3月12日(金) 高知県須崎市グリーンピア土佐横浪
第1試合30分一本勝負
セラフィム・レイ vs 水瀬沙夜×
17分59秒、ウルトラ・ウラカン・ラナ
 水瀬のバックドロップを後方回転で着地したレイ、ドロップキックで間合いを離すとウルトラ・ウラカン・ラナで丸め込んで勝利。
第2試合30分一本勝負
ブラック・ヴァルキリー
中原千早希
vs ファニー・ライトニング×
ファラ・ブライアント
14分1秒、裏閂式片羽絞め
 中原を場外に叩き出してブラックを攻め立てるファニーとファラ。しかし中原がファラを場外へ引きずり出すと、ブラックは掌打でファニーからダウンを奪う。素早く裏閂式片羽絞めで捕らえてギブアップを奪った。

コメント:
ブラック・ヴァルキリー「仕事ですから、相手はしますけれど。私としては相手が違うんじゃないかと思うんですが。ま、仕方がないことなんでしょうけれど」
中原千早希 「つつっ‥‥。こんなモンで終わると思うなよ!次はBコネだっ!!」

ファニー・ライトニング 「ふんっ! 血祭りに上げそこなったわ!!」
ファラ・ブライアント 「我が神よ、お許しください‥‥」
第3試合タッグマッチ30分一本勝負
坂倉宏子
サイフィス真美
vs ラブリーベル×
MACHIKO
21分32秒、ドラゴンタイガースープレックスホールド
 真美がキレのある動きでベルを追いつめる。MACHIKOがベルを場外に引きずり落とすが、ダメージの大きいベルは坂倉のハイパーニー空牙、シャイニングヒールギルス(スコーピオ・ライジング)、ハイパークラッシャーアギト(ギロチンエースクラッシャー)の連撃からドラゴンタイガースープレックスホールドでピン。

コメント:
坂倉宏子 「この間の借りは返したから。このまんま行くよ、最後までね!」
第4試合タッグマッチ30分一本勝負
ロナ・ヴァン・ダム
×REIKO
vs 高村あかね
望月登子
19分20秒、片エビ固め:ツイスター
 ロナとREIKOという強力な個性のタッグ相手に、むしろ燃えるエクストリームストーム。楽しくてたまらないと言った様子で望月も高村も積極的に仕掛けていく。ロナのヴァンドミネイター、高村のジャンピングハイキック、REIKOのムーンサルトプレス、望月の三角跳び延髄斬りとそれぞれの得意技が間断なく飛び交う。エクストリームストームが連携力を発揮してREIKOを攻め込み、望月がツイスターでREIKOを沈めた。
望月登子 「見たかロナ!ジュニアでお前を満足させられる相手は、私らだけじゃないか?ジュニアベルトへの挑戦者としてふさわしいのは、って言い換えてもいいか。望月登子、挑戦状を出させてもらう。楽しみにしてるよ、チャンピオン」

コメント:
望月登子 「これで多少のアピールは出来ただろ。あとは王者の判断だな」
高村あかね 「あかねが先って言いたいトコだけど、ロナにアピールしたのはもっちーが先だからね。どっちにしろ、次の挑戦者はあかねしかいないしね」

REIKO 「ったく、戦いバカ…。あたしたちが強いから、張り切るのも分かるんだけどさあ、熱くなり過ぎだっての。まあ、それはおいといてもロナはいいわね。このあたしが認めるんだから間違いないわ。チームを組もうという気にはならないけど、同じコーナーに立っててもムカつかないもの」
ロナ・ヴァン・ダム 「相手になるのはモチヅキ、タカムラくらいしかいないわね、ホント。私は逃げも隠れもしないわ、偉大なるチャンピオン、それは私。ロナ・ヴァン・ダムなんだから!」
第5試合6人タッグマッチ30分一本勝負
ミヤモト・ヨーコ
×木佐深月
高岡ユーリ
vs 川部雪江
渡部巴
華山麗子
18分32秒、片エビ固め:大外刈り
 世界ヘビーへ挑戦するミヤモトへの嫉妬か、川部がミヤモトを目の敵のように攻め込む。ミヤモトもスープレックスをメインに迎え撃つ。川部に合わせるようにBコネがクリーンファイトを中心に組み立てるため、木佐、高岡も動きやすくそれぞれが得意の動きを見せる。しかし、13分を過ぎて川部とミヤモトがロープ際で組み合ったとき、華山がブルーボックスでミヤモトを殴りつけると試合の様相は一変。セコンド乱入、場外乱闘などで一気に自分たちの得意な展開に持ち込んだBコネ。川部もそれ以降ミヤモトとは絡もうとせず、最後は木佐の後頭部を大外刈りでマットに叩き付け、3カウントを奪った。

コメント:
木佐深月「……こんなときこそ結果を出さなきゃいけないのに」
第6試合6人タッグマッチ30分一本勝負
豊嶋奈美
松井香織
芹沢すずな
vs 荒谷紅美
大鷹なるみ
アニタ・アッサム×
18分37秒、チキンウイングドラゴンスリーパー
 WWPLのトップ3と激突した荒谷、大鷹、アニタ。それぞれが胸に期するものがあり、チームとしてではなく個人として自らの力をアピールする試合展開。芹沢が捕まるシーンが多く、このメンバーでは耐久力で劣る芹沢は苦しい展開。しかし豊嶋、松井が重い攻撃で反撃する。持ち直した芹沢も攻勢にまわり、五分の勝負。試合を決めたのはダブルドラゴンのコンビネーション。青コーナーの分断に成功した正規軍は、松井がアニタからギブアップを奪って勝利した。

コメント:
アニタ・アッサム 「これで勝ったと思うな! 必ずマットに沈めてやる!!」
荒谷紅美 「なめるな!! なんだタイトルマッチの挑戦者は!! わたしたち以外にいないだろうが!! ふざけやがって!!」
大鷹なるみ「様子見はこれで終わり。松井に2連敗なんて本当ならあり得ないんだから!! なるみボンバーでその首刈ってやる!!」
第7試合WWPL無差別級タッグ防衛戦45分一本勝負
王者組
ディアナ
ソーニャ
vs 挑戦者組
フレイヤ×
ブリュンヒルト
26分43秒、テキサスサイクロンボム
※第6代王者が2度目の防衛に成功
 王者組の指定した試合を勝ち上がってタイトル戦に挑む二人の時空女神。ブリュンヒルトがディアナに力比べを挑んでいく。小馬鹿にした様子を見せたディアナだが、パワーに自信があるため受けて立つ。予想通り押していくディアナだが、ブリュンヒルトは素早く頭をディアナの湧きに潜り込ませるとスープレックスで放り投げ、すかさず腕ひしぎ逆十字。短期決戦を狙ったブリュンヒルトの策にディアナが嵌った形。そして連携良くソーニャをカットに入らせまいとするフレイヤ。しかし、ディアナ悲鳴を上げつつもロープエスケープ。ディアナ、怒りの形相でブリュンヒルトへカウンターキックを叩き込む。
 ソーニャはチキンウイングスリーパーホールドで体力を奪っていくが、女神組も次に繋げさせない。力の差から徐々に押されていく女神組だが、フレイヤの空中殺法が冴えて盛り返す時間が続く。それでも、フレイヤがディアナのショートレンジラリアットを受けてから動きが止まりはじめる。ダメージが多くスピードが落ちたためサブミッションを仕掛けるフレイヤだが、早いカットを受けて効果が上がらない。25分を過ぎて、フレイヤは追い込まれながらもディアナに飛びついてフランケンシュタイナーを狙う。ところがディアナはこれを踏ん張って回転させず、腕を取りつつ強引に持ち上げて旋回。テキサスサイクロンボムでフランケンシュタイナーを切り返し、防衛に成功した。

コメント:
ソーニャ「まあ、あの子達としては合格点かしらね。次の機会があれば今度はわたしたちが引っぱらなくても、自分たちの力で試合を作れるようになっていればいいわね」