11月26日(金) 大阪府大阪ドームスカイホール
第1試合
長宗我部美幸
×沢田ちひろ
vs 西園寺京
風祭元気
7分31秒、片エビ固め:ジャンピングサイドバスター
 長宗我部を警戒するウエストウインドは沢田を集中攻撃していく。沢田の左腕を狙っていくウエストウインドだが、沢田もドロップキック、ボディスラムなど基本技からセントーンやフットスタンプで反撃。沢田、起死回生と西園寺にみかんを投げつけるが、西園寺はこれを巨大へらで防ぎ沢田を捕まえる。そしてショルダーネックブリーカーからジャンピングサイドバスターとつないでピンフォール。長宗我部を封じたウエストウインドが完勝。

コメント:
沢田ちひろ 「ああん!ちひろばっか狙ってぇ・・。可愛い子は嫌いですかぁ?ばっしんとフォールされちゃいましたぁ。むぎゅ。」(グロッキーで退場したちひろ。)
第2試合
鬼姫結梨花
LINA
vs 香取梢
MARINA
×
9分22秒、鬼百合固め
 ゴングと同時に突進した香取、LINAに鋭いドロップキックを放つ。起きあがったLINAに再びドロップキック。5度繰り返してようやく止まった香取、倒れているLINAをフォールする。カウント2で返したLINAだが、この奇襲にペースが握れず続くグラウンドでも香取にあしらわれてしまう。そこで素早くカットに入った鬼姫、合体ブレンバスターで香取を放り投げてLINAを救出する。鬼姫はLINAを下がらせてMARINAを挑発、頭から突進してきたMARINAを膝で迎撃する鬼姫。ところが、MARINAは頭に膝蹴りを受けても転倒しただけだが、鬼姫は膝を押さえてのたうち回る。起きあがったMARINAのヘッドドロップを受けた鬼姫、場外に退避。ところがMARINAの追撃は止まらず、トペ・スイシーダで頭から突っ込んでいく。ここはLINAが椅子を鬼姫に渡してMARINAの頭を防がせる。攻める香取とMARINA、かわしつつ反撃していく鬼姫とLINA、という構図で試合が進むが、試合の決定打はこの中では体格が光る鬼姫。香取とMARINAの攻めを受けきると香取のDDTをノーザンライトスープレックス風味で切り返し、MARINAにはスペースローリングエルボーからフェイスクラッシャーの連携、そして鬼百合固めに極めてMARINAからギブアップを奪った。

コメント:
LINA 「なるほど、こちらのペースに引きずられないよう勢いに任せた正面突破できましたか。頭を使っていないようで使っていましたね。それでもこのあたりが彼女たちの限界でしょう。あの程度なら受け流すだけじゃなく、受け止めても問題ありませんから。ね、結梨花」
鬼姫結梨花 「ほんとだね。確かに今までになく猛攻撃してきたけどさ、REIKOさん達にしごかれてるわたしらをどうこうするにはまだまだ。梢程度じゃ小さすぎ軽すぎで吹けば飛んじゃうんだからねー」
第3試合
MACHIKO
オリビア
刹那
デビル・メイガス

×華山麗子
vs キャノンボール焔○
マンティス笹倉
青柳つかさ
支倉千代
あんず
12分9秒、片エビ固め:スーパースターエルボー
 ゴング前、オリビアが青柳に「なあ、昔のよしみや、手ぇ抜いたってくれへんかな〜」と悪魔のささやき。しかし青柳はそんなオリビアを蹴り倒すと、ストンピングを見舞っていく。そして乱闘状態となる中でゴングが鳴る。いきなりの乱戦に、リングの内外で戦いが展開される。リングに残った青柳とオリビアは激しい打撃戦、場外では支倉とあんずがデビルと華山を相手どる。押されるデビルを助けに入った刹那は支倉とパワー合戦。体格で勝る支倉だが、パワーそのものは刹那が上で支倉は鉄柱に叩きつけられる。しかしそこへ焔がエルボー・スイシーダで突進、刹那もはじき飛ばされる。乱戦が長く続く中、笹倉がアシストに動き回って場を沈静化させるとアンバランスが連携の良さを発揮して盛り返し、華山が孤立したところを焔がスーパースターエルボーで仕留め、ブラコネを止めた。

コメント:
青柳つかさ「どいつもこいつも、役にも立たねえ…勝ったからいいようなものの、足引っ張ってるなっての、こんなんじゃブラコネと組んだ方がホントにマシかもね、ったく」

キャノンボール焔「ぃよしっ! 毎回々々捕まってばかりじゃ格好が付かないから。今日はきっちり決めさせて貰いましたっ!!」
マンティス笹倉「いやぁ〜、面白かこつに乱戦になっちょる分、逆に個別撃破する隙が出来た訳ですわな、はぃ。ちよはんときりりはんも想像以上に破壊力上がっちょるし・・・っと? そう言うたら、何で『きりり』って言われちょるとに『あんず』なんやろ?!」

あんず「えー・・・突然ですが、今日でWWPLを去ることになりました。理由は日本を元気にする、とある使命を受けたからです。ここで学んだことをフルに生かしていきたいと思ってます。でも、万が一戻ってきた時は・・・いえ、万に一つなのでそんなことはあり得ないですね。ともかく今まで応援ありがとうございました。日本人の誇りを取り戻すため、あたしは頑張ってきます!」
支倉千代 「…あんずさんが行ってしまうのは残念ですが、日本の為…がんばってください!」

オリビア 「せやなあ。つかさちゃんは手抜きなんかするわけあらへんもんな。忘れとったけど、それでこそや。やっぱりうちらと一緒にやった方がええんやないかな。甘っちょろい正規軍やら、見た目だけのベル軍団やらとは合わへんで」
第4試合
豊嶋奈美
松井香織
カーシャ・イワノヴナ
vs ラブリーベル×
セラフィム・レイ
スペル・メイガス
14分47秒、J.O.サイクロン
 ベルとメイガスによるタッグ挑戦はならなかったが、それならば試合内容でアピールしてやると序盤から魅せる動きを連発していく青コーナーチーム。正規軍組はそれに堅実な試合運びで対抗。メイガスのミラクルくるくるキックを避けたカーシャが素早くフランケンシュタイナー式腕ひしぎでメイガスを捕らえ、ギブアップを迫る。これはレイのカットが間に合うが、レイは松井のランニング掌底で一回転させられてしまう。松井にはベルがフライングニールキックを放つ。しかし最後はJ.O.スープレックス、ムーンサルトプレス、J.O.サイクロンとたたみかけた豊嶋がベルを沈めて試合を決めた。

コメント:
松井香織 「シビアな攻めってほどじゃ無かったと思うけどね。これくらいに耐えられないようじゃ、どのみちタッグベルトは取れてなかっただろうさ」
カーシャ・イワノヴナ 「メイガスさんも頑張っているみたいですが、まだまだ追い越されるわけにはいきません。とにかく、今はタッグベルトを目標に頑張っていきます」

ラブリーベル 「残念ながら実力不足でしたわね…。豊嶋さんの嵩にかかった攻めを断ち切れないと、大事なときに勝てないようですわ。大事なとき?もちろん、無差別シングルに挑戦したとき、ですわ」
セラフィム・レイ 「今日はあっちのペースに巻き込まれちゃったからね〜。もっと明るく楽しくの雰囲気で飲み込んでこっちのペースで試合できたらよかったんだけど。やっぱ強いね、奈美さん達は」
スペル・メイガス「う〜ん、やっぱり正規軍の上の方は懐が深いですね。攻めてたつもりなのにいつの間にかやられてたっていうか。でもせっかく今、上の人と当たれるチャンスを貰ってるんで、何とか一泡吹かせてやりたいなってのはありますねっ。ルックスと人気では勝ってるハズなんで」
第5試合
REIKO vs 望月登子×
13分31秒、片エビ固め:インフェルノ・スプラッシュ
 両者とも速い動きでイニシアティブを取ろうと動いていく。その中にREIKOはサミングや髪つかみなどの反則を、望月は場外戦で椅子を持ち出すなどラフな攻撃も織り交ぜる。一進一退の攻防は、望月の三角飛び延髄斬りを避けたREIKOが逆に延髄斬りを放ち、倒れた望月へインフェルノ・スプラッシュでとどめを刺して決着。

コメント:
第6試合WWPL無差別級タッグ防衛戦45分一本勝負
王者組
ソーニャ
ディアナ
vs 挑戦者組
川部雪江
ソニア稲垣×
21分58秒、ジャーマンスープレックスホールド
※第6代王者が6度目の防衛に成功


コメント:

ソニア稲垣「追い越されたとは思っていなかったんですけどね。奥の手を出させることができなかったのはさすがにちょっとショックです……」