9月25日(日) 広島県県立総合体育館
第1試合
沢田ちひろ
コットン環
vs カエデ
坂本ジュリア
×
8分11秒、片エビ固め:インフィニティ・ドライブ


コメント:
第2試合
×長宗我部美幸
NANA
vs キャノンボール焔
マンティス笹倉○
8分24秒、スモールパッケージホールド


コメント:
第3試合
×鬼姫結梨花
LINA
vs 香取梢
幸希美
13分59秒、片エビ固め:ディープ・インパクト
 鬼姫とLINAをREIKOのパシリと呼ぶ幸。これにLINAが猛反発し、積極的に向かっていく。ロープワークの巧さでLINAが翻弄しようとするが、DIA退団後にメキシコマットの経験を持つ幸はなんとか対応し、逆にパワーを活かした接近戦に引っ張り込む。香取も同期で元チームメイトでもある鬼姫へDDT連発などで攻め立て、慣れない幸とのタッグをなんとか引っ張っていく。香取は挟み撃ちに合いそうになったところで身を翻し、LINAのトラースキックを鬼姫に誤爆させる。幸がLINAを場外に連れ出し、香取がフィニッシュのディープ・インパクト。正規軍の意地を見せた。

コメント:
幸希美「楽勝!パシリで満足してるから、あの二人は成長してないんだよ。悔しかったらまともな手で勝ってみな!まあ、100万年たってもパシリには無理だろうけど!」

香取梢「こちらも息を合わせそこなったタイミングが合ったりとか、結構危ないところも実はあったんですけど……幸さんも踏ん張ってくれましたし、何より相手は結梨花が相変わらずでしたから。幸さんと結梨花の違いが、今日の私とLINAさんを分けた差だと思います」

鬼姫結梨花 「くっそー、わたしの長身が、梢のDDTと相性がいいというか悪いというか、とにかく落差が大きくなってきついんだよなー。小さいのを利用してくるとは、香取梢、怖ろしい子!」
LINA 「それはなんか違うと思うなあ。私の方は、とにかく幸に一発ぎゃふんと言わせないと気が済まないっ! パーフェクトドライバーで、パーフェクトな3カウントを取ってやる!」
 
第4試合
セラフィム・レイ
MACHIKO
青柳つかさ
MARINA
vs 久保渚
オリビア
×
デビル・メイガス
華山麗子
14分51秒、エレガント・マジック


コメント:
青柳つかさ「ブラジェネは一時の勢い無くなったね。久保が入ってからじゃない?ま、こっちとしては目障りなのをとっとと排除するにはいいけどね」
第5試合
望月登子
REIKO
vs ラブリーベル×
スペル・ティグレス
16分42秒、体固め:キック・オブ・デス
※ラブリーベル負傷により2週間の出場停止
 ベルが先発を買って出て望月を挑発するが、望月はREIKOを押し出してコーナーへ下がる。REIKOは不満そうな表情を見せるが、頭をかいてしょうがない、という様子を見せる。腕の取り合いから入ろうとするベルに、REIKOはコツコツと牽制の蹴りを放ってペースを乱す。落ち着こうとベルが間合いを取った瞬間、REIKOのドロップキックが放たれる。そして倒れたベルにストンピングを乱射して、まずはREIKOが主導権を握った。
 ティグレス、望月の蹴りを受けても倒れず、もっと蹴ってこいと胸を突き出す。望月はロープリバウンドで勢いをつけたカウンターキックでティグレスをなぎ倒すも、ティグレスはすぐに起きあがってまだまだだ、とアピール。さらにロープに跳んだ望月を追いかけたティグレスは、ティグレスボンバーを放って大きくアピールし、会場を沸かせる。連携を取らないどころか、徐々に雰囲気の悪くなっていく望月、REIKO組に対して、チームワークは問題なしのタッグ王者組。序盤の勢いを完全にひっくり返して攻めに回る。
 ベルは望月を捕まえるとデスバレーボムでマットに叩きつける。そしてロープに飛び乗ってのムーンサルトプレス、エンポリオ・アルマニッシュを放とうとしたその時、REIKOがベルの飛び乗ったロープをエプロンから蹴りつけた。バランスを崩して肩から落下したベルは、そのままマット上でうずくまってしまう。REIKOは望月にティグレスを抑えるよう指示すると、容赦なくベルをキック・オブ・デスからフォールして3カウント。
 ゴングが鳴っても肩を押さえてうずくまったまま起きあがれないベル。担架で運び出されていくベル、そしてそれに付き添って心配そうなティグレス。会場は静まりかえってしまう。と、そのとき、なんとリングサイドにKIZUNAファクトリーの高村あかねが姿を現した。内容、決着とも満足できないと不機嫌な顔の望月だったが、高村の姿に気づき、その表情は驚きへ変わる。本部席からマイクを借りると、リング上の望月へ話し掛ける高村。
高村あかね「もっちーさ。つまんない試合してんじゃん。ベルト持っててさ、つまんないんでしょ? あかねもやり残したことやりに来たんだよね」
 そこでいったん言葉を切り、高村が反応を見る。
 望月はやや考えるような表情で。勝利に水を差された形のREIKOは、一瞬むっとした顔を。しかし両者ともここは、黙って高村の言葉に耳を傾ける。
高村あかね「そもそもさ、もっちーがいる場所ってそこじゃないんじゃない? もっと面白いことしようよ。エクストリーム・ストームでさ」
 なんと、突然姿を現した高村の主張とはエクストリーム・ストームの三度の再結成だった。
高村あかね「だいたいもッちーがどっかの軍団の手先なんてありえないでしょ? もっちーの立ち位置はココ、あかねの隣で、目に付く相手すべてを吹き飛ばすのがホントなんだからさ」
 言葉を聞き終わった望月は、はじめ穏やかな顔になり、そして徐々に猛々しい笑いへと変わっていく。
望月登子 「くっくっく…そうだ、そうだよな。何を面倒なことを考えてたんだ、あたしは。やりたい奴とやる!戦いたい奴と戦う!ぶちのめしたい奴をぶちのめす!ベルトとか権力とか、そんなもんはどうでもいいんだ。貫くべきは、あたし自信の力と正義!エクストリーム・ストーム、完全復活だ!」
高村あかね「よーし! これで楽しくなってきたよ。そうじゃない、みんな! エクストリーム・ストームならタッグ挑戦者にも相応しいでしょ? タッグ王座はベルとティグレスだっけ? んじゃ、シングル&タッグダブル防衛戦しよう。勝ったチームがタッグ王者で、フォール取ったのが無差別王者。これでどう? 面白いでしょ? トルネードチャンピオンシップ。 あかねたちに勝てると思ったら、おまえら全員かかってこいよ!」
望月登子 「REIKO!お前らとの連携も今日で終わりだ!次からこのファニーウイングスロゴのリングシートはちゃんと元のやつにもどしておけよ。お前らは、先月あたしに負けたんだからな。不満があるなら体で語りな!」
 リング上でがっちりと手を組んだ望月と高村の凛々しい姿に、会場からは大きな歓声が飛んでいた。

コメント:
望月登子 「難しく考えすぎだったんだよな。高村に気付かせてもらって、助かったよ。まあ見てな、これからあたしらのエクストリームをたっぷり堪能させてやるから」

REIKO 「ふん、望月に手綱を付けようと思ってたのに、余計な横槍が入ったわね。覚えてなさい」

 なお、ラブリーベルは肩関節周りの筋を痛めており、2週間程度の休養をとると後日発表があった。
スペル・ティグレス「くっ、もう若くはないベル様をよくもやってくれたなっ!この借りは絶対に返すっ!(エクストリーム・ストーム再結成&ダブル防衛戦について聞かされ)…あははは!なーんだ、一番ベルトにこだわってるのはもっちー先輩だったんじゃないかっ!…エクストリーム・ストーム?相手にとって不足はないっ!やぁってやるぜっ!」
 
第6試合
豊嶋奈美
×ソーニャ
vs 川部雪江
カーシャ・イワノヴナ
13分20秒、片エビ固め:奈落


コメント:
ソーニャ「あれを目の前で見せつけられても動きなし、ね。となるとこちらから仕掛けるべきなのかしら」