6月12日(土) 兵庫県神戸サンボーホール | ||
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■第1試合20分一本勝負 | ||
×小笠原幸子 | vs | あんず○ |
11分27秒、KO:左ストレート | ||
打撃で押したあんず、投げを狙って組み付くがそこを小笠原が支えつり込み足で足を払ってあんずを転倒させる。すかさず腕ひしぎを狙う小笠原だが、あんずは腕をクラッチして極めさせない。次々と仕掛けを変えてグラウンドで攻め込む小笠原にあんずは苦しむが、なんとかロープへエスケープ。間合いを空けたあんずは再び打撃で押し込み、得意の左ストレートで小笠原をKOして辛勝。 コメント: あんず 「グラウンドに課題ですね。でも課題が見つかるのは良いことですよ。完勝より得るものが多い方があたしの世界進出もその分近くなりますし。」 小笠原幸子 「ふぅ。思った通りの動きが出来ませんでしたわ。不完全燃焼ですわね。…あら…そこの記者さん、ネクタイが曲がっていてよ?」 |
■第2試合タッグマッチ30分一本勝負 | ||
○刹那 オリビア |
vs | 羽鳥真澄× 三嶋リナ |
6分6秒、体固め:クリムゾンスタンピート | ||
羽鳥は打撃戦でオリビアを押し込む。ところがその背後から刹那のラリアットが延髄に叩き込まれる。オリビアは三嶋を捕まえて場外に引きずり落とし、その間に刹那がふらつく羽鳥にスタンピートを決めて3カウント。 コメント: 刹那 「はん、相手にならないね!」 オリビア 「気合いに体がついてきとらんねん。そんなんでうちらとええ勝負しようなんて10年早いわ」 羽鳥真澄 「てめえらは今時のガキか! ケンカの仕方も知らなえみたいだな! こっちは小さいときからケンカするならタイマンって教わってきてんだよ!」 |
■第3試合8人タッグマッチ30分一本勝負 | ||
フレイヤ ×長宗我部美幸 MARINA 沢田ちひろ |
vs | 鬼姫結梨花 香取梢 スペル・メイガス○ 清水楓 |
13分11秒、片エビ固め:メイガススペシャル | ||
フレイヤ一人にかき回されかけるロー娘。だが、清水と鬼姫がサンドイッチドロップキックを決めてフレイヤの動きを止めていく。フレイヤを場外に落として司令塔を分断させたロー娘。は一気に攻勢に。それでも沢田は絶体絶命と思われた鬼姫の鬼百合固めを耐えきり、ブレンバスターで反撃して我慢強さを見せる。しかし最後はメイガスが長宗我部をメイガススペシャルで沈め、反則偽証を使わせずに済んだ。 コメント: 清水楓 「卑怯な手段にいつまでも引っかかる我らではない」 スペル・メイガス「セコいやり方に頼ってるうちに闘い方忘れちゃったみたいですね。そんなんで本隊扱いされてていいの?まあそれより今度のウェルタータッグ戦・・・ゴリラもウサギも覚悟しておきなさいっ!」 香取梢「長宗我部さんはそろそろ別の方法を考えるべきじゃないでしょうか。ずっと同じ事の繰り返しですし、もうお客さんにも飽きられている頃だと思います」 MARINA 「ロー娘。さんのチームワークにやられてしまったのです。こちらももっと頭を使って頑張らないといけないのです」 長宗我部美幸 「頭を…使う…(MARINAの頭をじっと見つめる)」 MARINA 「嫌な視線を感じるのです」 フレイア「うまく分断されました。もう少し味方をうまく使わないといけませんね(長宗我部をちらりと見る)」 長宗我部美幸 「味方を…使う…(MARINAをじっと見つめる)」 MARINA 「え、ええと、なんだか怪しい空気が…」 |
■第4試合6人タッグマッチ30分一本勝負 | ||
○サイフィス真美 セラフィム・レイ 津上美紗 |
vs | 渡部巴× ファニー・ライトニング ファラ・ブライアント |
14分15秒、ラ・マヒストラル | ||
ブラコネはレイと津上をおいしい獲物と認識、リング内外を問わず暴虐を尽くす。しかし真美が要所で二人を救出してはブラコネを蹴り倒していき思うようにはさせず。真美は渡部の隙をついた丸め込みで3カウントを奪って見せた。 コメント: サイフィス真美 「しっかり3カウントを取ってこその勝利だからね。二人ともよく耐えたわ」 セラフィム・レイ 「う〜、コスチュームが真っ赤〜。止血止血…」 津上美紗 「あたた‥‥。血がいっぱいでたんで、今日の晩ご飯はレバニラ炒め食べます!」 ファニー・ライトニング 「この程度で終わりだと思ったら大間違いだから!」 ファラ・ブライアント 「まだ血が足りない‥‥。凶器公認デスマッチでしか、もうここでは満足な血を楽しめそうもありませんわね」 |
■第5試合タッグマッチ30分一本勝負 | ||
○荒谷紅美 大鷹なるみ |
vs | MACHIKO 華山麗子× |
11分34秒、スーパーフリーク | ||
荒谷、大鷹の入場途中で襲いかかるブラッディ・コネクション。大鷹は華山の噛みつきによって流血させられるが、荒谷がダブルラリアットでMACHIKOと華山を吹き飛ばして大鷹を救出。立て直した荒谷組に、地力で劣るブラコネは一方的な防戦を強いられてしまいスーパーフリークで決着。 コメント: 荒谷紅美 「相手になるか! もっとマシな相手と試合させろ!」 大鷹なるみ 「ザコ相手にしてる暇ないってのに!」 MACHIKO 「あーあー。せっかく血化粧に染めて上げようと思ったのに、思いっきり拒否されちゃったわ。照れなくてもいいじゃないのねえ」 |
■第6試合3WAYタッグマッチ30分一本勝負 | ||
高村あかね&望月登子 | ||
坂倉宏子&ブラック・ヴァルキリー | ||
愛沢美奈子&マスクド・ターキー | ||
○高村あかね(14分4秒、片エビ固め:ジェットスクランダー)マスクド・ターキー× | ||
先発として望月、坂倉、ターキーがリングイン。三つ巴の試合はにらみ合いからまず望月がターキーへローキックを連打。足を刈られて尻餅をついたターキーに坂倉と望月が前後からサッカーボールキックで挟み撃ち。そして坂倉、間髪を入れず望月に大車輪キックからギロチンドロップと強襲する。さらに攻め立てようとする坂倉だが、ターキーが背後からタックルを仕掛けてマットに引き倒す。やられたままではいないとアピールするターキー。 集中して狙われるチームがないために交互に攻め手が変わる。しかしその中エクストリームストームが持ち前のイケイケ精神で暴れ回り、リングの流れを引き寄せる。坂倉とブラックは押し込まれることはないものの警戒が過ぎたか攻め手に回れず。展開について来れなくなり始めたターキーを望月の連続ミドルキックわがままな膝小僧が襲い、すかさず高村がジェットスクランダーでとどめを刺した。 コメント: 望月登子 「当たるを幸いなぎ倒すって感じかな。とにかく蹴り飛ばすだけだよ」 高村あかね 「突っ走るのがあかねたちだから! 絶対に立ち止まらないからさ!」 坂倉宏子 「不確定要素が多すぎだからね。ESもそうだけど、ターキーってのがどうも。まあ、今日手を合わせて見て、どう対処すればいいかはなんとか掴めたから。連続ドラマは1クールよりも、最低2クールやらないとね。昔みたいに4クールはムリとしてもさ」 ブラック・ヴァルキリー 「便利屋稼業も楽じゃありませんね。ま、私はどこぞのチャンピオン様とは違って、与えられた仕事は120%こなしますから」 |
■第7試合6人タッグマッチ30分一本勝負 | ||
REIKO ディアナ ○ソーニャ |
vs | アニタ・アッサム ラブリーベル ブリュンヒルト× |
19分10秒、膝十字 | ||
無差別シングルの、そして無差別タッグの。互いに王者であり挑戦者となるソーニャ、アニタの前哨戦。連携で勝るファニーウイングスが流れをコントロールするが、ソーニャは敢えてREIKO、ディアナに手出しをさせずアニタと一騎打ちをするシーンも。最終的にはブリュンヒルトがソーニャの膝十字に屈して試合が決まった。 コメント: REIKO 「へえ、即席の割にはいい動きするじゃない。チーム慣れするための時間をあげるためにも、先にシングルの方をやって上げようじゃない。いいわよね、ソーニャ?」 ソーニャ「当然、アッサムの希望通りにするわよ。カオリを選んでも誰からも文句は出なかったでしょうけど、その状況でわたしを挑戦者として認めてくれたんだもの。トヨシマに到るまでの関門として不足のない相手だってね。それに敬意を表して、全力でベルトを奪い取ってあげるわ」 ラブリーベル 「手応えはありましたわ。必ず無差別タッグを奪い取ってご覧に入れます。そしてその後は不届きなるブラッディ・コネクションの方々を潰して差し上げますわ!おーっほっほっほ!」 アニタ・アッサム 「ココは小賢しい相手ばっかりだ。まあ、いいさ。全滅させてやれば、なにも言えなくなるだろ」 |
■第8試合WWPLジュニアヘビー級シングル防衛戦 | ||
王者 ○ロナ・ヴァン・ダム |
vs | 挑戦者 芹沢すずな× |
21分40秒、ファイブスター・フロッグスプラッシュ ※第6代王者が二度目の防衛に成功 |
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リングインした両者、リング中央で握手を交わすと両コーナーに分かれる。まず芹沢が細かく蹴りを放って牽制。ロナは一度下がるとロープリバウンドを利用して一気に間合いをつめ、エルボーをぶつけていく。調子よくせめていくロナはフライングニールキック、ダイビングギロチンなどを放っていく。 10分過ぎ、コーナーからムーンサルトプレスを狙ったロナを芹沢が跳び蹴りで場外に叩き落とす。そしてラ・ケブラーダで追撃をかけた芹沢、そのまま場外で打撃戦に持ち込む。変幻自在の蹴り技でロナも押し込まれる。ロナ、芹沢の髪を掴むと背後に回って本部席の机に芹沢の顔面を叩き付ける。そして場外でのタイガースープレックス。 芹沢のハイキックでふらつくロナ。芹沢はコーナー最上段から前方回転で飛びつくドラゴン・ラナを放つ。しかしロナ、とらえられる前に前転して芹沢を躱すと背後からローリングソバット。そしてダブルアームフェイスバスターからファイブスター・フロッグスプラッシュの連携で防衛に成功した。 コメント: ロナ・ヴァン・ダム 「倍にして借りは返させてもらったわ。次はDIA? A☆F? 誰であれ、この私を止めることなんて不可能だから!」 芹沢すずな 「完敗ね〜。まえより更に大きくなってるわ、彼女」 |
■第9試合タッグマッチ30分一本勝負 | ||
豊嶋奈美 ×松井香織 |
vs | ストーム水戸 川部雪江○ |
22分19秒、デイ・ドリーム | ||
第7試合は無差別タイトルの。そしてこの試合は世界戦の前哨戦。水戸のパートナーにはアジアヘビーを争った川部がつく。一発一発が重いヘビー級の戦いに会場のボルテージが上がる。豊嶋がロープへ張り付けにした水戸に強烈なドロップキックを放てば、水戸も稲妻レッグラリアットで応じる。豊嶋と水戸がお互い意識する攻防の中、川部もキレのある動きで豊嶋、松井を関節技にとらえていく。試合の決着をつけたのは川部。脱出不能のデイ・ドリームで松井の腕を極め、ギブアップを奪った。 コメント: 川部雪江 「今日は配置として脇役でしたけど、大人しくしている必要はないですからね」 ストーム水戸「ま、小手調べ、小手調べってね。ただ、川部の立場がえらく変わってたのはちょっと戸惑ったけど…」 豊嶋奈美 「水戸さんはなかなか面白いですね。期待はずれにはならないようで安心しました。そうですね、お礼にVWGPタッグに私も出場しましょう。パートナーは…今日は反対のコーナーでしたけど、昔共にJCTに出場したことのある川部雪江を指名します。ちょうど彼女は孤立していますから問題ないでしょう」 |