからムーンサルトフォールでディアナ・アームストロングが勝利。


第7試合西日本スカイスター公式戦30分1本勝負
渡辺智美(3勝1敗)
(10分05秒、コブラツイスト)
×ケルビム伊藤(5敗)
動きに精彩を欠いたケルビム伊藤。
渡辺智美、あっさり勝負を決めた。

渡辺智美「あと一つをとり逃さないようにしないとね」


第8試合日本海無差別級タイトルマッチ60分1本勝負
王者
×氷縞和泉
(44分46秒、J.O.ボム)
挑戦者
豊多摩奈美
※王者が3度目の防衛に失敗。豊多摩奈美が第5代王者に
ゴングが鳴ってしばらくリング中央でにらみ合っていた二人。
まずは氷縞和泉が豊多摩奈美の顔を平手で張ると、豊多摩奈美も張り返す。そしてもう一度頬の張り合い。この緊張感に会場が静まりかえる。
ロープリバウンドで勢いをつけた豊多摩奈美が勢いのある正面飛びのドロップキックを放つ。しかし、氷縞和泉はたたらを踏んだだけで倒れない。さらに二度叩き込んでようやく倒れる氷縞和泉。それをすぐに起きあがって同じくロープで勢いをつけたエルボーを豊多摩奈美に叩き付ける。
お互いがお互いの技を受けながら、さらにそれ以上の強さの攻撃を出していく。
20分過ぎに放たれたJ.O.サイクロン、デス・サイズNo.2を双方カウント1で返し、まだまだ倒れないとアピールしていく。
とうとう試合は40分を越える。この試合5発目となる豊多摩奈美のJ.O.サイクロンも、氷縞和泉の最近のフィニッシュホールドである垂直落下式ブレンバスターも決め手にならない。
デス・サイズNo1がヒットし、これで終わりかと思われたが豊多摩奈美の足がロープに届いた!
決まったと思っただけにここで隙ができた氷縞和泉。先に起きあがった豊多摩奈美が抱え上げてJ.O.ボム一閃!
この一撃で豊多摩奈美がぎりぎりの勝利を勝ち取った。
氷縞和泉だけでなく、勝った豊多摩奈美もリング上で大の字になる。氷縞和泉はブリザードYukiに、豊多摩奈美は永田佐和子に肩を借りて立ち上がると歩み寄って抱き合う。
氷縞和泉は自分の手でベルトを豊多摩奈美の腰に巻くと、マイクを握る。
「完全に越えられましたね。私の、あなたがエースとして成長するまで団体を支えるという役目はこれで終わったようです」と言うと静かに会場をあとにする。その後ろ姿に深々と礼をする豊多摩奈美。

氷縞和泉「今月いっぱいはこのリングで試合をさせていただきます。ただ、来月以降は退団するか、契約を続行するかは決めていません。どちらにしても、これからは自分のために試合をしていきたいと思います」


8月19日 福岡県小倉北体育館 日海
第1試合15分1本勝負
△霞月いおり(DIA)
(6分05秒、両者リングアウト)

押していたのは霞月いおり。
しかし、場外に移動してからはうまく雅がスペースを使って攻める。
場外カウントに気づいてあわてて戻ろうとした雅だが、ローキックのダメージでよろめいてしまい、惜しくも勝利を逃した。


第2試合20分1本勝負
劉蘭花&×久保渚
(9分59秒、片逆エビ固め)
須崎遥子セラフィム・レイ
劉蘭花、久保渚組のちぐはぐなチームワークにつけ込んだセラフィム・レイがレッグラリアットやフライングショルダーなどの空中弾で攻勢をかける。
動きが鈍った久保渚に、須崎遥子が強烈なボディスラムから片逆エビ固めを決めてギブアップを奪った。

セラフィム・レイ「結構えぐい角度で絞ってたよね。さすが怪力の遥子ちゃん」
須崎遥子「どうも、お誉めにあずかりまして」
セラフィム・レイ「これが自分に向くときは怖いんだよね〜」


第3試合新人王決定リーグAブロック公式戦20分1本勝負
永田佐和子(勝ち点6)
(12分23秒、ノーブルスカーレット)
×里見恵理(信戦組)(勝ち点0)
かなり動きの良かった里見恵理、優勝候補の永田佐和子を押す展開。
心配されたブレンバスターも足を滑らせることなくしっかりと決める。
リングアナや社長など、スタッフのいる方にアピールをしながら有利に試合を運ぶ里見恵理。
しかし、とどめとはなったラブレターショットの入りが浅くカウント2で返される。そこの隙をナガタロックに捉えられ、無念のギブアップ。


第4試合新人王決定リーグBブロック公式戦20分1本勝負
黄香坂春美(勝ち点4)
(12分54秒、腕ひしぎ逆十字)
×一碧なつみ(善女)(勝ち点2)
組み合ったところで膠着することが多く、お互いなかなか有効な攻撃を繰り出せない。
投げてもグラウンドでまた膠着、離れて組み合う、というような状態で時間が過ぎる。
グラウンドでは勝る一碧なつみがビクトル膝十字にとらえるも、黄香坂春美はなんとかロープまで這っていき、エスケープに成功。
起きあがって腰投げから腕ひしぎという柔道家らしい動きで何とか勝利。


第5試合30分1本勝負
ブリザードYuki&×豊多摩奈美
(15分54秒、片エビ固め:テキサスドライバー)
水瀬沙夜&○ディアナ・アームストロング
ブリザードYukiを長い間リング上に送り込んだ豊多摩奈美。
水瀬沙夜、ディアナ・アームストロングに苦しめられても「試練」とばかりに耐えさせる。
実力拮抗の水瀬沙夜とはさすがに五分の勝負をするが、ジュニアながらパワーにも優れるディアナ・アームストロングにはリバース・ごリースペシャル・ボムを叩き込まれてしまう。
ディアナ・アームストロングはその勢いのまま豊多摩奈美にもデスバレーボム、テキサスコンドルキック(スワンダイブ式ダブルニーアタック)と追い込む。
豊多摩奈美、得意の丸め込みでペースを崩そうとしたが丸め込む前に逆に持ち抱えられ、そのままテキサスドライバーを受けてしまい、まさかのピンフォール負け。

ディアナ・アームストロング「ナミ!これでワタシの実力はわかったわね!来月、無差別のベルトかけてシングルよ!」
豊多摩奈美「…わかったわ。受けてたちましょう」


第6試合西日本スカイスター公式戦30分1本勝負
望月登子(2勝1敗1分)
(11分46秒、ダブルノックアウト)
サイフィス真美(2勝2敗1分)
両者の激しい打撃戦。
この二人、地上だけでなく空中からでも蹴りが出てくるとあって、気の抜けない超ハイスパートなバトルが展開される。
10分頃には二人ともかなり体力を消耗していたが、それでもキックの勢いは衰えない。
望月登子の後ろ回し蹴りがサイフィス真美の側頭部にヒットする。サイフィス真美が倒れるが、放った望月登子も膝をつく。その隙に立ち上がったサイフィス真美、シャイニングウイザード一閃!崩れ落ちる望月登子。が、ダメージの残るサイフィス真美もダウン。
レフェリーがカウントを数える。立ち上がりかけたサイフィス真美だが、結局10カウント。
激しい打撃戦は両者ノックアウト。

望月登子「楽しいんだけどさあ、やっぱきつかったわ〜」

サイフィス真美「あぁしんど……また決着つけれなかったなぁ。(リーグの)戦線も離脱確定みたいだし……また出直します。最後に一言、やっぱり(望月選手とは)面白く激しくやりあえますね」



第7試合日本海ジュニアヘビー級タイトルマッチ45分1本勝負
王者
渡辺智美
(13分52秒、コブラクラッチ)
挑戦者
×ザ・ニンジャ
※王者が6度目の防衛に成功
渡辺智美のストレッチ地獄にはまったザ・ニンジャ。
コブラツイストやストレッチプラム、屈辱技ダンシングツリーなどにとらえられてしまう。
連続ニールキックで反撃は見せるザ・ニンジャだが、それもカウント2までしか入らない。
スクリュードライバーからコブラクラッチにつないだ渡辺智美、見事防衛成功。


8月22日 長崎県佐世保スワンセンター 日海
第1試合15分1本勝負
×セラフィム・レイ
(8分22秒、ムーンサルトプレス)
劉蘭花
早い動きの試合は、劉蘭花のフライングニールキックからのムーンサルトプレスで勝負あり。

第2試合15分1本勝負
×須崎遥子
(2分32秒、KO:ハイキック)
○霞月いおり(DIA)
開始しばらくして、ハイキックの直撃を受けた須崎遥子がKOされてしまった。

第3試合新人王決定リーグAブロック公式戦20分1本勝負
永田佐和子(勝ち点8)
(6分43秒、片エビ固め:マジカルボム)
×(勝ち点4)
※Aブロックは永田佐和子が決勝進出



第4試合新人王決定リーグBブロック公式戦20分1本勝負
久保渚(勝ち点5)
(20分00秒、時間切れ引き分け)
黄香坂春美(勝ち点5)
※Bブロックは霞月いおりが決勝進出
二人とも霞月いおりとの直接対決に敗れているため、この試合に勝って勝ち点が並んでも決勝進出はない。
しかし、それでも両者気合いの入ったファイトを見せる。
パワー、テクニックともに久保渚が一歩上。得意分野が似ているだけに苦しい黄香坂春美だが、全身の力を振り絞って互角の試合を展開。
渚バスター、渚シャトルという破壊力のある技はその体勢にいく前に丸め込んだり、脇固めにとったりと返していく。
久保渚も黄香坂春美の肩車、柔道式裏投げなどを耐えきる。
とうとう、時間切れとなった。


第5試合20分1本勝負
&×ザ・ニンジャ
(13分47秒、ドラゴンスープレックスホールド)
サイフィス真美&○NANA



第6試合20分1本勝負
氷縞和泉
(10分24秒、片エビ固め:デス・サイズNo.2)
×水瀬沙夜
水瀬沙夜、氷縞和泉に挑む。
蹴りで間合いを測り、組み付き、スープレックスを放ち、そしてグラウンドで極めるという、プロレスの基本の動きを見せる水瀬沙夜。
高速のブレンバスター、ジャンピングバックドロップ、タイガースープレックスと嵩にかかって攻めたてる。
しかし、7分を過ぎた頃突然攻勢に出る氷縞和泉。持ち上げようとした水瀬沙夜に膝蹴りを入れて動きを止めると、ボディにパンチ!
そしてキックのコンビネーション、レスリング式とはやや違う、軍隊式の押さえ込み技などで攻める。
ハイキックで動きの止まった水瀬沙夜にランニングネックブリーカーを叩き込んで試合終了。

氷縞和泉「あいかわらず、投げ技の重さはたいしたものですね。ただ、クラシックスタイルを貫くには、もう少し受け身を上達させてほしいですね」


第7試合20分1本勝負
豊多摩奈美
(9分20秒、ジャーマンスープレックスホールド)
×ブリザードYuki
続いて、ブリザードYukiが豊多摩奈美に挑む。
開始直後に正面跳びのドロップキックを顔面に叩き込む豊多摩奈美は、倒れたブリザードYukiを引き起こしてフライングメイヤーからスリーパーホールド。
いきなりの攻撃に、暴れてふりほどくブリザードYukiだが起きあがったところを捕まえられてなんとパイルドライバー!
頭を押さえて座り込んでしまうブリザードYukiに、豊多摩奈美「これで終わりか!」と容赦なくサッカーボールキック!
なんとか立ち上がるブリザードYuki、大きな気合いの声とともに全身の体重を込めたエルボーバット、大腰からの袈裟固め、さらに袈裟固めの状態から右腕をとってテレフォン・アームロック(足で極めるアームロック)!
しかし豊多摩奈美、空いている左手の人差し指を振るとブリッジで返す。そして素早くコーナーに上り、華麗なるミサイルキックではじき飛ばす。
じっくりと受けていた氷縞和泉と違い、豊多摩奈美は休みなく攻撃をかける。ぼろぞうきんのようになるブリザードYuki姿に、場内から悲鳴が上がるほど。
そしてジャーマンスープレックスでとどめ…と思われたが、なんとブリザードYukiこれをぎりぎりで返す!驚く豊多摩奈美。
しかし、もう一度放たれたジャーマンに耐える力は残っていなかった。

豊多摩奈美「彼女の根性が見たかったので、ああいう試合になってしまいましたけど、よく耐えたと思いますよ。次はJ.O.スープレックスくらいなら解禁ですね」


第8試合西日本スカイスター公式戦30分1本勝負
渡辺智美(4勝1敗)
(4分33秒、ヘルスマッシャー)
望月登子(2勝2敗1分)
2回連続で望月登子に苦杯を飲まされてきた渡辺智美。この日は気合いの入り方が違う!
ゴング前に奇襲を仕掛け、なんといきなりスクリュードライバー!そしてリバースバイパーホールドで体力を奪っていく。
望月登子、全くペースをつかむことができない。かかと落としや裏投げは決めて見せたものの、それでも止まらない渡辺智美。
危険度大の大技、ヘルスマッシャーで一気に試合終了。


第9試合インディージュニアタッグタイトルマッチ60分1本勝負
王者
○リタ・モレナ&ディアナ・アームストロング
(14分01秒、ドラゴンスープレックスホールド)
挑戦者
×マスクド・ジェラシー2号マスクド・ジェラシーBLACK・RX
※王者組が初防衛に成功

RXが、「リタ・モレナよ、我々はともにスカイスターで3勝2敗。この試合で勝った方がタイトルマッチ進出でいかがかな?」と聞くと、当然これを飲むリタ・モレナ。RXとしては完全に優位を見せつけたいからなのだが、公式戦での対決でRXが勝っているため、黙っていればRXがタイトル進出なのである。
もちろんこうなったら手加減するSitto団ではない。2号の凶器、RXのスタンガン含めたラフ殺法の嵐。
しかし、リタ&ディアナ組にとっては、DIAで行われたジュニアタッグリーグでの敗戦を雪辱するチャンスとあって、気合いの入り方が違う。
ダブルのカウンターキックや合体フィッシャーマンズバスターなど、いつにもまして好連携を連発するリタ&ディアナ。
RXのスワンダイブライダーキック、2号のリバースDDTもなんのその。
リタ・モレナのロメロスペシャルが2号に、ディアナ・アームストロングのテキサスクローバーホールドがRXに同時に決まるなどして見せ場も作る。
さらにロープに張り付けにして二人がかりで顔面を足で踏みつけるなど、勢いは止まらない。
リタ・モレナがドラゴンスープレックスで2号を沈めた。リタ・モレナ、防衛とともにスカイスタータイトルマッチの挑戦権も得た。

ディアナ・アームストロング「ワタシとリタのタッグ、そう簡単に負けないのよ!」
リタ・モレナ 「タッグリーグ戦のお返しはしっかりさせてもらったわよ。このベルトはあたしたちのモノなんだから! そのうえあきらめてたスカイスターの決勝戦までついてきて、今日はとってもラッキー! この勢いで、渡辺にもリベンジしたいね!」


8月24日 広島県尾道市公会堂 WWPL
第1試合ルーキーズバトルロイヤル30分
久保渚
(11分35秒、渚バスター)
×
退場順:里見恵理(信戦組)、黄香坂春美さゆりんカーシャ・イワーノヴナ須崎遥子、一碧なつみ(善女)
新人王戦出場で決勝に出られなかった8名によるバトルロイヤル。
まずは雅の錐もみドロップキックを受けた里見恵理がそのまま場外に転落。続いて一碧なつみが黄香坂春美を脇固めでギブアップさせる。
そこから獅子奮迅の動きをしたのは久保渚。
さゆりんをラリアットから強引に押さえ込むと、残りの選手がさらに覆い被さって3カウント。
雅とカーシャ・イワーノヴナが共同で久保渚を狙おうとするが、これも二人まとめてラリアットでなぎ倒す。そこを須崎遥子に捕まってベアハッグを受けたカーシャ・イワーノヴナがギブアップ。
須崎遥子、その隙に久保渚に背後をとられてジャーマンスープレックスを受け、敗北。
一方雅が一碧なつみを場外に蹴り落とし、リング上は1対1。
勢いのままに攻めた久保渚がバックブリーカーでとどめ。

久保渚「ここで勝ってもしょうがないんだけどな…」


第2試合30分1本勝負
×楠梢海原マリンNANA松井香織
(8分14秒、ジャンピング嫉妬プレス)
マスクド・ジェラシースーパーMICO(Sitto団せぴあ)&マスクド・ジェラシー2号マスクド・ジェラシーBLACK・RX&○マスクド・ジェラシー1号
はじめ、マントとフードを目深にかぶった選手を連れてきたSitto団。
1号が「紹介しよう!今日のゲストだ!」というと、その人物が正体を現す。なんと、Sitto団せぴあのマスクド・ジェラシースーパーMICO!
先日DIAのリングで「もうおしまい」というような発言をしたはずの、スーパーMICOだ!どこに隠し持っていたのか、丸太も持参である。
勢いに乗るSitto団、あっけにとられる連合軍(笑)の差は歴然。
我に返る前に1号が3カウントを奪った。
勝ち名乗りを上げるSitto団。スタッフや社長のいる席の方に視線を送るMICO。新たなる嵐の予感である。
来月からアメリカ遠征のNANA、残念ながら勝利を挙げることはできなかった。

記者  「あの、確かDIAではもう終わり、とか言っていたのでは?」
MICO 「ああ、あれは乙姫とは終わり、って意味です」
記者  「しかし、22日のDIAではもう出たくない、と……」
MICO 「ですから、ここに現れたわけでしょう? まったく、何を言ってるのでしょう」
記者  「それで、こちらへ現れた理由は?」
MICO 「……嫉妬の炎がここにあるからですわ」
記者  「え?」
MICO 「あのマットには、もう嫉妬の炎を燃やすべきものが何もないのです! ですから、私はこうして嫉妬の炎を求めてここにたどりついたわけですわ! 里見さんを奪った憎き男はどこです!? そんなアベック、世間が許しても嫉妬の神様が許さないのです! 嫉妬の炎がめらめらと燃えているのですわ! うふ、うふふふふふふふ!」


第3試合30分1本勝負
ディアナ・アームストロング
(15分09秒、片エビ固め:デスバレーボム)
×サイフィス真美
ディアナ・アームストロングの調子の良さは本物か。
サイフィス真美もいい動きを見せたが正面から受け、それを撃破。


第4試合30分1本勝負
望月登子
(14分15秒、SHINOBIスープレックスホールド)
ブリザードYuki&×水瀬沙夜
前回このタッグに不覚をとった忍者マスターズだが、連敗はできぬと気合い十分の望月登子。
椅子や机を持ち出して比較的ラフ殺法に弱い水瀬沙夜を集中的に狙う。
春雷を放って意地は見せる水瀬沙夜だが、殺のSHINOBIスープレックスに沈んだ。


第5試合新人王決定戦・決勝時間無制限1本勝負
永田佐和子
(12分09秒、バックドロップホールド)
×霞月いおり(DIA)
やはり来た、優勝候補筆頭であった永田佐和子。
デビュー前の評判ほどには成績を残せなかった彼女だが、ここに来てその底力を見せつけ全勝で予選を突破。
一方の霞月いおりは、誰が抜け出てもおかしくないブロックから決勝に進出しただけにフロックではなく、好勝負が期待される。
いつも通りの無表情から繰り出される霞月いおりの蹴りを、しっかりと受け止めてみせる永田佐和子。
プロレスの基本、「受け」を見せていく。
意識を刈り取られる危険のあるハイキックを放つ霞月いおり。それまでで動きが鈍った永田佐和子は、しかし自分からぶつかっていくことで威力を減らし、もつれ合うように倒れ込む。
グラウンドに入ればそこは永田佐和子の領域。見事なボディコントロールで霞月いおりを翻弄してみせる。
お互いの得意分野を存分に発揮していった結果、会場はかなりの盛り上がりを見せる。
グラウンドで体力をかなり消耗した霞月いおり。その動きが止まったところを見逃さない永田佐和子。背後に回り、バックドロップホールドで2001年新人王戦にピリオドを打った。
日海選手は決勝まで進んでもDIA選手とあたると敗北を喫してきた。そのジンクスをうち破る勝利に、セコンドについていた久保渚や黄香坂春美らも永田佐和子に抱きついて勝利を祝福していた。




第6試合西日本スカイスタータイトルマッチ時間無制限1本勝負
×リタ・モレナ
(17分21秒、スクリュードライバー)
渡辺智美
攻撃をするりとかわしていくリタマジックに翻弄された渡辺智美。一見攻めているようだが手応えがない。
そしてふっと気が抜けた瞬間にメキシカンストレッチが決まる。
渡辺智美の動きが鈍ったあたりから、果敢な空中技で攻めるリタ・モレナ。
しかし渡辺智美、ツームストンパイルドライバーを決めてから首ねらいに絞り一気に攻め込む。
これはさすがに受け流せなかったリタ・モレナ。
スクリュードライバーで渡辺智美の逆転勝利。