1月15日(日) 愛知県豊橋市総合体育館
第1試合タッグマッチ20分一本勝負
沢田ちひろ
LINA
vs 長宗我部美幸
坂本ジュリア
×
11分42秒、体固め:ネジと橋
 沢田、LINAとも坂本狙い。ローンバトルを強いられる沢田だが、長宗我部が場外からロープワークの邪魔をしたり、カウントを取ろうとするレフリーをひっくり返すなどのフォローでなかなか決めさせない。しかし長宗我部のやり口をよく分かっている沢田が、椅子を用意しようとした長宗我部を場外に連れ込んでいく。その間にLINAがネジと橋からフォールして3カウント。

コメント:
第2試合20分一本勝負
オリビア vs カエデ×
6分56秒、踏みつけフォール:マッハパンチ
オリビア 「小手先で雅をたぶらかしとるみたいやけどな、うちには通用せえへんで!」
 という声と共に襲いかかったオリビアは、得意のパンチ連発から開始早々のブレンバスターで攻め立てる。コーナーに押し込んでストンピングの連打には、会場からブーイングの嵐が飛ぶ。しかしオリビアはブーイングもどこ吹く風でカエデを痛めつける。カエデは隙を見ての丸め込みでなんとかペースを握ろうとするが、オリビアの強引さを封じきれず。最後はパンチの連打から踏みつけフォールという屈辱のフィニッシュ。
オリビア 「その程度かい! うちの大阪&アメリカンハイブリッドパワーの前には虎を前にした兎や! うちらブラッディ・ジェネレーション、舐めたらあかんで!」

コメント:
第3試合タッグマッチ30分一本勝負
×青柳つかさ
コットン環
vs
華山麗子
13分8秒、疾風車
 華山を激しく打撃で攻め立てる青柳だが、雅が背後から襲うとダブルブレンバスターで放り投げられる。環は正面から組み付きたいが、華山にのらりくらりとかわされて思うように試合が出来ない。分断に成功したブラジェネだが青柳は強引に華山をコーナーに叩きつけるなど奮闘。しかし雅が高速のローリングクラッチホールドで丸め込み、テクニックを見せて3カウントを奪った。

コメント:
青柳つかさ「環はまだまだ戦力にはなりそうにないね。まあ、そこまで求めるのは酷なんだろうけど。それから雅。先週も言ったけど、どっちにするのかハッキリしな。半端なことやってんじゃないよ、何年選手だあいつ」
第4試合6人タッグマッチ30分一本勝負
川部雪江
香取梢

×MARINA
vs 久保渚
刹那
デビル・メイガス
16分4秒、体固め:クロスボンバー
 正規軍としての戦力にならざるをえない香取とMARINA。しかしこの日もブラジェネに攻め立てられる。川部はフォローをしたいところだが、デビルの邪魔が的確に入って果たせない。香取は久保にスタナー、刹那にDDTを同時に仕掛けるなどの見せ場を作るが、軽量が災いしてダメージを与えられない。それならば丸め込もうとローリングクラッチ狙いで飛びつくが、刹那が香取の頭を両手で挟み込むとそのまま引き抜いて放り投げてしまう。最後はMARINAが久保と刹那による復活のクロスボンバーに沈んだ。

コメント:
久保渚 「あんなチビ共から勝ったって当たり前すぎて嬉しくも何ともないぜ。けど、降りかかる火の粉は払わないとな」
 
第5試合タッグマッチ30分一本勝負
REIKO
×MACHIKO
vs 高村あかね
望月登子
17分9秒、小包固め
 組んだばかりでありながら、息のあったタッチワークでESを翻弄していくREIKOとMACHIKO。MACHIKOはES相手にも卍コブラを決めてみせるなど、そのテクニックは流石にREIKOが目をつけるだけの者と納得させる。しかし激しいファイトを信条としていても、テクニックがないわけではないES。特に高村は硬軟織り交ぜて対抗し、エレガントスープレックスを狙ったMACHIKOを見事に丸め込んで、相手のお株を奪うテクニック勝ちを収めた。

コメント:
MACHIKO 「丸め込まれて悔しいかって?あいつらがああいう抽斗を出すまでに追いつめたって事よ」
REIKO 「昨日今日組んだようなあたし達に、あれだけチームワークで互角にやられるとはあいつらも思ってなかったでしょ。MACHIKOを引き込んだあたしの眼力を誉めなさい」
第6試合6人タッグマッチ30分一本勝負
×ラブリーベル
スペル・ティグレス
セラフィム・レイ
vs ソーニャ
豊嶋奈美

鬼姫結梨花
17分54秒、J.O.サイクロン
 現在のWWPLエースチームといえば、トリコロールである。しかしこの日はかつてスペル・ティグレスとローリング娘。として共に歩んでいた鬼姫結梨花が、置いて行かれてなるものかと奮闘。WWPLの日本人最高身長という恵まれた体に、REIKO仕込みのテクニックでティグレスを激しく攻める。マスクに手をかけると思わせて片羽絞めに取る、ティグレスボンバーをエルボーで迎撃して丸め込む等小技がさえる。流石にラブリーベルのジャベには翻弄されるが、そこはソーニャがフォローするとダブルバックドロップ。レイがソーニャをウルトラ・ウラカン・ラナで丸め込もうとするが、これは豊嶋がカットに成功するなど、ファニーウイングスのリズムよく進む展開に。最後は豊嶋がラブリーベルを必殺のJOサイクロンで勝利。ファニーウイングスが底力を見せた。
鬼姫結梨花 「今日取ったのは豊嶋さんだけど、今日の勝利の立役者はどう見てもこのわたし、鬼姫結梨花だよね。そこでものは相談だけどさあタッグ王者チーム!やっぱりファニーウイングスから防衛しないと、本当の意味での王者にはなれないんじゃないかな? この鬼姫結梨花が立候補だ!」
ラブリーベル 「その理屈でしたら、REIKOさんからシングルを防衛したわたくしは、シングルに関しては少なくとも本当の王者として認めて頂けるのね。光栄ですわ、結梨花さん」
鬼姫結梨花 「むぐ」
ラブリーベル 「ですが、よろしいですわ。ではあなたと豊嶋さんのタッグで挑んできなさいな。今日の雪辱はタイトル戦で晴らして見せますわ」
鬼姫結梨花 「と、豊嶋さんとか…よーしやったろうじゃないか!」


コメント:
豊嶋奈美 「結梨花も口が達者だと思っていたけど、まだベルさんの方が上ね。どうやら、私は結梨花にパートナーとしては心許なく感じられているみたいだから」
鬼姫結梨花 「いやいや、別に豊嶋さんとじゃ取れないとかパートナーとしては見捨てられそうだとかは思ってませんよ。ほんと、これでほら、初のタッグタイトルのパートナーがわたしだったら凄いことですよ! よし頑張るぞ」
豊嶋奈美 「それでフォローするつもりがあるの?」
REIKO 「ああ、あたしがあの場にいなかったのが悔やまれるわ…。今日の流れなら、奈美をシングルに活かせるのが筋でしょ。結梨花、あんた自分の欲望で突っ走ったわね」
鬼姫結梨花 「うお、REIKOさん! ご、ごめんなさい、でも〜、奈美さんならシングルはいつでも取れるじゃないですか〜。 ここは可愛い弟子に、お情けを!」
REIKO 「ったく、何が可愛い弟子よ。あーあ、あんたはMACHIKOと組ませてタイトルに挑ませたかったのに…」
鬼姫結梨花 「あ、そんな話してましたねそういえば。…忘れてた」
MACHIKO 「…ひどい」

ラブリーベル 「油断はしませんが変に警戒もしませんわよ。わたくしの華麗なるタイトルマッチをお客様に見せてさし上げるだけですわ。そう、完成されたわたくしのショーを」
スペル・ティグレス「挑戦?いいんじゃないですかっ?豊嶋さんも結梨花ちゃんも正しい道に引き戻すいい機会ですからねっ。そろそろ目を覚ましてあげないとね、この虎の力でっ」