6月19日(土) 京都府KBSホール
第1試合6人タッグマッチ30分一本勝負
MARINA
沢田ちひろ
三嶋リナ
vs 羽鳥真澄
小笠原幸子×
あんず
13分53秒、E・オレンジスプラッシュ
 あんずのパンチをMARINAが頭で受け止める。MARINAは衝撃に転倒したもののすぐに起きあがったが、あんずは拳を押さえてうずくまる。すかさずMARINAがスリーパーホールドに入ろうとするが、これはあんずなんとか振りほどいて羽鳥にチェンジ。羽鳥によるパンチやキックのコンビネーションでMARINAは翻弄されるが、羽鳥のハイキックに合わせて自らもハイキックを放ち相打ち。MARINAと羽鳥が離脱する中、沢田のみかん投げが小笠原の顔面にストライク。倒れる小笠原に、沢田はコーナーから「愛媛のぉオレンジぃスプラッシュぅ!」と声をかけつつ旋回式ボディプレスで圧殺、勝負を決めた。

コメント:
MARINA 「最後はお任せになってしまいましたが、しっかりやってくれたようでよかったのです」
三嶋リナ 「組んでみると沢田って結構やりやすいね」

小笠原幸子「噛み合っておりませんわ、これでは勝てるわけがないですわね」

あんず「拳を痛めてしまいました。でも次はKOして見せますよ。これからは岩を毎日100回殴るのを日課にします。雨垂れ石をも穿つ、あんずの百烈拳MARINAさんの頭をも穿つ・・・ですよ!」
岩を殴る練習で強くなれるのか、100回殴ったらKOできるのか、そもそも回数は関係あるのか、そういった疑問を感じている記者団を尻目にあんずは意気揚々と引き上げて行った。

羽鳥真澄 「いいね。どこぞのかしまし娘たちよりも、よっぽど打てば響くよ。とことん遣り合おうじゃんか!」
第2試合タッグマッチ30分一本勝負
○刹那
オリビア
vs 支倉千代×
長宗我部美幸
8分43秒、体固め
 オリビアが長宗我部を「キン肉マン返せ!」と叫びながら捕まえようとするが、長宗我部はするすると逃げ出してしまう。さらに追いすがろうとしたオリビアを、長宗我部はローリングクラッチホールドで丸め込んでしまいあわや3カウント。頭に血が上ったオリビアを鎮めるために刹那が乱入し、長宗我部をクリムゾンスタンピートではじき飛ばして一間空けさせる。しかし支倉が二人まとめてぶちかましで長宗我部の敵を取る格好。
 刹那のキングコングラリアットと支倉の張り手が交錯する。両者一瞬動きが止まり、そのまま後ろへ倒れ込む。素早くオリビアが刹那の体を引きずって支倉に被せ、自らは長宗我部に襲いかかる。両者ダウンながら刹那のフォールとみなされてカウントが数えられる。長宗我部はカットに入れず(むしろオリビアから逃げ回り)、3カウントとなった。
 勝利コールを受けた後オリビアがマイクを持つ。
オリビア 「みんなご機嫌ちゃんか〜?(ブーイング) 元気そうやな。今日はほかでもない、新入りの勧誘や。うちのメガネにかなうんやからそらもうたいしたやつや。誰かって?決まっとるがな。うちのせっちゃんと相打ちやらかしてくれたちよちゃんや。なあちよちゃん、うちらと一緒に来んか?好き放題暴れられて楽しいで〜」
 支倉、少し考えてからマイクを受け取る。
支倉千代 「お誘いは嬉しいですけど、お断りします」
オリビア 「おいこら、なんでやねん。こんなええ話ほかにあらへんで」
支倉千代 「ちよちゃんは、弱いものいじめがしたくてリングに上がってるわけじゃないんです」
オリビア 「ちょいまちや、誰が弱いものいじめをしたっちゅうねん」
長宗我部美幸 「昨年の11月2日、西園寺さんに焼きそばパンを買いにいかせたあげく飲み物を買ってこなかったと文句をつけて西園寺さんの口にパンをねじ込みました」
支倉千代 「えっ、そんなことやってたんですか?」
オリビア 「あれは…役立たずに仕置きしただけやがな…」
長宗我部美幸 「あれはいじめです。いじめ、かっこわるい。」
支倉千代 「なにはともあれ…あなたがたの言ってることは分かるんですが、やってることには賛同できないってことです」
オリビア 「断るっちゅうことやな。うちの誘いを蹴った代償は重いで!今度、シングルや!その性根を叩き直したる!」
支倉千代 「それはこっちの台詞です。叩き直す?こっちが叩きつぶしてあげますから。覚悟していて下さい」
オリビア 「面白いやないか。今度を楽しみにしとくわ。ほな、今日はこれくらいで勘弁したる〜」


コメント:
オリビア 「支倉も長宗我部も、別々の理由で制裁したるわ、全くもうアイツらは…」

支倉千代 「う〜ん、売り言葉に買い言葉でしたね。むしろ横からのツッコミの勢いもあったかもしれませんが(苦笑)とにかく、次の試合で文字通りちよちゃんが潰してあげますから」
長宗我部美幸 「いじめやめますか、それとも人間やめますか」
第3試合タッグマッチ30分一本勝負
鬼姫結梨花
スペル・メイガス
vs 香取梢×
清水楓
9分39秒、片エビ固め:鬼風車
 ロー娘。が左右のコーナーに分かれて対決。先発のメイガスと清水はスピーディなロープワーク合戦を繰り広げて会場から大きな拍手を受ける。これを制したメイガスは清水をカバージョで苦しめる。清水とチェンジした香取はドロップキック、ボディスラムの基本技からDDTを連発してメイガスの首を攻める。鬼姫には梢スタナーを見舞った香取、主導権を握る。香取、清水組の優勢で試合が進むが、メイガスと清水がリング外に落ちた後で流れが変わる。鬼姫は香取にエルボースマッシュからスペースローリングエルボー、フラッシングエルボーと肘の連弾。香取は鬼姫の首を抱えてDDTで反撃をしようとするが、そのまま鬼姫に担ぎ上げられた香取。鬼姫、抱え上げつつ鬼風車の形にして香取をマットに叩き付ける。鬼姫のフォールをメイガスが守って決着。

コメント:
鬼姫結梨花 「なんだかんだと言ってもやっぱり体格ってのはものを言うんだね〜。大きい組が小さい組に勝ったわけだ。個人としては嬉しいけど、チームとしてみると小さい組ももっと頑張ってほしいね〜と実は現在唯一の無冠で且つリーダーであるところの結梨花でした」
スペル・メイガス「うんうん、おっきいことはいいことだっ。今日をきっかけにまたリーダーも頑張ってほしいね〜と思うロー娘。司令塔のがしゅちゃんでした」


香取梢「せっかく優勢に試合を進められてたのに……情けないです。結梨花に負けるのが、こんなに悔しいなんて……」
第4試合タッグマッチ30分一本勝負
フレイヤ
マスクド・ターキー
vs 渡部巴×
華山麗子
8分34秒、ブリーシンガメン
 覆面タッグがブラコネの前にその覆面を血に染められてしまう。特に華山が狂乱ファイトを見せてターキーを困惑させる。しかし華山が一人で突っ走ったためチームワークが機能しないブラコネ、フレイヤとターキーのサンドイッチドロップキックで華山を場外に叩き出すと、リングインした渡部をフレイヤがテクニカルに丸め込んで3カウント。

コメント:
第5試合6人タッグマッチ30分一本勝負
坂倉宏子
×ブラック・ヴァルキリー
津上美紗
vs 愛沢美奈子○
マンティス笹倉
キャノンボール焔
11分50秒、スカイツイスタープレス
 愛沢美奈子の独壇場となってしまった。背後に控えるアンバランスを信頼しているのかまったく眼中にないのか、とにかく一人で蹴り、飛ぶ愛沢。舞闘姑娘サイドはこの積極性に面食らい、後手後手に回ってしまう。愛沢は一通り暴れると笹倉にタッチ。アンバランスは出番がきたと張り切って細かいタッチワークで対抗する。愛沢のワンマンプレイに慣れかけたそのときにアンバランスのコンビネーションプレイがきてしまう状態に、津上が混乱したか交代を忘れてリング上で孤立してしまう。
 強引に津上を下げてブラックと坂倉で立て直していく。さすがに実力差のあるアンバランスは体力を消耗させられるが、それでも実力者とまともにぶつかり合えることで表情には笑み。アンバランスを崩しきれないところに愛沢が突貫してくる状態を止めることが出来ず、ブラックがスカイツイスタープレスに沈んだ。

コメント:
キャノンボール焔「悪くない手応えでしたっ! まだシングルで『勝つ』とまで言い切れないけど、今日は持ち堪えたし。後はあの圧力を崩すだけの力を付ければ良いだけですねっ!」
マンティス笹倉「ま〜、こン中じゃ実力はいっちゃん下でしょけどね、わたしゃ。ばってん力ば効率良く使いこなすって伝じゃあ、引けは取りませんて。今回は愛沢はんっちゅ〜鋭い『刃』があったけん、かなり楽ぅさせて貰うたですがね」


坂倉宏子 「今日は私のミス。完全に翻弄されたわ。でも、これで、もっと面白くなってきたね、ユニット抗争がさ」

ブラック・ヴァルキリー 「ちょっとばかし、あの大きな顔がムカつきますね。なんにせよ、発言力をつけるための動きは進めませんとね」
第6試合6人タッグマッチ30分一本勝負
高村あかね
望月登子

サイフィス真美
vs MACHIKO×
ファニー・ライトニング
ファラ・ブライアント
14分15秒、反則
 ブラコネが入場途中を襲ってきたところ、待ってましたとばかりにES組はこれを迎撃。高村はファラを机にパワーボムで叩き付け、真美はファニーを鉄柱に打ち付けて逆流血させる。さらに望月が椅子の山に向かってMACHIKOを放り投げて場外戦で一気に片が付きそうなほど一方的になる。ところが華山が乱入すると数の上で優位に立ったブラコネがまず望月をニュートラルコーナーに手錠でくくりつけ、高村を場外で合体パワーボム。孤立した真美を4人がかりで袋だたきにしたブラコネに、反則裁定が下った。

コメント:
望月登子 「くそっ!流血なんか屁でもないし、ヒールだベビーだなんてどうでもいいけどな!とにかくアイツらは叩きのめしてやる!」
高村あかね 「あかねたちに火をつけて、タダですむと思うな! 後悔したって遅いんだから!!」

ファニー・ライトニング 「トコトン過保護ね、ココは! みんなが守ってくれないと試合できないなら、さっさと帰って、ママに慰めてもらうといいわ!」
ファラ・ブライアント 「‥‥ブッ殺す! 誰でもいいわ、私のために血を流しなさいっ!!」
第7試合30分一本勝負
○ロナ・ヴァン・ダム vs ラブリーベル×
13分8秒、ファイブスター・フロッグスプラッシュ
 ロナのソバットをキャッチしたベル、その足を抱えたまま転がりつつロナの体をまるであやとりでもしているかのようにジャベで絡め取ってしまう。サブミッションとは違うルチャ・リブレ・クラシカのテクニックに思った動きをさせてもらえないロナの表情に焦りが見える。しかし場外戦に引きずり込んでヴァンドミネイターを仕掛けてからロナペース。ベルはジャベにこだわりすぎたか立て直せぬまま押しきられ、ロナの十八番ファイブスター・フロッグスプラッシュで試合を決められた。

コメント:
ロナ・ヴァン・ダム 「ファンは私の5ツ星のスプラッシュを見にきてるんだから、出し惜しみはしないってこと」


ラブリーベル 「強いですわね…。しかしフェイバリットホールドを出させたと言うことはある程度認めて頂けたのかしら」
第8試合6人タッグマッチ30分一本勝負
豊嶋奈美
川部雪江
×セラフィム・レイ
vs ストーム水戸
松井香織
芹沢すずな
17分16秒、片エビ固め:ドラゴンファング
 試合前、豊嶋が川部に対してVWGPタッグ出場に関する返答を求める。川部はこれを快諾し、WWPL枠での出場3チームが確定した。
 川部とレイは同じチームとして戦うのは久々だが、同期の絆か息のあったところを見せてカットやタッチなどをこなしてダブルドラゴンに対抗していく。豊嶋は序盤こそシングルプレイヤーとして水戸を試すようなシーンを見せたが、以降は川部と息を合わせるようタッグとしての調整モード。しかし水戸はまず言葉により挑発、その後レイを稲妻レッグラリアットでダウンさせた後青コーナーにスルーして豊嶋を呼び込むような態度を見せると当然のように飛び出していく豊嶋。乱戦になりかけたところでダブルドラゴンがレイにダブル旋風脚を決めると、松井が川部と豊嶋を場外に叩き出して自らもリングを降りる。水戸が豊嶋を、松井が川部を押さえている間に芹沢がレイを蹴り倒して試合を決めた。

コメント:
ストーム水戸「かえって前哨戦二つとも良かったのが不安の種って言えばそうだけど…まあ言ってもしょうがないし、開き直って豊嶋をぶっ倒して引退の花道にしてやる!来週、最後にリング上に立ってるのはこのあたしだ!」


川部雪江 「個人的にはベルさんと組みたいという気持ちがあったのですが、今のすれ違い状態では承諾してくれないでしょう。豊嶋さんとは昔組んだこともありますし、あのころよりは私も成長しています。必ず結果を出します」
豊嶋奈美 「ふふ、タッグワークを優先に考えてみたけれどやはり目の前に集中することが先ですね。気持ちは押さえ切れないから。もちろんベルトは防衛させてもらいます、水戸さん」
第9試合タッグマッチ30分一本勝負
REIKO
ディアナ
vs 荒谷紅美
大鷹なるみ×
13分33秒、片エビ固め:エクスカリバー
 なるみボンバーのために勢いをつけようとロープに跳んだ大鷹に、ガードが背後から警棒で殴りつける。荒谷がエプロンから飛び降りて逃げようとするガードを捕まえ、場外でパワーボムを放ってガードを沈黙させる。しかしその隙にディアナのショートレンジラリアットとREIKOの延髄切りのコンビネーションが大鷹にヒット。ふらつく大鷹をREIKOが3度エクスカリバーでマットに突き刺して試合を決めた。


コメント:
REIKO 「あらら、おっきなたんこぶ。大丈夫?」
ガード 「お前のための負傷だ、かすり傷さ」
REIKO 「もう、人が見てるわよ」
ディアナ 「…コントはほどほどにしときなさいよ」

荒谷紅美 「‥‥ざけやがって! 次は最初にアイツを病院送りにしてやる!」
大鷹なるみ 「ようは小物ってこと! この程度で終わったとおもうな!!」
第10試合WWPL無差別級シングル防衛戦時間無制限一本勝負
王者
×アニタ・アッサム
vs 挑戦者
ソーニャ
32分57秒、スラーズ・マリーツァ
※第4代王者が初防衛に失敗。ソーニャが第5代王者に
 王者であるアニタも、挑戦者のソーニャも、ゴングと共に突進した。アニタが相手を吹き飛ばそうとするラガーマンのようなタックルを、ソーニャは足を刈り取り転倒させるためのタックルを狙う。低い姿勢から突っ込んだソーニャがアニタの足をとらえようとした瞬間、ソーニャは上からの衝撃によってマットへ叩き付けられた。潜り込まれると判断したアニタが、そのベクトルを真正面ではなく自分の斜め下に向かって修正したのだ。勢い余ってアニタ自身も前方へ体が投げ出されるが、前周り受け身を取ると素早く立ち上がる。振り向くとソーニャは叩き付けられて息が詰まった様子で苦しそうに胸を押さえるが、こちらも膝立ち状態になりこちらを睨んでいる。
 今度は二人とも正面から組み付き、相手の姿勢を崩そうと力を込める。アニタが素早く背後に回り込もうと動いた瞬間、ソーニャはアニタの足に自らの足を引っかけつつ前転した。そしてアニタの踵を掴む。アニタは一瞬のうちに膝十字を極められていた。しかし浅い。左足を挟み込んでいるソーニャの足のうち右足を掴んだアニタは、腕に力を込めて引きはがし隙間を作る。体を捻って膝十字から脱出しつつ、掴んでいた右足を脇に抱えたアニタ。形勢は逆転し、今度はソーニャがアニタの片逆エビ固めに苦しむこととなった。
 アニタのバックドロップ、ソーニャのサイドスープレックス。ソーニャの裏拳、アニタのフライングラリアット。共に攻め、共に受けて一歩も引かない様はまさにタイトルを奪い合う両者の力だけでなくプライドがぶつかり合っている証拠。徐々に二人とも同じ技を狙っていく。最初に仕掛けたのはアニタ。ソーニャをビッグブーツによって蹴り飛ばした後、強引に引きずり起こすと背後に回る。そして強烈なジャーマンスープレックスを放つ。レフリーがマットを叩きカウントは2。立ち上がったソーニャは正面から組み付き、しかし即座に背後を取るとお返しとばかりにジャーマンスープレックス。アニタ以上にブリッジを効かせたこの一撃は、しかしアニタを沈めるには至らない。お互いの表情に不敵な笑みが浮かぶ。
 30分を超える長期戦。再度のジャーマンスープレックスを耐えきったアニタがアッサムボムを狙う。ソーニャは担ぎ上げられるも体を揺すってホールドを切り、アニタの背後に着地。素早くチキンウイングスリーパーの形にとらえていく。アニタは逃れようと抵抗し、スリーパーを極められないよう首を引っ込める。しかし次の瞬間、アニタの後頭部はマットに叩き付けられていた。チキンウイングスリーパースープレックス。ソーニャ必殺のスラーズ・マリーツァで強引にアニタを引っこ抜いたのだ。レフリーの手がマットを3度、叩いた。
 荒く息をつきながらベルトを腰に巻くソーニャ。息を整えるとマイクを要求する。
ソーニャ「言っておくけど……わたしだってこんなので勝ったなんて思ってないからね。来月、タッグタイトル戦で格の違いを思い知らせてあげるわ。覚悟してなさい」
 無差別級のシングルタッグ二冠となったソーニャ、次は王者としてアニタと対戦する。

コメント:
ソーニャ「わたしの好みは、アッサムよりもむしろキームンかダージリンなんだけど。まあそれはともかく、今日は嫌というほどまでプロレスの試合を堪能させてもらえたわ。正直、今はもう二度と彼女とはやりたくない気分……。これで一晩休んだら、また彼女と試合したくなるんでしょうけど」
 そう言って微苦笑を浮かべるソーニャ。
ソーニャ「とりあえず今日はこれだけ、余韻を味わいたいから、一人にしてもらえるかしら?」

アニタ・アッサム 「これからが始まりだ! この仕返しにタッグベルトは必ずもらう!!」