12月16日(木) 山口県海峡メッセ下関 | ||
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■第1試合 | ||
○MARINA | vs | 華山麗子× |
7分39秒、片エビ固め:ダイビングヘッドバット | ||
まりなすたなーを受けて場外へ逃げる華山。MARINAはトペ・スイシーダで追撃をかけていく。しかし起きあがった華山は人が変わったように椅子でMARINAをめった打ち、さらにゴングを鳴らす木槌を奪ってMARINAの頭を殴りつける。すると、木槌の柄がぽっきりとおれてしまった。呆然とする華山をよそに、MARINAは痛む頭をかかえつつリングへ戻る。勢いがなくなった華山をバックドロップからダイビングヘッドバットで沈めてMARINAが勝利。 コメント: MARINA 「(木槌で殴られたところをみせながら)たんこぶ…」 |
■第2試合 | ||
鬼姫結梨花&LINA vs 長宗我部美幸&沢田ちひろ vs 西園寺京&風祭元気 |
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鬼姫結梨花(12分43秒、ムーンサルトプレス)長宗我部美幸 | ||
ゴング直後、同時に長宗我部に握手を求める鬼姫と西園寺。二人は顔を見合わせると長宗我部を無視して握手をし、長宗我部へダブルキック、さらに長宗我部をロープに振って帰ってきたところにダブルドロップキックを放つ。長宗我部が場外に逃げると、鬼姫もロープリバウンドで勢いをつけ場外弾を狙う。ところが横から西園寺が足を引っかけて鬼姫を転倒させると、カンパーナに固める。さらにその鬼姫の顔面を風祭がサーフボードで殴りつける。ここはすぐにLINAがカットに入り西園寺へドロップキック。さらに沢田もリングインして風祭をボディシザースで捕らえ締め上げる。 沢田のフットスタンプ、LINAのキャメルクラッチなどで腰回りを攻め立てられた風祭が離脱。西園寺も鬼姫の鬼風車で大ダメージを受ける。フォールに行く鬼姫だが、これは沢田がみかんを投げつけてカット。さらに長宗我部が鬼姫に飛びつきクロスアームバーでギブアップを迫る。鬼姫、両腕を極められたまま長宗我部を持ち上げるとパワーボムのようにマットへ叩きつけて振りほどく。そしてLINAが沢田をコーナーで押さえ込む間に、ムーンサルトプレスを決めて勝利。 コメント: 鬼姫結梨花 「乱戦だと長宗我部は怖くないね。まあなにやってくるか分からないって点では西園寺も似たようなものだったから油断してたわけでもないけど。それでも今のわたし達に勝てる連中じゃないよ。もっと上とやらせてもらいたいね!」 LINA 「わざわざつきあってあげなければ真価を発揮できない、なんてことはないですよね長宗我部さん。邪魔の入らない状態でしか一点集中攻撃が出来ないわけじゃないですよね西園寺さん。今日は調子が悪かっただけですよね。ね?」 沢田ちひろ 「りなちゃん・・強いですぅ。態度も実力も・・どおんと伸びたぁ?いつか・・いつかぁ・・シングルでぇぎゅぎゅっと!!やっつけてあげるんだからぁ!」(珍しく興奮しているようだ。) |
■第3試合 | ||
豊嶋奈美 ○香取梢 |
vs | 望月登子 支倉千代× |
16分28秒、片エビ固め:梢スタナー | ||
豊嶋と望月が若手と組んでのタッグマッチ。豊嶋の正面飛びドロップキックを受けても倒れない支倉に、豊嶋はにやりと笑みを浮かべるとさらに高度を上げた顔面への正面飛びドロップキックを叩き込む。支倉は対角線つっぱりで反撃するが串刺し式ぶちかましはかわされ、背後を取った豊嶋がジャーマンスープレックスで放り投げる。望月は香取を何度も蹴り飛ばしていく。転がされながらも香取は必死に望月に食らいつき、グラウンドで勝負を挑む。距離を取った望月のミドルキックではじき飛ばされる香取。会場からは悲鳴が上がるほどの迫力だが、香取はそれでも立ち上がってエルボーを放ち、さらにDDTを決める。 後半は香取と支倉がぶつかり合う。支倉の重量をなんとかいなしていく香取が、梢スタナーから支倉を押さえ込んで3カウント。 コメント: 豊嶋奈美 「たまには若手と対戦してみるのもいいものですね」 香取梢「緊張しっぱなしでした。でも今日はそれが集中力につながっていい試合ができたと思います」 望月登子 「支倉、もっと体ごとぶつかっていけ。お前が全力以上出し切ったって豊嶋は倒れるかどうか分からないんだからな」 支倉千代 「望月先輩の言う通りですね。相手が豊嶋先輩ということで、気後れというか緊張してしまいました。次は相手に臆せず全力でぶつかっていきたいです」 |
■第4試合 | ||
ラブリーベル セラフィム・レイ ×スペル・メイガス 青柳つかさ |
vs | MACHIKO オリビア 刹那○ デビル・メイガス |
22分9秒、背面フォール:クロスボンバー | ||
舞闘姑娘の3人が入場した後、1人で青柳は入場。そこをブラコネが襲いかかる。刹那が背後からラリアット、助けに来たメイガスにはデビルが組み合って、一本背負いで客席に放り投げる。MACHIKOは鉄扇でレイを殴りつけようとするが、その背後からベルがMACHIKOの腕を取ってそれを阻止、そのまま腕を固めながらリングへ引きずっているベル。リング上で手足を取り合うベルとMACHIKO。ベルの変幻自在なジャベを極めさせることなく凌ぎ、好きあらば関節を極めていこうとするMACHIKO。 組み付こうとするデビルを水面蹴りで転倒させたメイガスは素早くデビルの背後に回るとローリングクレイドルでマットの上をぐるぐると回転。ふらふらと立ち上がったデビルをサイドスープレックスでマットに叩きつける。ところが、素早くデビルは下から三角絞めでメイガスの頸動脈を狙う。レイがカットに入るが、これをオリビアがカウンターキックではじき飛ばし、ここから再び乱戦へ。MACHIKOがレイを捕まえてオリビアがレッドボックスで殴りかかるが、これはレイが避けMACHIKOに誤爆。これに腹を立てたMACHIKO、「何をやってるの下手くそ!」とオリビアを罵倒。ところがオリビアはこれに「うっさいわボケが!」と怒鳴り返すと、なんとMACHIKOへマッハパンチ2。ふらつくMACHIKOへ刹那のクリムゾンスタンピート、デビルのノーザンライトスープレックスが叩き込まれる。これには舞闘姑娘側も呆然。ぐったりしたMACHIKOをリング外に放り捨てたオリビアは、動きが止まったままの舞闘姑娘に対して再び攻撃を開始。人数で不利になったかと思われたブラコネだが、久保渚が乱入して場外で暴れていく。そして最後は久保と刹那のサンドイッチラリアット、クロスボンバーがメイガスに決まって3カウント。リング上を占拠したオリビア達。 オリビア 「MACHIKOはもういらんわ。うちらとは合わへんし、役にも立たん。リーダー面されるのもええ加減嫌になってきとったしな。うちらにリーダーはいらんのや。好き勝手に暴れさせてもらったらそれでええいう約束でブラコネ入ったけどな、そいつ何を勘違いしたかうちらのこと手下扱いしとんのや」 オリビアがまくし立てると、デビルがなんとマイクを持つ。しかし デビル・メイガス 「……………」 何もしゃべることなく華山にマイクを渡してしまう。そして珍しくしゃべり始める華山。 華山麗子 「…MACHIKOさん、あなたにとってブラコネはなんでした?自己満足に浸るための部下が欲しかっただけだったんでしょうか?今のあなたはただの流血戦マニアであって、ヒールでもなんでもありません。私だけはあなたをリーダーだと思ってついて行ってましたけど、もう勘弁してください。あなた、いりません」 なんと華山にまで離別を宣言されてしまったMACHIKO。肩を落として、何もしゃべることなく引き上げていく。 オリビア 「負け犬はほっとこうや。とりあえずブラコネはうちらが乗っ取ったわ。乗っ取ったいうか、解放やな。うちはチーム名にこだわらんからこのままでええわ。んで、新メンバー戦力補充の久保渚や!今までも何度か遊んだことがあるけど、今日正式にメンバー入りやで!」 久保渚 「そういうことだ。こっちでも暴れさせてもらうぜ」 オリビア 「ああそう、つかさちゃんもな、これで前みたいに一緒にやっていきやすなったやろ?その気があるならあとでうちらの控え室に来たってや。ええ返事期待しとるで」 コメント: オリビア 「考え方の違うモンは勝手にやったればええやろ?違うのがMACHIKO1人やったからこうなっただけのことや。何が血化粧は美しいや、その感性が気持ち悪いっちゅーねん。あ、せや、うちら反則上等やけどな、負けること自体はごっつ嫌いやねん。反則負けでもええなんて考えとるのはMACHIKOだけや。あんなんと一緒におったらあかんようになるわ。その辺もあれを放り捨てた理由やね。ま、これからも新生ブラコネをよろしくっちゅーところやな」 スペル・メイガス「(久保の乱入&クロスボンバーに対して)くそ〜っ、どう見ても反則じゃないかっ!MACHIKOさんが抜けようが久保さんが入ろうが知ったこっちゃないっ、この三色旗にかけて、こてんぱんにしてやる〜っ!」 ラブリーベル 「まるでわたくしたちが目に入っていないかのような振る舞い、許せませんわ!」 |
■第5試合 | ||
REIKO ソーニャ ×ディアナ |
vs | 松井香織○ カーシャ・イワノヴナ 川部雪江 |
19分48秒、チキンウイングドラゴンスリーパー | ||
無差別タッグ戦でファニーウイングスに挑戦する松井とカーシャ、コンビネーションプレイを意識した動きをみせる。川部の打撃が冴えたこともあってファニーウイングスは流れをつかむことが出来ず。いらだったディアナがカーシャに対して強引にテキサスドライバーを狙うが、カーシャはこれを回転エビ固めで切り返す。フォールは返したディアナだが、起きあがったところに松井のランニング掌底を受けるとチキンウイングドラゴンスリーパーに捕らえられてしまいギブアップ。 コメント: 松井香織 「上々とはいえないまでも合格点だね。これならベルト取れるだろう」 川部雪江 「あ、ところで松井さん、私正規軍でやり直させていただきますね。豊嶋さんはちょっと怒らせたままですけど、やっぱり私は正規軍として団体の力になりたいです」 松井香織 「そんなの誰かに断る必要はないでしょ。ただ、戦力としては歓迎するよ」 カーシャ・イワノヴナ 「今日は落ち着いて相手の動きに対応することが出来ました。タッグ戦も近いですし、この調子でいけたらいいなと思います」 REIKO 「…イライラするわ…」 ソーニャ「無邪気でいいわね、あの程度で喜べるなんて」 |