試合結果5月
4日徳島県健康センター駐車場 南海
開始前、日海及び一月以降のWWPLにおいて、2000年度表彰が行われた。
その受賞者は以下の通り。
MVP | 豊多摩奈美 |
ベストバウト | 10月25日、斎藤彰子vs氷縞和泉 |
優秀選手 | 望月登子 |
技能賞 | NANA |
ベストタッグ | NANA&楠梢 |
ベストパフォーマンス | Sitto団 |
ベストアピール | マスクド・ジェラシー1号 |
新人賞 | セラフィム・レイ |
特別賞1 武道家賞 |
楠梢 |
特別賞2 あすなろ賞 |
永田佐和子、ブリザードYuki |
MVPを受賞した豊多摩は、「精一杯やったことがこうやって評価されるのは嬉しいです。これからも頑張ります」とコメント。
次はWWPLの2001年表彰になる予定との事。
第1試合20分1本勝負
霜倉杏子&片岡望&○カルラ石神井
(13分45秒、ムーンサルトプレス)
須崎遥子&●久保渚&永田佐和子
南海対日海の若手6人タッグは、このメンバーの中で最もキャリアの長いカルラが上手くチームをまとめて攻勢。
個々の力では引けを取らなかった日海だが、最後はムーンサルトの前に久保が沈んだ。
第2試合15分1本勝負
○華山麗子
(13分23秒、体固め:ダイビングヘッドバット)
●水瀬沙夜
バックの取り合いを、水瀬の腕に噛み付く事で制した華山、バックドロップからのダイビングヘッドバットという必勝パターンで勝利。
第3試合キャッチ・アズ・キャッチ・キャン30分1本勝負
○ソニア稲垣(A☆F)
(3分58秒、裏アキレス腱固め)
●望月登子
A☆Fから今月は4名が参戦することとなったが、そのうちの一人、ソニア稲垣がこの日は望月と対戦。
フォールはなく、KOとギブアップ、TKOで勝負が決まるヨーロピアンルールでの試合となった。
序盤から積極的に蹴っていく望月。ソニアは蹴り足をキャッチするが、即座に望月の延髄蹴り。入りが浅かったためそのままグランドへ。これはソニアが簡単に望月を絞める。
ロープブレイクのあと、今度は変則的なコンビネーションキックを放つ望月だが、やはりソニアに掴まれ、今度はすぐに裏アキレスを極められてギブアップ。
第4試合西日本ヤングスター公式戦30分1本勝負
●雅(1敗)
(9分8秒、片エビ固め:ランニングエルボー)
○柊美鈴(1勝)
1発目のランニングエルボーはドロップキックで防いだ雅だが、2発目を直撃させられてジ・エンド。
第5試合WWPLタッグ公式戦45分1本勝負
○ケルビム伊藤&ダイナマ伊藤(1勝)
(16分31秒、ケルビムクラッチ)
ジェシー&●殺(1敗)
パワーではダイナマに及ばず、またケルビムの受け流しによってペースを乱されたニンジャマスターズ。
ジェシーがパワーボム、殺がキラードライブ(ピラミッドドライバーEX)を決めはしたものの、結局殺が丸め込まれてしまった。
第6試合WWPLシングル公式戦45分1本勝負
●ザ・ニンジャ(1敗)
(14分21秒、片エビ固め:フィッシャーマンズDDT)
○海原マリン(1勝)
ザ・ニンジャの早い動きに翻弄された海原だが、要所で反撃をしながら耐える。
そして、フィッシャーマンズDDTを繰り出し、ギリギリカウント3を入れて勝利。この一撃だけで勝利といっても過言ではない展開だった。
この日はなんと南海勢が全勝、そして忍者マスターズが全敗というなんとも明暗のはっきりした大会となった。
5日宮崎県都城市パチンコ店駐車場 南海
第1試合15分1本勝負
●片岡望
(11分55秒、片エビ固め:エンジェルスタンプ)
○セラフィム・レイ
アームホイップ、フライングヘッドシザースなどルチャ的な動きをとり入れたレイ、アピールを交えながら楽しい試合運び。
片岡も乗せられてヒートアップする。
最後はレイが得意技できれいに決めた。
第2試合20分1本勝負
○高岡ユーリ&木佐深月(A☆F)
(10分30秒、フルネルソンフォール)
●霜倉杏子&カルラ石神井
木佐が早いキックで霜倉の足をを止めて、そこに高岡が強烈なスピアータックル。
このピンチはカルラがカットして難を逃れるが、すぐに木佐がカルラを場外にたたき出す。
その間に高岡が霜倉を水車落としからアマレス式のフォールで3カウント。
第3試合20分1本勝負
●ジェラシーレディ&マスクド・ジェラシー2号
(8分7秒、腕ひしぎ逆十字)
ソフィーヤ・ヴァーリィ(EWA)&○ターニャ・ミハイロフ(A☆F)
EWAから3ヶ月間の遠征のために来日したソフィーヤ・ヴァーリィ。
なんとWWPLでの初対戦はSitto団。ヨーロピアンスタイルではなかなかお目にかかれないラフ殺法のこの二人にどう対処するか。
やはり慣れていないせいで、序盤はちぐはぐとした攻防となってしまった。
しかし、上手くターニャ・ミハイロフがフォローして何とか試合の形を作っていく。
そのミハイロフがレディを腕ひしぎに捕らえると、2号がカットに入る。ヴァーリィがそれを捕まえると高速のフロントスープレックスで放り投げてカットを防ぐ。
レディ、堪えきれずタップ。
ソフィーヤ・ヴァーリィ「こういうのはどうもしっくり来ないなあ。ターニャの助けをもらったのも気に食わないし…。でも、次はもっと動けるように努力するわ」
第4試合西日本ヤングスター公式戦30分1本勝負
△楠梢(1分)
(8分27秒、両者リングアウト)
△柊美鈴(1勝1分)
エルボーを連弾で叩きつけた柊。楠も打撃で応じて形勢を逆転する。
両者意地の張り合いでフラフラになったところ、もつれて場外へ転落。椅子で楠を殴打した柊、リングに戻ると「いっくぞー!場外ダーイブ!」と叫ぶとエルボースイシーダ敢行。
楠、これを椅子で迎撃するも反動で倒れてしまい、20カウント以内にリングに戻れず両者リングアウト引き分けとなった。
第5試合WWPLタッグ公式戦45分1本勝負
マスクドジェラシーBLACK RX&○スーパーパイレーツ(1勝)
(13分31秒、体固め:フェイスクラッシャー)
●ケルビム伊藤&ダイナマ伊藤(1勝1敗)
顔面攻めで流血したケルビム、パイレーツの得意技を食らってフォールされる。
ダイナマ、RXのリボルケイン(スタンガンロッド攻撃)によってカットに入れず。
第6試合WWPLシングル公式戦45分1本勝負
○マスクド・ジェラシー1号(1勝)
(16分45秒、膝フォール:フライング嫉妬チョップ)
●海原マリン(1勝1敗)
いつものとおりセコンドが乱入しようとするが、1号は「私が1人で楽しむのだ!」とそれを拒否。
その言葉通り、暴れまわる1号にやられボロボロになった海原、なかなかフォールしてもらえず。
海原マリン「いいようにやられちゃった…。マリン、くやしいよ〜っ!…もうこういうコメントは似合わないかな?(笑)」
11日岡山県井原市民体育館 PWP
第1試合20分1本勝負
○カーシャ・イワーノヴナ&ソフィーヤ・ヴァーリィ(EWA)
(8分58秒、飛びつき腕ひしぎ)
●セラフィム・レイ&ブリザードYuki
ロシア出身のカーシャ・イワーノヴナ、チーム・ドラゴネットの5人目のメンバーとして初めてプロのリングに立つ。
ソフィーヤ・ヴァーリィ(ソーニャ)がイワーノヴナの背中をポンと叩き、先発させる。カーシャ、緊張した面持ちながら、静かにリング中央へ進み出る。
ゴング直後、レイがカーシャの頬を張る。それに対し、カーシャも思いきり張り返す。両者の視線が交錯する。
まずはロープに跳んだレイが高速のドロップキックでカーシャを弾き飛ばすと、カーシャも同じように、しかしより高高度から、打ち下ろすかのようなドロップキックを放つ。この身体能力の高さに、客席からもまばらながら拍手が送られる。
替わって出てきたブリザードYukiは、長身を折りたたんで低い姿勢からの諸手刈りでテイクダウンを狙う。カーシャ、上から抑えこもうとするが体格差もあり転がされてしまう。そしてグラウンド戦へ。
はじめの内は手足を捕まえて極めかけるカーシャだが、Yukiはポイントをずらして防いだあと、すぐにそれをはずす展開。そしてカーシャが攻め疲れた隙を突いてのスリーパー!カーシャ、必死にエスケープ。
何とか距離をとったカーシャ、フライングショルダーを当てておいてヴァーリィにタッチ。
欧州で何度か対戦した両者。欧州はじめての試合でYukiを沈めたのがヴァーリィなら、Yukiがはじめて欧州のシングル戦で勝利を飾ったのもヴァーリィ。因縁のある二人が対峙すると緊張が走る。
出身は柔道対サンボだが、プロレス的にはYukiはグラウンド、ヴァーリィはむしろスープレックス系にこだわりを持っている。この日は双方互いの得意分野でも果敢に技を出していく。
しかし、ヴァーリィは「今日はあくまでカーシャのサポート役」という感じで、早めに交代。決着はシングル戦でつける、ということか?
8分を過ぎ、カーシャがレイのロコモーションダブルアームで叩きつけられる。そしてレイが引き起こした瞬間、カーシャは力を振り絞るかのようにして飛び付き腕ひしぎ!
あっという間に決まってしまったこれに、レイはカットを待つこともせず瞬時にタップ。
なんとカーシャ、タッグとはいえデビュー戦を白星で飾った!
ソフィーヤ・ヴァーリィ 「あそこでよく気力がでたね。褒めてあげるよ。…あの勝ちかたが日本のファンに受け入れられるかどうかはわかんないけどね」
セラフィム・レイ 「あう、肘痛い…」
ブリザードYuki 「さすがサンボですね」
セラフィム・レイ 「関節技苦手だよ〜」
ブリザードYuki 「帰ったら、特訓に付き合いますよ」
セラフィム・レイ 「…実験台にする気でしょ?」
第2試合西日本ヤングスター公式戦20分1本勝負
○楠梢(1勝1分)
(12分31秒、スピニングレッグロック)
●華山麗子(1敗)
いつもより多めにくるくる回る楠。ローリングクレイドル、スピニングバックナックルと攻め立てて、最後はドラゴンスクリューからスピニングレッグロックでフィニッシュ。
楠梢 「麗子を一番警戒していますから、勝てて良かったです」
第3試合20分1本勝負
○望月登子
(13分19秒、三角飛び延髄斬り)
●ターニャ・ミハイロフ(A☆F)
前のこの対戦が行われたときは、望月の打撃の前に翻弄されたターニャ・ミハイロフ。
なんとか雪辱したいところ。
しかし、望月はいきなり場外戦に持ちこむと、椅子や鉄柱攻撃などでその集中力を分散させるとリングに戻ってレッグラリアット。いきなりカウント2を奪われるターニャ。
一気に攻めようとブレンバスターの体勢に入る望月だが、ここはターニャがうまく丸め込んで腕を極める。
あらゆる攻撃に自信を持つ望月だが、唯一極め技だけは大の苦手。必死にロープに逃げる。
打撃も、上手くターニャに捌かれて今度は足を極められるが、これは捕まったまま殴ったり蹴ったりで何とか振り解く。
一進一退の攻防だったが、結局距離をとってスピードで攻めた望月が優位に立ち、華麗な三角飛びからの延髄斬りで勝負を決めた。
望月登子 「うん、まえよりかなり打撃捌かれたんで焦ったね。でも、まだ甘い!」
第4試合西日本スカイスター公式戦30分1本勝負
○渡辺智美(1勝)
(15分4秒、キャノンボールバスター)
●マスクド・ジェラシー2号(1敗)
最近オールラウンドな戦い方を身につけてきた渡辺、2号の凶器攻撃でペースを乱されながらも安定した力を発揮して試合を進める。
2号のダブルリスト・アームサルトの体勢を膝蹴りで崩すと、バックにまわって新技、キャノンボールバスターでとどめ。
第5試合30分1本勝負
サイフィス真美&○芹沢すずな
(10分9秒、ドラゴンスープレックスホールド)
●海原マリン&ケルビム伊藤
サイフィス真美はPWP時代の後輩でありライバルでもある海原マリン、ケルビム伊藤と対戦。
PWPお得意のハイスパートな展開が繰り広げられる。
最後は結局、あまり出てはこなかったもののこの中では一人格上の芹沢がドラゴンスープレックスでピン。
サイフィス真美 「この組み合わせ……帰ってきたんだなぁ、って実感しちゃいましたよ(にっこり)」
第6試合WWPLタッグ公式戦45分1本勝負
NANA&○松井香織(1勝)
(12分28秒、膝十字)
ジェシー・アームストロング&●殺(2敗)
タッグ戦ではチーム・ドラゴネットがやはり強いようだ。
何とか粘った忍者マスターズだが、ほとんどもてあそばれてしまった。
第7試合WWPLシングル公式戦45分1本勝負
○マスクド・ジェラシー1号(2勝)
(15分54秒、拷問コブラツイスト)
●ザ・ニンジャ(2敗)
ザ・ニンジャ、キック中心に攻めて有利な間合いで試合を運ぶが、ピンチになるとやはり出てくるSitto団。
望月や雅がカットに入るが、乱闘慣れしているSitto団にザ・ニンジャ滅多打ち。
最後はグロッキーのザ・ニンジャを拷問コブラで締め上げて試合終了。
13日広島県広島アステールプラザ PWP
第1試合15分1本勝負
○セラフィム・レイ
(11分38秒、体固め:エンジェル・スタンプ)
●木佐深月(A☆F)
木佐は鋭いキックでレイを襲い、優位に立つ。
木佐がフルネルソンバスターを狙ったところを切り返したところからレイが反撃。
ダブルアームスープレックスからエンジェル・スタンプとつないでレイが勝ちを収めた。
第2試合西日本ヤングスター公式戦20分1本勝負
●水瀬沙夜(1敗)
(9分51秒、ダイビングヘッドバット)
○華山麗子(1勝1敗)
バックドロップの打ち合いを制した水瀬が抱え式のバックドロップホールドの体勢に。
しかし華山、これを腕に噛み付いて振りほどくとボディスラム3連発からダイビングヘッドバットで勝負を決めた。
第3試合20分1本勝負
カーシャ・イワーノヴナ&ソフィーヤ・ヴァーリィ(EWA)&○楠梢
(14分13秒、片エビ固め:風車式バックブリーカー)
久保渚&永田佐和子&●ブリザードYuki
グラウンドとスープレックスが多い展開となったこの試合。
特にカーシャは久保、永田から次々とグラウンド戦を挑まれてスタミナを消耗。そして、そこに出てきたYukiの大外刈りが決まってあわやカウント3かと思われたが、これは楠がカット。
ヴァーリィがYukiをジャーマンスープレックスで叩きつけ、カウント2.5まで追いこむと、次いで楠が風車式バックブリーカーを放ち、これでピン。
第4試合20分1本勝負
○NANA
(10分4秒、レインボードラゴン)
●ターニャ・ミハイロフ(A☆F)
前の試合と同じく玄人好みのサブミッション合戦となったが、最後はNANAがドラゴンスープレックスからフロントドラゴンスープレックスを素早く交互に計7発放ち、最後はドラゴンスープレックスホールドの形で3カウント。
第5試合西日本スカイスター公式戦30分1本勝負
●望月登子(1敗)
(9分59秒、カベルナリア)
○サイフィス真美(1勝)
飛び技、打撃、そして投げと目まぐるしく両者がぶつかり合う熱い試合。
レッグラリアットの打ち合い、延髄斬りの打ち合いと一歩も引かぬ両者。
しかし、とうとう望月の三角飛び回し蹴りがヒット。そこから真美を引き起こしてコーナー最上段にリングを背にして座らせる望月。
九龍城落地の体勢―が、真美、これを強烈なエルボーで振り払うとすかさずアカシックバスター(スカイツイスター式エルボードロップ)!
真美ここでフォールに行かず、カベルナリアにとらえる。
完璧に入ったこの技に、望月耐えられずギブアップ。
サイフィス真美 「ふぅ、まずは1勝。とにかく実績も作らなきゃあね」
望月登子 「くっそ〜!油断した〜!」
第6試合30分1本勝負
○松井香織
(19分27秒、片エビ固め:垂直落下式ブラックドラゴンドライバー)
●芹沢すずな
ダブルドラゴン同士の1戦は、セコンドに他のチーム・ドラゴネットのメンバーの姿が。
「よく見ておけ」と言わんばかりに開始直後の動き、、互いの得意技の応酬、観客へのアピールなどダブルドラゴンの魅力を存分に発揮。
そして、最後は松井が危険な角度でブラックドラゴンドライバーを放ち、芹沢を破って見せた。
松井香織 「こういう試合もいいもんでしょう?因縁なんか作らなくっても、リングの中で動くことだけで充分魅せられるってね。ま、Sitto団には出来ないだろうけど(笑)」
第7試合WWPLタッグ公式戦45分1本勝負
○ディアナ・アームストロング&氷縞和泉
(12分50秒、片エビ固め:テキサスドライバー)
マスクド・ジェラシーBLACK RX&●スーパーパイレーツ
実力通りの展開となったためか、順当に日海タッグが勝利。
ディアナ・アームストロング 「血も出なかったし(笑)、今日は良く眠れそうね」
第8試合WWPLシングル公式戦45分1本勝負
○豊多摩奈美(1勝)
(16分8秒、J.O.サイクロン)
●マスクド・ジェラシー1号(2勝1敗)
1号はパワーや飛び技を上手く連携して豊多摩にダメージを与えて行く。
豊多摩もドロップキックやバックドロップで反撃をするが、この日の1号はいつもよりタフなのか、攻撃の手を休めない。
豊多摩はそれでも、ローリングクレイドルで1号の平衡感覚を狂わせた後でJ.O.サイクロンを連発!
流石の1号もこれには耐えきれず。
16日 PWP
第1試合15分1本勝負
●カーシャ・イワーノヴナ
(7分1秒、体固め:マジカルボム)
○永田佐和子
タッグではなかなかいい動きを見せていたカーシャだが、この日はシングルマッチ。
やや動きがかみ合わない立ちあがりとなったが、グラウンドに入るとお互い実力を発揮。
関節を狙うカーシャを、上手いボディコントロールで抑えこんでフェイスロックを狙う永田。
この攻防の中、スタミナを大幅に消耗したカーシャを、永田が投げっぱなしのパワーボムからフォールして試合終了。
第2試合20分1本勝負
セラフィム・レイ&○ブリザードYuki
(10分12秒、ブリザードスープレックスホールド)
木佐深月(A☆F)&●ソフィーヤ・ヴァーリィ(EWA)
まずは木佐がレイをキックで追い払うとYukiを呼びこみ、ロー、ミドル、ハイと綺麗なフォームで攻め立てる。
Yukiは掌打、エルボーで牽制しつつ体を低くして飛びこむと大内刈りでテイクダウン、そのまま足を取っていく。
木佐がソーニャと交代すると、Yukiもレイと交代。ソーニャはYukiに出て来いとアピールするが、その隙を突いてレイがレッグラリアット、ロザリオ(変形ヘッドシザース)などの空中殺法で追いたてる。
レイ対ソーニャ、木佐対Yukiという流れで進んだ試合だったが、最後はYukiがソーニャに膝蹴りを叩きこんだ後ブリザードスープレックスで抑えこみ、勝利。
第3試合西日本ヤングスター公式戦20分1本勝負
○楠梢(2勝1分)
(10分25秒、片エビ固め:大車輪キック)
●雅(2敗)
いい動きを見せる雅だが、楠はこれを上手く捌きつつ打撃を加えて行き、最終的に大車輪キックでとどめ。
第4試合20分1本勝負
○サイフィス真美
(16分8秒、片エビ固め:デスティニーハンマー)
●ケルビム伊藤
アームホイップからフットスタンプ、ダイビングニードロップと倒れたところへの攻撃を主に組みたてるケルビム。
そこで真美、間合いを取って反撃に出る。
ゼロ戦キック、フライングニールキックと遠距離打撃系中心の攻め。
ケルビム、ウインドミルアッパーで一撃必殺を試みるが、これを何とかかわした真美、DDTからエルボードロップ、そしてダイビング延髄ニーとつないでフィニッシュ。
サイフィス真美 「あぶなかった〜。アレ(ウインドミルアッパー)を食らったら立てないもんね」
ケルビム伊藤 「あ〜あ、押してたと思ったのになあ」
第5試合西日本スカイスター公式戦30分1本勝負
○望月登子(1勝1敗)
(10分3秒、パワーボム)
●マスクド・ジェラシー2号(2敗)
「不覚にも(本人談)」サイフィス真美に負けを喫した望月は、連敗できないと気合い充分。
2号がなんとかペースを乱そうとするも、望月のハイスパートな攻めは止まらず。
望月が最後は珍しくパワーボムで勝負を決めた。
第6試合WWPLタッグ公式戦45分1本勝負
NANA&○松井香織(2勝)
(16分9秒、ジャパニーズレッグロールクラッチ)
●マスクド・ジェラシーBLACK RX&スーパーパイレーツ(1勝2敗)
NANAを集中攻撃するSitto団だが、それを何とか耐えて松井につないだNANA。
松井がパワフルな打撃、テクニカルなグラウンドで反撃し、ペースを握り返す。
そしてRXを丸め込んでの勝利。
第7試合WWPLシングル公式戦45分1本勝負
●マスクド・ジェラシー1号(2勝2敗)
(20分54秒、ドラゴン・ラナ)
○芹沢すずな(1勝)
お互い間合いを取りながらのじっくりした展開となる。
大技をあまり出さず、キック中心に行った芹沢が1号のスタミナを少しずつ削る。
1号、10分過ぎにスパートして決めようとしたが、最後のスパイラル嫉妬ボムをフランケンシュタイナーで切り返されてとどめがさせず。
その後も、決めようとする1号を上手く切りかえして行った芹沢が隙を突いてドラゴン・ラナを決めて3カウントを奪った。
17日 香川県善通寺市民体育館 PWP
第1試合20分1本勝負
カーシャ・イワーノヴナ&セラフィム・レイ&○楠梢
(9分19秒、ローリングクレイドルホールド)
劉蘭花&永田佐和子&●ブリザードYuki
PWPと日海のウェルター級選手による6人タッグマッチは、序盤日海チームが優位に運ぶ。
劉が大きく早い動きでカーシャを翻弄し、フライングニールキックをヒットさせカバー。これをレイがカットに入ると、6人入り乱れての乱戦に。
この乱戦でPWPチームがペースを握り返し、試合権利を得た楠がYukiをローリングクレイドルにとらえる。
レイが永田をリング外に放り投げ、劉をカーシャがコーナーで抑えつける間に3カウント。
第2試合西日本ヤングスター公式戦20分1本勝負
●雅(3敗)
(11分30秒、体固め:ダイビングボディプレス)
○華山麗子(2勝1敗)
何とか公式戦初勝利を挙げたい雅。序盤から手刀中心に打撃戦を挑む。
しかし、華山が顔面かきむしりからバックドロップ、そしてコーナー最上段からのダイビングボディプレスで勝利。
第3試合西日本スカイスター公式戦30分1本勝負
○サイフィス真美(2勝)
(15分7秒、片エビ固め:百舌落とし)
●マスクド・ジェラシー2号(3敗)
序盤から2号が地獄突きや低空ドロップキックなどで真美を惑わして行く。
真美は試合中盤、2号の椅子攻撃で流血させられた辺りから反撃を開始。
延髄斬り、ネックブリーカーと首を攻め、そして最後は立ち上がった2号に助走をつけて飛び付いてのスイングDDT!
これを受けては立ちあがれない。
サイフィス真美 「ヒール相手はなぜが燃えるんだよねぇ。出血サービスの大技まで出しちゃったし」
第4試合30分1本勝負
●マスクド・ジェラシーBLACK RX&マスクド・ジェラシー1号
(8分23秒、クロスヒールホールド)
ターニャ・ミハイロフ&○ソニア稲垣<A☆F>
Sitto団対A☆Fの正統派サブミッション使いという、噛み合わなさそ〜なマッチメイク。
1号がどうやらターニャに目標を絞って攻めるという作戦に出たことで、A☆F組としてはSitto団の動きが読みやすくなった。
1号がターニャを抑えつけ、RXがリボルケイン(ロッド型スタンガン)を押しつけようとしたところをソニアがカット。このとき、なんとリボルケインが1号に触れてしまい、1号しびれて戦線離脱。
このすきに替わったソニアがRXを「足パズル」クロスヒールホールドでしとめた。
第5試合WWPLタッグ公式戦45分1本勝負
NANA&○松井香織(3勝)
(18分21秒、膝フォール:天殺黒龍掌)
●ケルビム伊藤&ダイナマ伊藤(1勝2敗)
いつも通りの安定した戦いぶりを見せる「漆黒」龍のコンビ。
伊藤姉妹も善戦はするが、粘るところに松井の必殺、強力なジャンピングアッパー掌底がヒット。
第6試合WWPLシングル公式戦45分1本勝負
△芹沢すずな(1勝1分)
(25分53秒、両者リングアウト)
△海原マリン(1勝1敗1分)
海原マリン、粘闘!
積極的に間合いを詰め、掴みかかっていく海原。芹沢もこれを正面から受けとめ、意外な投げ合戦に。
海原、フィッシャーマンズスープレックス、フィッシャーマンズDDT、そして、コーナーに押し込んで串刺しドロップキックからポストに持ち上げ、雪崩式フィッシャーマンズバスター!カウント2.8!
しかし芹沢も、ここからドラゴンスープレックス、レッドドラゴンドライバーと海原を叩きつけ、そこでリングに倒れこむ。
双方ダメージが大きい中、立ちあがったのは海原!ムーンサルトプレスを放つ…が、芹沢、膝を立ててこれを迎撃。
場外に退避した海原に、芹沢なんと爆魔赤龍脚で追い討ちを掛けるが…海原、ドルフィンアッパー!
完全には迎撃は出来なかったが、芹沢も大ダメージを受ける。
ダウン状態の海原を気にする余裕も無く、芹沢なんとかリングに戻ろうとするが、ロープを掴んだところで崩れ落ちる。そしてとうとう両者リングアウトが宣告された。
試合後、セコンドの楠に肩を借りて引き上げる芹沢は「今日の出来は褒めてあげられますね」とだけ言い残した。
海原の方は、ダメージが大きすぎてコメント取れず。
19日鳥取県布勢運動公園 日海
第1試合15分1本勝負
●須崎遥子&久保渚
(9分19秒、片エビ固め:肩車)
○黄香坂春美&劉蘭花
新人の黄香坂春美のデビュー戦。
対戦相手の須崎、久保とはデビュー時期でやや差をつけられたものの、黄香坂は「デビューしてからが勝負ですから」と試合前にコメントしていた。
4名ともタッグとしての動きはまだまだで、バラバラの戦いながら持ち味を出そうという一生懸命さは伝わる。
パワーで勝る須崎・久保組がアイアンクロー、ボディスラム等を叩きこんでペースを握るが、攻めこまれる黄香坂を劉がスワンダイブニールキックを久保に放って救出。
久保、須崎と交代して劉を場外で押さえにかかる。
その間、リング上では黄香坂が須崎をロープに振り、反って来たところを肩車。これがデスバレーボム風に見事に決まり、そのまま片エビに固めて3カウント。
黄香坂春美 「試合前にも言ったとおりですけど、デビューの時期より、そのあとでいかに頑張るかだと思いますから。自分の出来る事をやるだけですよ!」
劉蘭花 「很好、很好!ヨカタヨ!」
黄香坂春美 「あ、ありがとうございます。…インタビューって、ちょっと照れますね」
第2試合15分1本勝負
●木佐深月(A☆F)
(13分4秒、バックドロップホールド)
○永田佐和子
静かな立ちあがりから、木佐の打撃、永田のグラウンドとお互いの得意な攻撃を繰り出す互角の展開。
中盤以降、木佐がフルネルソンバスター、永田がマジカルボムでフォールを狙うが、ともに決定打にならず。
最後は木佐が永田をヘッドロックに捕らえたところを、永田がバックドロップで切り返しそのままホールド。3カウントが入った。
第3試合西日本ヤングスター公式戦20分1本勝負
○水瀬沙夜(1勝1敗)
(8分24秒、タイガースープレックスホールド)
●柊美鈴(1勝1敗1分)
柊は序盤から積極的にエルボー弾を放って攻めていく。
水瀬、これを受けきって高速のブレンバスター、高角度のバックドロップ、そしてタイガースープレックスホールドと投げ技攻勢で一気に勝負を決めた。
第4試合20分1本勝負
●ソフィーヤ・ヴァーリィ(EWA)&ブリザードYuki
(10分52秒、片エビ固め:三角飛び回し蹴り)
雅&○望月登子
グラウンドチーム対飛翔殺法コンビの1戦。
雅が錐揉みドロップキックでソーニャを弾き飛ばし、望月がバク転キックをYukiに決めるなど、空中戦で優位に立った忍者マスターズ。
グラウンドコンビは雅を狙うが望月が1人で二人を相手に1歩も引かず。
最後は望月がYukiを裏投げでダウンさせたあと、三角飛び回し蹴りでソーニャを沈めた。
第5試合西日本スカイスター公式戦30分1本勝負
○渡辺智美(2勝)
(16分42秒、ムーンサルトプレス)
●サイフィス真美(2勝1敗)
試合前、マイクを握った渡辺は「真美ちゃ〜ん、調子いいみたいだけどこの私はもっちーや2号なんかと同じに考えたら怪我するわよ〜。『才色兼備』のこの私は、あいつらとは違うからね。格の違い、見せてあげる♪」と挑発。
試合開始直後にスピードに乗ったドロップキックから攻勢に入ったのはサイフィス真美。さらにネックブリーカー、フェイスクラッシャーと攻め続ける。
渡辺、フェイスクラッシャーからのフォールをカウントが入る前に跳ね返し、直後にラリアット一閃。もんどりうって倒れる真美だが、渡辺もここは間合いを取って回復を図る。
立ちあがった両者、渡辺が逆水平チョップを放つと、耐えた真美はミドルキック!この攻防が3発ずつ行われたあと、ロープの反動を使ってラリアットを狙う渡辺の腕に、大車輪キックを叩きこむ真美。動きをよく見ている。
このハイスパートバトル、時間が経つにつれてスタミナに勝る渡辺が徐々にペースを握り始める。
真美の百舌落とし狙いを渡辺、スイングに入る前に振りほどいてマットに叩きつけ、さらに持ち上げてパワーボム!これをカウント2.5で返されると、なんと渡辺がムーンサルトプレス!
この一撃で試合が決まった。
渡辺智美 「空中殺法の一つくらい無いと、『スカイスター』って名前のついたタイトルもらうのは恥ずかしいじゃ無い?だから、奈美先輩に習ってたのよ。ただ…タイトルマッチまで秘密にするつもりだったのに、ここで使わされるとは思わなかったわね。思った以上に油断できないわ…」
第6試合WWPLタッグ公式戦45分1本勝負
マスクド・ジェラシーBLACK RX&○スーパーパイレーツ(2勝2敗)
(12分36秒、体固め:フェイスクラッシャー)
●ジェシー・アームストロング&殺(3敗)
Sitto団組、キャリア差による上手い試合運びで忍者マスターズを子供扱い。
殺がSHINOBIスープレックスで反撃したのがほぼ唯一の見せ場だった。
第7試合日本海無差別級タイトルマッチ60分1本勝負
王者
○氷縞和泉
(21分16秒、片エビ固め:垂直落下式ブレンバスター)
挑戦者
●芹沢すずな
※氷縞和泉が1回目の防衛に成功
西日本ナンバーワンのキッカー対決と言っても過言では無いであろう組み合わせ。
日本海無差別級、この青いベルトをこの二人が争うのははじめてとなる。スピードの芹沢、破壊力の氷縞―どちらが勝利するのか。
中央でにらみ合った二人は、手を伸ばしながら反時計回りに動きながら様子をうかがう。
そしてまずは芹沢が接近してジャンプしながらの後ろ蹴り、着地するといきなり旋風脚!氷縞、これは間一髪でかわす。
氷縞、そこに牽制でジャブを放ちつつ強烈なロー!芹沢の顔に苦痛の色。一度間合いを離す芹沢。
そこから両者間合いを詰めて組み合うと、氷縞がヘッドロックに捕らえると、芹沢はそれをロープに押しこんで反動ではずし、返って来たところにスピンキック。ファーストコンタクトは打って変わって、いかにもプロレスらしい動き。
10分過ぎに、氷縞がデス・サイズNo.2からニードロップ、そしてスリーパーホールドと畳み掛ける。芹沢、これを後頭部ヘッドバットで振りほどき、なんとか命拾い。
それから芹沢、長い滞空時間のブレンバスター、そしてドラゴンスリーパーで反撃。さらに起き上がったところに、髪をつかんでステップキックを入れた後、場外に放り投げる。
場外戦で氷縞、芹沢を鉄柱に叩きつけると椅子を利用して腕を攻める。肩口に椅子を叩きつけ引き起こす。と、芹沢サイキックから間合いを開けるとファイアブレス!氷縞が一瞬炎に包まれる!
そして、その隙にエプロンに登った芹沢の美しいラ・ケブラーダ。直撃を食らった氷縞、カウント17でリングに復帰。
氷縞の地獄の断頭台からのフォールを、ロープに足を掛けて凌いだ芹沢、レッドドラゴンドライバーからブレイジングトルネードと繋ぐも、これも決まらず!
なんと試合の決着は、20分を過ぎてから氷縞の放った垂直落下式のブレンバスター!
芹沢、半失神状態で3カウントを聞いた。
第8試合WWPLシングル公式戦45分1本勝負
○豊多摩奈美(2勝)
(11分30秒、J.O.ボム)
●ザ・ニンジャ(3敗)
空中戦から逆エビ固め、パイルドライバー、J.O.ボムと力任せの技でフォールを取った。
22日福岡県甘木青果市場 日海
第1試合15分1本勝負
黄香坂春美&●劉蘭花
(9分36秒、アイアンクロー)
○須崎遥子&久保渚
先日と同じ組み合わせのこの試合は、パワー組が勢いに任せて試合を進める。
動き回る劉を平手で張った須崎、そのまま顔面を鷲掴み。劉、悲鳴を上げてギブアップ。
第2試合20分1本勝負
永田佐和子&●ブリザードYuki
(18分53秒、アキレス腱固め)
ソフィーヤ・ヴァーリィ(EWA)&○ターニャ・ミハイロフ(A☆F)
玄人好みのグラウンド戦中心の試合は、Yukiの前蹴りを捕まえたターニャがそのままアキレス腱を極めてギブアップを奪った。
ターニャ・ミハイロフ「え〜と・・Yukiさんとは、ヨーロッパの方で一緒に練習してましたから。こっちも手を読まれているから、結構・・冷や冷やしました。今回は捌けましたけど油断せずに頑張りたいと思います。」
第3試合西日本ヤングスター公式戦20分1本勝負
●楠梢(2勝1敗1分)
(9分20秒、片エビ固め:高角度バックドロップ)
○水瀬沙夜(2勝1敗)
蹴り技と高速、滞空などのブレンバスターで水瀬が攻めこむ。
楠も、ドラゴンスクリューから足四の字の得意パターンを見せるも、パワーで強引にひっくり返されてしまう。
とどめは危険な角度で落ちるバックドロップ。
第4試合西日本スカイスター公式戦30分1本勝負
●渡辺智美(2勝1敗)
(11分56秒、体固め:九龍城落地)
○望月登子(2勝1敗)
※3名が2勝1敗のため、暫定ランキング順位により渡辺、望月がタイトル戦へ
望月が意外にもゆっくりした立ち上がりを見せたことが、意表をつかれた渡辺のペースを乱す。
と、突然ロープやコーナーポストを利用しての飛び技、蹴り技でラッシュをかける望月。
渡辺、強引なキャノンボールバスターから抑えこみをかけるが、望月はこれを耐える。
最近の得意技、九龍城落地でフィニッシュ。
望月登子 「なんとかタイトル戦には進めたね。真美に負けたときは焦ったけど…出来ればあいつとタイトル争いたかったな。名目だけとは言え『スカイスター』のタイトルなんだし」
渡辺智美 「たまたまよ!次はこうはいかないんだからね!」
第5試合ベストタッグ・オブ・JOタイトルマッチ45分1本勝負
○MACHIKO&石黒翔子
(10分24秒、体固め:裏拳連打)
海原マリン&●ケルビム伊藤
MACHIKOがいい動きで試合の主導権を握る。
南海組を二人とも流血に追いこんだあと、ケルビムを石黒がはがいじめにしたところに裏拳連打。
サンドバッグ状態のケルビム、半失神で3カウントを聞いた。
第6試合WWPLタッグ公式戦45分1本勝負
○ディアナ・アームストロング&氷縞和泉(2勝)
(16分5秒、片エビ固め:テキサスコンドルキック)
●ジェシー・アームストロング&殺(4敗)
先日インディージュニアタッグ戦を勝利で飾ったディアナ、この日も好調を維持。
妹相手に容赦なく、久々公開のダブルニーバット、テキサスコンドルキックを叩きこんで勝利。
第7試合NWWA世界ジュニアヘビー級選手権60分1本勝負
王者
○豊多摩奈美
(18分55秒、J.O.サイクロン)
挑戦者
●宮本陽子
豊多摩の2回目の防衛戦の相手は、DIAーJAPANの宮本陽子。豊多摩とはタッグ戦で何度か対戦しているが、そのときはパートナーの渡辺が取られている。そのため、豊多摩のセコンドに付いていた渡辺は試合をする豊多摩以上に気合いの入った様子で宮本をにらみつけていた。
序盤の小競り合いから、まずはスープレックス合戦となる。徐々にヒートアップしていく中、宮本がダブルアームスープレックスからアームロックとつないでイニシアティブを取っていく。
攻めこまれた豊多摩、ロープ際でトップロープ越しに宮本を場外へ投げ飛げ、コーナーに上ると「いくぞー!」と観客を煽ってからプランチャ敢行。
場外でさらにエルボーを叩きつけると両者リングに。ここで一気に畳み掛ける豊多摩、ミサイルキックそしてJ.O.サイクロン…これはカウント2!
もう一度狙う豊多摩だが、これは宮本こらえきると、バックを取ってジャーマンスープレックス。カウント2を取り返す。
そこから足を狙う宮本、足四の字がリング中央で決まった。これに苦しむ豊多摩だが、ホームの暖かさか。大きな豊多摩コールが起こる。
起き上がった豊多摩に、さらにサブミッションを狙う宮本だがこれを豊多摩ローリングクレイドルで反撃。これはあまり回転しなかったが、すぐに引き起こして本日3発目のJ.O.サイクロンが決まる!カウント3のゴングが打ち鳴らされた。
2度も返された伝家の宝刀、しかし返されただけにその技にこだわっての勝利となった。
起き上がった豊多摩、宮本に手を差し伸べて起きあがらせる。その顔には満足の笑みが浮かんでいた。
豊多摩奈美 「危ないところもあったと思いますが、試合自体は楽しかったですよ。ベルトを持っていると他団体の強い選手と対戦できて嬉しいですね。次の防衛戦が、今から楽しみです。…社長、次はどなたですか?(笑)」
宮本陽子 「今日は、マリ姉さんにベルト獲ってこい、ってハッパかけられてたんですけどね。ただ、いい試合ができたので、今日はさっぱりしてます。豊多摩選手は、やっぱりいい選手でした。今日は、あらためて世界の壁を感じました。もっともっと力をつけて、またチャンスが頂けるように頑張ります!」
第8試合WWPLシングル公式戦45分1本勝負
●ザ・ニンジャ(4敗)
(5分32秒、KO:旋風脚)
○芹沢すずな(2勝1分)
どうも調子の出ないザ・ニンジャに、芹沢は容赦無く襲いかかる。
圧倒的な強さを見せ、なんと5分代でのKO。
25日 日海
第1試合20分1本勝負
●黄香坂春美&久保渚&永田佐和子
(12分41秒、片エビ固め:雪崩式一本背負い)
須崎遥子&劉蘭花&○ブリザードYuki
10分を過ぎて6人入り乱れる乱戦となった。
そのなか、久保のラリアットが永田に誤爆し、二人が仲間割れ。永田が久保をリングの外に放り出すが、直後須崎のベアハッグが永田を捕らえる。
混乱の中、Yukiが黄香坂に雪崩式一本背負いを放ち、試合終了。
第2試合西日本ヤングスター公式戦20分1本勝負
○水瀬沙夜(3勝1敗)
(13分24秒、抱え式バックドロップホールド)
●雅(4敗)
地力の差がそのまま出た試合。
雅、なんとか斬月を連打して起死回生を計るが、3発目をかわされて捕らえられ、そのまま投げられて固められた。
第3試合20分1本勝負
●望月登子
(10分7秒、膝十字)
○ターニャ・ミハイロフ(A☆F)
飛び蹴りを多用する望月。ターニャ、さすがにこれはキャッチすることは出来ないが、その分隙が大きいので回避には成功する。
いらついた望月、組みついてパイルドライバー、ペンデュラムバックブリーカーと攻める。
が、ターニャ、この流れを裏投げを狙われたところで切りかえしてのテイクダウンから腕ひしぎを狙う。
なんとかロープに逃げる望月。
流れを引き戻したい望月、キックのコンビネーションで攻撃をしかけるも、ターニャはハイキックをかわして足を取り、膝十字に極めてタップを奪った。
ターニャ・ミハイロフ「…ようやく…ですね。ハンさん、クライさんの指導に応える結果を残す事が出来て良かったです。報告しておきたいと思います。」
望月登子「サブミッションてのは入ったら終りだから、仕方ないね。それを得意にしてる奴は、偶にこうやって『番狂わせ』を演出するんだよな。誰とは言わないけど(笑)」
と、さして気にする様子はなかった望月だが…控え室でバケツをひっくり返すような音と「どちくしょおおおおお!」という叫びが聞こえてきた…
第4試合30分1本勝負
●ザ・ニンジャ
(16分35秒、腕ひしぎ逆十字)
○ソニア稲垣(A☆F)
忍者マスターズ対A☆Fの2戦目。
ザ・ニンジャのヘッドシザースや身の軽さを活かした投げ技回避能力などによって苦しめられるソニア。
だが、ザ・ニンジャもソニアの切り返しのテクニックの前に攻め倦む。
互角のペースで進んだ試合だったが、12分ごろからザ・ニンジャが丸め込み技を多用、強引に勝利をもぎ取りに出る。
しかし、最後はソニアがダブルアームスープレックスから即座に腕ひしぎに移行。ザ・ニンジャ、耐えきれずギブアップ。
第5試合日本海ジュニアヘビー級選手権30分1本勝負
○渡辺智美
(20分56秒、グラウンドコブラツイスト)
●ケルビム伊藤
※渡辺が4度目の防衛に成功
先月「私を挑戦者にしない?」というケルビムのアピールを受けて、渡辺が指名したことで行われた防衛戦。
珍しく慎重な立ち上がりを見せるケルビムに付き合い、渡辺もじっくりと様子見から入る。
ショルダータックル合戦、平手打ちの打ち合いから、まずは渡辺がコブラツイストで絞め上げる。
ケルビムもサイドスープレックスやニードロップなどを出し始め、徐々にヒートアップ。
ケルビム、さらに打ち上げ式エルボーでコーナーに押し込めたあと串刺しのドロップキック。ここで攻め立てる。
渡辺はエルボースマッシュから反撃、転倒したところでダンシングツリー(仕掛ける前にはセクシーポーズつき)と見せ場を作る。
15分を過ぎ、ケルビムがスパート。カベルナリアで絞めたあと、起きあがったところにウインドミルアッパー一閃!…渡辺の足がロープに届く。
さらにケルビムクラッチ、ウラカン・ラナ・インベルティダと丸め込みに行くが、これをことごとく返した渡辺。キャノンボールバスターを放ちフォールを取り返す…カウントは2。
20分を過ぎた熱戦は、スタミナで勝る渡辺がとうとうコブラツイスト、そしてグラウンドコブラに移行し勝利をもぎ取った。
渡辺智美 「私はまだまだこのベルトを手放す気はないからね〜。そうそう、私の写真集発売7月に決まったから。よろしくね〜」
第5試合WWPLタッグ公式戦45分1本勝負
●NANA&松井香織(3勝1敗)
(15分46秒、体固め:デス・サイズNo.2)
ディアナ・アームストロング&○氷縞和泉(3勝)
垂直落下式のブレンバスターは腕ひしぎで切り返したNANAだが、カットに入ったディアナがそのまま松井に襲いかかり、場外に縺れ込む。
そのすきに氷縞がミドルキックでNANAの動きを止め、デス・サイズNo.2でとどめ。
第6試合WWPLシングル公式戦45分1本勝負
○豊多摩奈美(3勝)
(14分43秒、J.O.サイクロン)
●芹沢すずな(2勝1敗1分)
芹沢、早い蹴りを連発して豊多摩にペースを与えない。
しかし、豊多摩はしぶとさを存分に発揮し、固められてもカウント2で肩を上げる。
芹沢が攻めつかれたところに豊多摩はジャーマン、J.O.スープレックスを多用して芹沢をマットに叩きつける。
そして、最後はJ.O.サイクロン3連発でとどめを刺した。
27日 南海
第1試合15分1本勝負
○木佐深月(A☆F)
(5分41秒、KO:上段回し蹴り)
●ブリザードYuki
ブリザードYuki、なんと自分から積極的に打撃戦を挑む。
技のキレは圧倒的に木佐が上だが、Yukiはこれをなんとか耐え、捌いていく。
そして、最初のクリーンヒットは、なんとYukiの分脚(顔面への前蹴りのようなもの)!たたらを踏む木佐。さらにYuki、肘、そして擺蓮脚(内回し蹴り)が側頭部にヒット!木佐が膝を付く。
これで火がついた木佐、さらにキレを増した蹴り、そして飛び出したMFB!弾き飛ばされたYuki、ふらつきながらも立ち上がる…が、ダメージは大きい。続く上段回し蹴りの直撃を受けて崩れ落ちた。
木佐深月 「あれは、中国拳法の動きですね。驚きましたけど、でも、打撃戦では負けられませんよ」
ブリザードYuki 「いろいろ試させてもらいました。でも、まだまだ通用するレベルではないようです…。もっと、練習します」
第2試合15分1本勝負
●霜倉杏子&カルラ石神井
(8分12秒、片エビ固め:錐揉みドロップキック)
○雅&ジェシー・アームストロング
第3試合西日本ヤングスター公式戦20分1本勝負
●華山麗子(2勝2敗)
(7分19秒、片エビ固め:ランニングエルボー)
○柊美鈴(2勝1敗1分)
※この結果、楠のタイトル戦進出が決定
柊美鈴 「あ、あれっ?勝ったのにタイトルマッチじゃないの?…うわ、損した…」
第4試合20分1本勝負
○渡辺智美
(8分31秒、スクリュードライバー)
●ターニャ・ミハイロフ(A☆F)
テクニックではわずかにターニャが勝っていたものの、それを強引なパワーで振り解き逆に極めていく渡辺。だが、余裕があるというほどではない様子。
5分を過ぎ、ラリアットやショルダータックルなどパワー殺法に切り替えた渡辺。組み付かれてしまい、背後を取られるもエルボーでなんとか振りほどくと逆にバックを取り、スクリュードライバー。この一撃で試合を決めてしまった。
渡辺智美 「ちょっと余裕がなかったから…勝ちにいかせてもらったわ。不本意だけど、負けるよりはましよ」
第5試合WWPLタッグ公式戦45分1本勝負
ディアナ・アームストロング&○氷縞和泉(4勝)
(10分49秒、片エビ固め:垂直落下式ブレンバスター)
●ケルビム伊藤&ダイナマ伊藤
第6試合WWPLシングル公式戦45分1本勝負
○豊多摩奈美(4勝)
(9分54秒、ローリングクレイドルホールド)
●海原マリン(1勝2敗1分)
30日 WWPL
第1試合30分1本勝負
○ザ・ニンジャ
(17分19秒、ニンジャストレッチ)
●石黒翔子
アームホイップ、ヘッドシザースなどルチャ的な動きからはじまった試合は、石黒が場外でレイピアを持ち出したところにザ・ニンジャのセコンドのジェシーが椅子で石黒を殴打し、流れがザ・ニンジャペースに。
最後は複雑なメキシカンストレッチでザ・ニンジャの勝利。
第2試合30分1本勝負
マスクド・ジェラシー2号&スーパーパイレーツ&マスクド・ジェラシー1号
(5分41秒、両者リングアウト)
サイフィス真美&海原マリン&ダイナマ伊藤
はじまった途端3人が掛かりで暴れまわるSitto団。
混乱の場外戦の中、リングアウトのゴングが打ち鳴らされた。
1号「わははははは!暴れた暴れた!」
サイフィス真美「ああ、腹が立つ〜っ。ぜぇ〜ったい、いつかは完全決着させてやるんだから〜!」
第3試合西日本ヤングスタータイトルマッチ30分1本勝負
○楠梢
(15分32秒、片エビ固め:スピニングバックナックル)
●水瀬沙夜
楠、うまく水瀬の投げ技をかわして打撃を決め、ペースを握らせない。
水瀬はならばと打撃戦を挑み、押しかえすもミドルキックをキャッチした楠、ドラゴンスクリューからの足四の字といつものパターンでせめて行く。
インサイドワークによってアドバンテージを奪った楠だが、水瀬はそれでもあきらめず果敢な攻めを見せ、また攻撃を耐える。
楠、試合を決めるためにスピニングバックナックルを連打、5発目で水瀬が倒れこむ。楠、そのままカバーして、試合終了。
第4試合西日本スカイスタータイトルマッチ45分1本勝負
●渡辺智美
(9分20秒、体固め:九龍城落地)
○望月登子
開始直後の渡辺のラリアットに対し、望月はニールキックを腕に叩きこむ。
そこから両者組みついて、まずは渡辺がパワーボム、すると起きあがった望月も一度渡辺を張ってからパワーボムで仕返す。
両者一歩も譲らないハイスパートのバトルは、徐々に渡辺が絞め技でスタミナを奪う戦法に出て、流れをつかむ。
そしてムーンサルトプレスでとどめ…と思われたが、望月これは膝を立てて迎撃、すかさずハイキックからコーナーポストにすえつけて九龍城落地!
この一瞬の攻防で決着がついてしまった。
望月登子 「収まるところに収まっただけ。当然の結果よ」
渡辺智美 「あ〜もう、ムカツク〜!来月は、ぜ〜ったいに、こてんぱんのぎったぎたにしてやる〜!」
第5試合WWPLタッグタイトルマッチ60分1本勝負
●ディアナ・アームストロング&氷縞和泉
(15分41秒、飛びつき式腕ひしぎ逆十字)
○NANA&松井香織
ドラゴネットが上手い分断作戦からディアナに的を絞って攻める。
ディアナもテキサスコンドルキックやフランケンシュタイナーで何とか反撃するが、苦手なサブミッションによってあえなくタップ。
第6試合WWPLシングルタイトルマッチ60分1本勝負
●豊多摩奈美
(36分9秒、片エビ固め:レッドドラゴンドライバーEX)
○芹沢すずな
芹沢、いつもとは違ってじっくりとした試合運び。
むしろ豊多摩がドロップキックやフライングメイヤーを多発、積極的に攻める。
だが、芹沢は何度か攻めこまれるとその都度場外へ退避。豊多摩が宇宙人トペ・コンヒーロや三角飛びプランチャ等で追うも、椅子で迎撃する芹沢。場外戦で五分に流れを戻してからリングに帰る。
豊多摩、いつもと勝手が違うためか焦りを見せる。J.O.サイクロンをつなぎ無しで出そうとするが、これを芹沢簡単に丸め込む。
他の大技を狙う豊多摩、しかしそのたびに芹沢の蹴りが、丸め込み技が決まってしまう。
芹沢、チャンスと見てスパートをかける。ドラゴンスープレックスからドラゴンスリーパー、そしてドラゴンダンス…いや、最後にニーアタックも付け加えてのアルティメットバージョン!
芹沢、体固めで押さえ込むが、豊多摩これを何とかカウント2.9でブリッジして見せる。しぶとさなら負けない…そう言わんばかりに芹沢をにらみつける豊多摩。
お互いが警戒してしまったため、得意の飛び技は封じられた両者。こうなると蹴りという強力な武器を持つ芹沢が有利となる。豊多摩も受けの上手さで耐えて反撃。しかし、J.O.シリーズは不発。
30分をも越える熱戦。決着をつけたのは、芹沢の垂直落下式ダブルアームDDT…レッドドラゴンドライバーEX。危険な角度のこの一撃によって、豊多摩も意識を失った。
芹沢すずな 「今日は本当に、疲れました。タイトル、取れて嬉しいです。今月は、スカイスターを除いてすべてドラゴネットが取ってしまいましたね。来月は真美にも頑張ってもらって独占させてもらいます(笑)」
豊多摩奈美 「私の…悪い癖が出ました…」