3月4日(木) 愛媛県テクスポート今治
 興行開始前に太田垣社長が、発表があるとしてリングに上がる。
太田垣社長 「DIAと共同管理を行っているインディータイトルですが、これを環太平洋王座へ改称することが決まりました。現在WWPL選手が保持しているベルトは、ビューティ・コネクションの保持していますインディー6人タッグ王座です。本日正式に、ビューティ・コネクションを初代環太平洋6人タッグ王者チームとして認定致します。それでは、本日もWWPLの興行をお楽しみ下さい」
第1試合タッグマッチ30分一本勝負
フレイヤ
ブリュンヒルト
vs 木佐深月×
高岡ユーリ
14分45秒、ビクトル式膝十字
 レスリングと打撃中心で静かな展開から始まる。木佐のアクロバティックな打撃がブリュンヒルトを苦しめるが、フレイヤが関節技を足に集中させて木佐の動きを奪う。クライシスが押していきながらも一転突破を謀る女神組が、木佐からギブアップを奪って勝利。

コメント:
木佐深月「ノーコメント。動きに精彩がないのは自分が一番わかってます……」
第2試合タッグマッチ30分一本勝負
セラフィム・レイ
サイフィス真美
vs ファニー・ライトニング×
ファラ・ブライアント
15分18秒、反則
 反則を繰り返すファニーとファラに、真美が怒りの反撃。サミングや、コーナーの金具をむき出しにして叩き付けるなど目には目をと反撃。お互いの反則でヒートアップする試合だが、クリーンファイトに徹したレイが反則勝ちを取る結果となった。

コメント:
ファニー・ライトニング 「ばーか! お前ら相手に勝とうが負けようが関係ないわ!」
ファラ・ブライアント 「くくっ。天使を名乗るならば、次は血の祝祭日としましょうか」
第3試合6人タッグマッチ30分一本勝負
坂倉宏子
ブラック・ヴァルキリー
中原千早希
vs MACHIKO
渡部巴×
華山麗子
16分58秒、鬼殺し
 舞闘姑娘とのイリミネーションマッチを承諾したBコネ。MACHIKOが「5人目はそこの中原?」と訪ねるが、坂倉は「さあ、誰かしら」ととぼける。Bコネはブルーボックスを多用して試合を引っかき回すことに終始、渡部がブラックの鬼殺しにギブアップしたが、「今のうちに勝ちを楽しんでおきなさい」と挑発して引き上げた。

コメント:
坂倉宏子 「ま、あとは仕掛けを楽しみにってね。そうそう手の内は早くあかしゃしないよ。とはいってもそんなに驚くようなのでもないけどね」
中原千早希「いろいろやることありますから、これから。WWPLにあがってるのもその一環なんで」
ブラック・ヴァルキリー「さて。そろそろ首を取りに行きますか。今日ひとり。次は誰かしら?」
第4試合6人タッグマッチ30分一本勝負
REIKO
ディアナ

×ソーニャ
vs 荒谷紅美
高村あかね
望月登子
15分20秒、スーパーフリーク
 まず試合前にマイクを持ったソーニャ。
ソーニャ「今回の挑戦者は舞闘姑娘……と言いたいところだったんだけど、Bコネごときを相手に6人タッグベルトを奪取できないようじゃわたしたちの相手なんて到底務まらないわよね。という訳で時空女神コンビかファニー&ファラにするわ。決定方法はまかせるけど、わたしたちに挑戦する資格があることくらいは示してほしいものね。どちらが来ても勝てるわけはもともとないんだから」
 と、無差別タッグへの挑戦者として2チームを指名。
 エクストリームストームが積極的に仕掛けたため、めまぐるしい試合展開に。望月とREIKOの蹴り合い、荒谷とディアナのパワー合戦など個人技のぶつかり合いとなる。ファニーウイングスの細かい反則をものともせず場外でディアナの額を高村がたたき割るなどの乱戦を、荒谷がスーパーフリークでソーニャから3カウントを取って試合が終わる。しかしその後も乱闘になる両チーム。と、そこに駆け込んでくる人影。その人物はファニーウイングスをアックスボンバーで蹴散らし、荒谷と共に大きくアピール。それは、かつて荒谷としのぎを削ったフリーの大物、大鷹なるみ。荒谷は「パートナーとして来てもらった」とマイクで説明し、これからWWPLに参戦すると宣言した。

コメント:
望月登子 「やれやれ、また人数増えるのか。ま、それよりも今はやっぱりロナだな。あいつとベルトをかけて戦ってみたい。無差別の時は果たせなかったけどな、今回は逃さないよ」
高村あかね 「このまま失速するつもりはないからね。そろそろダッシュかけるよ!」
荒谷紅美 「パートナー連れてきたわよ。これで誰も文句はないでしょ。ダブルドラゴンもこれで終わりよ!」
大鷹なるみ 「鎖国は飽きたんでね。これからどこでも上がってやるよ! WWPL、REAL、DIA、A☆F! 根絶やしだ、根絶やし!!」

REIKO 「ったく、なんだってのよ。大鷹ねえ…うちで通用するかどうか見物じゃない?多分無差別タッグ狙ってるはずだから、ちゃんと見ておかないとね、ディアナ、ソーニャ」
ソーニャ「オオタカと組んで無差別級タッグ狙い、ねえ? ま、でもわざわざ気にしなくても、肝心なところでカーシャかファラあたりにでもコロッと負けるんじゃない? きっと。だってアラヤだもの」


ブリュンヒルト 「チャンスをくれるって言うんだからもらっておきましょう」
フレイヤ 「そうですね。指名したことを後悔させてあげます!」

ファニー・ライトニング 「ふーん、ベルト戦ね。あのコスプレ連中には借りがあるからね。ま、楽しみにしてな!」
ファラ・ブライアント 「血の宴を開催してやりましょう」
第5試合タッグマッチ30分一本勝負
松井香織
ミヤモト・ヨーコ(DIA)
vs ロナ・ヴァン・ダム
アニタ・アッサム
11分48秒、リングアウト
 最終戦で豊嶋の持つ統一世界ヘビーへ挑戦するミヤモトが、シリーズフル参戦。第一戦は松井と組んで好調のロナ・ヴァン・ダム、アニタ・アッサムとの試合。アピール度満点のロナの動きに押されながらも、世界ヘビーへの挑戦者として意地を見せようと正面からぶつかるミヤモト。ヘビー戦線での評価を高めてきているアニタも抑え込んでいき、気合いを見せていく。
 ヒートアップした試合は戦場をリングの外へ。権利を持つ松井とロナが椅子や机、リングの下に置いてあった機材入れのジュラルミンケース等で殴り合いを始めてしまい試合はリングアウト引き分けとなってしまったが、ミヤモト、ロナ、アニタとそれぞれが大きくアピールをした熱い試合であった。

コメント:
ミヤモト・ヨーコ 「慣れないマットなので最初はちょっと緊張しました。でも今日は愛媛ですし、地元みたいなものですからそれは落ち着けましたけど。ベルト戦へ向けて調子を上げていければ、と思います。私は挑戦者ですから、精一杯頑張るだけです」

ロナ・ヴァン・ダム 「このベルトがほしいのかしら? だったら減量してくることね!」
アニタ・アッサム 「トヨシマの相手は私だけだろ? ほかにいるなら、見たいもんだね!」
第6試合タッグマッチ30分一本勝負
豊嶋奈美
芹沢すずな
vs ラブリーベル
川部雪江×
18分6秒、ムーンサルトプレス
 調子のいい芹沢の蹴りに押されるBコネ。川部がサブミッションで芹沢の足を攻めていくが、今度は豊嶋のスープレックスを受けて押し込まれる。ベルが鞭を持ちだして芹沢を攻め立てるシーンもあったが、川部が挽回出来ずムーンサルトプレスに沈んだ。

コメント:
豊嶋奈美 「無差別王者とのタッグですから、安心して闘えました」
芹沢すずな 「Bコネも最近おとなしいですね〜」

ラブリーベル 「無差別王者様も四冠王者に助けられないとわたくしたちには勝てないということですわね?そんな軟弱な王者はいりませんわ。わたくしがあのベルト、奪い取って差し上げましょう」