1月10日(月) 鳥取県鳥取産業体育館
第1試合15分一本勝負
×沢田ちひろ vs LINA
8分46秒、マッド・スプラッシュ
 ロープワーク合戦ではLINAに軍配が上がるも、沢田はグラウンドで取り返す。そしてブレンバスターからダイビングフットスタンプで追撃し、フォール。しかしLINAはカウント2で肩を上げるとトラースキックからナカユビ(飛びつきDDT)で反撃。倒れた沢田へマッド・スプラッシュで降りかかり、LINAの逆転勝利。

コメント:
LINA 「やっぱり長宗我部さんがいないと何も出来ないんじゃないですか?」

沢田ちひろ 「ああん!!きい!またもリナリンにしてやられましたぁ。力の差を見せつけられたってかんじがいやぁ。ま・・負けないもん!」
第2試合タッグマッチ20分一本勝負
青柳つかさ
×西園寺京
vs 長宗我部美幸
MARINA
13分48秒、片エビ固め:雪崩式チンクラッシャー
 珍しく真面目に試合を運ぶ長宗我部。どうやらMARINAがあまり卑怯なことをするなと釘を刺したらしい。真面目にやっても意外な試合巧者ぶりを見せる長宗我部は、蹴りで攻めてくる青柳をテイクダウンするとロープパラダイスで動きを止める。そしてMARINAをアシストして勝利に貢献した。

コメント:
MARINA 「ちゃんと試合できるんですから、反則なんて狙わなくていいと思うのです」
長宗我部美幸 「それでは、面白く、ありませんから」
MARINA 「笑いを取るためにプロレスをやっているわけではないのですよ。そもそもですねえ、って、あれ、あうう、もういない…」
第3試合タッグマッチ30分一本勝負
刹那
華山麗子
vs キャノンボール焔
マンティス笹倉×
13分7秒、スモールパッケージホールド
 体格に差があるが、それでも焔は正面から刹那へ突進。ショルダーアタックでははじき飛ばされたが、エルボーキャノンでお返しする。そして場外へ逃げた刹那へエルボー・スイシーダを極めていく。流れは完全にアンバランスとなっていたが、しかし華山と笹倉が組み合った直後あっという間に華山が笹倉を丸め込む。焔はリングに戻る暇も与えられず3カウントが入ってしまった。

コメント:
キャノンボール焔「んっ! 体格と力では負けてるけど、威力の密度は私の方が高いっ! あの丸め込みが決まってなければ勝てたはず・・・手応え充分っ!」
マンティス笹倉「・・・抜かった! あげん瞬時に極められとる様じゃ、まだ修行が足らへんわぁっ!!」
第4試合6人タッグマッチ30分一本勝負
望月登子
支倉千代
×霧島杏子
vs 久保渚
オリビア

デビル・メイガス
10分11秒、踏みつけフォール:マッハパンチ2
 ブラコネは望月に介入させないようにしつつ支倉、霧島を狙っていく。ロンリーバトルが長くなった支倉を助けに入った霧島だが、デビルが背後からレッドボックス攻撃、さらに久保の渚シャトル(カチ上げラリアット)、オリビアのマッハパンチ2を連続で受けてしまい無念の3カウント。

コメント:
霧島杏子 「望月さんに・・・近づきたい。」
第5試合WWPLウェルター級シングル防衛戦30分一本勝負
王者
×香取梢
vs 挑戦者
鬼姫結梨花
20分2秒、片エビ固め:鬼風車
※12代王者が3度目の防衛に失敗。鬼姫結梨花が13代王者に
 鬼姫結梨花の、「REIKOさんの指令は絶対だからね。負けるわけにはいかないのだよ〜。覚悟はいいね、梢!」というマイクで幕を開けたウェルター級タイトルマッチ。ゴングと共にかけだした両名はドロップキックを相打ち、そして低いタックルでもぶつかり合い、力比べ。香取も瞬発力はあるのだが、重量の差で鬼姫が香取を転倒させる。鬼姫はサイキックからフラッシングエルボーと倒れた香取へ打撃を降らせていく。香取は起きあがるとロープリバウンドを利用したドロップキックを放ち、キャメルクラッチで鬼姫の体を絞り上げていく。
 一進一退の展開だが、徐々に体重差が響いた香取のスタミナが切れていく。鬼姫はフォールを返されてもしつこく香取へ覆い被さり、そのスタミナをさらに奪っていく。しかし香取も鬼姫がとどめと狙った鬼風車を回転十字固めで切り返したり、ムーンサルトプレスの自爆を誘って頭脳的に流れを引き寄せようとする。そして梢スタナーでふらつく鬼姫に、必殺ディープ・インパクトを仕掛ける香取。ところが鬼姫は引き倒されることなく香取の体を受け止めてしまうと、そのままノーザンライトスープレックス風に切り返す。そして香取へ毒霧を見舞い、新技のラスト・インプレッション(レッグラリアット式ギロチンドロップ)から今度こそとアピールをしての鬼風車。倒れるようにフォールした鬼姫がベルトを奪い取った。
鬼姫結梨花 「っどうだ〜っ! このナチュラルボーンスター、鬼姫結梨花が再びこのベルトをとったぞ〜っ! ん〜、久しぶりだねえベルトちゃん。いやはや、REIKOさんの恐怖ってのはタイトル戦より重いわけで。うん、これでWWPLが管理してるベルトのうち三分の二がファニーウイングスに入ったわけだ。んふふ、ファニーウイングスのWWPL乗っ取り計画も最終段階って感じ? REIKOさんが帰ってくる来週が楽しみだね〜」
 言いたい放題の鬼姫に、オリビアが待ったをかける。
オリビア 「こらそこのガキ!偉そうな口きいとるみたいやけどな、REIKOの威を借る狐やっちゅうこと分かっとんのかいな」
鬼姫結梨花 「ん〜、まあ狐でもいいけどね、ウサギよりは強いし」
オリビア 「ええ気になるなよ。うちらブラッディコネクションが出る杭叩いたるからな。覚悟しときや」
鬼姫結梨花 「やれるもんならやってみなよ。熱い鉄を叩くだけだと思うけどね」

コメント:
鬼姫結梨花 「ざっとこんなもんでしょ!ブラコネが何か言ってたけど聞こえな〜い。ま、梢も正規軍でくすぶってるといいよ。簡単に取れちゃったもんね〜。ほんと、正規軍にはバッドエンドがふさわしいんじゃないの〜?」

香取梢「結梨花にだけは負けられないのに……このままじゃ終わりません! 終らないんだから!!」
第6試合6人タッグマッチ30分一本勝負
豊嶋奈美
MACHIKO

○アメリア・カペロマン
vs ラブリーベル×
セラフィム・レイ
スペル・メイガス
14分29秒、サイドワインダー
 トリコロールはモデルも加えての派手なファッションショースタイル入場で会場を盛り上げる。しかし、試合ではMACHIKOとカペロマンによる切り返しで思うように試合を組み立てることが出来ない。ならばとメイガスは切り返しの出来ないミラクルくるくるキックでMACHIKOを蹴り飛ばすが、フォールしても豊嶋のカットで3カウントは奪えない。そして14分過ぎ、カペロマンはなんとアルマニッシュ・エクスチェンジを受けた直後にベルへ手足を絡め、サイドワインダー(グラウンドコブラツイスト)で3カウントを奪ってしまった。勝ったとはいえアルマニッシュ・エクスチェンジのダメージは大きいカペロマン。MACHIKOの肩を借りて立ち上がったところに、ベルがマイクで挑発。
ラブリーベル 「おーっほっほっほ! 昔と比べてそこそこに成長を見せているようですわね!ですが、このわたくしがこのまま終わるとは思わないことですわ!」
アメリア・カペロマン 「終わるとは思ってないよ、あんたのしつこさはメヒコでよく知っている。だけど、こっちもハポンに来て実績無しで帰るわけにはいかないの」
ラブリーベル 「覚悟だけはよろしいようですわね。それではもう少しあなたの相手をして差し上げますわ。おーっほっほっほっほっほ!」

コメント:
MACHIKO 「うん、カペロマンとは気が合うかもしれない。やりやすかったわ、すごく」


スペル・メイガス「切り返しの魔術師ね〜。確かにうまいもんだなって思いました。だけどボクとしても魔術師名乗ってる以上好きにはさせませんよっ」
セラフィム・レイ 「うむむ〜、なかなかやるなあ〜。しか〜し、トリコロールはここから盛り返すのさっ」
第7試合タッグマッチ30分一本勝負
川部雪江
松井香織
vs ソーニャ×
レミー・シュナイダー
21分59秒、片エビ固め:奈落
 年末年始と暴れ回ったシュナイダー。その勢いを止めるべく川部が立ち向かう。しかし序盤は176センチ78キロと均整の取れた体格でテクニックとパワーを駆使するシュナイダーに、松井が捕まってしまう展開。それでも受けには定評のある松井は冷静に試合を見ており、シュナイダー得意のファイヤーショットを旋風脚で迎撃。そして川部と共にダブルのランニング掌底で場外へ叩き落とす。ソーニャはロンリーバトルを強いられるが、打撃のコンビネーションから垂直落下式フロントスープレックスで松井をマットに突き刺す。そして川部もジャーマンで放り投げてフォール。しかしこれは決まらない。
 20分が近づき、徐々に動きが鈍くなっていく4人。その中でシュナイダーが川部をタックルでコーナーに叩きつける。そしてフロリダ・スタンピートで川部をマットに叩きつける。フォールに入るシュナイダーだが、松井がカットして3カウントは取れない。松井がシュナイダーを場外に連れ出し、ソーニャがリングイン。川部を引き起こし、掌底のラッシュから背後に回ろうとしたソーニャ。しかし川部はその腕を取ると素早くソーニャへ奈落を仕掛ける。攻撃を耐えきってチャンスをうかがっていた川部が危機を脱して勝利した。

コメント:
ソーニャ「さすがにカオリ相手に即席タッグじゃきつかったわね。でもそれよりも、他の連中が歯ごたえ無さすぎるのが問題よね」