9月18日(土) 徳島県アスティ徳島 | ||
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■第1試合タッグマッチ20分一本勝負 | ||
支倉千代 ×あんず |
vs | 西園寺京 風祭元気○ |
11分6秒、片エビ固め:横須賀カッター | ||
ウエストウインドのピンポイント攻撃が、キャリアの浅い支倉&あんず組を襲う。まず支倉の膝を集中攻撃してその体重をウイークポイントとなるよう仕掛けるWW。うつぶせに倒れた支倉の足をそれぞれが片方ずつ持ち、マットに叩きつける。サードロープへ足をかけさせ、そこへエルボードロップ。椅子での膝攻撃。 あんずは、西園寺の巨大へら、風祭のサーフボードによる攻撃をギターで防ぐが、サーフボードによってギターが破壊されてしまう。直後に西園寺のネックブリーカードロップから風祭の横須賀カッターと攻め込まれて、敗北。 コメント: あんず 「千代さん・・・大丈夫ですか?有望な後輩相手に膝集中攻撃で潰しにかかるとは先輩必死ですね。きっとどこぞに飛ばされるのはその必死な姿が滑稽でWWPLの威信に傷がつくからですよ。え?ギターが壊れた?形あるものは滅するものです。これが自然の定理です。そして次は定理にしたがってへらとサーフボードを叩き割ってやります!」 支倉千代 「あんずさん、ご心配ありがとうございます。股関節の鍛え方なら自信があったんですけど、膝はさすがに泣き所です」 |
■第2試合3WAYタッグマッチ20分一本勝負 | ||
MACHIKO&華山麗子 | ||
鬼姫結梨花&清水楓 | ||
長宗我部美幸&沢田ちひろ | ||
MACHIKO(12分31秒、ブラッディ・ネット)清水楓 | ||
下手に長宗我部組へ手を出すと、長宗我部の術中にハマった反則負けを取られてしまう危険があるブラコネ。反則負けがいやなわけではないが、反則負けをやらされるわけにはいかないため、長宗我部を嫌って鬼姫、清水組を狙う。しかしこっそりと背後から近づいた長宗我部が華山をスクールボーイで丸め込もうとしたり、清水のコルバタで放り投げられたMACHIKOに素早く沢田がフットスタンプを決めたりと、横合いからのちょっかいのような形で手を出していく。そこでとうとうMACHIKOは華山とともに長宗我部を捕獲、ダブルブレンバスターの形で組み付く。あわてて沢田が長宗我部の手助けに入ると、今度はセコンドのオリビアが乱入。清水がこの場はブラコネに対抗、と長宗我部組につけば、ブラコネはデビル・メイガスが加わる。そこで鬼姫も清水の隣に加わるが、最後に刹那が参加したブラコネ、数に勝っての横長ブレンバスター対決を制する。その後ブラコネのセコンド陣が長宗我部組を場外に連れ出す中で、MACHIKOが清水をジャベに捕らえてギブアップを奪った。 コメント: 鬼姫結梨花 「昔のよしみで楓に合わせた試合運びしたのがまずかったよね。もっと好きにやらせてもらえばよかった。まーといっても数に頼らなきゃ何にも出来ないブラコネみたいなのは勘弁だけどね」 清水楓 「拙者も、ついロー娘。の時の感覚でござったが、今回はもっと違う動きをすればよかったでござる」 沢田ちひろ 「ふいぃ。目まぐるしくて・・ばったんしそうでしたぁ。誰が誰やら・・あのブレーンバスターは参ったですぅ。」 |
■第3試合WWPLウェルター級シングル防衛戦30分一本勝負 | ||
王者 ○香取梢 |
vs | 挑戦者 LINA× |
20分34秒、片エビ固め:ディープ・インパクト ※12代王者が2度目の防衛に成功 |
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リングに上がったLINA、マイクを要求。 LINA 「香取さん。相変わらず小さいですね。その凹凸のないボディからベルトがずり落ちそうですよ。ここは素直に私へ譲ってください。それがベルトのためです」 直球の挑発に、しかし香取はやや無理をしながらも受け流す。先輩の意地か、王者としてのプライドか。 試合はロープワーク合戦から始まる。リープフロッグで香取を飛び越したLINAだが、LINAが帰ってくるところを香取が伏せてLINAのタイミングを狂わせ、香取がアームホイップ。しかしLINAはこれを耐えると腕を切り返してリストホイップ。香取はすぐに起きあがるとショルダータックル、これは耐えたLINAだがすぐに香取が足を刈り、倒れたLINAの足をロックして絞り上げる。 速い動きを中心に攻めるLINAと、それをグラウンドと組技主体で返していく香取の構図で試合が進む。10分過ぎ、一度場外に逃げて間合いを取ったLINAが今度は自分から組み合おうと手を出す。手を出すが、しかしそれは自らの上に掲げられる。香取も手を伸ばすが、届きそうになったところでLINAが体を起こした。手はそのままで。さらに体を伸ばそうとした香取。そのあごに、瞬間的に体を切り返したLINAの足裏が直撃した。身長差を餌に香取を釣ったLINA。それにあえて冷静に対処しようとした香取、しかしその意識は注意力を欠いていたらしく、LINAのトラースキックをまともに受けることとなってしまった。ふらつく香取をみたLINAは、すぐさまコーナーポストに上ると高く舞い上がって打ち下ろし気味のミサイルキック。大きくはじき飛ばされることなくその場で転倒した香取に素早く覆い被さったLINAだが、これはカウント2。そこでLINAはパーフェクトドライバーを放つが、これも決まらない。ならばと、まずコーナーへ香取を振ったLINA。串刺しのダブルニーアタックから香取をコーナー最上段に据えて、ヴィーナス、アイコノクラズム、そしてマッドスプラッシュの必殺連携を放つ。しかしこれも香取は耐えきる。打つ手が無くなり、ゆっくり起きあがる香取に反応できないLINA。香取はボディスラムでLINAをマットに叩きつけると、両足を抱えて小魔神スイング開始。20回近く振り回し、両者ふらふらに。しかし香取が先に立ち直ってコーナーへ。LINA、なんとか起きあがるも足下が定まらない。コーナートップにいる香取へもう一度ヴィーナスを放とうと近寄るが、その瞬間香取が飛ぶ。LINAの首に飛びつき、そのままDDTで頭をマットに串刺しに。混濁する意識のまま叩きつけられたLINA、ここからのフォールを返すことが出来なかった。 コメント: 香取梢 「当然の結果です。20分持ちこたえた頑張りだけは認めてもいいですけど。とりあえずお客さんを失望させないような試合をちゃんと作れたのでよかったと思います」 LINA 「気持ち悪い…。ちょ、ちょっとはベルトを巻いているだけのことはあったみたいですけど、次はこうはいきません!…うぇ」 |
■第4試合8人タッグマッチ30分一本勝負 | ||
久保渚 ○刹那 オリビア デビル・メイガス |
vs | セラフィム・レイ スペル・メイガス 青柳つかさ× MARINA |
15分2秒、片エビ固め:クロスボンバー | ||
この日の試合カードにはXとかかれていた4人目。それをオリビアが呼び込むと、なんとそこにいたのはスペル・メイガスに似た、しかし禍々しくアレンジされたマスクをかぶったレスラーの姿。オリビアは、「ほら、自己紹介せぇ」とマイクを渡すと、そのマスクウーマンは「…デビル・メイガス」とぼそっとつぶやき、マイクをスペル・メイガスに放り投げる。そしてその行動とともにブラコネが青コーナーの連合チームに襲いかかる。 対ブラコネ戦の用心棒といった風情の青柳に、刹那とオリビアが集中攻撃。しかし刹那の背後からMARINAがヘッドアタックでつっこむと、青柳の蹴りが刹那に追撃。さらにオリビアも蹴り倒そうとした青柳だが、その背後からデビルがハンマーを叩きつけ、動きが止まった青柳をバックドロップ。 ほとんどの選手が動き回る激しい試合になる。そんな中、メイガスが場外でデビルのスタンドSTFに捕らえられ、MARINAは鉄柱に叩きつけられてダウン。そして刹那と久保がサンドイッチのラリアット、クロスボンバーによって青柳をしとめた。 倒れた青柳を踏みつけてオリビアは「裏切りもんに待っとるんは、こういう惨めな結果や!土下座して仲間に入れてくれ言うんやったら、下っ端くらいにはしたるで!」と高笑い。下からにらみつける青柳を結局オリビアは場外に蹴り落とし、ブラコネは意気揚々と引き上げていった。 コメント: オリビア 「自己紹介したとおりや、こいつはデビル・メイガス。まあ、あれやな、ここんところ目立っとるいうたらあのメイガスやろ。それならそれをつぶしにかかった方がええやんか。んでまあ、あいつマスクかぶっとるんやし、それやったらこっちもマスクかぶっとるんを当てるんが礼儀っちゅうもんやろ。…って、MACHIKOはんがゆうとったわ。ま、うちらもようは知らんやつやけど、よろしく頼むわ」 スペル・メイガス「ついにボクのニセモノが出てきたか・・・ブラコネさんにしてはいい発想じゃないですか。面白いっ!デビルだか何だか知りませんけど、ブラコネごとぶっ潰してやりますよっ!」 一方、他の3人とは別に引き上げてきた青柳は 青柳つかさ「ったく、こっちは足手纏いばっかりだ!がしゅとか他の連中は意地ってのはないのか?」 とだけ言い残し、待たせてあったタクシーに乗り込んで徳島市内に消えた。 |
■第5試合3WAYマッチ30分一本勝負 | ||
豊嶋奈美 vs ラブリーベル vs 望月登子 |
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○豊嶋奈美(17分41秒、J.O.スープレックスホールド)ラブリーベル× | ||
真っ先に標的になったのは豊嶋。望月のローキックで倒れたところにベルがセントーンで降ってくる。豊嶋が起きあがったところを、望月とベルが捕まえて協力してロープへ振り、ダブルショルダーアタックで豊嶋をはじき飛ばす。タイミングがきれいに決まったので、望月がベルと手を打ち合おうとするそぶりを見せる。ベルはこれに応える様子を見せながらも望月の腕を取ってマヒストラルのような動きで丸め込む。あわててフォールを返す望月。そして起きあがって距離を取った望月を残念そうな様子で見つめるベルの横合いから、豊嶋の強烈なドロップキックが叩き込まれる。 隙があれば仕留めようとする各人の思惑が絡み合って油断の出来ないスピーディな展開となっていく。そんな中、望月がベルの足に対するジャベと豊嶋の足へのドロップキックで膝を痛めて場外エスケープ。その間に豊嶋がベルを得意技で沈めた。 コメント: 豊嶋奈美 「ベルさん、何度やっても私の勝ちです。あなたでは私に勝てません」 望月登子 「また3WAYかよ。今日は勝敗に絡めなかったけど、こうなったら3WAYの女王でも狙うかぁ?」 ラブリーベル 「私の閻魔帳に、しとめるべき相手ナンバーワンの名前として輝くのは豊嶋奈美ですわ!みていなさい、必ず参ったと言わせて差し上げますわよ!おーっほっほっほ!」 |
■第6試合 | ||
×REIKO ソーニャ ディアナ |
vs | 松井香織 川部雪江○ カーシャ・イワノヴナ |
15分14秒、片エビ固め:鉄槌 | ||
リング上でカーシャを孤立させたFW。ディアナとソーニャが左右からカーシャの腕をひねり、前傾姿勢を取らせる。そこにREIKOのミサイルキックがカーシャの顔面に叩き込まれ、はじき飛ばされるカーシャ。倒れたカーシャにディアナが近づいて引き起こし、パワーボムを狙う。しかしカーシャはこれをショルダースルーで切り返してディアナを場外へ落とすと、REIKOをアームホイップ、ソーニャにはカニバサミからSTF、そして裏STFへひっくり返すオーロラエクスキューションでギブアップを迫る。だが、決まりが浅かったかソーニャはこれを脱出、逆に背後を取ってチキンウイングチョークスリーパーでカーシャの喉を圧迫する。ここは松井がカットに成功。松井はソーニャをつれて場外へ行き、カーシャは川部とチェンジし、リング上はREIKOと川部に。REIKOの動きをとらえかねていた川部だが、REIKOのキック・オブ・デスをガードして足を取りアキレス腱固めにかける。REIKOのマネージャー、ガードが乱入してカットするが、川部はガードから警棒を奪い取ってこれで反撃、ガードを追い返す。背後から隙を狙って近づいたREIKOの腕を取った川部、鉄槌(仮)を放って一発で3カウントを奪った。 コメント: ソーニャ「ああ、もう!! カオリさえいなければあんな『たまたまうまく入った一発』だけで試合を決めさせやしなかったのに。……これでまた借りが増えた、ですって? いわれなくても自覚してるわよっっ、それくらい!!」 |