[PR] この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。


2月11日(金) 鳥取県鳥取産業体育館
第1試合20分一本勝負
青柳つかさ vs 華山麗子×
7分7秒、体固め:上段回し蹴り
 ロックアップからの静かな立ち上がり。華山がヘッドロックで青柳を固めるが、青柳はロープへ華山を押し込んでの反動でこれをほどき、ロープリバウンドで帰ってくる華山へミドルキック。その後もキックで押す青柳だが、華山はその青柳の足に噛みついていく。反則カウント4で離しては再び噛みつく華山に、青柳怒りの正拳突き。ふらつく華山の側頭部へ回し蹴りを極めた青柳が押さえ込んで3カウントを奪った。
 試合が終わると、突然乱入してきたブラッディジェネレーションが青柳をリングから追い出す。
オリビア 「つかさちゃん、華山はんから三つ取った程度で満足せえへんよなあ? 華山はん、どうや?」
 オリビアからマイクを受け取る華山。
華山麗子 「そう、私はブラッディジェネレーションでは一番の小物…。私の仇を取ってくれるのは…」
 そう言いつつメンバーに視線を送る華山。そして。
華山麗子 「…デビルさん?」
 これに、思わず自分を指さすデビル・メイガス。そして華山からマイクが渡される。登場時の「…デビル・メイガス」以外に一言も発したことがないデビルの声が聞けるのか、と会場は息を呑む。そしてデビルが口を開いた。が、次の瞬間オリビアが横からマイクをひったくる。
オリビア 「聞いての通りや。デビルが…なんやねん。あん?入場曲がないからシングルやらへんて?んなもんなんでもええやないかい。と、まちや、ええこと考えたで。あれや、メイガスの入場曲あるやろ、あれ逆回しでかけとけばええわ。気に食わんて?なら自分で選らんどき。とにかくや、次の興行でデビル対青柳やで。うちらの実力分からせたる!」
 勝手にしろとばかりに去っていく青柳。そしてオリビア達も引き上げようとしたのだが、途中でいきなり引き返したブラジェネはなんと練習生を捕まえてリングに上げ、練習生をロープへ振ると刹那がショルダースルーで高々と放り上げる。そして刹那はどうだとばかりにポージングして、会場を煽る。練習生は、他の練習生の肩を借りて退場。ブラジェネにブーイングが飛んでいた。

コメント:
青柳つかさ「次はあのバッタもんってか?オリビアも刹那も、ちょっとあたしが居ないうちにずいぶん腰抜けになったもんだ。いいよ、そこまで言うなら潰していってやろうじゃない。いつ何時どこででも相手してやるよ!覚悟しとけオラエー!」
第2試合3WAYタッグマッチ30分一本勝負
支倉千代&霧島杏子
vs
長宗我部美幸&沢田ちひろ
vs
西園寺京&風祭元気
沢田ちひろ(12分57秒、E・オレンジスプラッシュ)霧島杏子×
 ウエストウインドは霧島を集中的に狙うが、漁夫の利を狙う長宗我部がその隙をついて風祭にスクールボーイ。あわてて返した風祭の顔面に、沢田のみかんが直撃して風祭は場外へ落ちていく。支倉が西園寺と沢田を同時にのど輪落としでマットに叩きつけて二人同時にフォール。しかし長宗我部がカウントを数えるレフリーの足をすくってカウントを止めさせてしまう。
 霧島は沢田をフロントスープレックスからフロントチョークに捕らえてギブアップを迫るが、霧島に取らせるかと西園寺が後ろから巨大へらで殴りつける。支倉が西園寺を追い払うが、その間にリング上で沢田が得意のオレンジスプラッシュで霧島から3カウントを取った。

コメント:
沢田ちひろ 「相変わらず千代ちゃんはぁ・・!!二人まとめてフォールされちゃうところでしたぁ・・・。最後は決まって良かったですぅ。ほ」

西園寺京 「霧島が勝たんかったらうちらが取れなくたって別に構わないわ」

支倉千代 「難しいです、3WAYって」
霧島杏子 「あたしを狙うのはそれはそれで構いませんけど、後ろからというのは感心しませんね」
第3試合
鬼姫結梨花
×LINA
vs 香取梢
MARINA
7分5秒、片エビ固め:梢スタナー
 MARINAを何度もアームドラッグで放り投げていくLINA。しかしMARINAもヘッドアタックで突っ込んで石頭ぶりを発揮する。さらに香取がMARINAをシーソーホイップで投げて倒れている鬼姫へMARINAの頭をぶつけるなどのコンビネーションも見せる正規軍タッグ。最後は香取がLINAを梢スタナーで沈めた。

コメント:
香取梢 「結梨花は全然パートナーをカバーできていませんでしたね。ファニーウィングスに行ってもおっちょこちょいでお調子者で自分勝手なところは全然変わってないんだから。わたしも『ロー娘。』時代にどれだけ苦労させられたことか……。とりあえず今日は、彼女が自分と同じコーナーにいなくてよかったとしみじみと思います」

鬼姫結梨花 「このメンツの中で2年も後輩のLINAから取って何がうれしいんだか。ちゃんとわたしから取らないと勝ったことにはならないよ~っと」
第4試合
MACHIKO
○キャノンボール焔
マンティス笹倉
vs 久保渚
刹那
×
10分5秒、片エビ固め:キャノンボールバスター
 刹那を、持ち上げたレッドボックスごと場外に蹴り飛ばしてアンバランスのピンチを救うMACHIKO。さらに場外で久保と刹那をまとめて卍コブラで固める間に、アンバランスは雅へファランクス・バスターを極めた後、雅を引きずり起こした焔がキャノンボールバスターで雅をマットに叩きつける。焔がしっかりと押さえ込んで3カウント。

コメント:
キャノンボール焔「ぃよしっ! 以前の一軍級相手でも手応えは充分っ! そう簡単に負けはしないし、むしろ今日みたいに勝てる場合だってあるっ!」
マンティス笹倉「まぁ、そりゃ。MACHIKOはんからフォローば貰っちょる所為もあるけんどね。そやけど、チャンスば活かせちょるっちゅう点じゃあ同感やねぇ~」
第5試合
ラブリーベル
セラフィム・レイ
vs オリビア
デビル・メイガス
×
12分2秒、ウルトラ・ウラカン・ラナ
 ベルとレイ、二人の技巧者にオリビアのケンカファイトもいなされる。ベルが長い足を活かしたニールキックでオリビアを蹴り飛ばす。場外に逃げたオリビアに対してベルはプランチャ・スイシーダで追撃。しかし乱入してきたブラジェネによってベルが捕まってしまう。場外で乱暴をはたらくブラジェネに、青柳が現れて目障りだとばかりに横から蹴りを入れて去っていく。そして最後はレイが高速回転のウルトラ・ウラカン・ラナでデビルを丸め込んで3カウント。歓声に応えてからベルとレイが引き上げた後、オリビアがリングに上がる。
オリビア 「もうあいつの勧誘するのやめたるわ。青柳、うちらにケンカ売ってただですむと思うんやないで!」
 そして第1試合と同じく練習生を捕まえたブラジェネ。再びリング上で刹那がショルダースルーを狙うが、二度もやられてたまるかと練習生は刹那に膝蹴りを叩き込むと急いでリングから逃亡。追いかけようとするブラジェネだがその逃げ足の速さに深追いはせず、ブーイングを浴びながら引き上げた。

コメント:
ラブリーベル 「あのようなただの暴徒と化した集団などに華麗なるわたくしたちが負けるはずありませんわ!おーっほっほっほ!」
セラフィム・レイ 「ブラコネなんか、あ、違う、ブラジェネだ、ブラジェネなんかどうでもいいもんね実際。今はファニーウイングスとかあのチーム児玉をなんとかしないとね~。がしゅちゃんの7番勝負が終わってからかな?あ、でも来月海外遠征予定だしな。新年度からだね、本格的にファニーウイングス相手にやり合うのは」
第6試合スペル・メイガス爆裂7番勝負第4戦
×スペル・メイガス vs 川部雪江
15分5秒、腕ひしぎ足固め
 メイガス爆裂7番勝負第4戦の相手となるのは、現四冠ヘビー級王者である川部雪江。シングルで向き合ったメイガスは、予想以上の威圧感に少々ひるんだ様子を見せる。しかし気合いを入れ直すように頬を張ると握手を求める。川部もゆっくりと握り替えし、クリーンに試合開始。
 ゴングと同時にロープに跳んだメイガスはその勢いから川部へドロップキック。起きあがる川部に、さらにドロップキックを放って気合いを入れる。しかし、すっ、と間合いを詰めた川部が大内刈りでメイガスをテクダウンさせ、グラウンドに持ち込む。グラウンドでは防戦一方となるメイガス、腕を極められそうになるが何とか極めきられる前に間合いを取って跳ね起きる。そしてフロントキックで川部の動きを止めようとするが、川部は冷静にその足をキャッチするとその足を利用してメイガスを反転させ、背後を取ってスクールボーイ。カウントは2。
 間合いを詰める川部に対してメイガスはロープに跳んでショルダーアタックを放つ。瞬発力のあるメイガスの体当たりにふらつく川部を見て、さらにメイガスのショルダーアタック。大きく受け身を取って倒れる川部に、メイガスはロゼッタストーンを狙う。しかし切り替えされたメイガスは脇固めに捕らえられてしまう。悲鳴を上げながらもなんとかロープへ足を伸ばしてブレイク。
 手数を出していくメイガスに、川部は押されているように見えながらも関節技や丸め込みでメイガスの流れを断ち切る。そしてカウンター掌底から、奈落の体勢へ。しかしメイガスは持ち上げられながらも暴れて振りほどくと、素早く水面蹴りで川部を転倒させる。そして一度高速ブレンバスターで放り投げ、トップロープへ上るメイガス。そして大技フェニックススプラッシュを放つ。しかし押さえ込もうとした瞬間、川部が下からメイガスをコントロール。上下逆にひっくり返すと、足で腕を固める関節技、腕ひしぎ足固めでメイガスを捕らえる。メイガス、ロープに足を伸ばそうとするがひっくり返されたときに足がリング中央を向かされており、全く届かない。粘ったメイガスだが、さらにきつく川部が絞り上げると無念のギブアップ。

コメント:
川部雪江 「松井さんが取られていますので、対等に近い立場と考えて当たらせてもらいました。さすがにフェニックススプラッシュは強烈でしたけど、私の余力を見抜けなかったこと、技を決めた安堵からかフォールに入る時に体重のかけ方が甘かったことがメイガスさんの敗因です」

スペル・メイガス 「く~っ!あそこからひっくり返されるとはっ!フェニックス(・スプラッシュ)が決まった時点で『よしっ!』と思っちゃったのがまずかったですね・・・パワーでは負けてなかったと思うんですけど、グラウンドが・・・悔しいけど、さすがです」
第7試合
×REIKO
望月登子
vs 松井香織
カーシャ・イワノヴナ
10分8秒、オーロラエクスキューション
 REIKOと望月は全くコンビネーションを取ろうとしない。それどころかREIKOには意識的に足を引っ張るような動きも見られる。これでは松井とカーシャに対抗できるはずもない。隙をついたカーシャが、REIKOをオーロラエクスキューションに捕らえてギブアップを奪った。

コメント:
カーシャ・イワノヴナ 「相変わらずですね、あのひとのやる気のなさは…それはそれで付け込む隙もあったわけですが。…金星のはずなんですけど、素直に喜べる気になれません」

望月登子 「おいREIKO、やってくれるじゃないか」
REIKO 「お互い様でしょ? なれ合いは嫌だっていったのあんただし」
望月登子 「だからって手抜きか? カーシャごときに取られやがって」
REIKO 「安心しなさい、あんたとやるときは真剣勝負してあげるから」
望月登子 「ちっ、今日のところは見逃してやるよ。だけど次にこんな状態だったらお前から襲うぞ」
REIKO 「はいはい、気をつけるわよ」
第8試合
ソーニャ
ディアナ
vs イーグル児玉×
レーナ・グリフィス
15分27秒、腕十字固め
 無差別タッグ王者組が外来組を迎え撃つ格好。イーグルのパワーを前面に押し出してくる外来組に手を焼く王者組。イーグルホイップ、イーグルカッターと得意技を次々放つイーグルに、ソーニャがパウダー攻撃を仕掛けて流れを切る。ディアナはフランケンシュタイナー、デスバレーボムと大技でグリフィスを攻め、ソーニャも高角度サイドスープレックスでグリフィスをマットに突き刺す。最後はソーニャがイーグルを飛びつきの腕十字でイーグルからギブアップを奪い、WWPL無差別級タッグ王者チームの実力を見せつけた。

コメント:
ディアナ 「本物のパートナーと一緒ならこうなるのが当然なのよ」
ソーニャ「歯ごたえなさすぎ。少しは楽しませてくれるかと思ったんだけど……何か早くも見掛け倒しの予感がひしひしとするわね」
第9試合
豊嶋奈美 vs ミシェル・インフェルノ×
20分39秒、J.O.サイクロン
 豊嶋の重い攻撃を受けても、182センチ87キロという堂々たる体躯を持ったミシェルはそれがどうしたとリングに仁王立ち。そして超滞空ブレンバスターの魅せ技からハリケーンローズ(オーバーヘッドキック)、ローズスマッシュ(ステップ延髄ニールキック)と大柄な体に見合わぬ身軽な足技を披露する。しかしタフネスでは人後に落ちない豊嶋、この猛攻をしのぐとお返しとばかりにJ.O.スープレックス、ムーンサルトプレスで反撃。お互い大技を繰り出していく中、ミシェルのローズバスター(垂直落下式リバースブレンバスター)を耐えきった豊嶋がJ.O.サイクロンで勝利。


コメント:
豊嶋奈美 「体格、運動神経ともにかなりのレベルでした。ですが、それにまかせての雑なプロレスですね。あれならまだシュナイダーの方が恐ろしさがありました。シングルで負ける相手ではありません」

ミシェル・インフェルノ 「今日のところは小手調べデース! 彼女の実力は、見切りまシタ。 デスが、まずはシングルではなくタッグベルトへ挑戦してさし上げマース。 ディアナにリターンマッチのチャンスを上げようとイウ、このミーの優しさに感謝するデース」