9月24日(金) 愛媛県テクスポート今治
第1試合
香取梢
×MARINA
vs 鬼姫結梨花
LINA
10分12秒、パーフェクト・ドライバー
 ウェルターシングル戦で香取に敗北したLINAが、その借りを返してやるとばかりに香取へ猛然と突っかかっていく。髪をつかんでのフライングメイヤーで香取を何度も投げていくLINA。さらに自軍コーナーへ引きずって鬼姫と二人がかりで猛烈なストンピングをするLINA。これをMARINAが頭から突進して香取を救出し、合体ブレンバスターでLINAに反撃。鬼姫にはMARINAのジャンピングヘッドバットから香取のDDTによる連係攻撃を放つ。MARINAの手出しでペースが乱されたLINA、それならばとMARINAに標的を変更。ロープワーク戦を制してリストホイップでMARINAを放り投げると、場外へ逃げたMARINAに向かってトルニージョで降りかかるLINA。その後もMARINAを集中攻撃し、最後はパーフェクトドライバーで完璧にフォールを奪って見せた。

コメント:
鬼姫結梨花 「やるじゃんLINA!金星金星!」
LINA 「金星って言われるほど実力に差のある相手じゃなかったわよ。ただ、キャリアが2年ほど開いてるってだけの相手じゃないの」
鬼姫結梨花 「ほ〜、大きく出たね」
LINA 「事実を言っただけ。まあ、負けた後で言うのは何だけど、これでウェルター挑戦したのが分不相応じゃなかったってことは示したわよ。もうちょっと先輩方を狩って、もう一度ウェルターに挑戦してみせるから」
鬼姫結梨花 「じゃ、その間に一回わたしが挑戦しておくかな。ベルトがないと腰が寒くて」
LINA 「私の相手が結梨花だとしても、容赦はしないわよ」
鬼姫結梨花 「どーぞどーぞ。その時は格の違いって言うのを教えてあげるから。ふふふふふ」
LINA 「んふふふふふ」

香取梢 「相手を調子に乗せすぎました。後、わたしがMARINAさんとうまく連携を取れなかったのも敗因です。連携や駆け引き、試合作りの緩急についてはもっと勉強しないといけませんね」
第2試合
支倉千代
×あんず
vs 長宗我部美幸
沢田ちひろ
10分34秒、反則
 5分過ぎ、あんずが持っていたギターを取り出した長宗我部はそれであんずに殴りかかろうとする。長宗我部からギターを奪い取ったあんずだが、支倉がギターに張り手を飛ばしてあんずの手からギターを落とさせる。怒りかけたあんずだが、ギター攻撃による反則という術中にハマるところを助けられたことに気づき支倉とハイタッチ。と、そこへみかんを持って入ろうとした沢田にレフリー柊の注意が向く。その直後なんと長宗我部が拾ったギターで柊の後頭部を殴打。砕けたギターのヘッドをあんずにパス。反射的に受け取ってしまうあんず。振り向いた柊は、ギターの一部を持っていたあんずが殴ったと誤解をしてしまい、レフリー暴行によるゴングを要請した。

コメント:
長宗我部美幸 「かわいそうな柊さんです」
沢田ちひろ 「ギターは弾くものですぅ!殴っちゃだめですぅ・・と美幸さんにいっても無駄ですねぇ。・・・あ・・・帰っちゃったぁ・・。」

あんず 「ぬぬぬ・・・長宗我部さん、後ろからレフリーを殴るとは卑怯な!せめて正面から殴るべきです。それにしてもちょっとギターがモロいですね。今度職人さんと相談してもっと丈夫に作ってもらわなければ。日本刀の技術を取り入れたりすると剛性が上がるかもしれませんね。やっぱり凶器と言えど芸術品と呼べるものでないと・・・誰か刀鍛冶の知り合いは入りませんかね?」
支倉千代 「日本刀!(キラーン) あんずさんがちよちゃんの太刀持ちになってくれると…横綱冥利に尽きますね。それならちよちゃんも一緒に腕のいい刀鍛冶を探しますよ。」
第3試合
MACHIKO
華山麗子
vs マンティス笹倉×
キャノンボール焔
14分5秒、片エビ固め:ディスティニー・ハンマー
 いつもと違い、チューブトップとミニスカートというレースクイーンのような、そしてどこか引退した渡部を彷彿とさせるコスチュームで登場したMACHIKO。先発しようとした華山を押さえてMACHIKOが前に出る。焔にエルボーを何度も打たせたMACHIKO、ボディスラムとスリーパーで焔の体力を奪うと、青コーナーにホイップし、今度はお前だと笹倉を挑発。慎重に近づく笹倉に、MACHIKOはあえて手四つの状態を誘う。そして腕を取っての硬め合いから寝技に持ち込んでいくMACHIKO。意外やクリーンなファイトに会場はとまどい気味。華山が焔のローリングバックエルボーからフォールに押さえ込まれたときも、MACHIKOは普通にカットに入っただけで乱闘を仕掛ける様子もない。
 10分過ぎ、MACHIKOのグラウンドに捕らえられる焔を助けるため、笹倉がリングに入ろうとする。しかしMACHIKOがそれをアピールしてレフリーに注意させる。と、レフリーの意識がそれた瞬間、胸元から何かを取り出したMACHIKOはそれで焔の額を殴打。焔の顔面が真っ赤に染まる。そして焔をハンマースローでレフリーにぶつけるMACHIKO。焔を助け起こそうとした笹倉に、MACHIKOのスタンガンが押しつけられる。なんとか倒れずに踏みとどまった笹倉だが、その延髄へ華山の膝が降ってくる。華山がフォールするとMACHIKOが素早くレフリーにフォールをアピール。カウントを取るレフリー。MACHIKOは焔を捕らえてカットをさせず、3カウントが入った。

コメント:
MACHIKO 「たまには普通に動いてもいいかなって思ったんだけど、やっぱりさあ、血が見たくなっちゃってねえ。ああ、懐のもの?これ?カギよ、家のカギ。…なに胸の谷間じろじろ見てるのよ。あんたも血を見たいの?」

キャノンボール焔「・・・っくぅ〜っ、まだあの余裕を崩し切れないなぁ〜っ! ・・・上等っ! この差を縮めて、今にひっくり返してみせますよっ! えっ? あ、額?! あぁ、これはこうして(首の赤いバンダナで血を拭い、そのまま頭に巻いて)これで良しっと!」
マンティス笹倉「ぃやぁ〜。あかん、あかん・・・。血ぃ見てチト動転したみたぁで。自分のやったら気にゃあならんとですが。(苦笑)あぁの戦法ン切り替え方にゃやられましたわ。あぁいう巧さと狡さが混じった手ぇは見習わせて貰わんといかんですなぁ、ホンマ」
第4試合
久保渚
刹那
×オリビア
デビル・メイガス
vs セラフィム・レイ
スペル・メイガス

清水楓
青柳つかさ
12分53秒、反則
 序盤の小競り合い中、ロープに跳んだメイガスの背後からデビルが組み付き動きを止める。そして首4の字の形に飛び乗るとそのままタランチュラのような形で絞り上げていく。すると、エプロンを伝って移動した青柳がメイガスごとデビルを蹴り飛ばして強引な救出をする。メイガスは青柳をにらみつけると、走り込んできた刹那をショルダースルーで動いていなかった青柳に放り投げていく。トペ・コン・ヒーロ気味に刹那の体を受け止めてしまった青柳だが、場外に転落した直後刹那に激しい打撃を加えていく。そこから全選手が入り乱れての乱闘になる。メイガスがメイガスボンバーでオリビアをはじき飛ばした直後、その隙をついた久保の渚シャトルが炸裂。ふらつきながらも起きあがったメイガスの後頭部をデビルがレッドボックスで殴りつけると、スタンドSTFの形へ。完全に切れた危ない目つきになっていたオリビアが、動きが取れないメイガスのマスクへ手をかける。これを止めようとしたレフリーを怒りの目でにらみ付けたオリビアは、メイガスそっちのけでレフリーを殴打。レフリーは殴られながらもゴングを要求、オリビアの反則負けとなった。しかしそれでも止まらないオリビアはレフリーを殴り続ける。ところが、それを横から突き飛ばしたのはなんと長宗我部。
長宗我部美幸 「柊さんをいじめて楽しんでいいのは私だけです。他の人にはあげません」
オリビア 「なんやとコラァ! 大阪湾に沈みたいんかワレ!」
長宗我部美幸 「噂に聞く大阪湾。一度沈んでみたいです、でも、えら呼吸じゃないので、断念です」
オリビア 「おちょくっとるんかこの! ドアホ!ゴミ! 屑! ぺっちゃぱい! ナベ○ネ!」
長宗我部美幸 「立場をわきまえなきゃいかんよ。たかがブラッディ・コネクションごときが」
オリビア 「殺す!コロす!ぬっころす!百万遍生き返っても殺しきったる!」
 猛り狂うオリビアだったが、全員集合したブラコネのメンバーはどちからというとあきれ顔でオリビアを制止する。
刹那 「あんなやつの言うことなんか聞くなって!馬鹿が伝染るぞ!」
久保渚 「お前らしくねぇぞ!落ち着け! バカにされてるんじゃねえ、言いたくはないがあいつは真面目に言ってやがる!」
オリビア 「せやからよけいにムカつくねん!一遍サシでナシつけんぞゴラァ!」
 この暴れ方に、長宗我部をかばうように立っていたレイがあかんべーと舌を出す。
セラフィム・レイ 「へへーん、そんな凄んだって美幸ちゃんがそんな勝負を」
長宗我部美幸 「受けましょう」
セラフィム・レイ 「ほら! って、えええええっ!」
オリビア 「ええ度胸や無いか!ほんならKOとギブアップのみの完全決着戦や!3カウントも場外カウントもあらへん!それでええな!」
セラフィム・レイ 「それはいくら何でも受けるわけ」
長宗我部美幸 「受けましょう」
セラフィム・レイ 「ほら! って、ええええええええええええっ!」
長宗我部美幸 「では、私から提案。武器を一つだけOK、ただしそれ以外の凶器と、セコンド介入は即反則負け…で、どうでしょうか」
セラフィム・レイ 「ちょちょちょちょちょっ!」
オリビア 「乗ったで!何を考えとるか知らんけどな、今のでおのれは埋めようのない墓穴を掘ったで!どうせお前の武器は反則取るための椅子やろ!そんな手にかかるかい!当日に備えて棺桶用意しとけや!」
長宗我部美幸 「…さゆりんの身長は?」
オリビア 「167や!それがどないした!」
長宗我部美幸 「言われたとおり。オリビアさんの棺桶を、発注します。でも、5センチ、サバを読みましたね。いけません、申告は確実に」
オリビア 「ぐ、ぐ…」
 怒りのあまり言葉を失ったオリビアを引きずって引き上げるブラコネ。長宗我部はそれを見届けると何事もなかったかのように退場していった。

コメント:
セラフィム・レイ 「つ、疲れたよ〜…。試合より、その後に…」
清水楓 「完全に持っていかれたでござるな」
スペル・メイガス「ったく・・・青柳さんは一緒にやってく気なさそうだしデビルはネチネチと嫌な感じだし教祖は何考えてるかわかんないし・・・(マスクに手をかけた)オリビアは許せないけど、今日は完全にバカ負けです」


オリビア 「殺すころすコロす頃す…(つぶやきながら控え室へ消えていく)」
刹那 「ったく、あんなのより青柳をどうにかしなきゃ行けないってのに!おらお前ら帰れ帰れ!」
MACHIKO 「面白いんじゃない?長宗我部が真っ赤に染まりそうで…ふふ。当日は、私も張り切ってリングを血の雨で染めてあげなくちゃね」

いつものように別行動で引き上げてきた青柳は
青柳つかさ「あー…まあ、なんだ、長宗我部が絡んだ時点でああなるのは予測の範囲内だったわけで………。流石に何ともなあ」
と困惑気味に言い残して、タクシーへ乗り込んだ。
第5試合
望月登子
vs
ラブリーベル
vs
カーシャ・イワノヴナ
ラブリーベル(16分51秒、ラブリーロック)望月登子


コメント:
第6試合
川部雪江
×松井香織
vs ソーニャ
ディアナ
14分48秒、片エビ固め:テキサスドライバー
 序盤からソーニャとディアナのコンビネーションが決まり、青コーナータッグを翻弄する。松井がダブルのランニング掌底で二人をはじき飛ばしてからしばらくは青コーナー側のペースとなるが、それもFWが川部へサンドイッチの椅子攻撃を仕掛けるまで。分断された後松井が集中攻撃を受け、最後はテキサスドライバーが決まって試合終了。

コメント:
ディアナ 「テクニックを粉砕するパワー!これがワタシの突き抜ける道!」
 一方のソーニャはなぜか苦笑気味。
ソーニャ 「これでカオリへの借りは返したわよ、と言いたい所だけど……相手のタッグパートナーがユキエじゃ、ねえ? そりゃ確かに、トヨシマよりはマシだと思うけど」

松井香織 「今日は、やられたけど、あくまで今日は、ね」
川部雪江 「やっぱり、私では芹沢さんの代わりは務まりませんね。タイプ的にも松井さんと私は似ているところがありますから、やはり組むのであれば個性を生かせる相手がいいです。…やっぱり、私はベルさんと組みたい…」
第7試合WWPL無差別級シングル防衛戦
王者
豊嶋奈美
vs 挑戦者
REIKO×
19分37秒、J.O.クインビー・ボム
※第6代王者が初防衛に成功


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