12月23日(火) 広島県広島県立総合体育館 | ||
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■第1試合Sittoのクリスマス | ||
○フレイヤ ブリュンヒルト |
vs | マスクド・ジェラシー1号 マスクド・ジェラシー2号× |
14分34秒、体固め:オーロラサンダーアタック | ||
スクリーンに映し出されたのはSitto団秘密アジト。そこではマスクド・ジェラシー1号をはじめとしたSitto団員が車座になって会議をしている。 マスクド・ジェラシー1号 「さあ! 一年で最もわれらのパワーが満ちるときがやってきた!」 マスクド・ジェラシー2号 「そうですね先輩! 今年こそはアベックたちを血祭りに上げてやりましょう!」 ジェラシーレディ 「楽しみ…。うふふ…」 マスクド・ジェラシーBlack・RX 「ってことは当然会場で」 マスクド・ジェラシー1号 「うむ!とはいっても、会場に乗り込むのは私と2号だけでいい。他のものは本番のクリスマスイブに備えて待機!われら二人の凱旋を待つのだ」 マスクド・ジェラシー2号 「血祭りよ! アベックとアイドルレスラーと、憎い時空女神を!」 映像が終わり、会場が暗転するとSitto団のテーマが流れ始める。嫉妬に燃えた様子の1号と2号が入場してくると、客席の間をうろつき始める。アベックを探している様子。リングアナウンサーが「お気をつけ下さい、お気をつけ下さい。今夜のSitto団は大変危険です! アベックの皆さん、目をあわさないようにお願いします!」と注意を飛ばす。そして一組のカップルに目をつけた1号と2号はそこに突進。戸惑いを見せるカップル。 リングアナウンサー 「お気をつけ下さい! 二人の嫉妬は本物です! そこのカップルさん、逃げてー!」 この声にはじかれたように逃げようとするカップル。それを追い回そうとした1号と2号。しかし二人を押しとどめる二つの影。フレイヤとブリュンヒルト。それぞれがノーザンライトスープレックスを放ってカップルを救出すると、1号と2号をリング上に押し上げる。ここで試合開始のゴングが鳴った。怒りに燃える1号はいきなりのフライング嫉妬チョップでブリュンヒルトを攻撃。コーナーに押し込めてのストンピング、咆哮をあげてからのショルダーアタックと大暴れ。2号も金属バットを持ち出してフレイヤを殴りつける。押し込まれていた女神組だが、徐々に連携技を駆使して勢いをつける。二人がかりのノーザンライトスープレックスを1号に決めると、さらに両側から腕ひしぎ逆十字。2号にはフレイヤがサンダードラゴンドライバー、ブリュンヒルトがサブマリナー・スープレックスを決めていく。そして最後はフレイヤのオーロラサンダーアタックが見事に決まり、Sitto団を追い返すことに成功した。 |
■第2試合タッグマッチ20分一本勝負 | ||
○高岡ユーリ 木佐深月 |
vs | ファニー・ライトニング× ファラ・ブライアント |
10分5秒、レッグロックアキレス腱固め | ||
定番となってきたクライシスと外国人タッグの一戦。勝敗より流血戦を狙うファラが場外で高岡を捕まえて大暴れ。椅子の山に高岡をボディスラムで叩きつけると、ファニーと二人がかりで木佐を椅子攻撃。しかし木佐、キックを連射して二人を追い払う。暴れるファラだが、タッグワークの隙を突いてファニーと分断したクライシスはファニーを集中攻撃。高岡がファニーの脚を完璧に極めてギブアップを奪い、この日も撃退に成功した。 木佐深月「……だから何回同じこと繰り返す気よ?! いい加減にしてほしいわ。もう十分でしょ、今度は別の相手を当たってちょうだい」 コメント: 高岡ユーリ 「何度やったって同じだよ。暴れてるだけで進歩のない連中の相手なんかしてられるか」 ファニー・ライトニング「そろそろあいつら相手も飽きたわね。次の獲物は誰にしようかしら」 ファラ・ブライアント「神の御心のままに‥‥」 |
■第3試合NWWA認定JFシングルタイトルマッチ30分一本勝負 | ||
王者 ○鬼姫結梨花 |
vs | 挑戦者 スペル・メイガス× |
22分15秒、ムーンサルトプレス ※王者が防衛するも、保持期限を理由に返上 |
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1月で保持期限が切れる鬼姫。勝っても負けても最後の防衛戦である。その相手に指名したのは同じローリング娘。の仲間であり、NFT準優勝者のスペル・メイガス。個人としてもロー娘。のリーダーとしても負けたくない鬼姫だが、メイガスもここで一気に評価で追いついてやると気合の入った様子。まずは二軍選手らしい速いロープワークを中心とした絡み合い。メイガスがアームホイップで鬼姫を放り投げると、鬼姫はフライングメイヤーからスリーパーに繋いでお返し。鬼姫のカチ上げエルボースマッシュで転倒したメイガスに、鬼姫は追撃のフラッシングエルボー。鬼姫は元気よくアピールを行って会場を煽る。メイガスもメイガスボンバーをはじめとした技を見せて反撃。ミラクルくるくるキックは3カウントを取りそうな所まで鬼姫を追いつめる。しかし試合を決めきれないメイガス。ピンチを脱した鬼姫、鬼百合固めでメイガスの体力を搾り取ると最後はシュミット式バックブリーカーからムーンサルトプレスで3カウント。鬼姫はベルトを掲げて防衛成功のアピールを行った後、期限を理由に返上を行った。 コメント: 鬼姫結梨花 「くう、あれで後輩なんだもんなあ…。本気で危なかったよ。リーダーとしては嬉しいけど、個人的にはやっぱり脅威です」 スペル・メイガス「いや、やるだけの事はやったと思います。けっこう追い詰めたと思いますし、次やるときまでベルト取られないで欲しいですねっ。(期限切れによりベルト返上と聞いて)・・・え?そうなの?それならベルトくれたっていいのに〜ぶうぶう」 |
■第4試合8人タッグマッチ30分一本勝負 | ||
坂倉宏子 ブラック・ヴァルキリー ○サイフィス真美 セラフィム・レイ |
vs | 川部雪江 ラブリーベル 渡部巴 華山麗子× |
15分52秒、体固め:アカシックバスター | ||
舞闘姑娘、個々の美技を連発してBコネの勢いを完全に断ち切ってしまう。ブラックは掌打で川部をダウンさせ、レイがバミューダ・トライアングルで場外の華山へ降りかかる。ベルが坂倉をジャベで固めるが、真美がすぐさまカットに入る。真美は更にベルへ百舌落としを決める。渡部のブルーボックス攻撃が川部に誤爆してしまうなどのちぐはぐな状態に陥ったBコネは立て直せず。最後は真美が動きの良さを見せて攻め立て、華山をアカシックバスターで沈めた。 負けたにもかかわらずラブリーベルはマイクアピールで強気なところを見せる。しかしこの勝利が余裕を呼んだ舞闘姑娘は構わず受け流していた。 コメント: セラフィム・レイ 「うん、8人タッグでちゃんと勝てたって言うのはなかなか大きいと思うよ。舞闘姑娘はまだまだこれからだもんね。勢いをつけていきたいな」 坂倉宏子 「イイ形だね。やっとまとまったかな。ちょっとほっとしたよ」 ブラック・ヴァルキリー「‥‥わたしはわたしの仕事をするだけですから」 ラブリーベル 「たまにはこういう日もありますわよ。それをあんなに浮かれる舞闘姑娘の方が哀れですわ」 |
■第5試合タッグマッチ30分一本勝負 | ||
○豊嶋奈美 アニタ・アッサム |
vs | 荒谷紅美× 水瀬沙夜 |
18分20秒、ビクトリースタードロップ | ||
豊嶋に積極的に向かっていく荒谷に、豊嶋も答える。膝立ちになった荒谷の顔面へ正面飛びのドロップキックを放つなど容赦のない攻撃を放つ豊嶋。荒谷も応えてフライングラリアット、垂直落下式ブレンバスターと畳みかける激しい展開。水瀬とアニタもそれぞれ力強く技を繰り出していく。勝負は意外な形で決着がつく。ムーンサルトプレスを狙いコーナーに上る荒谷。それを追いかけた豊嶋、雪崩式後方回転エビ固め、ビクトリースタードロップで丸め込んでしまう。この奇襲に荒谷返せず。 コメント: 豊嶋奈美 「奥の手を使わされました。あのまま正面から戦い続けていたら辛かったですね」 荒谷紅美 「くそっ! ベルトまで、まだ遠い‥‥」 |
■第6試合30分一本勝負 | ||
×REIKO | vs | ロナ・ヴァン・ダム○ |
20分33秒、ファイブスター・フロッグスプラッシュ | ||
ジュニアベルト挑戦を表明しているロナ。REIKOはベルト戦を行うことなく、ノンタイトル戦で迎え撃つ。 REIKO 「今日もしあたしに勝てたらベルト戦を組んで挙げなくもないわ」 ロナ・ヴァン・ダム 「その言葉、忘れるな!」 積極的に攻撃に回りたいロナだが、REIKOはうまく間をはずしてロナのペースを乱す。ロナのローリングソバットを受けたREIKOはそのまま場外まで転がって落ちていく。場外弾を放とうとするロナだが、REIKOはリングの周りをぐるぐる回ってその機会を与えない。ロナが場外に降りていくとREIKOはリングに戻ってしまうなど、REIKOのペースにはめられてしまう。そして無防備に突進したロナはREIKOの延髄切り、キック・オブ・デスを食らってしまう。ダウンするロナを引き起こすREIKO。しかしこれを狙っていたロナはバックを取ってジャーマンスープレックス。さらにタイガードライバー、タイガースープレックスとどれをとっても3カウントが取れそうな強烈な攻撃。REIKOはふらふらになりつつもなんとかフォールを返し続ける。REIKOはサミングからエクスカリバーを放って起死回生の一撃。しかしこれも決め手にならず。結局ロナのダブルアームフェイスバスターからファイブスター・フロッグスプラッシュという必殺パターンが決まり、REIKO敗北となってしまった。 コメント: ロナ・ヴァン・ダム「ま、締めくくりとしては悪くないわよね。これでベルトはわたしのもの」 REIKO 「流石に…これは、タイトル戦を組むしかなさそうね。誰を怒らせたか教えて上げるわ」 |
■第7試合WWPL無差別級タッグタイトルマッチ45分一本勝負 | ||
王者組 ○ディアナ ソーニャ |
vs | 挑戦者組 高村あかね 望月登子× |
18分50秒、片エビ固め:テキサスドライバー ※第6代王者が初防衛に成功 |
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勢いが出てきている王者組。それに挑戦するは元NWWA世界ジュニアヘビー級タッグ王者チームのエクストリームストーム。タッグとしてのチームワーク、実績、経験は申し分ない。初防衛戦でいきなり強力なチームとぶつかってしまった王者組はどう戦うのか。 望月とソーニャの先発で始まる。タックルから組み付こうとするソーニャに、望月の蹴りが放たれる。ソーニャはそれをバックステップで回避すると、隙を探るように反時計回りに動く。今度は自分から突っ込んでいった望月、ソーニャをロープまで押し込むとその反動を利用してハンマースルー。リバウンドで戻ってくるソーニャにミドルキックを放ち、ストンピングを降らせる。ソーニャは蹴られつつも望月の足を取って転倒させるとグラウンド戦で望月の体力を奪っていく。静かな立ち上がりの試合は、場外戦になったところで動き出す。高村がソーニャを机に向かってのパワーボムで放り投げる。ディアナは望月を鉄柱に何度も叩き付け、流血に追い込む。椅子で反撃した望月だが、起きあがってきたソーニャは、望月が椅子を振り下ろそうとする先に高村をホイップして誤爆に持ち込む。さらに望月に香水を吹き付けて目つぶしをしてからディアナとの合体パイルドライバーを場外で決める。王者組がペースを握り、机を持ち出そうとする高村の動きはセコンドのガードが止めて流れを渡さない。望月が捕まってしまった結果、ディアナのテキサスドライバーを3連発含む合計5発受けてしまい3カウント。王者組、強敵エクストリームストームからの防衛に成功した。ソーニャは「これでわかったでしょ? あんた達の時代はもう終わったって」と強気にマイクアピール。 コメント: ディアナ 「完璧なタッグになってみせるわ。まだまだこれからよ」 ソーニャ「まだまだこんなものじゃ止まらないわよ。次の相手は……そうね、舞闘姑娘あたりが手頃かしら。わたしたちファニーウィングスがWWPLを制圧する踏み台にはちょうどぴったりだわ」 高村あかね「一回で勝ったら面白くないからね。これから、これから!」 |