11月21日(金) 神奈川県相模原市総合体育館
第1試合タッグマッチ20分
フレイヤ
ブリュンヒルト
vs MACHIKO×
華山麗子
8分42秒、ノーザンライトプレス
 二人の時空女神がBコネを相手に戦う。すぐにマスクに手を伸ばしてくるBコネは女神組のペースを乱す作戦の様子。しかしフレイヤとブリュンヒルトがそれぞれMACHIKOと華山へノーザンライトスープレックスを放つなど、好連携を見せて対抗。フレイヤがMACHIKOをノーザンライトプレスで沈めてBコネを撃退した。
第2試合20分
○アニタ・アッサム vs 水瀬沙夜×
8分17秒、スーパーアッサムボム
 アニタが実力差を見せつける形となった試合。水瀬のバックドロップ連発を平気な顔で耐えたアニタ、ビッグブーツ、フライングショルダーアタックなどを決めて流れを握り、カナディアンバックブリーカーに担ぎ上げてのランニングライガーボム、スーパーアッサムボムで水瀬を沈めた。

コメント:
アニタ・アッサム 「これがヘビーのホープっていうんだから。シャワーの必要ないね」
第3試合タッグマッチ20分
木佐深月
高岡ユーリ
vs ファニー・ライトニング×
ファラ・ブライアント
13分30秒、片エビ固め:シュバイン
 ファニー・ライトニングが自らのパートナーであると紹介して呼び込んだレスラー、ファラ・ブライアント。シスター風のガウンに身を包んでの登場である。ファニーとはアメリカのインディー団体で抗争を繰り広げていた選手で、地獄のヴァンパイヤという異名をつけられている。
 はじめて上がるリングの雰囲気へのとまどいか、ファラは得意とするスープレックスを数度繰り出す程度の見せ場しか作れない。動きの堅さをクライシスに突かれたファラ。それをフォローしようとしたファニーが今度は捕まってしまい、木佐のコンビネーションキックから高岡のシュバインという連続攻撃を受けて3カウント。

コメント:
高岡ユーリ 「ざっとこんなもんだぜ。オレ達はWWPLの門番ってとこかな?オレ達を倒さない限りは上への挑戦なんて認められないね」
木佐深月「口だけならまだBコネの方がマシなんじゃない?」

ファニー・ライトニング 「このバカ! なにこぎれいなプロレスしてんのよ!! そんなもんのためにあんた呼んだわけじゃない!!」
ファラ・ブライアント 「‥‥ぎゃあぎゃあとやかましいこと。わかったわ。次、立っていればいいんでしょう。血の海の上にね」
第4試合20分
×神西志乃 vs 高村あかね
6分2秒、片エビ固め:ジェットスクランダー
 神西は寝技を封印、正面からキックと組み付きで挑む。高村も受けて立ちいきなりはげしい展開。場外戦で神西の額を割った高村がペースを掴み、ジェットスクランダーで試合を決めた。

コメント:
高村あかね 「一発一発の当たりは強いけどね、それだけ。まだまだあかねを熱くするには役不足ってね。どう化けるは楽しみだけど」

神西志乃 「真っ向勝負で負けたのだからいい訳は出来ん。来月より海外に出させて貰うことになった。長期遠征となるが、戻ってくるときは必ずプロレスラーとして何かを掴んでくる」
第5試合6人タッグマッチ30分
豊嶋奈美
松井香織

芹沢すずな
vs ラブリーベル
川部雪江
渡部巴
×
18分28秒、ドラゴンスープレックス
 ダブルドラゴンの連携力に、Bコネはセコンドの力を動員して対抗。人数で有利に立ったBコネは川部が豊嶋へ足極め式の片羽絞め、ホワイトアウトを決めて落としにかかる。しかし松井が掌底でMACHIKOと華山を、芹沢が旋風脚で渡部を蹴散らしてカットに入る。
 さらに芹沢は渡部へと目標を定めてレッドドラゴンドライバー、ドラゴンファングなどの得意技を繰り出して押し込む。そして最後はドラゴンスープレックスで3カウント。Bコネを撃退した。

コメント:
松井香織 「ベルと川部はなかなか油断出来ないレベルになってきたようだけど、まだまだ。人数に頼ってるようじゃ私達の敵じゃない」

ラブリーベル 「おーっほっほっほ! 不覚は取ったものの明らかに夏よりも近づいておりますわ! 少なくとも個人の力ではダブドラ豊嶋恐れるに足らず! まだまだこれからですわ! おーっほっほっほ!」
川部雪江 「あと5秒あれば豊嶋さんを落として見せたのですけど、余計な邪魔のせいで果たせませんでしたね。せっかくの楽しい時間を邪魔しないで欲しかったです」
第6試合3WAYマッチ30分
ロナ・ヴァン・ダム
荒谷紅美
望月登子
○ロナ・ヴァン・ダム(18分16秒、ハリウッドスタープレス)荒谷紅美×
 無差別王者であるロナが狙われる展開となる3WAY。特に巻き返しを図る荒谷は特に気合いが入った様子でロナへ突進。荒谷はロナをコーナーに叩き付けて串刺しのラリアットを放ち、さらに望月を呼び込む。ロナに向かって走る望月だが、ロナはこれを躱す。望月とっさにコーナートップへ飛び乗ると、コーナーを蹴って反転、荒谷へ三角跳びの回し蹴りを決めてしまう。図らずもコンビネーションプレイとなってしまう。
 さらにロナは望月を捕まえてパイルドライバーでマットに脳天を串刺し。望月たまらず場外へ転げ落ちる。その隙にロナは荒谷へダブルアームフェイスバスター、ハリウッドスタープレスと攻め込み勝利した。

コメント:
ロナ・ヴァン・ダム 「シングルで、ましてや3WAYみたいなエクストリームスタイルでわたしに負けはないって、なんど言わせたら気が済むのかしらね。相手もいないみたいだから、そろそろこのベルト持って、他の団体に遊び相手探しにいこうかしらね」

荒谷紅美 「くそっ!! うるさい、黙れ!! 負けて一言もあるか!! 絶対、ベルトひっぺがしてやるんだから!!」


望月登子 「勝敗に絡めなかったのはちょっと寂しいけど、なかなか燃えた試合だったな。ジュニアベルトも欲しいけど、ロナが持ってるからって理由で無差別シングルに挑戦しても面白そうだ」
第7試合8人タッグマッチ30分
REIKO
ディアナ
ソーニャ

○影山真琴
vs 坂倉宏子×
ブラック・ヴァルキリー
サイフィス真美
セラフィム・レイ
19分23秒、片エビ固め:バルキリースプラッシュ
 舞闘姑娘の入場途中背後から襲いかかる影山とファニーウイングス。早速とレイが椅子で額をたたき割られ、ブラックはソーニャによってマスクのメッシュ部分に洗顔クリームを塗りたくられて視界を奪われる。イニシアティブをFWが完全に取った状態でリング上へ舞台が移る。
 真美がキック中心にディアナを攻める。なんとか勢いをつけようとディスカッターや白竜疾風脚も繰り出してディアナを撃退する真美。しかしREIKOと影山が左右からダブルドロップキックを放つと、さらに前後から延髄切り(影山は顔面斬り?)とコンビネーション攻撃を受ける。
 レイ、REIKOへジュニアベルト戦の悔しさを叩き付けるようにドロップキックを決めて真美を救出。ロザリオでREIKOを放り投げ、影山のキックをしゃがんで躱し場外のディアナへ大きく両手を広げての十字架トペ・スイシーダ。そして坂倉が影山へハイパーニー空牙を放って攻勢に出る。
 徐々に形勢を盛り返していく舞闘姑娘だったが、最初の奇襲のダメージが響きレイが戦闘不能になったあたりで崩れはじめる。真美がREIKOによって手錠でニュートラルコーナーへつなぎ止められてしまい、ブラックもソーニャとディアナの二人で押さえつけられる。その間に影山が坂倉へバルキリースプラッシュを放って仕留めた。

コメント:
REIKO 「影ちゃんってば、よっぽど坂倉を叩きのめしたかったみたいね〜。バルキリースプラッシュまで使っちゃうなんて、気合いはいりすぎじゃない?」
ソーニャ「さすがカゲヤマ、今日は楽させてもらっちゃった。でもこんな試合が続くと身体がなまりかねないし一長一短かしらね?」


坂倉宏子 「いちばん取られちゃいけない相手にとられちゃったかな。まあ、巻き返しのネタはあるから、次よ次」
ブラック・ヴァルキリー 「ジュニアベルトへのアピールもできないですね、これでは。ヘビーに上がるつもりは毛頭無かったんですけれど、上がらないとソーニャさんや雪さんたちとのシングルが組まれないのなら、上がりますか。別段、体重増やさないといけないなんて決まりはないんですから。ファイトの幅を広げればいいだけ、の話でしょうから」