7月20日(火) 兵庫県豊岡市体育館
第1試合
鬼姫結梨花
香取梢

×清水楓
小笠原幸子
vs MARINA
沢田ちひろ

三嶋リナ
あんず
13分26秒、マッドスプラッシュ
 鬼姫がMARINAを、小笠原が沢田を同時に一本背負いで放り投げる。さらに同時に腕ひしぎを仕掛ける。両者ともロープを掴んで逃れると、三嶋のドロップキックとあんずのフライングクロスチョップが鬼姫、小笠原に直撃。さらにあんずはリングインしてくる香取と組み合うが、両者もつれ合いながら場外へ。リング上は清水と三嶋の一騎打ちになる。清水は人工衛星ヘッドシザースで三嶋を放り投げ、リンギーナ2号で固める。三嶋はこれを耐えきり、清水は根負けして技をほどく。両者立ち上がると、三嶋はトラースキックを直撃させ、ふらつく清水をコーナートップに据える。そしてヴィーナスからアイコノクラズム、そしてとどめのマッドスプラッシュと流れるように繋ぎ、JF戦での敗北を雪辱。

コメント:
三嶋リナ 「この前もこうやってやるつもりだったんだけどなあ。今日はばっちり決めたけど、やっぱりタイトルマッチで勝ちたかった〜」
あんず 「タイトルなんて何回でも挑戦すれば良いんです!三嶋さん、あたしと組んでJFタッグ、取りましょう!宝くじは当たらなくても買いつづければ当たるんです。」
 買い続けても全部外れる可能性もある気がするが、あんずは謎の宝くじ理論でJFタッグ挑戦をぶち上げた
三嶋リナ 「う〜ん、わたしは連続になるからな〜。認めてもらえるなら挑戦したいけど」
沢田ちひろ 「やったねぇ、リナちゃん!タイトルマッチでもこんな流れで行けばぁ・・難しいにゃ・・。これから、地道に追い込んでいきましょぉ・・。ね?さっちんにはぁ、まだまだ負けられないですぅ!先輩らしく・・がんばぁ!」


鬼姫結梨花 「うーん、格下と思ってた相手に負けてるようじゃまだまだ。っていうか、格下扱いしたのが悪かったかなとか。ちがうな、やっぱり現状が限界っていうか、向上心が足りてないのかもしれない。舞闘姑娘から誘われたこと、もっと考えてみるかな…」
清水楓 「立ち止まったものに成長なし、でござるか…」
香取梢 「あんずさんを抑えるのに気を取られすぎました。あそこでカットに入れないといけなかったのに……」
第2試合
津上美紗
スペル・メイガス
vs 支倉千代×
長宗我部美幸
9分29秒、回転エビ固め
 津上とメイガス、支倉の体格とまともに正面からはぶつかれない。前後からドロップキックでサンドイッチ、二人がかりでブレンバスターと、狙ったというよりは必然的な連携によって攻め込む。かき回されてスタミナを消耗する支倉だが、それでも張り手一発で津上をはじき飛ばすなどその勢いはなかなか止まらない。それならばとメイガスがローリングクラッチで丸め込もうと飛びつくが、支倉は倒れない。しかし、そこに津上が支倉の正面からミサイルキック。その勢いを利用したメイガスが丸め込み、3カウントとなった。

コメント:
スペル・メイガス 「(津上とは)やりやすかったですね。連携も自然に出たし・・・やっぱり天才は天才を知る、ってことですねっ」
津上美紗 「飛ぶ人の気持ちはやっぱりわかるんで。次はわたしががんばって取ります!」
第3試合環太平洋6人タッグ王座決定戦
MACHIKO
久保渚
×華山麗子
vs 坂倉宏子
ブラック・ヴァルキリー
セラフィム・レイ
17分35秒、ドラゴンタイガースープレックスホールド
※舞闘姑娘が第2代環太平洋6人タッグ王者に
 ブラコネはこれでもベルトが欲しいということか、レフリーのブラインドをついての反則はするものの、セコンドの介入や長すぎる場外乱闘を起こそうとはしない。そのため自由に動くことの出来た舞闘姑娘は、坂倉を司令塔にして各人が持ち味を発揮。特に攻め込まれることになった華山のダメージが大きく、坂倉の得意技によって試合が決まった。

コメント:
坂倉宏子 「手形は取ったわよ。これでユニット抗争、もっと有利にしてやるんだから。この間のふたりからは、まだちゃんと返事もらってないけど、時間はあげないとね。よく考えて答えだしてほしいな」
ブラック・ヴァルキリー 「もらえるものはもらっておくのが主義ですから」


MACHIKO 「残念だわ、ベルトほしかったのに」
久保渚 「欲を出し過ぎなんだよ、いつも通り暴れさせてくれればよかったんだ」
MACHIKO 「だって、それやると反則負け取られちゃうじゃない。レフリー今日は厳しかったし。あーあ、あのベルト、真っ赤に塗りたかったわ。きっと素晴らしいベルトになったのにな」
久保渚 「あいつらの血で?」
MACHIKO 「もちろん」
第4試合
REIKO
ソーニャ
ディアナ
vs 渡部巴×
オリビア
刹那
14分12秒、片エビ固め:エクスカリバー
 オリビアと刹那がレフリーの静止を振り切って乱入。6人が入り乱れての乱闘状態になる。刹那はソーニャを羽交い締めにすると、そこにオリビアが連続でパンチを叩き込む。しかしオリビアは大きく振りかぶったストレートを、ソーニャが回避したために、刹那に直撃させてしまう。直後、オリビアをソーニャが、刹那をディアナが背後から捕まえてジャーマンスープレックスでマットに叩き付ける。これで流れが一気にファニーウイングスに傾き、最後は精彩を欠く渡部がREIKOのエクスカリバーで沈んだ。

コメント:
REIKO 「巴も昔はもうちょっと見応えあると思ってたんだけど、買いかぶりだったみたいね。Bコネとしてならともかく、ブラコネにくっついたままでいるとはねぇ」
ソーニャ「何やりたいのかすらわからないんだけど、あいつら。わたしたちに相手をしてもらいたかったら、せめて『チーム』になってから出直してきなさい」

オリビア 「なんやけったくそ悪い。あいつらそのうちギッタンギッタンのこてんぱんや!」
第5試合
×松井香織 vs ロナ・ヴァン・ダム○
17分10秒、ファイブスター・フロッグスプラッシュ
 松井の掌底とロナのキック、どちらも相手の攻撃を正面から受け止め、反撃していく。強烈な松井の掌底を受けきったロナがアゴを狙ったローリングソバットで松井をダウンさせるが、直後に自らも支えきれなくなってダウン。意地の張り合いは五分。しかし回復力で勝るロナ、ダメージを引きずりはじめた松井を翻弄し始め、最後はフロッグスプラッシュで決めて見せた。

コメント:
ロナ・ヴァン・ダム 「なんどやっても結果は同じ。とはいえ、あのオープンハンドブローは少々効いたわ。それでも勝ちは、この私。ベルトが巻かれたがってるんだからしょうがないでしょう?」


松井香織 「確かに強いわね。絶対的な自信が威圧感になってるし、あれは本物だわ。まあ、だからといって易々と『まいった』するわけにも行かないのがレスラーの悲しいサガよ。今日の結果だけなら勝ったロナの方が無差別シングルに挑む資格があるのはよく分かる。でも、選ぶのは王者だから。無差別タッグの結果次第ではベルも加わるだろうから…王者推薦かな、の豊嶋奈美、挑戦表明してる私とロナ、条件付きでベル。4択問題に結論を出してくれる日が楽しみね。少なくとも次の、無差別タッグ戦が終わらないと答えは出ないだろうけれど」
第6試合
豊嶋奈美
川部雪江
vs 芹沢すずな
フレイヤ
×
11分58秒、J.O.サイクロン
 豊嶋と川部はフレイヤに攻撃を集中していく。芹沢は敢えてフレイヤにこれを耐えさせるべく、手助けをほとんどしない。しかし自らがリングに入ったときは怒濤の蹴り技で会場を沸かせる場面も。しかし結局は豊嶋の猛攻に耐えきれなかったフレイヤが、J.O.サイクロンで沈んだ。

コメント:
豊嶋奈美 「VWGPまでに課題昇華とは行かなかったわね」
川部雪江 「そうですね、今日も勝ちはしましたけど芹沢さんの掌の上だった気がします」

芹沢すずな 「セミファイナルであの二人の猛攻をあれだけ耐えられたなら、耐久力は及第点かしらね〜。ただ、それでも私は勝つ気でいたのよ〜?反省すること〜」
フレイア 「初めて豊嶋さんのJOサイクロンを受けました。痛いとか凄いとかよりも、一人前のレスラーとして認めてもらえたようで、ちょっと嬉しかったです。 それよりも、今日は相手より味方のほうが怖かったです…しくしく」
第7試合
アニタ・アッサム
ラブリーベル
vs 高村あかね
望月登子
30分00秒、時間切れ引き分け
 両チームとも一歩も引かず。エクストリームストームはリングの内外を問わず椅子や机を使って激しい展開に持ち込めば、アッサムとベルはパワーを活かして合体チョークスラムや合体パワーボムなどを放っていく。残り時間が少なくなったところ、ベルが高村にエンポリオ・アルマニッシュからラブリーロックを極めてギブアップを迫るが、高村はゴングが鳴るまで耐えきり、時間切れの引き分け。

コメント:
望月登子 「濃い30分だったよ。今度やるときはちゃんと決着をつけないとな。出来れば、アイツらがタッグベルトを取って、あたしらがそれに挑むって形が一番いいんじゃないか?」
高村あかね 「30分じゃものたんないね。無制限でバチバチいきたいよ!」


ラブリーベル 「あと少し時間があればわたくしたちの勝利でしたわ!実力では勝っていたのはわたくしたち!エクストリームに実質的には勝利した以上、タッグとしての問題点はほぼ無しと言っていいですわね!おーっほっほっほっほっほ!」
アニタ・アッサム 「ベルトに手がかかったね。必ず頂く!」