1月22日(日) 静岡県グランシップ
第1試合タッグマッチ20分一本勝負
沢田ちひろ
長宗我部美幸
vs カエデ×
坂本ジュリア
8分47秒、片エビ固め:オレンジスタンプ
 長宗我部のアシストを受けた沢田がカエデのティヘラ攻勢をしのぎきり、逆転のバックドロップからオレンジスタンプでピンフォール。

コメント:
第2試合20分一本勝負
○青柳つかさ vs 刹那×
10分55秒、片エビ固め:ハイキック
 刹那のパワーに押される青柳だが、キングコングラリアットを前蹴りで迎撃してから形勢逆転。何度蹴りつけても向かってくる刹那を、数度目のハイキックでなぎ倒して抑え込み、ギリギリのカウント3をもぎ取った。

コメント:
青柳つかさ「結果なり存在価値なり残さないと切られる立場だからね、今は。刹那に負けてるわけにはいかないわよね。上の方に割り込んでやりたいけど、なかなか割り込む場所がね。よく言えばここは予定調和に近いとこ有るから」
第3試合6人タッグマッチ30分一本勝負
○キャノンボール焔
マンティス笹倉
MARINA
vs デビル・メイガス×

華山麗子
12分50秒、片エビ固め:下克上エルボー
 ブラジェネはレフリーのブラインドを付いたレッドボックス攻撃やサミングなどの反則だけでなく、エストレージャを極めてみせるなどテクニカルな部分も見せる。しかしアンバランスは笹倉が焔をショルダースルーで放り投げ、焔が落下の勢いでエルボーを放つ等コンビネーションよく対抗していく。そして最後はデビルから下克上エルボーで3カウント。

コメント:
キャノンボール焔「相変わらずブラジェネは狡い手とかも使って来るなぁ〜! でも、真っ向から叩き潰すのみっ!」
マンティス笹倉「なかなか! 面白か技も見せて貰うた事やし、お返しにこっちゃも創意工夫をさせて貰いましたわ」
第4試合6人タッグマッチ30分一本勝負
ソーニャ
MACHIKO
LINA
vs 川部雪江
カーシャ・イワノヴナ
香取梢
×
16分28秒、エレガント・スープレックス・ホールド
 MACHIKOの離脱により戦力ダウンの正規軍。そこへカーシャが助っ人として参戦してきた。スピードのあるドロップキックからサブミッションへ繋ぐカーシャの動きにキレはあるが、それ以上にヒールターンをしたMACHIKOの動きが冴え渡る。ソーニャが川部を足止めする間に、MACHIKOが香取のDDT狙いをエレガントスープレックスで切り返してフォール。カーシャのカットも間に合わず、ファニーウイングスの勝利。

コメント:
カーシャ・イワノヴナ 「昔のMACHIKOさんにすっかり戻ってますね。憎らしいくらい生き生きしてるじゃないですか…私も、正規軍の助っ人として盛り返していきますよ」
 
第5試合タッグマッチ30分一本勝負
望月登子
高村あかね
vs 久保渚
オリビア
14分39秒、両者リングアウト
 ゴング前からにらみ合う両チーム。しかしお互いその顔にはわずかに笑みが浮かんでいる。まるで上等の獲物を前にした肉食獣のように、口の端を吊り上げる。今にも牙が見えそうな表情である。ゴングが鳴ると同時に4人ともが正面に駆けだし、いきなりぶつかり合う。高村と久保が組み合い、望月とオリビアが殴り合うスタートとなった。高村はグラウンドで久保の上になりアームロックを狙うが、久保はブリッジして高村をどかせると逆に腕ひしぎを仕掛ける。オリビアは望月にいきなりのパンチラッシュを見舞うが、アッパーをスウェーした望月が逆襲のローキック連発でオリビアに尻餅をつかせ、その胸板へサッカーボールキックを叩き込んだ。
 いきなりヒートアップした試合は、中盤様子を探るような静かな展開。しかし両チームとも次に爆発させる気運を高めている様子が見て取れ、緊張感はむしろ増大していく。そしてそれが爆発した瞬間、リング上は再び激しいぶつかり合い。椅子やレッドボックスでの殴り合い、コーナーに押し込んで打撃戦。そして場所を場外に移し、高村の机上パワーボムをオリビアに放てば久保も望月へ鉄柱とのサンドイッチラリアットを仕掛けていく。双方の熱が高まり、場外カウントが20数えられてゴングが鳴らされた後も暫く収まりがつかず暴れ続けていた。

コメント:
第6試合6人タッグマッチ30分一本勝負
ラブリーベル
×スペル・ティグレス
セラフィム・レイ
vs REIKO
豊嶋奈美

鬼姫結梨花
17分32秒、ムーンサルトプレス
 タッグタイトル戦の前哨戦。鬼姫が果敢にベルへ向かっていくが、ベルが数々のジャベを繰り出して翻弄。パワーでも負けた鬼姫は、ベルに噛みついてやり返すと、距離を取って舌を出してみせる。力不足は明らかながら、小憎らしく立ち回る鬼姫にいらだちを見せるトリコロール。さらにREIKOの的確な横槍でペースを握れず、最後はティグレスが豊嶋の猛攻を受けてしまい試合終了。

コメント:
鬼姫結梨花 「ペースさえ乱せばこっちのモンですね!」
豊嶋奈美 「それで、実際に動くのは私ということ? 確かに今日の様子を見てたら、結梨花には重荷かもしれないわねえ」
REIKO 「まったくだわ。せめて奈美の足手まといにならないよう、ティグレスの相手くらいはきっちりこなしなさい。大口叩いたんだから、無様な真似は許さないわよ」
鬼姫結梨花 「うっわ、評価低いなーわたし」

ラブリーベル 「結梨花さんは戦力としてカウントしなくても良さそうですわね。せいぜい、耳元で飛び回る蚊のようなものね。集中力を乱されないようにだけ注意しておけば十分ですわ」
スペル・ティグレス「ああ〜せこいせこいっ!ほんと、タイトルマッチで思い知らせてやるっ!」