10月19日(火) 佐賀県佐賀スポーツセンター
第1試合
香取梢
沢田ちひろ
vs 鬼姫結梨花
LINA
×
9分22秒、片エビ固め:梢スタナー


コメント:
香取梢「あんなおっちょこちょいのお調子者同士で組んだって、わたしに勝てるわけないです」
沢田ちひろ 「まだまだ、後からデビューしたりなちゃんには負けたくないですぅ。でもぉ・・あの鼻息はすっごいですねぇ。まるで・・先輩みたいですぅ。」

鬼姫結梨花 「くうう!梢ごときに後れを取ってるようじゃ、REIKOさんに認めてもらえないよ!」
LINA 「そういきり立たないで。キャリアの差はこれから埋めていけばいいんですからね。大丈夫、香取さんなどものの数ではありません。今はまだ…ですが」
第2試合
支倉千代
あんず
vs 青柳つかさ
清水楓×
9分30秒、片エビ固め:コンプレッサー


コメント:
支倉千代 「ふぅっ、解体完了です」
あんず「惜しい、実に惜しいです。この勝利が前回だったらベルトを奪取できたのに・・・。それはともかく長宗我部さん、今日はオリビアをギッタギタにしてやってくださいね。応援してます!」

清水楓 「まさに圧殺でござるな…。内臓が破裂するかと…」

今日は清水を置き去りにしてとっとと引き上げてきた青柳、開口一番、
青柳つかさ「もうちょっと使えるようになってくれないとね、清水も。あたしは、ブラコネの根性叩き直すためだったら誰でも使うけど、使えないと判ったら切り捨てるよ、清水も今回はまあいいけど、次は無い」
と言い捨てて、相変わらず待たせていたタクシーで消えていった。
第3試合
セラフィム・レイ
スペル・メイガス

マンティス笹倉
キャノンボール焔
vs MACHIKO
華山麗子
×
刹那
デビル・メイガス
11分36秒、ウルトラ・ウラカン・ラナ


コメント:
セラフィム・レイ 「あはは、今日もウルトラ絶好調!みんな丸め込んであげるよ」
スペル・メイガス「レイさんがとってくれたからよかったけど・・・デビルちゃんがしつこかったおかげで思う存分やれなかったです。もっと華麗なるファイトを見せたかったんですけど」

キャノンボール焔「ん〜っ。何故か判らないけどブラコネ側に隙が見えたなぁ〜。だから思いっ切り行けたけど、ちょっと合わせ難いって言うか、う〜ん・・・」
マンティス笹倉「そりゃねぇ。ブラコネ側は大雑把に言うたら飛び・極め系が多か取り合わせで、刹那はんだけがちぃとばか路線ちゃうからねぇ〜。なまじ他3人が似ちょる分、浮くのはしゃあない。それ考えりゃ、タッグの相性で私らの方が有利なんは見て取れる言うこっちゃね」

MACHIKO 「オリビアの見せ場がこの後だから、加減してあげただけ」
第4試合KOスタイル・ワンウエポンマッチ時間無制限一本勝負
長宗我部美幸 vs オリビア×
20分5秒、反則
 「柊に手を出すな」という長宗我部の主張からはじまった口論が何故か行き着いた先は、武器を一つだけOKしたKOおよびギブアップのみ決着という試合形式。まずは青コーナーからオリビアが入場する。ブラコネのメンバーは先ほど試合が終わったばかりと言うことで姿を見せて居らず、一人だけの登場。「六甲おろし」が会場に鳴り響く。そして、入場が終わるとレフリー柊にこの日の武器が何であるかを記した紙を提出。
 そして赤コーナーから長宗我部が入場。その背後からは4名の黒装束が棺桶を担いでついてきていた。リングに上がった長宗我部は、「ご注文通り棺桶を用意させて頂きました。もちろん、サイズはオリビアさんに合わせてあります」と早速挑発。オリビアはこれを「かまへんわ。お前の方が小さいんや、大は小を兼ねるっちゅう事もあるしな」と受け流す。流された長宗我部は少々不満げな表情を見せたが、本日の武器をレフリーに提出。柊は驚きの表情を見せ、長宗我部に確認を取るが、長宗我部は自信たっぷりに(といっても表情はほとんど変わらないが)頷く。そして柊がそれを発表する。
柊レフリー 「まずはオリビアの武器を発表です。メリケンサック!」
 オリビアがオープンフィンガーグローブをはずすと、その下にはメリケンサックがはめられていた。実用性は十分である。そして長宗我部の武器を発表である。
柊レフリー 「長宗我部の武器はその棺桶…の中に入っています。武器は」
 長宗我部が、棺桶のふたをノックした。すると蓋がひとりでに開き…
柊レフリー 「武器は、MARINA!」
オリビア 「なんやてー!」
 オリビアの驚きの声は当然である。会場もざわつきと笑いで満たされた。
長宗我部美幸 「人間ではいけない、と言った覚えは、ありません。大丈夫です。私が、ちゃんと、使いますから」
オリビア 「な、な、ちょっとまちや!」
 オリビアが抗議をしようとしたところで、無情にもゴングが鳴った。
 硬直して棒立ちのオリビアに、まずは基本のドロップキックを放った長宗我部。そして早速「武器」を使う。MARINAの頭を捕まえると、転倒しているオリビアに向かってフェイスクラッシャーの要領で叩きつける。さらにMARINAをアームホイップで投げるようにして頭からオリビアに落とすなど、まさにMARINAを存分に使った攻撃。しかもオリビアが打撃で長宗我部を攻め立てようとするとMARINAが自動攻撃オプションよろしく横合いからカットをしてオリビアはまともに試合に、いや戦いにすらならない。中盤に発せられたオリビアの「こんなんただのハンディキャップマッチやないかい!」という叫び。会場はどちらかというとオリビアに同情的である。
 それでも実力差はある。徐々にパンチキックの連打で押していくオリビア。そしてとうとうオリビアのメリケンサックパンチで、長宗我部が伸びてしまう。ダウンカウントを取る柊。ところが、MARINAが二人羽織のようにして長宗我部を起きあがらせる。カウントを止める柊。オリビアは疲れた表情を見せながら柊に詰め寄る。さらに柊の注意がオリビアに向いたその隙に、オリビアのセコンドとして姿を現していた面々がMARINAを場外へ連れ出していく。ほとんど動けない長宗我部、MARINAもいない。絶体絶命、と思われたその時。長宗我部は「セコンド介入です」と柊に申告。柊はなんとそれを受け入れ、試合終了のゴングを要請。オリビアの負けにしてしまった。
オリビア 「ちょっと待ったらんかい!何がどうなっとんねん!」
 激高するオリビアに、柊が冷静に答える。
柊レフリー 「解説します。この試合、武器を一つだけ使ってよい代わりに、その他の反則は即座に反則負けになるというのが条件です」
オリビア 「それは分かっとるわ。せやけど、うちのセコンドが長宗我部になにしたっちゅうねん!」
長宗我部美幸 「オリビアさんの、セコンドが、私の、武器を、むりやり、場外に、持っていきました。十分に介入しています。私は、あなたのセコンドによって、ルール上認められている武器を、奪われたのです」
オリビア 「屁理屈やないか!」
柊レフリー 「MARINAはあくまで武器であり、セコンドが試合に介入していたのではありません」
オリビア 「…うちのこの怒りの持って行き場は、どこやねん…」
長宗我部美幸 「そもそも柊さんに手を出すからこういう事になったのです。それがあなたの不運の始まりです」
オリビア 「不運の源は、お前やお前!」
長宗我部美幸 「条件の通り、あなたはもう柊さんに手を出してはいけません」
オリビア 「人の話聞かんかい! …と言いたいけど、もうええわ…分かった、手ぇ出さんわ。せやから、もううちに関わるな…頼むから…」
 打ち砕かれたというよりは、心底疲れ果てたといった風情で肩を落とすオリビア。哀愁を漂わせて引き上げるオリビアの背中に、長宗我部が「よく戦ったオリビアさんに拍手をお願いします」という声と、同情の?拍手が注がれる。しかし、オリビアはますます肩を落として去っていくのであった。



コメント:
オリビア 「よー分かった。あいつと関わったうちが悪かったんや。ホンマ、もうええから…ほっといてんか…」
第5試合
豊嶋奈美
vs
川部雪江
vs
望月登子
○川部雪江(17分25秒、片エビ固め:奈落)望月登子×


コメント:
川部雪江 「望月さん、豊嶋さんばかり見ているとこのようになるんですよ。私も認めて頂きたいものですね」

望月登子 「そういや、あいつも元アジア王者、すっかり影を潜めたから意識になかったよ」
第6試合
REIKO
ソーニャ
ディアナ
vs 松井香織×
ラブリーベル
カーシャ・イワノヴナ
17分4秒、片エビ固め:インフェルノ・スプラッシュ


コメント:
REIKO 「牙も爪も、過去に置き忘れたみたいね」
ソーニャ「いい加減にしてよ、いつまで腑ぬけてるつもり?」

松井香織 「気を抜いてたつもりはないんだけど…悪かったね。いつまでもあいつらに大きな顔をさせたくないんだけど」
カーシャ・イワノヴナ 「今の私ではまだ、芹沢さんの代役は無理ですね」
松井香織 「別に、すずなの代わりになってもらうなんて思ってないわ。あなたはあなたなんだから」
カーシャ・イワノヴナ 「はぁ…」