8月17日(火) 山口県海峡メッセ下関
第1試合15分一本勝負
○清水楓 vs あんず×
11分38秒、片エビ固め:Xファクター
 開始直後から打撃主体の組み立てで押し込んでいくあんず。しかし清水が徐々にロープワークからのティヘラを決め始めると流れが変わる。コルバタ式のフェイスクラッシャー、コンプリートショットを立て続けに食らったあんず、とどめのXファクターに耐えきれず3カウントをとられた。

コメント:
清水楓 「はじめ気の強さに飲まれかけたでござるが、それをいなしてこその忍びというものでござる」

あんず 「むむむ・・・今日はくのいちにしてやられました。ですが、まだ諦めるわけにはいきません。必ずや、必ずや正面から殴り倒して見せます!次の対戦は手裏剣が飛んできてもこのギターで防ぎます。相手が刀を持ち出してもやっぱりギターで殴り倒します。今日みたいに相手が飛んできてもキャッチして投げ飛ばします!」
 天然か狙いかは相変わらず不明だが、次の対戦のシミュレーションを始めたあんず。どう考えても清水が手裏剣や刀を持ち出すとは思えないが、対策は万全のようだ。
第2試合10人タッグマッチ20分一本勝負
×MACHIKO
久保渚
刹那
オリビア
華山麗子
vs 香取梢
MARINA
長宗我部美幸

沢田ちひろ
小笠原幸子
10分15秒、反則
 ブラコネと正規軍の戦い。ふだんは反則負け上等のブラコネであるが、一方反則勝ち上等の?長宗我部を相手にするとなると、ただの反則負けでは逆に長宗我部の術中である。そのためか序盤はふだんのラフ殺法がなりをひそめた静かな立ち上がり。そうなると地力で劣る若手正規軍は苦しい展開になる。特に久保、刹那のパワーを活かした正面からの猛攻に、軽量の正規軍は押されていく。ところが、リング上で沢田へ攻撃していた刹那になんと長宗我部がリング外から椅子をパス。思わず受け取って殴りかかろうとした刹那だが、MACHIKOがそれを押しとどめる。
 その後、次々とブラコネに凶器を渡していく長宗我部とそれを追いかけるオリビア、華山で場外は混乱。その間にリング上では香取とMARINAが久保を合体ブレンバスターで投げきり、沢田と小笠原もダブルドロップキックなどでブラコネに反撃。しかし、とうとう場外で長宗我部が捕まってしまうと、ブラコネは長宗我部のみをリング上に残してほかの4選手を場外に落とされてしまう。そして、鬱憤を晴らすように長宗我部をリンチにかけるブラコネ。最後はスタンガンを持ち出したMACHIKOに反則負け裁定が下されたが、MACHIKOはかまわずスタンガンを押しつけて長宗我部を気絶させてから引き上げていった。


コメント:
MACHIKO 「最初からこうしてやればよかったのよね。まったく、よけいな手間をかけさせてくれるわ」
オリビア 「でもおもろかったやないか。雑魚は雑魚なりに頭つかっとる感じがして。弱すぎていたぶり甲斐はあらへんかったけどな」
第3試合タッグマッチ20分一本勝負
マンティス笹倉
○キャノンボール焔
vs 鬼姫結梨花
LINA
×
8分22秒、片エビ固め:キャノンボールバスター
 両チームとも序盤からめまぐるしくタッチを繰り返して的を絞らせない。それでもチームワークで上回るアンバランスはうまく鬼姫とLINAを分断してLINAを攻め立てていく。笹倉がLINAの腕を決めようとしたところLINAは切り返して低空ドロップキックで反撃。しかしすぐに焔がエルボー弾で襲いかかると、キャノンボールバスターを決めて3カウントを奪った。

コメント:
キャノンボール焔「先日言ったからだけじゃないけど、新たな切り札でキッチリ決めっ! やっぱり技は実戦で決めないと感覚が掴み難いから、実験台になって貰いましたっ!」
マンティス笹倉「いやぁ〜、何てぇか。二度も同じ手ぇ食わんっちゅ〜のはお互いさんで。こっちゃは気ぃ引けば良かだけやったけん、楽なモンですわ」
第4試合タッグマッチ30分一本勝負
坂倉宏子
スペル・メイガス
vs 支倉千代×
白鳥由帆
12分15秒、ローリングクラッチホールド
 若手重量級の二人は積極的に舞闘姑娘に立ち向かう。特に支倉の体重は大きな武器となり、中盤は優勢となる。しかし、坂倉は要所で流れを断ち切るとメイガスがメイガスボンバーやミラクルくるくるキックなどで攻め込んでいく。最後は支倉の突進を回避したメイガスが飛びついて丸め込み、試合終了。

コメント:
スペル・メイガス 「大きい人が相手でしたがこっちは存在の大きい人が味方でしたから。負ける要素なんてこれっぽっちもありませんよ。それにしてもちよちゃんのあのカッコ・・・何とかならないかなあ」
第5試合6人タッグマッチ30分一本勝負
ロナ・ヴァン・ダム
×高村あかね
望月登子
vs ブラック・ヴァルキリー
セラフィム・レイ
津上美紗
23分17秒、スク〜ルガ〜ル
 舞闘姑娘のジュニア勢はES+ロナの激しい攻撃にさらされながらも、テクニックを活かして反撃していく。攻撃をしている時間は圧倒的にES側が長いのだが、舞闘姑娘は攻撃の合間を縫って各自の得意技や丸め込みで逆転をねらう。15分過ぎにブラックが望月をグラウンドに持ち込んで鬼殺しにとらえる。これで決まったかと思われたが、望月が驚異的な粘りを見せて高村のカットを待ち耐えきる。逆にブラックは高村と望月の蹴りを連続で叩き込まれ、場外に放り出されると望月のライダーキックの追撃を受ける。場外戦で望月とブラックは相打ち。両者とも大の字に倒れて動けない。リング上ではレイもロナにロコモーションを決めたものの高村による机上へのファイヤーボンバーを受けてほぼダウン。舞闘姑娘が絶体絶命のピンチと思われたが、津上がファイヤーボンバーにとらえられたところをスク〜ルガ〜ルで切り返すと、これがなんと3カウント。舞闘姑娘が逆転勝利をおさめた。

コメント:
第6試合6人タッグマッチ30分一本勝負
松井香織
×カーシャ・イワノヴナ
川部雪江
vs REIKO
ソーニャ
ディアナ
13分58秒、片エビ固め:テキサスドライバー
 川部とソーニャの先発で始まった試合は、序盤静かな立ち上がり。しかし、5分過ぎにカーシャがロープに飛んだところでREIKOが背後からキックを見舞ったところからFWがカーシャへ集中攻撃。これをしのいだカーシャだが、再び10分過ぎに捕まる。これを助けに入ろうとした川部に、ソーニャが香水を吹き付けて目つぶしをしてから川部を場外へ連れ出す。そしてリング上では松井に対してディアナがショートレンジラリアット、REIKOが延髄斬りを同時に決めるコンビネーションでダウンさせ、最後はカーシャをテキサスドライバーでディアナが沈めた。

コメント:
REIKO 「カーシャも川部も戦い方が素直すぎてあくびがでるわ。松井にだけ気をつけておけばいいなんて、楽よね〜」
ソーニャ 「タイトル戦前の肩慣らしとしてはそこそこだったわね。とはいえ……わたしには6人タッグばかり三戦させておいて、トーナメントを勝ちぬいて上り調子の挑戦者をシングル戦で迎え撃て、と。また随分な仕打ちじゃない? まあいいわ、この程度のハンデは受けてあげるわよ」
第7試合30分一本勝負
×芹沢すずな vs 荒谷紅美○
15分5秒、アナコンダ・バイス
 芹沢は試合前に「私とシングルなんて文句はあるかもしれないけど、奈美ちゃんはほら、挑戦者決定トーナメントがあるから、今日は私で我慢してもらうわね」とアピール。荒谷は少々不満そうな表情を見せるが、それならば勝てばいいだけのこと、と気持ちを切り替える。
 にらみ合いから片足タックルでテイクダウンをねらう荒谷。しかし芹沢は軽く蹴りを放って牽制し、懐に潜り込ませない。いったん間合いをとった荒谷は芹沢の蹴りをつかむことで接近し、グラウンドへ。グラウンドでは荒谷に部があり、覆い被さるようにして芹沢の体力を奪っていく荒谷。芹沢のキック、スープレックスを耐えた直後の反撃を行っていく荒谷は確実に芹沢の体力を削り、動きの鈍くなった芹沢を捕まえると最後は必殺のアナコンダ・バイスでギブアップを奪った。

コメント:


芹沢すずな 「偉そうなことをいった結果がこれってのは自分でもちょっとふがいないわね〜。私からはもう何も言うことはありません」
第8試合無差別級シングル挑戦者決定トーナメント30分一本勝負
豊嶋奈美 vs ラブリーベル×
13分15秒、ビクトリースタードロップ


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