道場興行情報

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8月3日(日)
×シオン 20分一本勝負
8分42秒、ミステリオ・ラナ
清水楓
ロープワークからそれぞれ蹴りとティヘラの隙を狙うシオンを清水。技の攻防に注目が集まる中、オリビアと青柳が乱入する。Bコネとメイガスが二人を押さえつけようとするが、さらに須崎と雅も乱入して混乱状態。
なんとか試合権利者の二人がリングに戻った頃には既に両者大きなダメージ。青柳のローキックで動きを止められていたシオン、清水のミステリオ・ラナで丸め込まれてしまった。

清水楓「まったく、いつもながら姑息なッ!」
○刹那 20分一本勝負
10分2秒、クリムゾントルネード
MARINA×
パワー差を発揮した刹那がMARINAの頭突きを受けながらも試合を優勢に運ぶ。刹那は強烈なショルダーアタックでふらふらになったMARINAを担ぎ上げ、クリムゾントルネードで試合を決めた。
30分一本勝負
21分54秒、斬月
スペル・メイガス×
4ヶ月間試合を行っていなかった雅、もちろんメイガスは初対戦。試合勘が戻らないのか序盤の攻防は完全にメイガスが主導し、雅はついて行くのが精一杯という様子。調子づいていたメイガスは10分を過ぎてフィニッシュを狙おうとするも、しかし雅の反撃にあって決まらない。
時間が過ぎていく中、雅の手刀が連続でメイガスに叩き込まれ、最後は回転して勢いをつけた手刀が側頭部にヒット。ダウンしたメイガスをゆっくりと雅が抑え込んで3カウント。

雅 「これで勝利ボーナスだね。どんどん稼がせて貰うよ」

スペル・メイガス「・・・こっちの流れだと思ってたんですけど・・・すいません、何が足りなかったか考える時間下さい」
○キャノンボール焔 JFトーナメント2回戦30分一本勝負
6分52秒、バーティカルエルボー【22】
YU−KI×
先月27日に勝ち残ったYU−KIと、一回戦はシードとなった焔。YU−KIのローリングソバット等の軽快な動きと焔のエルボーのぶつかり合いは、キャリア差もあってか焔に軍配。YU−KIが繰り出したスピニングバックナックルを倒れずに踏みとどまった焔が、低い姿勢から伸び上がるバーティカルエルボーで勝利。

キャノンボール焔「鋭い打撃でしたが、怯まずに踏み込む一歩っ!この一歩の差が勝負を決めましたねっ!この調子で、JFシングル王者決定戦も、誰が来ようと打ち勝ってみせますっ!!」

YU−KI「何よあいつ。梢のパチもんのくせに生意気なのよ」
須崎遥子
青柳つかさ
×オリビア
30分一本勝負
11分28秒、逆さ押さえ込み
長宗我部美幸
西園寺京
華山麗子
ゴング前にオリビア組が仕掛ける。Bコネ勢に殴る蹴る、まさにケンカファイトで押し込んでいく。だが、ロープ際でシオンがオリビア組の3人に次々と白い粉を投げつけて視界を奪い、反撃開始。長宗我部と西園寺が左右から青柳の足を捕まえて無理矢理倒立状態にさせ、華山が顔面にスライディングキック。連携の良さを魅せるBコネ。形勢はそれでもオリビア組が握り、要所でBコネが防ぐ形となる。
須崎と青柳が場外で西園寺と華山を抑え込む間に、オリビアが長宗我部を阪神タイガー・スープレックスでフィニッシュ狙い。ところが長宗我部がこれを切り返して逆さ押さえ込み。慌ててカットに入ろうとする須崎と青柳をシオン含めたBコネメンバーが防ぎ、まさかの3カウント。
オリビア「ちょっとまてやああああ!今のなしや!何かの間違いや!」
長宗我部美幸「いえ、きっと神様の思し召しです。乱暴者に負けてはいけませんということですね」
オリビア「そんなんありかい…」

青柳つかさ「まあ、なんにしても、あちらの要注意は長宗我部だけと言うことでしょう。西園寺も華山も別にどうって事無かったから。まあなんにせよ、早めに問題点が出るのは良いことですよ。別に流れで押されてるわけでもないし、所詮Bコネはその程度」
オリビア「せや。あれは事故みたいなもんやし、うちらの言うことは間違っとらんからな!」


8月10日(日)
シオン
×長宗我部美幸
ノータッチタッグ20分一本勝負
11分34秒、Xファクター
清水楓
スペル・メイガス
(ZOOM)
アンバランスに敗北は喫した物の、好調を維持するZOOM。特に清水の動きがよく、メインで前に出るメイガスを好フォロー。シオンをメイガスがメイガスボンバー(アックスボンバー)で場外に叩き出す。さらに長宗我部をダブルのドロップキック、左右からの合体フェイスクラッシャーと勢いのまま攻め立てる。そしてメイガスが場外のシオンにノータッチトペ・コン・ヒーロで降りかかって完全に動きを止める。その間に清水が長宗我部をXファクターでピンフォール。

スペル・メイガス「楓ちゃんとだと安心して前に出て行けるね。今日はいい感じで連 携も決まったけど、まだまだこんなもんじゃないから。お楽しみにっ!」
須崎遥子 20分一本勝負
12分44秒、ネックハンギングツリー
羽鳥真澄(KIZUNA)×
連続で蹴る殴る猛攻の羽鳥。須崎は押し込まれながらも羽鳥の腕を掴むと、そのまま怪力で握りしめて羽鳥をマットに押しつける。攻勢をかける羽鳥、頭突きや前蹴りなどラフな喧嘩技で反撃する須崎の試合は、須崎が羽鳥をネックハンギングツリーで高々と持ち上げ、羽鳥のギブアップで決着。

羽鳥真澄 「まだまだだ!! 必ずKOしてやるぞ!! 覚えてろ!!」
西園寺京
華山麗子
20分一本勝負
4分29秒、両者リングアウト
青柳つかさ
ゴングと同時に乱戦となる。お互いに取っ組み合いというのが正しいような戦い。打撃戦を少々苦手とするBコネ側が押され始めるが、ブルーボックス攻撃から場外に引きずり込んで両者リングアウトで決着させた。
なおも乱戦となりそうな雰囲気の中、何故か長宗我部がマイクを持ってリングイン。
長宗我部美幸「てすてす。えーっと、台風が室戸岬を襲って、通り過ぎていきました。そこで私もBコネを辞めようと思います」
西園寺京「いや、ちょっと待って。事情が飲み込めないんだけど?」
意味不明の宣言につっこむ西園寺。しかし長宗我部は何故か物凄く悲しそうな顔をしながらもそれには答えず引き上げていった。
西園寺京「いやだから、そんな悲しそうな顔されても分からない…って、無視して帰るな!こら!おい!」


華山麗子「よく分かりませんが、裏切ったという事実が残ったのみ。裏切り者には制裁を」
西園寺京「まあ、あれを制御しようってのがそもそも間違いだったかもね。戦力ダウンは痛いんで、うちが助っ人探してきますよ」

青柳つかさ「…いや、なんつうか………まあ、教祖なんでいきなりと言えばいきなりですが納得もしなくもなかったり………まあいいか」
×刹那 新人王戦出場者決定戦30分一本勝負
13分27秒、阪神タイガー・スープレックス
オリビア
新人王戦の出場者枠をかけて代表予定であった3人と、オリビア組(仮称)が争う。オリビアは「この試合を最後に持ってきたかったんやけどなぁ、スケジュールの都合で最初や。そのぶん勝って勢いつけたるでぇ!」と怪気炎をあげる。
オリビアのパンチと刹那の逆水平の撃ち合いから体当たり合戦、ラリアット合戦とお互いの意地がぶつかるような試合となる。刹那の垂直落下DDT狙いを刹那の後方に着地してかわしたオリビア、阪神タイガースープレックスで刹那を沈め、新人王戦出場権を奪い取った。
オリビア「どうや、これが戦いや!ま、あんたもなかなか悪ぅはなかったで。うちが上やっただけや」
 このオリビアの言葉に、刹那も反応。
刹那 「そうだね、こういうバチバチのやり合いってのをやると、言いたいことが分かる気がする。素直に負けを認めるよ。わたしも、あんたに付く」
 なんとこれでオリビア組(しつこいようだが仮称)にウェルターシングル王者刹那が加入。勢力拡大となってしまった。


8月17日(日)
○MARINA 15分1本勝負
8分21秒、ダイビングヘッドバット
清水楓×
開始から積極的にティヘラを狙う清水。MARINAは少し翻弄されるが、すぐに体勢を立て直してヘッドアタックで飛びつこうとする清水を迎撃し攻勢に出る。まりなすたなーからダイビングヘッドバットへ繋いでMARINAの勝利。
試合が終わると、長宗我部が姿を現してMARINAの側に行く。
長宗我部美幸 「と、いうことで、MARINAさんは私のタッグパートナーとなります。水が高いところから低いところに流れるのと同じで、これは自然なことなんですよ」
MARINA「え?ええ?あの、長宗我部さん、まりななんだかよくわからないのですけど」
長宗我部美幸「今は分からなくても、きっといつか分かります。ギロチンで切られた首が地面に落ちるかのように、それは必然な事なんですよ」
MARINA「あうう、ますますよくわからないのです」
長宗我部美幸「喜んでもらえて良かったです。これからよろしくお願いしますね」
MARINA「あの、えっと、まりなは、よろこんでいるわけではないのです」
長宗我部美幸「隠さなくてもいいんです。あなたの心の中はランバダを…いえ、阿波踊りを踊り出したいくらいに喜んでいるんですよ。私には分かるんです」
MARINA「そ、そうなのですか??」
長宗我部美幸「はい。間違いありません」
 長宗我部はにこにこと笑みを浮かべながら、顔中にはてなマークを張り付かせるMARINAの手を引いて退場した。
須崎遥子
×青柳つかさ
20分1本勝負
15分52秒、スクールボーイ
キャノンボール焔
マンティス笹倉○
<アンバランス>
攻め立てられる焔だが、持ち前の元気の良さで反撃を見せる。笹倉が須崎を背後から羽交い締めにしたところに焔のエルボーキャノンが決まって須崎がダウン。孤軍奮闘となった青柳、二人を連続で蹴り倒すなどの力強さは見せたが笹倉に不意打ちで丸め込まれてしまい3カウントを取られた。

キャノンボール焔「あいにくJFシングルは獲れなかったけれど、ベルトがあろうが無かろうが私は常に全力勝負っ!簡単に勝てると思わないで下さいねっ!」
マンティス笹倉「タッグじゃけん2対1に持ち込みゃあ、ちっとは楽ぅできますわな。あん連続蹴りば凌ぐとも難儀じゃけぇど、焦る隙ば狙えりゃあ、まぁ何とかなりますけんねぇ〜」

青柳つかさ「丸められたのはしょうがない、まあ今日は満足できる試合だったと思うよ。他の連中だとこれが出来ない、だからあいつらは甘いって言ってるの」
○長宗我部美幸 20分1本勝負
9秒、逆さ押さえ込み
シオン×
まだ納得してない様子のMARINAを引き連れて登場の長宗我部。華山がシオンに「裏切り者には制裁を。遠慮はいらない」と指示。ところが、開始直後シオンの飛び後ろ蹴りをスウェーでかわした長宗我部が着地したシオンの腕を取って逆さ押さえ込み、あっという間に3カウントを取ってしまった。華山、シオンも目を丸くする中で何故かMARINAの腕を上げて勝利アピールをした長宗我部、悠々と引き上げていった。
刹那
オリビア
30分1本勝負
12分13秒、阪神タイガー・スープレックス
羽鳥真澄
津上美紗×
ゴングを待たずドロップキックで仕掛ける刹那とオリビア。羽鳥が果敢に迎え撃ち、オリビアと激しい殴り合い。五分に見える状況の中、津上がミサイルキックでオリビアに降りかかる。二人がかりでオリビアを攻め立てていたKIZUNAタッグだが、刹那が次々とフライングショルダータックルをかけてなぎ倒す。フィニッシュは好調オリビアの阪神タイガースープレックス。津上を完璧に沈めた。

羽鳥真澄 「くそっ!! あたしが足引っ張ったせいで‥‥。必ず雪辱してやる! 覚えてろ、オリビア!!」
津上美紗 「うにゅう‥‥。負けこんできたっスね‥‥。やっぱり刹那さんはチャン ピオンだから強いッスね。でもすぐに巻き返すっスよ!!」
スペル・メイガス
鬼姫結梨花
30分1本勝負
13分10秒、フェニックススプラッシュ
西園寺京×
華山麗子
REAL遠征より帰還し、JFシングルのベルトも持ち帰った鬼姫。ベルト奪取の報告を終えると、「このチャンピオンの力で、Bコネなんて叩き潰してやる!」と力強く宣戦布告。
メイガスと西園寺の細かいロープワーク合戦から幕開けの試合。メイガスのホイップを切り返して逆に投げ捨てた西園寺、すかさず背後を取ってフェイスロック。堅実にグラウンドで体力を削る。さらに華山が入ってメイガスの足にストンピング。ここで鬼姫がメイガスの救出に向かう。華山にドロップキック、西園寺には低空ドロップキックでメイガスから引き離す。自信を持った動きを見せる鬼姫にメイガスが楽になったか、メイガスボンバーやミラクルくるくるキックなどを繰り出していき、最後は大技フェニックススプラッシュで西園寺をピンフォール。
鬼姫結梨花「どうだあ!これがわたしたちロー娘。の実力だよ!これからもこてんぱんにしてやるぞ、Bコネ!覚悟してろ!」

スペル・メイガス「何だかBコネさんがおかしなことになってるけど、内輪もめなん かしているところがボク達ロー娘。の相手になるわけないんですよ。こっちはリー ダーがベルト持って帰ってきましたし、ここで一気に潰してやりますよっ!」
香取梢 新人王戦出場者決定戦30分1本勝負
15分27秒、ディープ・インパクト
×
A☆F新人王戦の出場権をかけた戦い第2弾。ブランクが少々あるとはいえ、雅のこれまでの動きは悪くない。香取はNFT優勝者の名にかけても負けるわけにはいかないと、気合充分。
雅の手刀に撃たれながらも前に出る香取。コーナーに雅を押し込むと雅の顔を張って動きを止め、対角線から走り込んでの体当たり。そしてコーナー最上段からフットスタンプと攻め立てる。雅の突き刺すようなドロップキックを受けた香取だが、続くエルボードロップは転がって避けると雅を捕まえてDDT連打。最後は梢スタナーからディープ・インパクトと繋いで香取の勝利。

香取梢「正直、勝てて少しほっとしてます。雅先輩はあの一碧なつみ選手と一昨年のニューフェイストーナメントで互角以上に闘ったほどの人ですから。でもわたしにも意地があります。こんなところで立ち止まるわけには行きません」

雅「負けた以上は用心棒の役目はこれで終わりだね。またフリーターに戻るよ」


8月24日(日)
風祭元気
西園寺京
ノータッチタッグマッチ20分一本勝負
11分39秒、横須賀カッター
長宗我部美幸×
MARINA
西園寺が連れてきたBコネの助っ人とは、南海道場出身で現在は華☆劇に籍を置いているサーファーガール、風祭元気であった。MARINAをこまめに場外に放り投げたBコネが長宗我部に集中攻撃。風祭が横須賀カッターで長宗我部を沈めた。
西園寺京「今日の所はこれくらいで許して上げる。これからじわじわと追いつめて上げるから覚悟しな」
オリビア 20分一本勝負
7分27秒、ビッグ・バン・バニー・ボム
清水楓×
ロープワークから飛びつこうとした清水を殴りつけて動きを止めたオリビア。一度目のビッグ・バン・バニー・ボムは清水がローリングクラッチで丸め込んで切り返したが、マッハパンチで動きを止められてからの二発目をまともに受けた清水、完璧な3カウントで敗北。
華山麗子 20分一本勝負
10分9秒、ダイビングニードロップ
須崎遥子×
脇固めやニードロップなどの腕殺しで須崎の武器を奪っていく華山。須崎はアイアンクローを仕掛けるが脱出されてしまう。華山がバックドロップからダイビングニードロップと繋いで勝利。
キャノンボール焔
×マンティス笹倉
<アンバランス>
30分一本勝負
14分46秒、ファイナルヘブン
羽鳥真澄
津上美紗
羽鳥がパンチを(グローブをはめているため反則は取られない)笹倉に連続で叩き込んで捌く暇も与えない。さらに焔がエルボーで突っ込んでくるところを羽鳥はキックで迎撃するという活躍を見せる。これに勢いを得たKIZUNAタッグは、最後は津上が高難易度セントーンで決めた。

羽鳥真澄 「プロレス初勝利ですけど、まだまだ上狙ってますから! アンバランスとはまだまだやり尽してないですから、ガンガンいきますっ!!」
津上美紗 「ぶいっス!! イイ感じっスね。今日は真澄ちゃんのおかげで勝てたッスから。来月は、真澄ちゃんはNFTで、わたしは新人王でがんばるッス!!」

キャノンボール焔「あいたた・・・綺麗なカウンターを貰ったのが痛かったです。動き、読まれてたかな?! でも! 次はその読みの上を行く速さと威力で、攻撃を叩き込んでみせますよっ!」
マンティス笹倉「羽鳥はんの打撃。速さ、威力、精確さン三拍子ぃ揃っちょるから難儀なこって。ばってん、アレば捌ききれんと上ぇ狙えんですけぇね。ただでさえ津上はんの動きば封じるとは困難っちゅ〜とに。もそっと戦法ば練らにゃならんですなぁ〜」
×香取梢
松井香織
30分一本勝負
13分20秒、ドラゴンスープレックス
スペル・メイガス
芹沢すずな
ダブルドラゴンが両コーナーに分かれ、それぞれがロー娘。の香取、メイガスを従えて登場。松井はメイガスと、芹沢は香取と軽く基本的なロープワークやグラウンドで手を合わせてから試合が動く。芹沢が身軽な蹴り、ラ・ケブラーダなどの華やかな動きを見せれば、メイガスも場外の松井にノータッチのトペ・コン・ヒーロで降りかかる。香取は松井がコーナーに振った芹沢へ小さな体で渾身の串刺しショルダーアタック。
芹沢の踵落としからのドラゴンスープレックスで香取が3カウントを取られたが、香取、メイガス共自分のアピールは合格点といえる試合だった。

スペル・メイガス「すごく勉強になりましたっ。お二人とも懐が深いっていうか・・・もっともっと精進しますっ!」
×鬼姫結梨花 新人王戦出場者決定戦30分一本勝負
17分25秒、後ろ回し蹴り
青柳つかさ
 JFベルトを腰に巻き、鬼姫が新人王戦の出場も決めようとはりきった様子で登場。青柳は厳しい目つきで十字礼を切り、鬼姫と向かい合う。一気に間合いを詰めた鬼姫が腰投げを連発した後、客席に指を指してアピール。調子の良さを印象づける。序盤攻められていた青柳だが、徐々に重い中段蹴りを連発して鬼姫の動きを止める。さらにロープカウンターで鬼姫のボディへ突きを放ち、ダウンを奪う。
 鬼姫、このダメージが響き普段のダイナミックな動きが出来なくなる。それでも青柳が空手着姿であることを利用した柔道技を繰り出して対抗。しかし青柳のダメージは薄く、流れが完全に青柳に。
そして空手の中でもKO率の高いと言われる技、後ろ回し蹴りが鬼姫の顎を打ち抜いた。青柳がゆっくりと抑え込み、3カウントが入った。この結果、新人王戦の出場者はオリビア、香取梢、青柳つかさの3名と決まった。
勝利した青柳はマイクを要求。
青柳つかさ「だから甘いって言ったろ!そんなんでベルト巻いてるって言えんのかこら!はっきり言ってやる!あんたにはそのベルト、不相応だよ!あたしが貰ってやるからしっかり磨いて待ってろ!」
そう言い捨てて引き上げた。鬼姫、悔しそうに唇を噛みしめての退場。

青柳つかさ「リング上で言ったとおり、あいつは甘すぎる。ベルト?あんなのが持ってても価値が落ちるだけでしょ。来週は刹那のベルトに挑戦するみたいだけど、そう簡単に行くかっての」


8月31日(日)
○長宗我部美幸 第1試合15分一本勝負
6分35秒、逆さ押さえ込み
清水楓×
 清水のコルバタを受けて場外へ転がり出る長宗我部。追撃をかけようとする清水だが、長宗我部はリングの下に潜り込んでしまい姿を消す。どこから出るのか警戒をしていた清水だが、長宗我部は入り込んだ所から出てきて虚を突く。「清水、うしろうしろー」という客席からの呼び声に気付いた清水だが時既に遅し。長宗我部が神に授かった逆さ押さえ込みが決まり、3カウント。
青柳つかさ 第2試合20分一本勝負
11分12秒、フライングニールキック
MARINA×
 青柳の突きを頭で受け止めるMARINA。青柳は拳を押さえて痛がり、MARINAは頭を抑えてうめく。先に立ち直った青柳、MARINAをロープに振ってのフライングニールキックで勝利。


青柳つかさ「まあ、順当じゃない?まだマシな方よあの子は。他の香取や鬼姫なんかと比べると、って言う比較論だけどね」
風祭元気
西園寺京
第3試合ノータッチタッグマッチ20分一本勝負
時間切れ引き分け
羽鳥真澄
津上美紗
 羽鳥のパンチを真っ向から受けると、逆水平のチョップで反撃をする西園寺。この攻防、いや意地の張り合いが続く中、西園寺がチョップではなく素早い動きで羽鳥に目つぶし。羽鳥の頭を小脇に抱えた西園寺は、ロープにこすりつけて摩擦で嫌がらせ。
 津上の飛翔殺法に、風祭も負けじと飛型のトペ・コン・ヒーロを放ってアピール。全てがハイレベルのため一つ一つのインパクトが下がってきている感のある津上に対し、自分の最高の一つだけで対抗した風祭。津上の勢いは止まらないものの、この一瞬で大きな歓声を引き出した。
 動きの速さで勝るKIZUNA組だが、Bコネの二人は間合いを上手く取って決定打を与えず時間切れ引き分け。
オリビア 第4試合30分一本勝負
15分39秒、トルネードスタープレス
華山麗子×
 華山のフライングメイヤーからスリーパーが決まる。オリビアはロープに逃げる。華山、素早くスリーパーをほどくとロープを掴むオリビアの腕にニードロップをかけて腕殺し。
 オリビアは右腕に大きなダメージを追うが、ならばキックだとばかりにヤクザキックやカウンターキックを放つ。そしてトルネードスタープレスで華山を圧殺した。
○キャノンボール焔
マンティス笹倉
<アンバランス>
第5試合ノータッチタッグマッチ30分一本勝負
16分29秒、エルボーキャノン
スペル・メイガス×
香取梢
 香取が笹倉の関節技、絞め技に捕まってしまう。メイガスは香取を助けるためにカットするが、その隙を突かれて焔の肘攻撃を連続で受けてしまう。笹倉が香取を場外でスリーパーに捕らえる間に、焔がエルボーキャノンからの押さえ込みでメイガスから3カウント。

キャノンボール焔「よしっ! 肘技を特訓した成果が出たかな?!エルボーが主力になる以上、少々の封じ技程度で止められちゃまだ甘いですから。全てを粉砕してこその、得意技ですからねっ!」
マンティス笹倉「まっ、今日は香取はんの動きば封じるだけに専念しちょったから楽でんなぁ〜。タッグじゃけん、相手ば倒さんかて気ぃ引きつけりゃ相方が倒しちくれる。ま、そういうこってすわ」

スペル・メイガス「痛たた・・・ちょっと肘もらいすぎましたね。今日のところは、さすがはアンバランスといっておきますよ」
×刹那 WWPLウェルター級シングル戦30分1本勝負
18分34秒、ムーンサルトプレス
※刹那が2回目の防衛に失敗。鬼姫が第10代王者に
鬼姫結梨花
 刹那の頭を脇に抱えた鬼姫、連続で腰投げを放ってスタミナを消耗させると鬼百合固めでがっちりと捕らえてギブアップを迫る。ロープに逃げた刹那はキチンシンクからのギロチンドロップで反撃していくが、鬼姫もフォールを返す。
 一本背負い、大外刈りなど珍しく柔道技を多用した鬼姫。刹那のスタミナを奪っていく作戦が功を奏し、最後はフェイスクラッシャーからムーンサルトプレスと繋いでウェルター王座を奪取した。

 リング上でベルトを受け取る鬼姫。ところがそこに青柳が乱入。鬼姫に蹴りを放つと、コーナーに押し込んでストンピングの嵐。ロー娘。のメンバーがなんとか引きはがす。距離を取った青柳がマイクでアピール。
青柳つかさ「ベルト獲って気が緩んでるからこうなるんだよ!あんたがベルト掛けてあたしと試合するまでいつ何時でもやってやるから覚悟しとけコラァ!」
 言い捨てて引き上げる青柳の背中を、鬼姫は怒りに燃える目で睨み付けていた。

鬼姫結梨花 「嬉しいけど、最後のは一体何!ほんとムカつくんだから!確かに先週は負けたけど、だからって次も同じ結果になるとか思ってるんだったら思い上がりだよ!挑戦させるかどうかは、ちょっと考えさせて貰います!」